ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
これは1話目
(第三者視点)
その人の、人生における幸福とは、大きな変化が訪れた際に、周囲の人間を見る事で知る事が出来るという。
ならばこそ、キラ・ヤマトという少女にとっての幸福は、結婚という大きな変化に対して、多くの友人や仲間、家族が駆けつけた事でその人生の素晴らしさが分かるというモノだろう。
それは彼女は誠実に、ひたむきに、他者を想い、この世界に生きる一人として生きて来た事への証でもあった。
故に多くの祝福を受けながら、彼女は今日という日を迎えたのである。
「キラさん! ラクス様! おめでとうございます!」
「ありがとう。シン。今日という日を迎えられたのもシンのお陰だよ」
「えぇ。本当に。シンさんにはいつも頼ってばかりで」
「え? えへへ。そうですか?」
「バカね。お世辞に決まってるでしょ」
「えぇ!? そうなの!?」
驚くシンを押しのけて、前に出たアグネスは、既に涙を浮かべたままキラの手を握る。
「キラさん! 私、本当は抱き着きたい気持ちを必死に抑えているんです」
「うん」
「なので、後で、いっぱい褒めて下さい!! おめでとうございます!」
「ありがとう。アグネス」
「あらあら。キラは本当に色々な方を惑わしておりますわね」
「いや、そんなつもりは無いんだけど!」
ジト目で腰を突くラクスにキラは言い訳をしつつ笑う。
そして、そんなキラを見てラクスも笑みを零し、ヤマト隊の面々も微笑みを浮かべるのだった。
それから、アズラエルやジブリール。
ハルバートンやサザーランド等の地球連合軍の関係者が嫌味を交えつつの言葉を送り、続いて元アークエンジェルクルーの面々が姿を見せるのだった。
「よっ! 嬢ちゃん。祝いに来たぜ!」
「ムウ! 総裁も居るんだから」
「おっと、これは申し訳ない」
「いいえ。構いませんよ。私も本日はただのラクスとしてここに居りますから」
「あ、そう?」
「フラガ大佐。祝いの場であっても、軍人としては一定の規律が必要と考えますが?」
「バジルール中佐はこんな時も厳しいねぇ」
「ヤマト隊長。総裁。本日はおめでとうございます」
「ありがとうございます。バジルール中佐」
「ナタルさん。本日はわざわざありがとうございます。コンパスの作戦室での仕事もお忙しいと聞いていましたが」
「問題はない。今日という日を仕事で埋めるほど私は非情では無いよ。キラ・ヤマト。君には何度も救われた。だが、これからは自分や総裁の事も考えて生きて行け」
「はいっ!!」
「もー。ナタルってば。こんな場で堅苦しい挨拶はなしよ。こういう時はパーッと楽しむのが一番! そうでしょ?」
「……ラミアス大佐」
「はいはい。そんな顔しないの。キラちゃん。本当に、良かったわ。今日という日が迎えられて、私も……嬉しくて」
マリューはキラに想いを訴えながらボロボロと泣き、ムウとナタルに支えられながら、何とか祝福の言葉を告げ、軽く抱きしめてから離れてゆくのだった。
既にクライマックスの様な雰囲気だが、まだまだ参列者の半分も終わっていない。
故に、地球連合関係者が居なくなってから、プラントの関係者が近づいてきて、順に挨拶をしてゆく。
そこには、タリアやタリアの息子であるウィリアム。それにアーサーらのミネルバ組。
そして、デュランダルやカナーバらの議員関係者、そしてジュール隊の面々という親しい人々と話をするのだった。
プラントの公的な関係者も終わり、いよいよというタイミングで現れたのはレノアとパトリックであった。
「キラちゃん! ラクスちゃん! 今日はおめでとう!」
「レノアおば様!」
「ご無沙汰しておりますわ。レノア様」
「良い式だな。キラ君。ラクス嬢」
「ありがとうございます。パトリック様」
「パトリックおじ様……」
「あー。そうだな。キラ君。やはりというか、今になって惜しく感じているよ」
「そうなのですか?」
「あぁ。もし、早い段階で君ら家族もプラントに呼んでいれば、違う未来があったかもしれぬなと」
「そうですね……確かに。そんな『もしも』があれば、確かに僕らの未来は大きく変わっていたかもしれませんね」
「……あなた」
「でも」
「む?」
「あの時、僕らの道が一度分かたれたからこそ、こうして世界が一つになる未来が来たのだと思えば、素敵だと思いませんか?」
「……ふっ、そうだな」
