ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-18『揺らぐことのない正義』

(第三者視点)

 

 

 

インフィニットジャスティスに乗り込んだカガリは、戦闘支援システムによりアスランの様な動きをしながらシュラのブラックナイトスコード シヴァと互角の戦いを繰り広げていた。

 

しかし、それも序盤の事だけであり、時間が経つにつれ、少しずつカガリは押されていた。

 

そしてそんな様子からシュラはインフィニットジャスティスに搭乗しているのがアスランではないと見抜くのだった。

 

「貴様! アスラン・ザラでは無いな!?」

 

『……ふっ、バレたか! そう! 私はカガリ・ユラ・アスハ! キラの姉だ!』

 

「まさか。国家元首自ら戦場に出てくるとは……!」

 

『私は国家元首である前に、キラとセナの姉だ! 妹の為に戦場へ出る事の何がおかしい!!』

 

「……アスラン・ザラは……そうか! 基地か! おのれ……囮とは、なんたる卑劣!」

 

『っく、ここまでか! すまん! アスラン!』

 

カガリはシヴァの蹴りをシールドで受け止めるが、吹き飛ばされアルテミスから大きく離されてしまう。

 

そして、その隙にシヴァはアルテミスへと急ぐが、時既に遅く、アスラン達はアルテミスから脱出した後であった。

 

だが、シュラはそんな事は気にせず、動きを止めているストライクフリーダムの元へと急ぐ。

 

「大丈夫か!? キラ!」

 

『……』

 

「キラ!?」

 

『ぇ? あ、ごめん。シュラ。聞こえてるよ。僕は大丈夫』

 

「そうか……」

 

シュラは安堵した様に息を漏らし、アスラン達を追うべく基地から外へと出ようとした。

 

しかし、そんなシュラに通信が入る。

 

『こちら、アグネス・ギーベンラート。聞こえますか? アルテミス』

 

「あぁ、聞こえている。とは言ってもアルテミスの機能は停止してるがな。アスラン・ザラ達にしてやられた」

 

『……! そうですか』

 

「これから我らは敵を追う。姫が奪われたからな」

 

『分かりました。あの! 出撃される前に! セナ様より、隊長……いえ、キラさんに渡す様に言われた物があるのですが』

 

「渡すもの?」

 

シュラの言葉にアグネスはモニターへ、キラがいつも肩に乗せていたトリィを見せる。

 

「あぁ、トリィか。そう言えばどこにも居ないと言っていたな。向こうに残っていたか。しかし、これから戦場へ行くのにペットロボットをコックピットへ入れるというのはな」

 

『いえ! その、キラさんはかつてザフトに居た時は、いつも傍にトリィを置いていた為、その方が気持ちも入るだろうと』

 

「セナ様が?」

 

『……はい』

 

「分かった。キラ。アグネスがトリィを届けてくれたぞ」

 

『アグネスが?』

 

キラは首を傾げながらサティーに通信を繋げ、心配そうに自身を見るアグネスとトリィを見て、微笑む。

 

知らない筈なのに、どこか懐かしい少女の姿と声にキラはコックピットを開き、コックピットから飛び出してきたアグネスを受け止めるのだった。

 

「キラさん!!」

 

「わっ、どうしたの。えっと、アグネス。だよね?」

 

「はい! アグネスです! 無事で、良かった……!」

 

「ふふ。おかしな子だね。僕はずっと無事だよ」

 

「……っ! はい」

 

涙を滲ませながら自身に抱き着くアグネスを落ち着かせながら、キラはコックピットから降りて自分を見ていたシュラに視線を向ける。

 

シュラは特にアグネスを止めるつもりは無いらしく、鼻を鳴らしながら、肩をすくめていた。

 

 

 

アグネスが泣き止んでから、キラとシュラとアグネスはそれぞれの機体に乗り込み、本格的に戦闘が行われている宙域へと向かう事になった。

 

しかし、シュラ達が出撃するよりも前にアウラが目覚めた事で、アグネスは彼女たちが艦隊に移動するまでの護衛として基地に残る事となる。

 

『申し訳ございません。キラさん』

 

「良いよ。気にしないで。アグネス。怖い人たちは僕達で倒してくるからさ。ね。シュラ」

 

『あぁ』

 

「だからアウラ陛下の事はお願いね? 守ってあげて」

 

『分かりました。必ず』

 

キラはアグネスの答えに微笑みを浮かべながら気合を入れて、ストライクフリーダムをアルテミスから出撃させる。

 

「シュラ。敵の動きは?」

 

『既に艦隊で捉えている。どうやらレクイエムを防衛している部隊に向かったようだな』

 

「レクイエムか……敵はレクイエムをどうするつもりなんだろうね」

 

