ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
ミア達によってダイダロス基地が破壊されたという情報をカガリ経由で聞いたアスランは、呆れた様な声を漏らしながらキャバリアーアイフリッドの中に居たメイリンとクルーゼに状況を伝えた。
「相変わらず派手だな。彼女は」
「そうですね。でも、そのお陰で凄い速さで解決しましたよ」
「解決と言っても良いのか? これは」
「どの様な形であれ、解決は解決だよ。アスラン。そして、おそらく今回の事件は彼女でなければ解決が遅れ、下手をすれば戦争が起こる可能性すらあった。それは事実だ」
「隊長」
「受け入れがたいのも分かるがな。物事はそれほど単純では無いのだ。利用できるものは利用できる様になれよ。アスラン」
「……はい」
アスランは微妙な顔をしながら頷き、そんなアスランを見て、クルーゼはまだまだ青いなと笑う。
しかし、その青さがアスランという人間を強くしているのも事実な為、それ以上は踏み込まないのがクルーゼだ。
「メイリン。それで、奴が繋がっていた相手の特定はどうだ」
「はい。出来てます。ただ……」
「ただ?」
「ちょっと厄介な人物が出てきました」
「ほぅ」
クルーゼとアスランはメイリンからデータを受け取り、クルーゼは困ったなとでもいう様な苦笑を浮かべ、アスランは明確な苛立ちを顔に示した。
そう。メイリンが示したデータ。そこには現在大西洋連邦の大統領選挙に出馬している『コーディネーター』の名前があったからだ。
「ふっ、時代は変わるものだな。まさかナチュラルとコーディネーターが仲良く反乱を起こそうとしているとは」
「笑いごとでは無いですよ! 隊長! こんな、こんな事じゃセナが何のために犠牲になったのか……!」
「それを言うな。アスラン。私だって憤ってはいるさ。だが、これもまた世界が変わっていく証拠だろう?」
「それは、そうですが……! それでも、彼らの語る理想をセナが支持するとは思えません。なのに、セナの名前を利用して」
「それだけあの子の名前が強いという事さ。何も知らぬ者であれば、セナが支持しているというだけで話を聞こうという気にもなる。道を間違えても、やはり人の為に、誰かの為にと戦っていた事を、世界中の人間が知っているのだからな」
「ですか! この様な真似……許せる事ではありません!」
「気持ちは分かる」
「……」
「分かるがな。こういうものだ。自らの望んだ未来を引き寄せる為に、他者を利用する事も厭わない。それが人間だよ。アスラン」
「くっ」
「受け入れろ。とは言わないがな。こういう事も起こるさ」
「……はい」
「そして、こういう問題が発生した時、それを解決するのが我らの役目という訳だ。分かるな?」
「はい!」
アスランはクルーゼの言葉に凛々しい顔をしながら敬礼をする。
そしてそんなアスランを見ながらクルーゼは笑い、メイリンもまた微笑ましいものを見る様に笑うのだった。
それから三人はカガリに指示を仰ぎつつ、大西洋連邦首都ワシントンへ向かった。
しかし……そんな彼らを待っていたのは意外な人物だった。
「ん? ラウ・ル・クルーゼじゃないか。何か問題でも起きたか?」
「あらあら、皆さまお揃いで」
「お前は、ジブリール。それに総裁! こちらで何を」
「何をと言われてもな。大西洋連邦の大統領にコーディネーターが出馬すると聞いて、その妨害でアルスター事務次官の娘を出馬させる準備をしている」
「フレイ・アルスターが大西洋連邦の大統領!?」
「大きな声出さないでくれる? アスラン・ザラ。それにね。言っとくけど戦争ばっかりやってるアンタらより、私の方がよっぽど政治に詳しいから」
「そうですわ。フレイさんならば素晴らしい大統領になりますよ。アスラン」
「ふふん。どうよ」
「いや、その……失礼しました。あまりにも驚いたものですから」
