ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
ダイダロス基地へと転移したセナを待っていたのは、宇宙空間に出現すると同時に叩きつけられる大量の弾薬とビーム砲だった。
ほぼ完全に目を覚ましている∀ガンダムと言えど、これだけの弾幕は流石に厳しい。
故に、その弾幕から逃れる様にセナは∀ガンダムを操って月面へと降り立った。
しかし、それは既に予見された行動であり、当然月面でもMSがセナを待ち構えていた。
『セナ様覚悟!』
「くっ、こんな! これだけの戦力! 地球の戦力を全て集めたとでも言うんですか!?」
『セナ様! その首貰ったァ!』
押し寄せる大軍の中から、一機の巨大なМSが飛び出して∀ガンダムの頭部を捕まえて月面に叩きつける。
「これは、宇宙型のゾック! モラシムさん!?」
『このまま首をもぎ取る!』
「そうはさせません!!」
セナは一瞬フィールドの出力を上げて、ゾックの体を浮かせるとその腹部にビームサーベルを突き立てた。
そして腕が緩んだ隙に蹴り飛ばしてゾックの下部から抜け出す。
しかし、それでザフト・地球連合軍の猛攻が止まる事はなく、次から次へとエース級による攻撃が行われるのだった。
その殆どはセナに敬意を持ち、彼女の行動に感謝していた者たちばかりであったが、それ故にこれ以上暴走はさせないという強い意思があった。
「……プラント防衛艦隊とは明らかに練度が! あっちは囮!? なら、こっちが本命ですか!」
セナはこのままでは押し込まれると、一気に距離を取ると、腰からビームライフルを取り出し、その出力を最大まで引き上げる。
「大型ビーム砲を放ちます! 死にたくない方は退避を!!」
そして警告と共にそのビーム砲を放った。
∀ガンダムのビームライフルから放たれたビームはレクイエムと同等以上の出力があり、その威力に多くのMSが巻き込まれてゆく。
「これで」
『撃滅!!』
数を減らしたと安心した直後に、セナの背後から聞き覚えのある声と共に鉄球が放たれた。
咄嗟にセナはその鉄球を受け止めるが、止めきれず、機体にダメージを受けながら月面を転がる事になる。
『クロトォ!』
『こんなんじゃ足りないね! アレやるよ!』
そしてセナが∀ガンダムを起こす前に、レイダー、カラミティ、フォビドゥン、カオス、アビスの五機は一つの巨大なMSへと合体し、胸部大型ビーム砲をセナに向けて放つのだった。
『オラァ!』
「ブレイバー! まで来ましたか!」
セナは大型ビーム砲をかわしながら、ビームサーベルを握り、構える。
胸部大型ビーム砲だけでなく、全身の火器を打ち続けているブレイバーに、∀ガンダム以外の機体は距離を取っており、セナはこの瞬間に勝負を決めるとビームサーベルを構えたままスラスターで一気に肉薄した。
そして、大型ビーム砲を収束したフィールドで受け止めると、ビームサーベルを砲撃が終わった後のビーム砲の発射口に突き刺す。
瞬間、ビーム砲から小爆発が起こり、ブレイバーは仰向けで倒れてしまうのだった。
「はぁ……っ! はぁ……っ! つ、次!」
一機一機が一切の油断が出来ないエースパイロット、そして強大なMSであるブレイバーとの戦い。
セナの消耗は激しいが、それでも成し遂げなくてはいけない事があると、セナは顔を上げ、前を向く。
その意思は戦い始めた時と変わらず、真っすぐで純粋な物だ。
そして、それが分かっているからこそ、ザフトも地球連合軍も、ここに居る全ての兵士がセナを止めようとしていた。
そう。だからこそ、彼女はセナの前に立ちはだかるのだ。
『セナ』
「……マイティーストライクフリーダム、ガンダムですか」
『セナを止めに来たよ』
「生憎と、進み始めた足を止める方法は知らないんです」
『そう。まぁ、知ってるけどね。でも、大丈夫。セナが知らなくても、止めるだけだから』