パトリックは、キラの言葉に笑みを浮かべると軽く手を握り合い、プラントに来た時には遊びに来てくれと言い残してレノアと共に去って行くのだった。
それからオーブの関係者が来て、また順に挨拶をしてゆく。
オーブでは英雄の様に扱われているキラは、多くの顔も知らぬ者達にも深々と頭を下げられ、恐縮しながら祝福を受け取るのだった。
そして、いよいよ、外部の者が終わり、キラに近しい親族が現れた。
「キラぁぁあ!」
「わ。もう泣いてるの? カガリ」
「キラが私以外のモノになるなんて!」
「いや、僕は初めからカガリのモノじゃないからね?」
「そうですわ、カガリさん。キラは初めから私のモノですわ」
「ラクスも。何言ってるの」
「キラ」
「あぁ、アスラン。挨拶に来てくれた所、悪いね。ちょっと慌ただしい感じだよ」
「そうだな」
「ん?」
アスランはジッとキラを見つめ、何かを言いかけ、止める。
「何? また兄としての心配って奴?」
「いや! ……まぁ、そうだな。兄としての心配という奴だ。ラクスにあまり無茶を言うんじゃないぞ。ラクスも……」
「あら。その様な事! 無用な心配ですわ!」
「ラクス……」
「悔しいのならば、そういえば良いでしょう。正義の騎士が聞いて呆れますわね」
「俺は! それでも兄である事を選んだんだ」
「であるならば、それらしくなさい」
「……」
キラとカガリは抱き合いながら、どこか異様な雰囲気のラクスとアスランを見つめる。
そして、コソコソと二人で言葉を交わすのだった。
「なんか。ラクスってたまにアスランに凄く厳しいよね」
「色々あるんだろ。二人にもさ」
「そういう物かぁ」
「とにかく、だ! キラ! ラクス!」
「はい」
「うん」
「今日はめでたい日だ。私も議長権限で世界の休日にしたって良いくらいの気持ちだ」
「絶対に止めてね?」
「だが、よくよく考えれば、その程度で私の気持ちは収まらない。という訳で、ユウナと協力してオーブを中心に三日三晩寝ずのパーティーをする事にした。是非楽しんでくれ」
「そっちも全力で止めて欲しかったけど……まぁ、みんなが楽しいのなら良いかな」
「えぇ。そうですわね」
それからカガリは、やや気落ちしているアスランの背を叩きながら離れて行き、代わりにユーレンやヤマト夫妻、シーゲルらが来るのだった。
「キラ。ラクスさん。本日はおめでとう」
「お義母様……! お義父様。ありがとうございます」
「キラ。辛い事ばかりあったが、これからは幸せになるんだよ」
「うん。ありがとう。父さん、母さん」
「本当は、私たちがここに来るのはいけない事かと思ったんだけど、ね。お祝いの言葉だけ言いたかったの」
「何を言うんだ。ヴィア。私たちは立派なキラの親で」
「あー。ごめんなさい。この煩いのは連れていくからー」
「いえ」
「……?」
「ユーレンさんにもヴィアさんにも、ミーアの事とか、ステラ達の事か、セナの事とか! 本当にいっぱいお世話になった、から!」
「……キラ」
「何度も、お礼を言いたくて……でも、僕」
「良いのよ。キラ。その気持ちだけで十分だわ。私たちには十分すぎるほど。あなた達のお陰で私たちは本当に幸せだったわ」
「……ぅ、うぅ」
キラは大粒の涙を流し、ラクスに支えられながら、精一杯の想いを伝え……そして、穏やかな顔で笑っているシーゲルに視線を移す。
「今日はおめでとう。キラさん。ラクス」
「シーゲルさん……!」
「お父様」
「二人には過酷な運命ばかり押し付けてしまい申し訳なく思う。だが、あれほどの困難を乗り越えられた君たちならば、これから先、どの様な事が起ころうとも、乗り越えて行ける。私はそう信じているよ」
「……はい!」
「はい」
「では、改めて。本日はご結婚おめでとう」
シーゲルの言葉にラクスとキラは見つめ合いながら笑って手を握り合うのだった。
はい。
という訳で、キララク結婚式ー
まぁ、公式様がやってないのに、私がやってどうするんだ感はありますが
何か公式が不穏な動きをしてるからね……
金の亡者やってせっかく盛り上がっている空気に水を差すのは
流石というか、なんというか。
昔から変わらんなぁ。という感じ。
なので、今日は結婚式前半戦と後半戦を上げて行きますわよー
前半戦はまぁ、親しい人たちとの挨拶……ですが!!
ここまで読んできた方はお気づきかと思いますが、キャラが! 多い!!
全部はとても書けません。
なので、適当にピックアップしてます。
ゆるしてちょ。
では、後半はCMの後!