ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-25『愛の力』

(第三者視点)

 

 

 

ミアが奇跡を起こし、ファウンデーション王国も、ザフトも、地球軍も争いを止めたというのに、未だ争いを続けている者たちが居た。

 

シュラと、アスランである。

 

彼らはカガリが見守る中、必殺の攻撃を繰り返し、それをかわしながら終わりのない攻防を繰り返す。

 

「いつまで争いを続けるつもりだ! 戦闘はもう止まっているんだぞ!」

 

『俺には関係のない事だ!』

 

「ならば何故戦う!」

 

『それが俺の宿命! 戦いこそが俺の生きる意味だ!』

 

「その為なら大義も要らないとでも言う気か!?」

 

『大義など、初めから俺には関係ない! 俺がお前と戦うのは愛の為だ!!』

 

「愛だと!?」

 

『キラの隣に相応しいのはお前ではない!! この俺だ!!』

 

「勝手な事を!」

 

アスランはシュラの猛攻を捌きながら、考え続ける。

 

目の前の男に勝つ方法を。

 

しかし、そんな思考はシュラによって筒抜けであった。

 

『見えているぞ! アスラン・ザラ!!』

 

「チッ! ……ならば」

 

『無駄だ! 思考を閉ざす事は出来ん! 特にお前の様な人間はな!!』

 

アスランは考えながら戦う戦士であるが故に、どうする事も出来ず、追い詰められる。

 

が、考える戦士だからこそ出来る事もあるのだという事を見せる為に距離を取った。

 

そして、シュラに思考を読まれるよりも早く、口を動かす。

 

「キラの隣と言っていたな」

 

『む? だから、どうした』

 

「ならば、聞くが。お前はどこまでキラに信用されているんだ?」

 

『なに?』

 

「キラは人懐っこい様に見えて、実はかなり警戒心が強いが……まさか、その程度の事も知らないという事は無いだろう?」

 

アスランは何かが起これと祈りながら、その挑発する様な言葉を吐いた。

 

が、それはアスランが思っている以上の効果を見せる。

 

『知ったような口を利くな!!』

 

激高し、真っすぐな動きになったシュラを見て、アスランはこれだと笑う。

 

そして、更なる挑発を繰り返すのだった。

 

「キラとはどこまで進んだんだ? もう一緒に風呂くらいは入ったのか? 俺は入った事があるがな」

 

『お前の様な不埒者と一緒にするな!! 俺は』

 

「なんだっ。入った事が無いのか。使えないな!」

 

『殺す!!!』

 

シュラはブラックナイトスコードシヴァを操り、爆発したかの様な勢いでアスランのナイトジャスティスに迫ると、近接対装甲刀 ディス・パテールを振りかぶり、ナイトジャスティスに振り下ろす。

 

が、その様な大ぶりの攻撃はアスランに容易く捌かれ、大きな隙を晒してしまうのだった。

 

『ぐっ!』

 

「終わりだ!」

 

『この、卑怯者めが!!』

 

しかし、腕を切り落とされながらも、シュラの闘志はまだ消えず、片腕でビームサーベルを巧みに操り、アスランの攻撃を受け流す。

 

片腕を失ったことで、弱くなるのではなく、追い詰められた獣の様に強さを増してゆくシュラにアスランは次なる作戦を考えながら、距離を取る。

 

「キラは!」

 

『聞く耳持たん!! 純粋な戦士となれず! 言葉で武を汚すような者がキラを語るな! キラを汚す事は許されん!』

 

「……キラは別にそんな大層な人間じゃない。普通の女の子だ」

 

『落ちろ! アスラン・ザラ!!』

 

アスランは迫りくるシュラの攻撃をかわし、距離を取ってからシュラが迫るよりも前に……キラの裸を想像する。

 

そして、裸のキラが微笑みながら自分に迫ってくるというイメージで頭を埋めた。

 

『ぬわぁぁああああ!! 貴様! 神聖な戦いの場で何という破廉恥な妄想をッ! しかも、キラを!!』

 

シュラはアスランの思考を見続ける事が出来ず、能力を解除した。

 

その瞬間、アスランは今まで逃げの一手だった所を急激に攻めの姿勢に変え、シュラの懐に飛び込んだ。

 

動揺していた心の隙を突かれた形になるが、それでもシュラはキラへの想いで、すぐに平静を取り戻し、ビームサーベルを振り上げる。

 

そしてアスランのナイトジャスティスが振り下ろそうとしていた右腕を切り飛ばした。

 

『やはり、俺の方が上だ!!』

 