キラがフリーダムの手を上げた瞬間、月面の岩陰から四機のMSが飛び出してきた。
ブラックナイトスコード ルドラである。
「ファウンデーション王国の!」
『おいたは駄目だよ。セナ様!』
『これで終わり……!』
『コンビネーションアタックだ、行きますよ!』
『足止めくらいにはなるだろ!? 闇に落ちろ!』
「くっ、こんな事で!」
四機の完全なフォーメーションアタックと、月面上空から行われるフリーダムからの援護射撃。
そしてやや離れた場所から向けらっるエースパイロットたちの援護攻撃。
もはや∀ガンダムは動く事すら出来ず、その場にうずくまった。
まだフィールドは破られていない。
月光蝶も残っている。
だが、動けないのだ。動けば致命的な隙が生まれてしまうから。
その隙はやがて、∀ガンダムですら完全には防げないディスラプターの一撃へと繋がる。
そうなればセナの完全な敗北だ。
故に。セナは決断をした。
そう。自分自身でこの窮地を脱する事を諦める、決断をだ。
「あなたに、任せます」
セナがそう呟いて、∀ガンダムの操作盤に触れた瞬間、∀ガンダムは口元から熱を吐き出しながら『起動』した。
その瞳を赤く染め、輝かせながらセナの意思に従い、自ら動く。
黒歴史を全て砂に変えた時の様に。
『なん、だ!? キラ! 何かがおかしい!!』
『こいつ、動きが!』
『マズイ! シュラ! オルフェ! イングリット!!』
カメラアイが赤く光り、両手に持ったビームサーベルで接近してきた機体を切り裂く∀ガンダムを見て、キラは即座に隠していた戦力の追加を決め、オルフェやシュラを呼ぶ。
しかし、それは既に遅く、ブラックナイトスコード カルラとブラックナイトスコード シヴァがキラのフリーダムとタイミングを合わせてセナの∀ガンダムに向かう頃には既にルドラ達は大破しているのだった。
明らかに動きが変わっている。
その理由に嫌な予感を感じながらも、キラはシュラやオルフェと共に∀ガンダムへと攻撃を仕掛けるのだった。
しかし、絶妙なコンビネーションで放たれるビームサーベルの連撃も、まるで自分の意思で動いているかの様な∀ガンダムには通用せず、全てが捌かれてしまうのだった。
機体の操作性が別次元だと三人は感じつつ、オルフェはこのままではマズイと即座にイングリットへと指示を出した。
『イングリット! ジグラートの支援を!』
『はい!』
だが、襲い寄せる大量のミサイルにもビーム砲にも∀ガンダムは特に動揺はせず、それが着弾する直前で短距離での転移を行い、カルラの背後に現れて、その機体を切り捨てるのだった。
『ぐぁ!』
『きゃあ!』
『オルフェ! イングリット!!』
『私たちは大丈夫だ! それよりもセナ様を!』
キラはオルフェの声を聞いて安堵するよりも早く、シュラが追い込んでいる∀ガンダムの元へと向かい、シュラが近接対装甲刀 ディス・パテールで∀ガンダムの動きを制限した瞬間にディスラプターを撃ち込むのだった。
だが。
『避けられた!?』
『あの状況で掠るだけか! しかし、効果はあるな!』
『うん。もう一度!』
フリーダムから放たれた一撃で、∀ガンダムの肩は一部破損しており、キラとシュラはそこに希望を見て、追撃をしようとした。
しかし、二人は忘れている。
いや、そこまで考えている余裕がないと言うべきか。
「……月光蝶」
『っ!? マズイ! キラ!!』
故に、正面に立つ∀ガンダムが放つ月光蝶に巻き込まれる事になるのだった。
セナ「地球全部とだって戦いますよ!」
セナ「なんでこんなにいっぱい居るの!!?!?」
はい。
という訳で∀と言えば月
なので、月面でワチャワチャタイム
∀を書くにあたり、設定を色々見てたんですけど
ビームライフル最大威力で放つとコロニーレーザーレベルらしいですね
なんで、んなモンMSに持たせてるんだ……
正気じゃないよ……
え? OOも持ってるやろがい!?
いや、でも、ほら。あれは対話だから←??