ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-19『宇宙へ舞い上がる翼』

(第三者視点)

 

 

 

艦隊の指揮をしながら、様々な報告を受けていたオルフェは、アルテミスから送られてきた報告に思わず立ち上がった。

 

「アルテミスより入電。ラクス様をオーブ軍に奪取された。とのことです。またアウラ陛下は現在こちらへ移動中」

 

「なんだと!? キラはどうした!」

 

「サーペンタイン隊長と共にアルテミスへ潜入してきたジャスティスを追撃中」

 

「オルフェ」

 

「っ! は、はい!」

 

「ここでラクス・クラインが敵に奪われると厄介だ。落とせ」

 

「……は? いや」

 

「聞こえなかったか? 私は撃墜しろ。と言ったのだ。キラ・ヤマトも敵になる様なら撃墜しろ」

 

「いや、しかし!」

 

「なんだ。オルフェ。私の決定に逆らうのか?」

 

「そういう訳ではありませんが……! しかし、キラにはまだ利用価値があります。それにラクス姫は」

 

「どちらも不要だ。どの道デミスシルエットの力を使えば世界は私の手に落ちるのだ。個人にこだわる必要は無い」

 

「っ、ミア様! デミスシルエットは使わないという話だったではありませんか!」

 

「それは同盟軍が勝てるのであれば、という話だったハズだ。違うか? オルフェ。お前が言ったのだぞ? 我らが勝つから、人々を洗脳する様な事はしないで欲しい、とな」

 

「……っ、はい」

 

「であれば結果を出せ。いつまでも連中に好き放題させるなよ」

 

「承知いたしました」

 

オルフェはミアに責められ、唇を噛み締めながら、手を握りしめた。

 

内側から湧き上がる熱を、必死に抑えながら、オルフェはただ頷くのだった。

 

 

 

アウラがアルテミスからグルヴェイグに戻ってきた事で、オルフェはイングリットと共にブラックナイトスコード カルラで出撃する。

 

「……オルフェ。ごめんなさい。私」

 

「気にするな。イングリット」

 

「でも、私が姫を奪われなければ、レクイエムは」

 

「関係ない」

 

「え?」

 

「あの方は、どうであれ撃っただろう。核ミサイルの時と同じだ。この世界に生きる人間に、興味が無いのだ。ただ、そこに居るだけの羽虫の様に思っている」

 

「……」

 

オルフェはレクイエムをオーブ艦隊……ではなく、オーブ本国に撃つ決定をしたミアを思い出し、操縦桿を強く握りしめた。

 

愚かな人類を導く存在として生まれ、そう生きていたハズなのに、キラと日々を過ごし、ラクスと語らう事でオルフェには大きな変化が起こり始めていた。

 

自身の在り方を、自分で見つけようとしている。

 

しかし、その答えを見つけるにはあまりにも時間が足りなかった。

 

「私は、地獄へ落ちるだろうな」

 

「……」

 

「だが、それでも平和を作らねばならない。この世界の争いを終わらせるのだ。その為にも、キラとラクスを失ってはならない。あの二人は希望なのだ」

 

「オルフェ」

 

「だからこそ、二人を争いに引き込む元凶は全て落とす。アスラン・ザラ、オーブ軍……そして、ミア」

 

「私も一緒に行くから」

 

「すまないな。イングリット。地獄まで付き合ってもらう!」

 

サブフライトシステムで加速し続けていたカルラは月面で争うナイトジャスティスとシヴァを見つけ、ビームソードを抜きながら突撃した。

 

「新型か!! アスラン・ザラ!!」

 

『増援!?』

 

『カルラ! オルフェか!』

 

「ここでアスラン・ザラを落とす! 良いか!? シュラ!」

 

『あぁ!!』

 

シヴァとカルラは絶妙なコンビネーションを繰り返しながらナイトジャスティスに迫る。

 

しかしそんな二機の攻撃でもジャスティスは傷一つ付かない。

 

そう。ナイトジャスティスは見た目こそインフィニットジャスティスとそれほど変わらないが、機動性と武装、装甲やシールドの純粋な強化されており。

 

何よりも、内部フレーム全てにセナのフレームを採用した事で、ナイトジャスティスはアスランの意思に呼応し、性能以上の力を発揮し続けていた。

 

結果、オルフェとシュラは二機がかりでも、ナイトジャスティスを撃破する事が出来ないでいたのである。

 

「イングリット! 支援を!」

 

「はい!」

 

「ドラグーンシステム展開!! 離れろ! シュラ!!」

 

『あぁ!』

 

接近戦では分が悪いとオルフェは判断し、ジグラートからの援護攻撃に、自身のドラグーンシステムをも追加して、攻撃を行った。

 

流石に弾幕の様な攻撃はナイトジャスティスでは対処が難しいらしく、アスランは追い詰められてゆく。

 

そして、ようやく出来た決定的な隙に、オルフェはビームソードを抜きながらシュラと共に迫った。

 

どう動こうが、決して避けられないような決定的な攻撃……!