だが、その大ぶりは既にアスランが何度も見て来た行動であり、それが決定的な隙である事もアスランは承知していた。

 

故に。

 

アスランは自分の中にある力を弾けさせながら、頭部にセンサーの代わりに装備されたビームサーベル。

 

スピッツェシュヴァート ビームホーンのビームサーベルでシヴァの残された腕を切り落とすのだった。

 

「力ばかり追い求めた先に、本当の強さはない!!」

 

『馬鹿な……! 俺が、負ける!?』

 

そして、シュラのブラックナイトスコードシヴァは動きを止め、月面に倒れこむのだった。

 

その決着にシュラは苛立ちを隠さぬままモニターに拳を叩きつける。

 

「終わりだな……」

 

『アスラン』

 

「あぁ、カガリ。待たせて悪かった……」

 

『いや。それは構わないが……キラの破廉恥な妄想という件と、キラと共に風呂へ入ったという件を詳しく説明して貰おうか。キラの最愛の姉である私の前でな!!』

 

カガリは怒りに燃える瞳で、半壊状態のインフィニットジャスティスを動かすと、ビームサーベルを抜き、構える。

 

そんなジャスティスとカガリにアスランは冷汗を流しながら、必死に言い訳を考えるのだった。

 

しかし、そんな時間をカガリが待つわけもなく、シュラを倒したアスランを圧倒する様な勢いで、ナイトジャスティスを追い詰めてゆく。

 

『前々から疑わしいと思っていたのだ!! アスラン!! やはり貴様! キラやセナにも手を出すつもりなんだな!?』

 

「そんな訳無いだろう! アレは作戦で! とにかく俺はカガリ一筋なんだ! 風呂の話だって子供の頃の事で!」

 

『ならば破廉恥な妄想とはなんだ! 流石に子供の頃の妄想であの男が揺らいだとは思えん!!』

 

「……」

 

『おい!! 何を黙っているんだ!! 何とか言ったらどうなんだ!!?』

 

「いや、そう……あれは、カガリの姿を妄想し、髪と目の色をだな」

 

『嘘を吐くな。アスラン・ザラ。あの表情は間違いなくキラだったぞ。カガリ・ユラ・アスハでは無かった』

 

「黙っていろ!! シュラ・サーペンタイン!!」

 

『アースーラーン!!』

 

「待て! 落ち着け! カガリ! 話し合おう! まずは機体を降りてくれ!」

 

『断る!!』

 

『ふ、ふふ。良いザマだな。アスラン・ザラ』

 

シュラは大きく息を吐きながらシートにもたれかかった。

 

そして、近づいてくる機体に視線を向ける。

 

オルフェと共にここから離れていったマイティーストライクフリーダムを。

 

『シュラ!』

 

『キラか。そちらの戦いは終わった様だな』

 

『うん。こっちも終わったみたいだね。なんかアスランとカガリは遊んでるけど』

 

『あぁ。終わったよ。俺は負けてしまった』

 

『ふふ。アスランは強かったでしょう? シュラ』

 

『……まぁ、な。認めたくはないが。力だけでは勝てぬ物もあると知れた』

 

『そっか。じゃあもっと強くなれるね』

 

『あぁ』

 

キラとの会話に荒んでいた心を癒しながら、シュラはモニターに映ったラクスとキラの姿を見て、察する。

 

その想いが向いている方向を。

 

そして、オルフェと自分の想いが叶わぬ事も知る。

 

『キラ』

 

『なぁに? シュラ』

 

『俺は変わらん。いつか、という日はないかもしれないが、それでも……俺は変わらん。だから……』

 

『うん。待ってるよ』

 

『……キラ』

 

『その時、僕がどんな返事をするか……それは分からないけど、待ってる』

 

『ありがとう。キラ』

 

シュラはこの戦いに満足しながら目を閉じるのだった。

 

ファウンデーション王国の、そして自身の敗北を胸に刻みながら。




はい。
残業から上手く逃れてきました。
明日は明日の私が何とかするでしょう。

という訳で、ようやっとシュラVSアスランの戦いです。
いやー! もう!
あっちでこっちで戦闘やってると書く順番に困る!!

時系列がグチャグチャよ!!
困ったもんだ。

まぁ、でも書きたいモン書けたんで、満足。

ちなみに、映画のアスランで一番好きなセリフは、
「強さは力じゃない! 生きる意志だ!!」
っていうセリフなんですけど。

どうやっても入れられなかったです。
ここで入れても意味不明だし。
すまない。全世界1000億人のアスランファン。
ごみん。

じゃ、また明日。
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