ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-17『開戦の狼煙』

(第三者視点)

 

 

 

レクイエムをかわし、宇宙へ来たミレニアムはドミニオンと合流し、カグツチを含めたオーブ艦隊と合流するべく動き始めた。

 

しかし、アグネスから連絡が入った事により、アスランとカガリとメイリンはキサカ達オーブ軍人数人を引き連れてアルテミス要塞へと向かう。

 

キラとラクスを取り戻す為に。

 

そして、ミレニアムとドミニオンは航行を続け、ファウンデーションの艦隊が集まる宙域に向かう途中の宙域でカグツチらと合流するのだった。

 

「では、まずミレニアムが単艦で敵の本陣を突破します。後、敵の背後でミネルバとエターナル、ザフト艦隊と合流後は敵艦隊の頭を抑えつつ、ミネルバ、エターナル、ミレニアムでの高機動包囲殲滅陣形に移行します」

 

『分かった。オーブ艦隊はカグツチを中心に正面からデスティニープラン同盟軍に向かうが、ドミニオンとクサナギには、ミラージュコロイドの偽装を付け、遊撃隊として動いてもらう』

 

『ハッ! 承知いたしました』

 

『了解』

 

「決まりましたね。ではミレニアムは先行させていただきます。ご武運を」

 

『あぁ、分かった』

 

『ラミアス艦長。お気を付けて』

 

「ナタルもね」

 

マリューはウズミ、ナタルとの通信を切り、デスティニープラン同盟軍に向かって動き始めた。

 

 

 

そして、加速し続けたミレニアムは遂にデスティニープラン同盟軍艦隊を発見し、戦闘状態へと入る。

 

「ブリッジ遮蔽。第一戦闘配備」

 

「この陣形では、こちらの陽電子砲は使えませんな」

 

「大丈夫です。我に新兵器あり。耐熱耐衝撃結晶装甲、展開!」

 

ハインラインが展開した装甲はミレニアムを覆い、透明な装甲で包む。

 

「戦術バジル―ルを行う」

 

「ミサイルタイミング入力完了!」

 

「アンチビーム爆雷発射! トリスタン、CIWS起動。ミサイル発射管、ナイトハルト、ディスパール装填。最大船速で中央突破!!」

 

そして、ミレニアムは艦隊に向かって加速したまま進み、デスティニープラン同盟軍艦隊指揮官であるオルフェの言葉を合図として放たれた陽電子砲の濁流を突き抜けて、敵艦を二隻轟沈させつつ、高速で敵艦隊を突破するのだった。

 

しかし、そんなミレニアムに同盟軍は艦隊を反転させつつ、超高速対艦誘導弾を放つ。

 

「超高速ミサイル接近!! 追撃です!! 敵艦隊回頭中!」

 

「ディスパール撃て! 艦回頭180度。左ドリフト、相対速度合わせ……全MS発進!!」

 

マリューの指示を合図として、ミレニアムはドリフトをしつつ、ミサイルを迎撃する。

 

そして、それと同時に先にばら撒いておいたミサイルが、敵艦隊を襲い、さらに遠方から熱源を抑えつつ迫っていたオーブ艦隊の主砲が同盟軍の背後から襲い掛かった。

 

そんな混乱の最中、今まさにミレニアムからエースたちが出撃しようとしていた。

 

 

 

ミレニアムの上部から、機体がカタパルトへと上り、オペレーターの声がコックピットに響く。

 

『カタパルト接続。全システムオンライン。超電導キャパシタ1番から10番臨界到達。誘導システム異常なし。進路クリアー。デスティニー、発進どうぞ』

 

「シン・アスカ! デスティニー……行きます!!」

 

『レジェンド、発進どうぞ』

 

「レイ・ザ・バレル! レジェンド。発進する!!」

 

『インパルス、発進どうぞ』

 

「ルナマリア・ホーク。インパルス行くわよ!」

 

『ゲーマルク、発進どうぞ』

 

「ヒルダ・ハーケン。ゲーマルク行くよ!」

 

『ガズアル、発進どうぞ!』

 

「ヘルベルト・フォン・ラインハルト。ガズアル出るぜ!」

 

『ガズエル、発進どうぞ!』

 

「マーズ・シメオン。ガズエル出るぞ!」

 

MSが出撃してから、ミレニアムの艦内ではマリューがさらに高度な戦闘を行うべく動いていた。

 

「戦闘艦橋に上がります。後はよろしく!」

 

「ご武運を!」

 

「メインブリッジ。戦闘モードへ移行!」

 

「誘導システムオンライン。全シルエット射出」

 

そして、出撃したインパルスにはまずブラストシルエットが装備され、他のシルエットもインパルスの周辺宙域へと飛んで行く。

 

