ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど   作:とーふ@毎日なんか書いてる

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本日、一回目の行動……!

テュュュュュュュュン
デケデケデケデケ
ドン!
デケデケデケデケ
ドン!
デケデケデケデケ
ドン!
デケデケデケデケ

チャカッツチャカッチャカッ


PHASE-35『果てなき輪舞(ロンド)』

(フレイ視点)

 

 

 

セナと初めて会ったのは、とあるパーティーでの事だった。

 

ママが小さいころに死んだから、私にはパパしか居なくって、パパの行く場所にどこへでも付いていったから、セナと会ったのも、そんなパーティー会場での事だった。

 

パパはかなり偉い立場の人で、周りの人はみんな私やパパに気を遣っていた。

 

それが当たり前だと思っていた。

 

でも、そんな中でパパよりも偉い人が現れて、それがアズラエルさんであり、その娘として現れたのがセナだった。

 

初めてセナを見た時は、まるで絵本から飛び出してきた様な可愛い姿に、少し嫉妬したのを覚えている。

 

それでもパパにとっての一番は私だったし、セナは私に嫌な事を言うような子では無かったから、すぐに仲良くなった。

 

だから、初めてセナの秘密を打ち明けられた時はビックリしたけど、もう親友だったから何も思わなかったのだ。

 

「……うん。そう、私。コーディネーター……なんです」

 

「そうなの? コーディネーターって、あの体を改造して、っていう人たち」

 

「うーん。広義的にはそうなりますね」

 

「そうなんだ。セナってば改造人間だったのね。それで? 改造人間ってどっかで何かと戦うの?」

 

「いや、別に何かと戦う為に改造した訳じゃないですよ。ただ、病気になりにくかったり、頭が良くなったり、運動も得意だったりします」

 

「へぇー」

 

「あんまり興味無さそうですね」

 

「まぁね。病気にならないっていうのは良いな。って感じだけど。それ以外は微妙かなぁ」

 

「あー。そうそう。見た目を変える人も居るみたいですよ。目の色を変えたりとか」

 

「ふぅーん……って、まさか! セナ! 貴女もそれやって、綺麗にしたんじゃないでしょうね!?」

 

「い、いや! この見た目は何もやってないですよ!」

 

「でも、アズラエルさん夫婦と全然似てないじゃない。あなた」

 

「それは、その……実は私、二人の子供じゃないんですよ。親は違う人で、写真もあります」

 

「へぇ、綺麗な人。あー。確かにセナとよく似てるわ。天然ものだったのね。じゃあ許してあげる」

 

「えへへ。ありがとうございます」

 

「何笑ってるのよ」

 

「あ、いえ。似てるって言われると嬉しいんです。私もこの世界に生きてるんだなって思えるので」

 

「はぁー? 何訳わかんない事言ってんの。アンタは確かにここに生きてるし。私と話してる。そうでしょ?」

 

「……そうですね」

 

「それで? この写真の赤ちゃんがセナって事?」

 

「あー。いや、その写真の二人は私のお姉ちゃん達なんです。私はお母さんと撮った写真は無いので、せめてこれだけはって持ってるんですよ」

 

セナは時々、空を見上げて遠くを見る様な癖があった。

 

その時のセナはここではないどこかに行ってしまいそうで、その儚さが酷く恐ろしかったのを覚えている。

 

「ん? どうしたんですか? フレイさん」

 

だから私はセナの手を握って、どこにも行かない様に繋ぎとめたかったのだ。

 

セナほど頭が良くない私でも、こうしていればセナはどこにもいかないと知っていたから。

 

「別に、何でもないわ」

 

「そうですか?」

 

「それよりもアンタ! 前にも言ったけど、ちゃんとフレイって呼びなさいよ! さん付けなんて、他人みたいで何か嫌だわ!」

 

「いや、そう言われましても……フレイ……さん」

 

「はい、駄目。ちゃんと言えるまで今日は帰してあげないわよ」

 

「そ、そんなぁ」

 

「それよりも、さっきの改造の話もっと聞かせなさいよ。見た目を弄れるんでしょ? どういう事が出来んのよ。もしかして、髪が傷まなくなったり、肌が荒れなかったりとか、寝癖が出来なかったりとか出来るの!?」

 

「いや、その辺りは詳しくないのですが」

 

「そういえばセナ。アンタ、肌も凄い綺麗よね? 爪も……もしかして、ズルしてるんじゃないの!?」

 

「いや、その辺りは私も分からなくて!」

 

「なら改造の方法を吐きなさい! 私だってもっと髪を綺麗にしたいんだから!」

 

「きゃははは、く、くすぐらないで、あははは、ください」

 

