ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-02『並び立つ理想』

(第三者視点)

 

 

 

ネオ・ザフトによる演説は全世界に放送されており、当然ミレニアムの艦内でもそれを確認する事は出来た。

 

「中々厄介な連中が出て来た様だなぁ」

 

「そうですね。非公開の情報にはなりますが、ネオ・ザフトはザラ派と呼ばれる過激派が集まり、出来た組織の様です。パトリック・ザラは既に隠居していますから、息子であるアスラン・ザラが組織を立ち上げたのでしょう」

 

「そうかぁ……」

 

ミレニアムの艦長であるコノエとミレニアムの技術責任者であるハインラインの会話に、焦りを顔に浮かべたシンが疑問を投げかけた。

 

「でも、なんで反乱なんて……あの人! やる事は無茶苦茶だけど! こんな事する人じゃなかった!」

 

「そうだな」

 

「……レイ」

 

「だが、映像に映った男は間違いなくアスラン・ザラだった。お前も見ただろう。シン」

 

「そうだけど!」

 

「理由は分からん。だが、あの男が、隊長や我らの目指している平和の世界を裏切った事は確かだ」

 

「でも! まずは理由を聞きたい。隊長だって、いきなり撃墜はしない。いつだって話し合いで止まるのなら、それで止めようとしてたハズだ。セナだって!」

 

「……」

 

「駄目か? レイ」

 

シンは迷いを顔に出したまま、いつもと変わらない表情のレイに問う。

 

そんなシンに、レイはフッと笑うと、あぁ、と頷きながら口を開いた。

 

「構わないさ。無論それが隊長の意思である事は俺も承知している。ルナマリア、アグネス。お前たちはどうだ?」

 

「私は構わないわよ」

 

「当然。隊長の意思の方が大事だわ!」

 

「という訳だ。艦長」

 

「おぉ。決まったか」

 

「はい。このままミレニアムをネオ・ザフトの陣営に向かわせてください。ただし、いつでも離脱できる様にして」

 

「君らはどうする?」

 

「サブフライトシステムで出撃し、交渉が出来ないと判断した時点で離脱します。我ら四機は核動力。イザとなれば、戻る手段はあります。危険を感じたらその時点でミレニアムは離脱を」

 

「アタシらはどうする? 隊長代理」

 

「ハーケン隊はミレニアムの護衛をお願いします。敵がアスラン・ザラである以上、ミレニアムに対して手を打ってくる可能性は高い。ハーケン隊なら対応力も高いので問題ないかと思いますが」

 

「あぁ、期待には応えないと! 任せておきな! 隊長代理!」

 

「はい」

 

ヒルダに背を叩かれ、少し体勢を崩しながらも、レイはヤマト隊の面々を見据え、頷いた。

 

 

 

『所定の宙域に到達!』

 

『МS隊、発進!』

 

『カタパルト接続。全システムオンライン。超電導キャパシタ1番から10番臨界到達。誘導システム異常なし。進路クリアー。デスティニー、発進どうぞ』

 

「シン・アスカ! デスティニー! 行きます!」

 

『レジェンド、発進どうぞ』

 

「レイ・ザ・バレル! レジェンド。発進する!」

 

『ライジングフリーダム、発進どうぞ』

 

「アグネス・ギーベンラート。フリーダム出ます!」

 

『イモータルジャスティス、発進どうぞ』

 

「ルナマリア・ホーク。ジャスティス行くわよ!」

 

四機のМSは加速状態に入り、遠方に見えている隕石へと向かってゆく。

 

「しかし……こうして見ると、デカいな」

 

『大きさで言うなら、プラントとそれほど変わらないからな。ただ……アラート! 敵か!?』

 

『この反応は、ジャスティス!? アスラン!』

 

『裏切者のご登場って訳? たった一人で来るなんて私たち四人相手に随分と余裕じゃない』

 

四人は警戒しながらも、地球へと向かう艦隊から離れ、単機で向かってきたアスランを見据える。

 

五機のМSとそのパイロットに静寂が走るが、一番最初にその静寂を破ったのはアスランだった。

 

『シン、レイ、ルナマリア、アグネスだな?』

 

「あぁ! そうだ! アンタ、なんでこんな事!」

 

『この世界の腐敗を正す為だ』

 

「腐敗?」

 

