ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
てーてーてーてーてー、てーててててーてて
(第三者視点)
ザフトに奪われたG兵器4機に追われていたアークエンジェルであるが、オーブ近海へと追い込まれてしまった為に、オーブ軍とザフトの両軍に挟まれる事になってしまう。
何とかギリギリで進路を変えたマリューであったが、バスターの攻撃がエンジン部に被弾した事で、アークエンジェルはオーブの領海へと入ってしまうのだった。
だが、直前にカガリが自身をオーブの姫だと名乗っていた事もあり、オーブ軍の攻撃はアークエンジェルに直撃する事はなく、アークエンジェルは秘密裏にオーブへと入国する事となった。
そしてオーブへと入り込んだアークエンジェルはまず、艦長ら士官がオーブの獅子であり、カガリの父であるウズミ・ナラ・アスハと会談をする事になるのだった。
「御承知の通り、我がオーブは中立だ」
「はい」
「公式には貴艦は我が軍に追われ、領海から離脱したということになっている」
ウズミの言葉に頷くマリューとその横に並んで座る士官のセナとムウとナタルを見据えるウズミは、マリューの言葉に続いて聞こえてきたムウの言葉に顔をしかめた。
「助けて下さったのは、まさか、お嬢様が乗っていたから、ではないですよね?」
「国の命運と甘ったれたバカ娘一人の命、秤に掛けるとお思いか?」
「失礼いたしました」
「そうであったならいっそ、分かりやすくて良いがな」
ウズミは語りながら、セナへと視線を向けるが、セナは何も知らぬ幼子の様な顔でウズミの言葉を聞いていた。
「ヘリオポリスの件、巻き込まれ、志願兵となったというこの国の子供達。聞き及ぶ、戦場でのXナンバーの活躍。人命のみ救い、あの船とモビルスーツは、このまま沈めてしまった方が良いのではないかと、大分迷った」
ウズミは目を閉じながら、深く一言ずつ言葉を選ぶ様に、マリュー達へ語る。
「今でもこれで良かったものなのか分からん」
「申し訳ありません。ヘリオポリスや子供達のこと、私などが申し上げる言葉ではありませんが、一個人としては、本当に申し訳なく思っております」
「よい。あれはこちらにも非のあること。国の内部の問題でもあるのでな」
「……」
「我等が中立を保つのは、ナチュラル、コーディネイター、どちらも敵としたくないからだ。まぁ、力無くば、その意志を押し通すことも出来ず、だからといって力を持てば、それもまた狙われる。軍人である君等には、要らぬ話だろうがな」
「ウズミ様のお言葉も分かります。ですが、我々にもまた守る物があり、こうしてプラントと争いになったとしても、戦う理由があるのです」
マリューの言葉にウズミは少し考えた後、話を変える為に場を切り替えた。
「ともあれ、こちらも貴艦を沈めなかった最大の訳をお話せねばならん。ストライク及びストライクセイバーのこれまでの戦闘データとパイロットであるコーディネーター。キラ・ヤマトとセナ・アズラエルのモルゲンレーテへの技術協力を我が国は希望している」
「っ」
「は……?」
「叶えば、こちらもかなりの便宜を、貴艦に図れることとなろう」
「ウズミ様、それは……」
「無論すぐに答えを出す必要はない。話し合い、結論が出た後に回答を聞かせて貰おう」
ウズミはそう言うと、オーブの会議室より出て行こうとする。
しかし、それにストップをかけた人物がいた。そう、セナである。
「ウズミ様。少しお二人でお話をさせていただいてもよろしいですか?」
「セナ中佐!?」
「大丈夫ですよ。ナタルさん。お話をするだけですから」
「しかし!」
「お願いです。ナタルさん。必ずアークエンジェルに帰りますから」
「……っ!」
唇を噛みしめるナタルにペコリと頭を下げると、マリューとムウにも出て行って貰い、セナはウズミと二人きりになるのだった。
