ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日、二回目の行動……!

ててててーんてん てんてんてーん


PHASE-19『消えていく光』

(第三者視点)

 

 

 

デブリ帯での補給を終えたアークエンジェルは、自身らの所属する第八艦隊の先遣隊からの通信に喜び、その合流地点へと向かっていた。

 

しかし、先遣隊の位置は既にザフトのヴェサリウスによって察知されており、合流へと急ぐアークエンジェルに、先遣隊がザフトの攻撃を受けているという報が届くのだった。

 

そして、先遣隊の旗艦モントゴメリーは、アークエンジェルに反転離脱を打電するが、アークエンジェルは先遣隊救出の為に戦場へと急ぐのだった。

 

「第一戦闘配備! 行かなきゃ!」

 

「キラ様。これは……? 何か騒がしいようですが」

 

「これから戦闘が始まるんです! ラクスさんはここに居てください!」

 

「キラ様も戦われるのですか?」

 

「はい! ですから、部屋からは絶対に出ないで下さい! 良いですね!?」

 

そして、キラはストライクに急ぎ、セナもまたブリッジからセイバーに向かって移動中であった。

 

その途中で震えているフレイに見つかり、捕まってしまう。

 

「セナ! セナ! 戦闘配備ってどういうこと? 先遣隊は?」

 

「ザフトに発見されました。既に戦闘が行われています」

 

「大丈夫だよね!? パパの船、やられたりしないわよね? ね!?」

 

「大丈夫。安心してください。ジョージさんは私が必ず守りますから」

 

セナの言葉にフレイはやや安心し、その背中を見送った。

 

そして、こっそりとブリッジへと向かい、誰にも気づかれない様に戦闘を見る。

 

戦場では、既にアスランの駆るイージスと、キラのストライク。

 

また、ムウのメビウス・ゼロと黄昏の魔弾と呼ばれたミゲルのジンが戦っており、セナもまたセイバーを駆りながら、多数のメビウスたちと連携し、ザフトのジンを無力化するべく戦場を走り回っていた。

 

戦場を始めて見たフレイは、何が起きているのか分からず視線をさ迷わせる。

 

マリュー達の言葉も、分からない。

 

だが、それでも、決して楽観できる状況でないという事だけは理解出来た。

 

そしてそれはモントゴメリーからの直接通信が流れた事で、よりハッキリとフレイに危機を伝える事となるのだった。

 

『アークエンジェル!! 早く離脱しろ! このままでは全滅する! 時間は我らが稼ぐ! アークエンジェルと、G……そして、少佐が失われれば、我らの希望は消え失せる!』

 

「しかし!」

 

「ちょっと! どういう事!? パパの船は! パパの船はどうなってるのよ!!」

 

「フレイ!?」

 

叫ぶフレイにブリッジのメンバーは動揺し、一瞬だけ意識がフレイに持って行かれた。

 

そして、その瞬間、悲劇は起こる。

 

ザフトの戦艦ヴェサリウスが放った主砲がモントゴメリーに向かって放たれたのだ。

 

それは直撃すれば、間違いなくモントゴメリーを沈める事の出来る一撃であった。

 

しかし、そうはならなかった。

 

何故なら、ヴェサリウスの主砲を、一機のМSが盾で受け止めたからだ。

 

だが、たかが一機のМSで、戦艦の主砲を無事に受け止められるワケが無い。

 

何とか主砲自体は防ぎ切ったが、ストライクセイバーは盾を持っている腕を爆発させながら、モントゴメリーにぶつかり、動きを止めてしまった。

 

「いやぁぁああ!! セナ! パパ!!」

 

フレイが確かに知っている物、それはセナの機体であり、それが映像の中で爆発している光景にフレイは叫んだ。

 

「少佐!!」

 

「少佐に通信を繋げろ!! 無事なのか!」

 

「フラガ大尉! キラちゃん! セナ少佐に援護を! 状況は!」

 

そして、その声にマリュー達は顔を青ざめさせながら、通信でセナに呼びかけ、さらにムウやキラに援護出来ないかと呼びかけるのだった。

 

 

 

完全に混乱してしまっているアークエンジェルのブリッジとは違い、セナはアラートが鳴り響くストライクセイバーのコックビットの中でも落ち着きながら、キーボードを叩いていた。

 

片腕を失ってしまったのは不覚であったが、まだストライクセイバーは動けるのだ。

 

「……はぁ、はぁ……うっ、痛い、ですが、まだ、やれます」

 