アスランはラクスとフレイに詰められて、動揺しながらも頷く。
そんな三人からクルーゼへ視線を戻し、ジブリールは再び口を開いた。
「とは言ってもだ。所詮は小娘。無論我らも支援はする。という訳で、私はここに居る訳だが……それで? お前たちはどうした」
「我々は例の反乱軍の根を追って、ここに来たんだよ。ジブリール」
「ほう?」
「例の反乱軍の方々の件ですわね。何か分かったのですか?」
「はい。総裁。実は、反乱軍にМSを横流ししていたのは、ダイダロス基地の司令官である事が判明しました。そして、そちらはミアとアコード部隊が制圧したのですが、他にも協力者が居るという事が分かりまして」
「……それが、今回大西洋連邦の大統領選挙に出馬される方なのですね」
「ほぅ。コーディネーターと手を組むナチュラルが現れたか。時代だな」
「そうですわね」
「それで? クルーゼ。お前たちはどうするつもりなのだ」
「いや、まだ詳細は決めていない。まずは状況の確認をするためにここへ来たのだ」
「そんなの! ソイツを捕まえれば終わりでしょ?」
「いや、そういう訳にもいかない。何せ向こうは表立って証拠を残してはいないのだ。メイリンの掴んだ証拠も、公的な物には使えないからな」
「では、どうする? 『不幸な事故』にでも遭わせるか」
「それは避けた方が良いと思いますわ。どの様な形であれ、コーディネーターとナチュラルが共に手を繋ぐ事の出来る世界となりつつあるのですから
「ならば答えは一つだな」
「えぇ、そうですわね」
ジブリールとラクスは感情の読めない笑みを浮かべると、そのまま視線をフレイに向けた。
「はぁー。結局こうなるってワケ。まぁ、良いけどね。覚悟は決めてたし」
「申し訳ございません。フレイさん」
「良いわよ。それに、これでラクスやキラ、カガリやセナに並べると思えば安い物だわ。コンパス総裁、コンパスの英雄、国連議長、世界の救世主様だもんね。いや、そう考えると大西洋連邦の大統領程度じゃ足りない気もするわね」
「その様な事はありませんわ。フレイさんはとても素敵な方ですもの」
「そ? ありがとね、ラクス」
フレイとラクスが笑い合う光景を見ながら、アスランは小さく頷きクルーゼへと視線を向けた。
「隊長」
「どうしたね? アスラン」
「我々はこのまま彼女たちの護衛を?」
「それも良いがな。ジブリールが用意している兵もいるだろう?」
「あぁ。ファントムペインの連中に護らせている」
「ならば、我らには我らにしか出来ぬ事をしようじゃないか」
「我らにしか出来ない事?」
アスランはクルーゼの言葉に首を傾げ、そしてあぁと頷くとメイリンへと視線を送り、頷く。
「では、ラクス嬢。フレイ嬢。我らは我らの役目を果たしに行きます」
「えぇ。お気をつけて」
「我らの役目?」
「諜報ですよ。フレイ嬢。故に。何かが起こる前に我らがそれを防ぐ」
「人手はいるか? クルーゼ」
「いや。今は不要だ。何かあればまた連絡をする」
「分かった」
それからクルーゼは総裁であるラクスと話し、いくつか決めごとをしてから部屋を出た。
そして、メイリンが調べた反乱軍・テロリストたちを捕縛または制圧してゆくのだった。
世界中のあらゆる場所に存在するテロリストの隠れ家を襲撃し、争いの根を摘み取る。
それが、いつかセナの夢見た世界……そして、自分たりが信じた未来に繋がると信じて。
はい。
という訳で、アスラン達の視点でございます
何だかんだ、クルーゼ、アスラン、メイリンの三人で動いてるのが一番強そう
でも手段を選ばない事も多いから、キラとかには活動内容は言えなそう感
あー、そう言えば活動報告更新しましたー
そろそろSEEDも終わりなので、次の作品どうしようかな的な話でござい
暇なら見て貰えると嬉しいなぁー
という感じでございます
ではまた明日ー