ウズミはそんなセナを見つめながら、警戒心を隠さずに言葉をかけた。
「私に話とは何かな? セナ・アズラエル」
「まずは、名前の訂正から始めても良いですか? ウズミ様はご存知でしょう?」
「……そうだな。セナ・ヤマト。この名前でありたいという事は、君はまだブルーコスモスの為に」
「ウズミ様。違います」
「なに?」
「私の正式な名前は、セナ・ヒビキ。キラお姉ちゃんとカガリお姉ちゃんの妹です」
「っ! 知って、いたのか」
「はい。私は三歳まで父や母と共に居ましたから」
「そうか。二人はどうなった?」
「分かりません。生きているのか。死んでいるのかさえ」
セナの言葉にウズミは眉間に皺を寄せながら、口を開こうかとして迷い、少ししてから言葉をセナに向けた。
「その事はカガリたちには?」
「まだ話してません。そして、これからも話すつもりはありません。だって、キラお姉ちゃんの本当のお父さんとお母さんはハルマさんとカリダさんで、カガリお姉ちゃんの本当のお父さんはウズミ様ですから」
「……そうか」
「それで、実はですね。ウズミ様にお話があったのは、セナ・ヒビキとして、お願いがあったからなんです」
「セナ・ヒビキとして? どういう意味で言っているのか、分からぬな」
「私はカガリお姉ちゃんの妹な訳で、という事はウズミ様は私にとってもお父様になるワケです」
「む? うむ、む?」
「という訳でお父様。娘よりお願いがあります。アークエンジェルがオーブから出て少ししてからザフトとの戦闘が行われるのですが、そこで一人の少年を助けて頂きたいのです」
ウズミはただ黙ってセナの話を聞く。
「少年の名前はニコル・アマルフィ。プラント最高評議会の議員の息子になりますが、とても温厚で、優しい……戦争には向かない子です。どうか彼をオーブで保護し、時が来るまでは決して生存を外部に漏らさぬ様にしていただきたいのです」
「時。というのは?」
「オーブが焼かれる時です」
「っ、セナ・ヒビキ。君には何が見えている」
「不確かではありますが、起こり得る未来が。今私は世界中のあらゆる情報を見る事が出来ますから」
「……」
「これからアークエンジェルはアラスカへ向かいますが、アラスカはこの戦争を早く終わらせたいザフトの大規模攻撃を受け、サイクロプスを発動させ自爆します。そして、ここで大きく戦力を削られたザフトは地球にある宇宙への出口を潰す為に攻撃を仕掛けます。そして全てを奪われた地球軍は……」
「オーブを狙う。という訳か」
「はい」
「なるほどな。確かにあり得る図式だ。今まではあり得なかったが、ここまで戦争が苛烈になってはな」
「ウズミ様。もし私が言ったように世界が進んだ場合は、国民を」
「分かっておるよ。一人として犠牲は出さぬよう、オーブが焼かれる前に、避難を行おう」
「ありがとうございます」
セナは深々と頭を下げながら、ウズミに向かって笑う。
こうして、セナとウズミの話は終わり、セナの説得もありキラとセナはモルゲンレーテに技術協力をする事となった。
そして明朝。セナとキラはアークエンジェルを出て、モルゲンレーテの工場へ朝霧の中を歩いて向かうのだった。
キラはかつての母国に対して微妙な気持ちを抱きながら。
セナは、これから先の戦争に必要となる守る力をオーブに与える為に。
「ギリギリ間に合って良かったですね。戦闘支援システム。そして、ナチュラル用のOSも。これで希望の灯は消えません。この世界を照らし続けてくれる」
セナはコックピットの中で一人、小さく笑みを浮かべながら先を歩くストライクを見据えるのだった。
今確認したらタイトルがついて無くてびっくりしましたわ。
ごめんなさい。急いで修正しました。
という訳で平和の国へたどり着きました。
が、特に語ることもそれほどありませんわ!
なので、サクサク次の回書いてゆきますー。
の前にそろそろ夕ご飯を食べますか……。
お腹減った。