『決まっているだろう? オーブ艦隊はこちらよりも数が少ないんだ。使いたいのだろう。あの力を』

 

「大量破壊兵器なんて、使っても良い事なんて何も無いのに……」

 

『それでも力があればそれを使わずにはいられないんだ。キラ。情けはかけるなよ』

 

「分かってるさ。レクイエムを使って悲しみを増やそうとするなんて、許せない」

 

『……あぁ。分かっているのなら、良い』

 

シュラはキラの答えに顔を曇らせるが、迷いを振り切って、スラスターを全開にしつつ、見つけたインフィニットジャスティスにビームサーベルを抜きながら突っ込んだ。

 

今度こそ、アスラン・ザラが乗っているだろうという確信を持って。

 

しかし……。

 

『この動き、カガリ・ユラ・アスハか!?』

 

『来るのが早いな! シュラ・サーペンタイン!』

 

『アスラン・ザラは、どこだ!!』

 

『お前に教える必要は無い!』

 

カガリはシュラの猛攻に、武装を破壊され、機体を傷つけながらも耐える。

 

その様子にキラは、何故か焦燥感を覚えながらも、カガリを助けようと迫ってくるオーブのムラサメの戦闘力を奪ってゆくのだった。

 

そして、キラは不安に揺れる気持ちを抱えたままカガリとシュラの戦いを見据える。

 

が、それも長くは続かず、キラは無理矢理二人の戦いに割り込むと、シュラのビームサーベルをビームシールドで受け止める。

 

『なんのつもりだ! キラ!』

 

「シュラ! もう決着はついてる! これ以上傷つける必要なんて!」

 

『キラ! お前は俺達の味方なんだ! 敵を庇う様な真似は止めろ!』

 

「例え、敵だとしても、セナは、その命を奪う事を良い事だとは思っていなかった! 僕だって、アスランと戦った時に……! っ? アスラン? アスランは、僕は」

 

『駄目だ! キラ!! 思い出すな!!』

 

『キラ! 思い出せ! 私だ! カガリだ! お前のお姉ちゃんだ! 思い出せ!!』

 

「お姉ちゃん……? 僕にお姉ちゃんは、妹は……!」

 

キラが何かを思い出そうと苦しんでいる姿を見て、シュラはカガリの駆るインフィニットジャスティスを月面に向かって蹴り落とし、そのまま撃墜させようと近接対装甲刀 ディス・パテールを起動させカガリに迫る。

 

キラはその光景を見ている事しか出来ず、カガリも咄嗟の事に対応出来ない。

 

故に、このままカガリは撃墜されてしまうかと思われた。

 

だが、そんなカガリの前にキャバリアーアイフリッドで極限まで加速したズゴックが突っ込み、シュラの斬撃を受け止め、弾き飛ばすのだった。

 

そんなズゴックの乱入に、シュラはインフィニットジャスティスを背後に庇ったままのズゴックへ、近接短針投射システムで無数の針を打ち出してゆく。

 

避ければ背後にいるカガリが撃墜されてしまうであろうその攻撃を、ズゴックは全身で受け止め、大爆発を起こすのだった。

 

 

 

『やったか!』

 

「っ!!」

 

ズゴックが爆発した事で、キラは何かを掴みかけ、声を出そうとするが、既にその声は遅く……無かった!

 

爆炎の中から飛び出した一機のMSは、キャバリアーアイフリッドからバックパックであるフォランティス改を受け取り、全身を赤いPS装甲の色で染めながら、シュラにビームサーベルを振り下ろす!

 

『なに!?』

 

『アスラン!』

 

『バカな……! ジャスティス? あり得ない! お前の機体は、そこに!』

 

シュラが発した声に、その機体……ナイトジャスティスに乗ったアスランは怒りを抑え込み、極限まで精神を集中させて、応える。

 

『セナが設計し、カガリが実現し、キラが調整してくれた。俺の新たな機体……! 俺の正義の形だ!』

 

『おのれ……! アスラン・ザラ!!』

 

『俺はもう、二度と負けない!!』

 

ぶつかり合う二機を見ながら、キラは脳裏に蘇る記憶に翻弄されるが、そんなキラの精神を落ち着かせる様な声がコックピットに響くのだった。

 

他でもない。

 

キラのすぐ近くにいるトリィから。

 

「キラお姉ちゃん。聞こえますか?」




シュラ「やったか!?(ザオリク)」

実際、映画見てて不思議だったんですけど。
内部のジャスティスってPS装甲展開してないし。
普通に針でダメージを負うのでは……?

いや、爆発もギャグ風味だったし、気にしたらいけないんだろうな。
うん。


はい。
という訳で、ナイトジャスティス
名前を貰ってきました。

この名前を知っている人はみんな20年間映画を待っていた同士なのかもしれませんね。
懐かしい。
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