ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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PHASE-12『黄金に輝く勇気』

(第三者視点)

 

 

 

モニターいっぱいに溢れる虹色の光に終わりを予感したキラであったが、フリーダムよりも前に居たシュラがフリーダムを突き放す様に蹴った事。

 

そして、キラの危機にギリギリで間に合ったクルーゼがヴァル・ヴァロの腕でキラのフリーダムを捕まえ、月光蝶の範囲から逃れようと月面から遠ざかった事により、何とかフリーダムは月光蝶から逃れる事が出来たのだった。

 

しかし、月面の被害は最悪である。

 

「ラウ兄さん……!」

 

『あぁ、見えている。おそらく月面のMSは全滅だな』

 

「みんな、死んでないよね!?」

 

『生命反応も通信も生きている様だ。おそらくは動いているMSの動力源だけを破壊したのだろう』

 

「……良かった」

 

『そうだな。だが、状況は何も好転していない。見ろ! 奴はまだ動いている!』

 

クルーゼの言葉に、キラが月面へ視線を向けると、そこには月面を悠然と歩く髭のMSが居た。

 

僅かに被害も受けている様だが、それでもまだ十分に稼働出来ている雰囲気である。

 

「このままじゃ」

 

『待て、キラ! アズラエルから通信だ。レクイエムの二射目を放つと』

 

「二射目!? でも月面にはまだみんなが」

 

『あぁ、だが。このままという訳にもいかないだろう』

 

「っ」

 

戸惑うキラの目の前でレクイエムが再び光を吐き出し、中継地点を経由しながら月面を歩く髭のMSへと降り注ごうとしていた。

 

しかし、それよりも前に髭のMSは月面を蹴り舞い上がるとレクイエムに向けて月光蝶を広げながらその光を受け止める。

 

「……セナ!」

 

『あのMSの動力は底なしか! 行くぞ! キラ!』

 

「うん!」

 

そして、レクイエムを防ぎきって、月面へと降り立った髭のMSへとキラとクルーゼが高機動で迫る。

 

月光蝶であろうとかわしてみせるという様な動きでだ。

 

しかし、髭のMSはもはや二機では足りないとばかりに、ビームサーベルでキラとクルーゼの猛攻を捌きながら、レクイエムに向けて歩みを進めるのだった。

 

 

 

キラやクルーゼが髭のMSを止めようと攻撃を仕掛けている頃、ブレイバーの中では爆発により気絶していたオルガが目を覚ましていた。

 

「いっつつ、どうなってんだ!? あァ!?」

 

『もう機体動かないよ』

 

『オメェが避けらんねぇからだろ。バァカ!』

 

「んだとォ!?」

 

『言い合ってる場合じゃねぇだろぉー!? 何とか動かないのかよ!』

 

『それが出来れば苦労はしねぇ。アウル! お前も文句言ってないで手ェ動かせ!』

 

『チッ』

 

文句を言い合いながらも、何とかならないかとシステムを動かす五人は、やや時間をかけてようやく通信機能だけは回復させることに成功するのだった。

 

「おい! オッサン!」

 

『ん? お前たち。まだ動けたんですね』

 

「いや、機体は動かねぇ! そっちでバラバラに出来たりしねぇか!? まだやれるぜ!」

 

『……通信機能が使える? それにまだ動力は生きているようですね』

 

「あン!?」

 

『ふふ。これは重畳。良いでしょう! 皆さんにはまだ出来る事があります。サザーランド中将。ガイアに発進を要請』

 

『ハッ』

 

『はぁ? ガイア? ガイアで何するんだ!?』

 

スティングの声に、アズラエルは腕を組みながら笑った。

 

『決まっているでしょう。再び皆さんに働いて貰うんですよ』

 

そして、アズラエルの声と共に月光蝶とは別方向から駆けて来たガイアがブレイバーの近くで止まり、通信を繋げる。

 

『スティング! アウル!』

 

『おま、ステラか!?』

 

『子供が何しに来たんだよ! 危ないからさっさと家に帰れよ!』

 

『ううん。ステラも戦う』

 

『戦うって言ったって』

 

「あン? んだこれ、新しい……合体!?」

 

『へぇー。面白いじゃん』

 

『じゃ行こうか』

 

「へへっ、そうだなァ! オラァ!」

 

オルガは自身の目の前に現れた合体と書かれたボタンを握りしめた拳で破壊しつつ押し、ブレイバーはガイアと共に新たな合体形態へと移行する。

 

そう!