『そうだ。戦場でどれだけ兵が死のうが、世界は変わらない。兵士など消耗品だと考えている者たちが居るからだ! 故に、我らは正さなくてはならない。この世界を』

 

「正すって、隕石なんか落としても世界は変わらないだろ!」

 

『変わるさ』

 

「っ!?」

 

『そろそろ時間か……』

 

アスランが呟いた言葉に反応するかの様に、シン達のМSに地上から発せられたと思われる映像が流れる。

 

そこには、飛び立とうとしているシャトルを撃ち落すМSの姿が映し出されていた。

 

「あぁ……!」

 

『あのシャトルには、大西洋連邦の大統領が乗っていた。ファウンデーション王国が起こした第三次世界大戦でも、頑なに地上から離れなかった女が、今回の事件では宇宙に上がる、その理由はなんだろうな』

 

『保身か』

 

『その通りだ。レイ。民衆を率いる者でありながら、我さきに逃げ出した者に正義はあるか?』

 

「でも! でも!! 争いを起こした訳じゃないだろ!」

 

『シン。ファウンデーション王国での争いで、ホープセイバーを貫いたリュニックを送り込んだのは、この女だ』

 

「なっ!?」

 

『そして、このまま何もせず歴史が進めば、己の欲を膨れ上がらせて、多くの困窮する民を作り、国を疲弊させ、やがては戦争を起こす! 大西洋連邦が始めたその戦争は、やがては世界中に広がり、世界の全てを焼き尽くす事になる』

 

「そんな……! 見て来たみたいに」

 

『実際に見たんだよ。シン』

 

「え?」

 

『俺のナイトジャスティスは、ホープセイバーと同じく想いを増幅するフレームを全身に組み込んでいる。故に。ホープセイバーと同様の奇跡を起こす事が可能だ。時を超える事が出来る』

 

「それで、その未来を見て来たっていうのか」

 

『あぁ』

 

アスランの言葉に、シン達は信じられないとばかりに口を噤むが、アスランは気にせず言葉を続ける。

 

『シン。俺たちと来い』

 

「え?」

 

『俺たちは争いを起こしたい訳じゃない。ただこの世界を平和にしたいだけだ』

 

「でも……」

 

『ハッ! ふざけないでよ!』

 

「アグネス……?」

 

『私たちはヤマト隊よ! 隊長の命令以外は聞かないわ! オーブには隊長が居る。地球に落とせばどうなるか、分からないアンタじゃないでしょ!?』

 

ライジングフリーダムのビームライフルを、ナイトジャスティスに向けながら叫ぶアグネスに、シンは大事な事を思い出し強く操縦桿を握った。

 

しかし、そんな事は予測済みだとばかりにアスランは言葉を返すのだった。

 

『キラなら既に月艦隊が確保している。ラクスと一緒にな』

 

『なっ』

 

『結婚式の前に、二人だけの時間を過ごそうとしていた事は把握済みだ。そこを狙えば容易い』

 

その言葉に、誰よりも早く激高したのはアグネスであった。

 

『二人の神聖な時間を汚したのか!! アスラン・ザラ!!』

 

『キラをこんな事で殺す訳にはいかない! キラは希望なんだ。この世界を導く希望の光! 俺はキラを守る。何があっても、例え世界を敵に回しても!!』

 

「アンタ……何を、いや、アンタは」

 

シンはアスランの発言に、何か強い違和感を覚えて呟くが、その言葉に返答は無かった。

 

『シン。レイ。ルナマリア。アグネス。もう一度だけ言う。俺と共に来い。この世界を平和に導くために』

 

モニターの中でシン達に手を伸ばすナイトジャスティスを見ながら、シンはゴクリと唾を飲み込むのだった。




はい。
書きながら思ってたんですけど。
主人公勢強すぎでは……?

キラ達最大戦力を封じたのに、まだミレニアムとかいう強い戦艦からコーディネーターの上澄み(一人はナチュラル)みたいなパイロットが
核動力の機体で突っ込んでくるんですけど。

単純に殲滅すれば良い世界なら、余裕でもう話終わってそう。
やはり暴力で平和を成し遂げるべきなのは……。

ラクス様「想いだけでも、力だけでも駄目なのです」
何かがあったラクス様「力と力と力だけが世界はを平和に出来ます」
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