ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-15『夜明けの出撃』

(第三者視点)

 

 

 

オルフェによって世界に再びデスティニープランの手が差し伸べられた事で、世界は揺れたが、ユーラシアとオーブは早い段階でデスティニープランへの拒否を示しており、オーブ本国は現在戦時中の様な緊張感の中にあった。

 

オーブが本国以外にも戦力を保有している以上、報復を恐れていきなり大量破壊兵器を撃ってくる様な事は無いだろうが、それでも侵攻はありえるのだ。

 

故に現在オーブでは、ユウナを中心として国民の避難や、他国の侵攻に対する準備に奔走していた。

 

そして、防衛戦力を整えるのに合わせて、精鋭の中の精鋭が今まさにミレニアムに乗って、出航する為に準備を行っているのだった。

 

「しかし、よろしいのですか? コノエ艦長。私が艦長だなんて」

 

「えぇ。何も問題はありませんよ。アークエンジェルはファウンデーションでの戦闘で修理中ですし。あのアークエンジェルクルーを遊ばせておく余裕はありませんからね」

 

「ですが……」

 

「宇宙からの情報では、どうやら相当荒っぽい戦闘になりそうですからな。そういう戦闘はラミアス大佐の方が得意でしょう?」

 

「まぁ、否定できない所ではありますわね」

 

「という訳で、私は副長を務めさせていただきます!」

 

「お願いします。コノエ艦長」

 

 

 

そして、ミレニアム艦内の人員が整えられ、作戦を共有してゆく事となった。

 

「ファウンデーション王国宰相オルフェ・ラム・タオの演説から、世界は大きく動いている。まずプラントでクーデターが起こり、ザフトの大多数がファウンデーションと合流し、地球軍も多くの戦力が地球軍を離れ、ファウンデーション王国へと合流した」

 

「しかしそれもセナ、キラ、ラクスが背後にいると信じているからだ」

 

「うむ。アスランの言う通りだな。故に。我らの作戦としては、三名の奪還が最優先事項となる」

 

「でも、隊長は洗脳されてるんですよね? どうするんですか?」

 

「分からん!」

 

「ちょ……アスハ代表」

 

「分からんが、まずは確保だ。医療的な手段ならばユーレン博士に頼むか。愛の力が必要なら、私が居る。問題は無い」

 

「いや、問題しか無いんッスけど」

 

カガリの発言にツッコミを入れつつも、シンはどの道まずは確保かと頭の中をシンプルにまとめた。

 

「ですが、隊長と総裁はそれで良いとして、ミアに関してはそうそうゆっくりもしていられないでしょう。ファウンデーションはデミスシルエットを確保している。状況が整えば全世界の人間を洗脳する事も可能な筈だ」

 

「そうだな。レイの言う通りだ。時間に余裕は無いし。最悪の場合は……ホープセイバーを破壊する必要がある。ミアごとな」

 

「ちょっと待ってくださいよ! ミアって言ったって、アレはセナなんでしょ!? 撃墜なんてしたら!!」

 

「死ぬ事になるだろうな」

 

「っ!」

 

「だが、それでも、セナがこのままの状態である事を望んでいない事くらい、お前にも分かるだろう? シン」

 

「分かりますけど! 分かりますけどね!! 納得なんか出来ませんよ!」

 

「ならどうする」

 

「俺が説得します! セナが寝ているのなら起こして、止めます」

 

「……シン」

 

「やれるのか?」

 

「えぇ! 無茶でもなんでもやってみせますよ! 俺は誓ったんだ! 全部守るって!」

 

シンは燃える様な瞳でアスランをジッと見つめた。

 

そんなシンを見て、アスランはフッと笑うと頷く。

 

「分かった。じゃあセナに関しては、シン。お前に任せる」

 

「っ! 良いんですか?」

 

「あぁ。デスティニーに込められたセナの想いを裏切るなよ」

 

「……! えぇ!」

 

シンがアスランの言葉に強く頷いた後、二人の話を聞いていたレイが口を開いた。

 

「では、ミレニアムの護衛、及び出てくるであろうブラックナイツは私とルナマリア、そしてハーケン隊で対応しましょう」

 

「ブラックナイツは強敵だぞ。大丈夫か? レイ」

 

「問題にはなりません。流石にストライクの改修機では厳しい戦いでしたが、私もレジェンドが戻ってきましたからね。敵ではありませんよ。ルナマリアとハーケン隊は……まぁ、問題無いでしょう」

 

「ちょっとレイ? 適当過ぎない?」

 

「腕を信頼しているという事だ」

 