 

この地球圏に起こる問題を解決する為に生まれた勇気の力は、少女の切なる願いに応え! 更なる力を発揮するのだ。

 

ガイアの機体がバラバラになり、ブレイバーの機体へと接続して追加装甲の様になる。

 

オルガの目の前で、エネルギーの残量がほぼ尽きている状態からマックスまで回復し、ブレイバーは立ち上がった!!

 

六人の力を合わせ、月面に降り立ったMSの名は、究極合体! グレートブレイバー!!

 

ガイアの核動力を切っ掛けとして、復活した五機分。計六機の核動力を相乗効果で膨れ上がらせて、無限大の勇気と共に地球を狙う敵へと向かう。

 

「行くぜェー!!」

 

溢れたエネルギーで機体の各部位を金色に輝かせながら、今までよりも数倍早くなった動きで、キラやクルーゼと戦っている髭のMSへと迫り、その機体を月面から引き離すように蹴り上げる。

 

『何!? アレ!』

 

「へっ、へへ! 俺たちの新しい機体だよ!」

 

『完成していたのですね。グレートブレイバー』

 

「そうだ! お前も終わりだぜ! セナ!」

 

『セナちゃん。家に帰ろう?』

 

『ステラさんまで……ですが、私は』

 

セナが月を見下ろしながら、それでもと言葉を続けようとした瞬間、いくつもの大型ビーム砲がセナを狙う様に放たれた。

 

『何が!? ……コンパスの皆さんですか!』

 

そう、そこに居たのは、ケルビムとアークエンジェルとエターナルだ。

 

ミレニアムが居ない事に違和感を覚えつつ、警戒を強めながらセナは三隻の強大な戦艦を見据える。

 

そして、戦闘を機体に全て任せながら、自身はおそらく最後の戦力が居るであろうミレニアムの位置の特定を急ぐのだった。

 

そう。ミレニアムの位置次第では既にこの戦闘はセナの勝利だからだ。

 

「ミレニアムは……! カグツチと共に月の裏側ですか! これなら!」

 

セナは最後の脅威となりそうな者たちに目を向けながら、気合を入れる。

 

この戦いが最後の戦いになると確信して。

 

 

 

セナはまずレクイエムを破壊しようと、∀ガンダムに意思を伝え、ビームライフルを最大出力で放つ。

 

それだけで、レクイエムは自分の放つ砲と同等の威力を受けながら機能を停止させた。

 

そしてグレートブレイバー、マイティーストライクフリーダム、ヴァル・ヴァロの相手をしつつ、近づいてくる三隻にも意識を向ける。

 

『セナ! いい加減にしなさい!』

 

「こんな所で私は止まれません!」

 

『セナちゃん! 話を聞いて!』

 

「マリューさん、ですか!」

 

セナは戦闘を∀ガンダムに任せながら、通信を繋げて来たマリューに意識を向ける。

 

ケルビムのブリッジにいるマリューはセナをジッと見つめながら口を開いた。

 

『もうジェネシスもレクイエムも破壊されたわ。戦争をしようなんて人ももう居ない……だから!』

 

「まだ、止まれないんです。こんな事じゃ! 世界に兵器はまだ残ってる! 戦争はまた始まってしまう!」

 

『人は変わっていけるわ!』

 

「そうやって、願って、死んでしまったんです! 壊れてしまった! だから、私は今度こそ徹底的に全てを壊します!! この世界から争いを根絶する為に!!」

 

そしてセナの意思に応えた∀ガンダムは月光蝶を吐き出しながらグレートブレイバーへと向かい、突撃してその体を月面に叩きつけるのだった。

 

『セナ!』

 

グレートブレイバーを機能停止に追い込んだ∀ガンダムは月面を飛びながら地、最大限に機体を加速させて地球へと向けて飛び立った。

 

その途中にすれ違った三隻の宇宙艦の推進システムをハッキングし、強制停止させてから、誰も追いつけない速度で地球へと向かう。

 

「ジェネシス、レクイエム、そして足の速い三隻の足、ミーティアは封じました。ミレニアムも遠い。そして完全に目覚めた∀ガンダム!! 私はこの世界の歴史を……終わらせます!!」

 

セナはそう宣言して宇宙空間を走るのだった。




はい。
私が全力でふざけてる回ですね。
まぁ、好きなんで、勇者シリーズ。

ゴルドランとか!! 好きなんで。
いつかスパロボに参加する事を夢見てます。
はい。

では、しんみりしたんで、また明日ー。
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