 

「落ちろ! アスラン・ザラ!!」

 

『駄目!!』

 

だが。

 

そんな二機の攻撃に割り込む者が現れた。

 

ストライクフリーダム。そして、キラ・ヤマトである。

 

「……っ! キラ! 下がれ!」

 

『出来ないよ! そんな事!』

 

『状況を考えろ! 敵に情けを掛けるような状況じゃあ……』

 

『敵じゃない』

 

「っ!」

 

『アスランは、僕の大切な親友だ』

 

おそらくは、オルフェとシュラ……いや、アコードたちにとって最も恐れていた事が起こった。

 

そう。キラが記憶を取り戻したのである。

 

しかし、明らかに動揺しているシュラとは違い、オルフェは冷静であった。

 

ラクスが敵に奪われた時点で、アコードの力により洗脳が解かれるであろう事は想像出来ていたのだ。

 

だからこそ、その準備もしていた。

 

「そうか。残念だ。キラ」

 

『オルフェ。僕を落とす?』

 

「いや、その様な事をする必要は無い。イングリット」

 

「はい……ごめんなさい。キラ」

 

『っ!?』

 

オルフェはイングリットに声を掛けると、アコードの能力を使いキラの中に入り込む。

 

そして、再び洗脳をしようとした。

 

ゆりかごで植え付けられた記憶を強く呼び覚まして、今キラの中にある記憶を押し流すのだ。

 

もしかしたら、もう二度とキラは過去の事を思い出せないかもしれないという強硬策。

 

完全に記憶を奪った後は、ストライクフリーダムの機能で今度こそ外部からの影響を全て排除する。

 

恨まれても良い。

 

このまま失うくらいなら。

 

そう覚悟をして、オルフェもイングリットも決断をした。

 

 

 

頭を抑えながら苦しむキラに、通信が入った。

 

それは遠く離れたミレニアムからであり、今こちらへと向かっているプラウドディフェンダーからでもあった。

 

『キラ!』

 

『ヤマト隊長。遅くなりました。アルバートです』

 

「……ラクス? それに、ハインライン大尉」

 

『今から強制ドッキングを行います。ご準備を』

 

「……分かった。セナ。後は、お願い」

 

キラは操縦桿を手放して、近くにいたトリィの背を撫でる。

 

その手に反応し、トリィは翼を広げながらストライクフリーダムのシステムを奪ってゆくのだった。

 

かつて、セナがやっていた様に。

 

「ストライクフリーダムシステム掌握。友軍認識をファウンデーションから、オーブへ強制変更。フレーム機能正常に稼働中、パイロットへの精神干渉を切断」

 

『きゃっ!?』

 

『どうしたイングリット! チッ! なら! せめて戦闘力だけでも!!』

 

「ハインライン大尉!」

 

『相対速度 プラス1 コンマ2 軌道修正 プラス3 接続』

 

『エンゲージ!!』

 

かくして、長い間ファウンデーションに囚われていた自由の翼は解き放たれた。

 

オルフェが放ったドラグーンシステムによる攻撃は全て、マイティーストライクフリーダムが生み出すナノ粒子によって阻まれ、消えてゆく。

 

「キラ!!」

 

「……君は、誰?」

 

「私は、ラクス・クライン。貴女の運命ですわ」

 

プラウドディフェンダーのコックピットから飛び出したラクスは、ストライクフリーダムのコックピットに飛び込むとキラに抱き着いて、キラのヘルメットを外すと言葉と口づけをかわす。

 

そして、触れ合った二人の間に生まれた絆が、キラの頭にあった暗雲を全て晴らし、本来のキラ・ヤマトが帰ってくるのだった。

 

「……ラクス。ごめん」

 

「良いのです。こうして貴女が戻ってきてくれたのですから」

 

「ありがとう」

 

そして二人は固く手を握り合いながら、モニターの向こう側を見つめた。

 

今戦わなければいけない、相手を。




はい。
もっと色々派手にしようかと考えて、考えた結果。
まぁ、シンプルで良いかぁ。

格好良いマイティー見たいなら映画見れば良いしな。
という結論に至りました。
ごめんなさい。私は駄目だったよ。

ちな、ナイト君は実質全身サイ……フレームなんで。
何ならマイティーよりヤバい物を誕生させた説が無くも無いですけど。
まぁ、大丈夫だろう。
多分、きっとメイビー

アスランさんを信じましょう。

まぁ、FREEDOM編終わったら逆襲のアスランやるんですけど。
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