爆発の影響はコックピットの中にも出ており、爆発した部品の一部がセナの体を傷つけているが、血を滲ませながらも、セナは必死に機体を動かして、メビウスとの連携を図る。

 

『少佐! 下がって下さい! 少佐!!』

 

「まだ……戦えます、私は、まだ」

 

そして近づいてきたジンの片腕をメビウスのミサイルで撃ち落とし、ジンを撤退させる。

 

先遣隊のメビウスらの操縦補助をしているお陰か、先遣隊の通信も聞こえており、コックピットの中は様々な人の声で大騒ぎであった。

 

『艦を前に出せ! 少佐の盾となるんだ!! 急げ!』

 

『何のためにここへ来た!! 我ら地球軍の希望を奪わせるな!』

 

『少佐! お下がりください! ここは我らが!』

 

「私は……まだ……」

 

セナは、護衛艦ローとバーナードが爆散するのを見ながら、血を吐き、それでも守るためにとキーボードを叩き、ストライクセイバーを前へと動かし続けた。

 

しかし、そんなセナの心を踏みにじる様な通信が、アークエンジェルから全域に放たれるのであった。

 

『ザフト軍に告ぐ! こちらは地球連合軍所属艦、アークエンジェル!』

 

「……っ!」

 

『当艦は現在、プラント最高評議会議長、シーゲル・クラインの令嬢、ラクス・クラインを保護している』

 

セナは無意識の内に操縦桿を強く握りしめながら、荒く息を吐いた。

 

『偶発的に救命ポッドを発見し、人道的立場から保護したものであるが、以降、当艦へ攻撃が加えられた場合、それは貴官のラクス・クライン嬢に対する責任放棄と判断し、当方は自由意志でこの件を処理するつもりであることを、お伝えする!』

 

「あぁぁああああ!!!」

 

セナは握りしめた拳を自分の足に叩きつけて叫ぶ。

 

セナが戦場に立つのは、戦う力を持たない人を守るためだ。

 

ラクスは、ただ、ユニウスセブンで亡くなった人を悼むために、その魂を慰めるためにユニウスセブンへ来ただけである。

 

だというのに、そんなラクスを、ユニウスセブンで多くの人を殺した自分が、利用する。

 

それは、セナの心を切り刻み、痛めつけ、苦しめる行為であった。

 

しかし、それを責める事は出来ないのだ。

 

結局は何も出来ず、弱い自分を守る為なのだから。

 

セナはそう自分を責めて、涙を流しながら誰とも分からぬ者に向かって語り掛ける。

 

「……ごめんなさい、私は」

 

そしてセナは、戦場で複数機体を同時に戦闘補助しつつ、自身の機体も操縦するという行為による負荷と、体に感じる痛みで気絶してしまうのだった。

 

 

 

イージスと互角の戦闘を行っていたキラも、通信から聞こえるナタルの言葉に衝撃を受け、目を見開き動きを止めていた。

 

そして、イージスから聞こえてくるアスランの声に耳を傾ける。

 

『っ! 卑怯な!!』

 

「ぁあ、ぁぁ」

 

『救助した民間人を人質に取る……そんな卑怯者と共に戦うのが! お前の正義かっ!? キラ!』

 

「……アス、ラン」

 

『ラクスはただ、平和を願っていただけだ! セナと同じ様に!! それを戦いに利用して! お前が信じるものはなんだ! そうやって、奴らを信じて、それでセナもみすみす利用させるのか!? 答えろキラ!!』

 

「僕は……僕は」

 

『ラクスは助け出す。必ずな。そして、セナも! お前が邪魔をしたとしてもだ』

 

「アスラン……!」

 

苦し気に吐いた言葉はアスランに届く事はなく、アスランの駆るイージスは、遠くザフトの船へと向かっていた。

 

キラは、震える手でモニターに触れながら、首を振る。

 

そして、再び幼馴染であった少年の名を呟くのだった。

 

「……アスラン」




MISSION! フレイのパッパを守れ!
クリアー!!
いやー。無事助けられて良かったですわ。

とりあえず最初の関門を超えた感じがありますね。
まぁ戦闘開始前からラクスを人質にしてれば良かったんですけど。
判断が遅い!!

まぁ、結果的に護衛艦は沈みましたが、旗艦は残ったのでセーフですね。

ただ、現在アスランの精神が大変な事になっております。
相手がキラじゃ無かったら映画版の精神くらいになってますわね。
でもキラなので、ブチ切れしつつも、冷静さを保っている感じですね。

という訳で、今日も頑張って更新していきましょう!
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