ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
ファウンデーション王国での騒動の直後、海底に潜んでいたドミニオンはカラミティ、フォビドゥン、レイダー、アビス、カオスを収容後、すぐに宇宙へと上がった。
それは、ファウンデーション王国の面々がシャトルで宇宙へと脱出するのを確認したからであり、クルーゼから得た情報により、デスティニープランの可能性を考え、宇宙へ行くのが最適と考えたからである。
「では、アズラエル理事。問題ありませんね?」
「えぇ。連中は回収出来ましたからね。行っちゃって下さい」
「はい。ドミニオン発進! ローエングリン起動! 発射と同時に加速! 宇宙へ出る!」
「カグツチとの連絡はどうなっていますか?」
「既に通信固定しています」
「それは良かった。では通信をこちらへ」
「はい!」
「まぁ、まずは合流ですかね。宇宙の状況も気になりますし」
それからドミニオンは地球から宇宙へと離脱し、地球軌道上に居たカグツチと合流した。
そして、オーブにコンパスのMS部隊が帰還したという報をカガリから受け、秘密裏に行動を開始するのだった。
まずは地球から宇宙へと来るであろうミレニアムとオーブ艦隊が無事合流出来る様にと、地球へと改修されたドミニオンが単独で向かう。
「そういう訳なんで。そっちはお願いしますよ。オーブ元代表サン」
『分かっておる。そちらもな』
「まぁ、何も無ければそれに越したことはありません。ですが、おそらくそれは無いでしょう。サザーランド大佐とジブリールから得た情報によれば地球軍の艦艇が3隻地球へ向かったという話だしね。それに艦長サンと僕の予測もある。まず間違いなく連中は地球からの離脱中のミレニアムを狙うよ」
『そうか。ではそちらは任せる』
「えぇ。えぇ。問題なく。ではそちらも頼みますよ」
『あぁ。完成したカグツチと、ムラサメ隊ならば問題なくデスティニープラン同盟軍と戦えるだろう』
ウズミの言葉を最後にして通信は切れた。
そして、暗くなったモニターを見ながらアズラエルは呆れた様な声を漏らす。
「いや、しかし。どんどん強くなるね。オーブはさ」
「えぇ。そうですね。今やデスティニープラン同盟軍は世界に存在する戦力の三分の一は集まっているという事ですが、それに対抗できる戦力ですからね」
「まったく。中立が聞いて呆れますね」
「アズラエル理事も今はオーブの国籍をお持ちかと思いますが」
「うん? あぁ、そうですね。僕も今や立派なオーブ国民ですよ。ですが、文句を言っちゃあいけないという決まりは無いでしょう? 自国の在り方について、ね」
「それはそうでしょうが、カグツチの建造費用はアズラエル理事も大分出資されていた様ですが」
「当然です。あれはオーブを守る最後の要だ。地上に居るマリー達にミサイルの一発だって落としちゃいけない。その為に金を使うのは当然でしょう? 兵器とは、守る為に必要な物なんですからね」
「ごもっともで」
「という訳で、いい加減戦争ばかりの日々も飽きました。そろそろ終わりにしましょう」
「えぇ。ではドミニオン! 全速で地球軌道へ向かえ!」
ナタルはアズラエルとの話を終えてから、ドミニオンをミレニアムとの合流ポイントへと向かわせるのだった。
地球軌道上、ミレニアムとの合流ポイントに到着したドミニオンは、地球軍の宇宙艦を3艦確認し、戦闘に入った。
「対艦、対MS戦闘、用意。イーゲルシュテルン、バリアント起動。ミサイル発射管全門スレッジハマー装填。ローエングリン照準。目標、地球軍艦及び、巨大МA! MS全機発進!」
「МAが4機ですか。ミレニアムはかなり過大評価されている様ですね」
「えぇ。その様ですね」
「ですが、我々を仕留めるには少々足りない!」
アズラエルの言葉を合図として、核動力へと変更され、さらに武装の強化やビームシールドなどを搭載したカラミティ、フォビドゥン、レイダー、カオス、アビスが出撃してゆく。