全ての戦闘準備が整ったミレニアムとMSたちは戦闘に入るのだった。

 

しかし、この時点でオルフェは違和感を覚える。

 

そう。出撃したMSの中にインフィニットジャスティスが居ないのだ。

 

 

 

オルフェの違和感はすぐにアルテミスに現れた。

 

インフィニットジャスティスが単機でアルテミスの前に現れたのだ。

 

それを見て、アルテミスの管制室はその報告をアウラとシュラ、そしてキラとイングリットに告げる。

 

「接近するMSあり。数1。ジャスティスです!」

 

「何故ここが分かった!?」

 

「だが、姫を救わんと、たった一機で挑んでくるとは泣かせるではないか。シュラ」

 

「ならば集団で対するは愚。私が参ります」

 

「愚かな望みを完膚なきまでに叩き潰してやるが良い」

 

「御意!」

 

アウラの指示であったが、この指示はシュラにとっても望む所であった。

 

心配そうに自分を見つめるキラの視線を受け、シュラは自身の機体に乗り込んで出撃した。

 

しかし、出撃した際に開いたアルテミスの傘から一機のMSがミラージュコロイドで内部へと侵入し、破壊活動を行う。

 

キャバリアーアイフリッドを装備したズゴックはある程度の破壊活動を行ってから、オーブ軍人が外に飛び出して、銃撃戦で基地を制圧しつつ、キャバリアーアイフリッドに乗っているメイリンが電子戦で基地を掌握してゆくのだった。

 

そんな破壊活動に、キラはストライクフリーダムに乗り込むべく走り、イングリットはラクスを守る為に貴賓室へと急ぐ。

 

そして、驚異的な速さでストライクフリーダムへと乗り込んだキラはすぐさまビームサーベルを抜き、暴れているズゴックを止めるべく勢いよく振り下ろすのだった。

 

だが、そのビームサーベルはズゴックの対装甲斬牙爪によって受け止められてしまった。

 

「っ! やる!」

 

『その声! キラか!?』

 

「僕を知ってる人!?」

 

『俺だ! アスラン・ザラだ!!』

 

「アス、ラン……?」

 

その酷く聞き覚えのある声に混乱しつつも、キラは攻撃を続け、何とかズゴックを制圧しようとした。

 

しかし、アスランとて歴戦の勇士である。そう容易くは落ちない。

 

拮抗した戦いはいつまでも続くかと思われたが、通信にイングリットの悲鳴の様な声が届き、キラは敵の目的を察するのだった。

 

『キラ! 姫が奪われた!』

 

「そんな! 君達の狙いは! ラクス様か!」

 

『ラクスだけじゃない! お前もだ! キラ!』

 

「僕も!?」

 

『思い出せ! キラ!! お前は何の為に剣を取った! 何が欲しくて戦場に出たんだ!!』

 

「僕は……!」

 

『キラ!』

 

『キラ!!』

 

「っ! シュラ……!」

 

『アスラン・ザラ! 卑怯な騙し討ちを!』

 

『キラ! 俺と来い! お前が居るべき場所を思い出せ!』

 

『惑わされるな!! キラ!!』

 

キラは響くアスランとシュラの声を聞き、頭を押さえながら呻き声を上げる。

 

何かが叫んでいる。

 

頭の中で、心の奥で、何かがキラに向かって騒いでいる。

 

そして、それは何かを掴もうとしていた……だが、そうなる前に一つの声がコックピットの中に響いた。

 

それはいざという時の為に、ミアが仕掛けておいたものだ。

 

アルテミスに異常があった際に流れる様セットされた音声データである。

 

『キラ』

 

「……セナ?」

 

『キラ。ストライクフリーダムの機能を使ってください。それで余計な言葉はもう届きません』

 

「うん」

 

そして、キラはかつてセナがストライクフリーダムを設計する際に構築したパイロットを護る為のシステムを起動する。

 

ハッキングも、精神干渉も、声も届かない完全に閉じこもった空間へとコックピットを変えた。

 

頭痛が消えたキラは小さく息を吐きながらモニターを見つめ、ピンク色の髪の少女が自分を見ていると感じながら、その見た事のない少女の無事を祈りつつ、静かに目を閉じた。




はい。
という訳で、いよいよ戦闘開始って感じですね。
多分映画で一番みんなが再生したであろう出撃シーン。

ここはまんま映画の奴使いたかったから、頑張って音拾いました。
出撃しているMSも映画通りですね。はい。

ちなみに、ラクス様の救助に関してはドラマ性は何もなく
キサカさん達がサクッとイングリットを制圧して、回収してるので
挿入歌からの愛の告白とかはナイデス。

名シーンカットしてスマヌ。スマヌ。
まぁ、敵さんもあんまりラクス様に固執してないので、警備もまぁまぁガバガバですが。
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