でも、結局この時吐かせたコーディネーターを造る方法は、生まれる前じゃないと出来ないという事で、酷くズルいなと思ったのをよく覚えている。

 

しかし、それでもコーディネーターに対してそう思っただけで、付き合えば付き合うほどに、日々必死に世界と戦っているセナに対してそういう事を思う事は無いのだった。

 

 

 

それから時間が過ぎて。

 

セナとヘリオポリスで暮らす様になって、私はあの子を見つける度にその姿を目で追うようになった。

 

名前はミリアリアからそれとなく聞いて知っていた。

 

キラ・ヤマト。

 

セナや、セナが写真で見せてくれた人にそっくりな女の子。

 

すぐに分かった。あの子がセナのお姉ちゃんなんだって。

 

偶然を装って、一度凄い近くから見たけど、間違いない。

 

しかも、キラは昔離れ離れになった妹を探していると言っていた。

 

多分仲の良い姉妹だったのだろう。

 

そう思うと私は一気に怖くなった。

 

ママが死んで、私にはパパしか居なくて、でも、パパも殆ど会えなくて。

 

今の私にはセナしか居ないのだ。でもあの子にはきっと家族が居るのだろう。

 

それならセナは私が貰ったって良いじゃないか。私にはいつも会える家族はセナしか居ないのだから。

 

そう思って、それが正しいと思って、私はあの子とセナを引き離した。

 

このまま互いに何も知らず、居てくれれば良いと、そう思って。

 

でも、私たちはアークエンジェルに乗る事になってしまって、あの子とセナも姉妹に戻ってしまって、私は一人になってしまった。

 

セナは戦いの中で傷ついていくのに、私には何も話してくれなくて。

 

このまま戦い続けたら、いつか、パパの船を守ってくれた時の様に……。

 

そう考えると怖くて、怖くて、私は戦場でザフトを追い払い続けているキラに敵を全部殺して欲しいと願った。

 

セナを守りたいというあの子の願いを利用して。

 

そのままコーディネーターを全部殺して、それで、あの子もそのまま何処かへ消えてしまえば良いと、そう願って。

 

願っていたのに。

 

「キラ」

 

「……っ、どうしたの? フレイ」

 

「別に。何でもないわ」

 

「そう」

 

「キラは、どうするの?」

 

「どうするって?」

 

「家族に……会えるかもしれないんでしょ?」

 

「あぁ、そうだね。でも、どうかな……今は難しい」

 

「何よ」

 

「……フレイ?」

 

「何よそんなの!! 貴女には、貴女を思ってくれる家族が居て、ずっと傍に居るのに、なんで、そんな風に扱えるのよ!」

 

「フレイ」

 

「私にはパパしか居なくて、パパも今は会えなくて、セナしか居ないのに! なんでアンタは!」

 

「……フレイ、僕は」

 

「苦しいんでしょ!? 人を殺して、悲しいんでしょ! なら言えば良いじゃない! 甘えれば良いじゃない! そうやって家族に! 逃げれば良いじゃない! 全部投げ出して、セナと一緒に逃げれば良いじゃない!」

 

「もう逃げる事なんて出来ないよ」

 

「何よ! 何よそんなの!!」

 

「僕は、自分の罪から逃げちゃいけないんだ。人を殺してしまった罪から」

 

「私、の……全部私のせいじゃない。貴女は、貴女たちはいつだって、戦いたくなくて、殺したくなくて、でも、私が、貴女をそうさせたんじゃない。私が!」

 

「フレイ。もう止めよう。僕たち、間違えたんだ」

 

「キラ……!」

 

私はキラの体を叩きながら泣いた。

 

本当に泣きたかったのはキラなのに。

 

戦場から帰ってくるたびに、セナには見せられないって言って、私に縋りついて泣いていた弱いキラ。

 

でも、キラはいつだって強くて、戦う事が出来てしまうから、戦いの度に苦しんでしまうのだ。

 

「……」

 

いつかこんな戦いにも終わりは来るのだろうか。

 

来て欲しいと願う。

 

あの日、デッキで二人だけの静かな時間を過ごしていた時の様に。

 

いつか……。




OPが変わりましたね。
頑張ってソレっぽい感じに書こうとして、一時間くらい奮闘してました。
正直、凄い無駄な事をやっている様な気がする……。
いや、きっと気のせい。気のせいなんだ……。


という訳で本編では休憩回というか、総集編回というか。
まぁ半分くらいはこれまでの戦いをエリカさんが紹介している感じの回だったので。
好き放題出来る!

という事でフレイ視点の話を入れました。
まぁ、そろそろ退場しそうな方々も居ますし。
ちょうど良いタイミングかなと。

という訳で、今日も頑張っていきましょい。
では、また。
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