MS五機が出撃してから始まった戦闘であるが、改修されたMS群と、ナタルの援護、そして身体強化の薬から解放された代わりに落ちた技能を補う為に追加された完璧な戦闘支援システムによってザムザザー部隊はアッサリと撃破され、地球軍艦も撃墜された。
しかし、まだ一機残っている。
ここまで不気味なほどに静かであったデストロイに良く似た機体が。
「陽電子リフレクターを展開したまま動かない……? 自軍が全滅してもか」
「妙ですね。誰も乗っていないという事は無いと思いますが」
「警戒は怠るな。敵は」
「艦長! デストロイに酷似した機体に動きが!」
「なに!?」
「これは……! 早い!」
「取り舵いっぱい! ロール角、左15、全速! 敵MAから距離を取りつつ反転! ゴッドフリート照準! 敵MA!」
「陽電子リフレクターを使ったまま自身を質量弾としましたか。パイロットは使い捨て。まぁ、効率は良いですがね。セナが聞いたらどんな顔をするか」
「ゴッドフリート命中! しかし、敵MA変わらず、こちらに突進してきます!」
「くっ、本艦に敵MAに有効な武装は無い。アズラエル理事」
「えぇ。分かってますよ。連中に通信を繋いでください」
「はい!」
アズラエルは出撃しているMSに通信を繋げると、玩具を見せびらかす子供の様な顔でそれを告げた。
「あー。聞こえますか? 君たち」
『あん?』
『聞こえてるよ』
『こっちは今忙しいんですけどねぇ!』
『後にしてくれ!』
『こいつを落としたら聞いてやるからさぁ!』
「今のままでは無理です」
『今のままでは……って、まさか! やるのか!? ここで!』
「えぇ。陽電子リフレクターを抜く火力が足りないのなら、足してやればいい! 皆さん! 合体です!!」
アズラエルの声を合図として、カラミティ、フォビドゥン、レイダー、カオス、アビスは合体用のプログラムを走らせて、それぞれが変形と分離を行い、一つの巨大なMSへと変わってゆく。
そして、どこからか生まれた光の中、合体が終わり、再び暗い宇宙へ戻ったその場所に居たのはデストロイよりは小さいが、一つの巨大なMSであった。
「インパルスのシステムとデストロイのシステムを組み込み、完成した究極の力。五機分の核動力を合わせ、更に五機が合体する事で、火線を統合し、一つの巨大な火力を作り出す事が出来ました。さぁ、その力、発揮して貰いましょうか!」
アズラエルの言葉を合図とした訳では無いだろうが、合体MSは突撃してくるデストロイを受け止めて、胸部にある巨大な砲からデストロイを飲み込む様な巨大なビームを放った。
本来であれば合体システムなど、一度行うだけで整備が必要な整備員泣かせの無意味な行為であるが、フェイズシフト装甲により合体時の装甲破損は無くなり、更に戦闘支援システムの発展により、緻密な操作も難なくこなす事が出来た。
そして、いつか巨大な力が必要となるというアズラエルの言葉が切っ掛けとなり、遂に完成した合体MSブレイバーは、その力を遺憾なく発揮し、デストロイを殴りつけ、陽電子リフレクターを破壊しては、自機にある火力を叩きこんでゆく。
デストロイが何をしようと、その全てを破壊し、最後には胸部の巨大ビーム砲でデストロイを完全に破壊してしまうのだった。
これで、ミレニアムの邪魔をするものは消えた。
そうナタルが息を吐いた瞬間、オペレーターから悲鳴の様な声が上がる。
「艦長! 月の裏側に巨大なエネルギー!!」
「レクイエムか!?」
「推定される目標は!」
「これは……本艦近く、いえ! 地上のミレニアム!!」
「なんだと!?」
そして、月から放たれた高エネルギーはドミニオンの眼前を通過し、地上へと降り注いだ。
今まさに宇宙へと向かおうとしていたミレニアムへと。
はい。
かなりやりたい放題やった。
いや、合体巨大ロボは映画版のノリなら許されるかなと。
という訳で、これまでのんびり原作通りの流れをやってきましたが
はっちゃけてイクゾー!