「まぁ、そこまで言われちゃあ悪い気はしないけどね」

 

「ですから、こちらの事は気にせず、隊長をお願いします。隊長代理」

 

「……レイ。お前」

 

「ストライクフリーダムが奪われた以上、隊長はまず間違いなくストライクフリーダムで来るでしょう。そうなれば、おそらく貴方でなければ止められない」

 

「……」

 

「隊長をお願いします」

 

レイはアスランに深く頭を下げながら、拳を握りしめた。

 

そして、そんなレイの姿にアスランは大きく頷きながら応えるのだった。

 

「あぁ。任せてくれ」

 

「決まったな。じゃあ私とアスランはキラを止めつつ、ラクスを奪還する」

 

「え?」

 

「どうした? シン」

 

「いや、何か、今の言い方だとアスハ代表も出撃するみたいな」

 

「あぁ。当然MSで出撃するが」

 

「いやいやいやいや!! 遊びじゃ無いんッスよ!? 国家の代表が戦場にMSで出る!?」

 

「問題無い。私はこれでもあのヤキン・ドゥーエの戦いを生き残った人間でな……」

 

「ちょっと! アスランさん! 止めて下さいよ! これで代表が戦死なんて事になったらオーブと世界で戦争になっちゃいますよ!?」

 

「大丈夫だ。カガリは俺が死なせない」

 

「アスラン……」

 

「あぁ……何も分かってない。二人の雰囲気作ってる場合じゃないってのに! デスティニープランより、こっちの方がヤバいってのに!」

 

「諦めろ。シン。国家の代表が決めた以上、我々に何かをいう事は出来ん」

 

「レイ!」

 

「権力とはそういうモノだ。まぁ、後は同行するであろうメイリンにでも祈っておくんだな」

 

「……メイリン! 頼む! 無茶苦茶な二人を何とか無茶しない様にしてくれ!」

 

「シン? 人の妹に無茶な願い掛けないでくれる?」

 

「大丈夫だ。メイリンなら!」

 

「なんなの。その信頼」

 

シンは呆れた様なルナマリアの視線を流しながら、両手を合わせた後、そう言えばと思い出した様に、ただ静かにユーレンの傍で話を聞いているステラに視線を向けた。

 

「そう言えばステラはどうするんですか?」

 

「心配しなくても出撃はしない。まぁ戦闘技能が高いからイザと言う時の護衛で私やヴィアの傍にいるが。それだけだ」

 

「分かりました。ステラ」

 

「……どうしたの? シン」

 

「ううん。帰ってきたら、またセナやキラさんと一緒に美味しい物を食べに行こうな」

 

「うん。たのしみ」

 

シンはステラの笑顔に癒されながら、アスラン達の方に振り返って頷いた。

 

そして、その意思を受け取り、アスランもまた静かに話を聞いていたカガリへと視線を送る。

 

「よし。決まったな。ではラミアス艦長。行こう!」

 

「分かりました。ミレニアム発進準備。総員持ち場に付け!」

 

マリューの言葉を合図としてそれぞれがそれぞれの持ち場に向かって走る。

 

「各部チェック終了。メインエンジン出力上昇中……出港準備完了。水流ジェット接続」

 

「港を出る。ミレニアム前進。第一船速」

 

ミレニアムは護衛艦と共にオーブを離れ外洋へと動き始めた。

 

「進路このまま……両舷第二船速」

 

ミレニアムはマリューの合図で加速してゆき、遂に十分な速度となった。

 

「機関最大。離水」

 

「メインスラスター。エンゲージ」

 

「ミレニアム発進!!」

 

そして、マリューの言葉を合図として、遂にミレニアムは大空へと動き始めたのだった。

 

そのままミレニアムは速度を上げて行き、加速を続ける。

 

しかし、敵の動きを監視していたオーブ軍偵察隊より緊急入電が入った。

 

『レクイエム起動!! オーブ全軍警戒!!』

 

「っ!!」

 

「月の裏側に高エネルギー反応!!」

 

「このタイミング……! まずい! タンホイザー起動!! 緊急制動!!」

 

咄嗟に放ったマリューの指示に完璧に応えたノイマンは、上空から降り注ぐレクイエムの光をかわし、艦首を上空に向ける。

 

「てぇー!!」

 

そして、放たれたタンホイザーが作った道をミレニアムは上昇してゆくのだった。




マリュー「(はっ! やべぇ! レクイエムに狙われてる気がするわ!)回避ィ!」
ノイマン「(何となくそんな気がしてました)了解」

はい。
という訳でミレニアムも宇宙の戦いに参戦ですわ!!
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