ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
デケデケデケデケ
ドン!
デケデケデケデケ
ドン!
デケデケデケデケ
ドン!
デケデケデケデケ
チャカッツチャカッチャカッ
(第三者視点)
クルーゼはキラとセナの救出を古くからの知り合いに頼みつつ、自分はこれから行われる大規模作戦の準備を行っていた。
しかし、タイミングが悪く、まだ報告は受けていない。
セナが居る以上、大丈夫だろうが、焦る気持ちがあったのは確かだ。
その為、苛立ちを感じながらも、一応部下であるアスランと面会する為にアスランの居る病室へ来ていた。
「クルーゼだ、入るぞ」
「……隊長!」
「そのままでよい」
「申し訳……ありません」
「いや、報告は聞いた。君はよくやってくれたよ」
なんて心にもない事を言いながら、クルーゼは心の中でアスランを罵っていた。
アカデミーでは優秀な成績を出していた男であったが、結局キラを説得する事も出来ず、セナを傷つけた男だ。
しかし、それを表に出す様な事はしない。
「いいえ……」
「私こそ対応が遅れてすまなかったな。確かに犠牲も大きかったが、それもやむを得ん。それほどに強敵だったということだ。君の友人は」
「……はい」
「辛い戦いだったと思うが、ニコル、バルトフェルド隊長、他にも多くの兵が彼女によって命を奪われたのだ。それを討った君の強さは、本国でも高く評価されているよ。君には、ネビラ勲章が授与されるそうだ」
「え?」
「私としては残念だが、本日付で国防委員会直属の、特務隊へ転属との通達も来ている」
「そんな……隊長!」
体も心も傷ついているのだろう。苦しそうに自分を見つめるアスランに、少しだけ溜飲が下がるのを感じながらも、クルーゼは言葉を重ねた。
セナの作戦であったとはいえ、二人を傷つけた相手だ。
憎しみはなくとも、苛立ちは感じる。
どの道、本国へ帰ればキラとセナはアスランに接触しようとするだろうし。
そうなれば分かってしまう情報だろうが、今はあえて二人の生存を隠していた。
キラとセナを傷つけた事を、短い時間だが、存分に味わい苦しめば良いと呪いを掛ける。
「トップガンだな、アスラン。君は最新鋭機のパイロットとなる。その機体受領の為にも、即刻本国へ戻ってほしいそうだ」
「しかし……」
「お父上が、評議会議長となられたのは、聞いたかね?」
「……はい」
「ザラ議長は、戦争の早期終結を切に願っておられる。本当に早く終わらせたいものだな、こんな戦争は。その為にも、君もまた力を尽くしてくれたまえ」
クルーゼは言うだけ言うと、アスランの部屋を出て、ちょうど入ってきた知り合いからの通信に出た。
地球の電波状況は酷いが、通信機に特別な改造をする事により固定の通信機同士であればどれだけ離れていても通信出来る様になっていた。
「私だ」
それ故。クルーゼは歩きながら、その通信を受けていた。
『ら、らう……ようやく繋がった』
「あぁ、すまなかったな。少々立て込んでいた。何か問題でもあったか?」
『それが、ザフトの特殊部隊が俺よりも早く現地へ行っていて……キラという少女が運ばれてしまったんだ』
クルーゼは思わず舌打ちをしたくなる気持ちを抑えて、レイからの通信に意識を集中する。
「そうか。だが、それはしょうがない。相当な激戦だったと聞いているからな。レイが近づけなかったのもしょうがないだろう。それで……」
キラは分かったが、セナはどうした? と聞こうとして、レイの様子がおかしい事に気づく。
「レイ……?」
『ら、らう……せな、セナが! 見つからないんだ』
「……な、に?」
『ストライクセイバーは、あったけど……どこにもセナが、いなくて』
クルーゼは通信機を落としながら、呆然と言われた言葉の意味が分からずに視線をさ迷わせた。
それから、通信機を拾いレイに再度尋ねたが、返ってきた答えは同じだった。
セナが行方不明という報告をレイから受けたクルーゼは動揺していたが、少し時間をおいてから冷静になり、脱出したセナが何者かに連れ去られた可能性について考え始めた。
そう。レイはセナが居ないと言っていた。
セナがもし脱出に失敗し、命を落としていた場合、そう言っていただろう。
しかし、見つからないと言っていた。
ならば、脱出した後に何かがあったと考える方が自然だ。
「……可能性としては地球軍が一番大きいか」
クルーゼはそう考えると、現在地球軍に行われようとしているアラスカへ侵攻作戦で、どうにかして内部へと潜入し、情報を調べる事を考え始めた。
アラスカの防衛網を考えると難しいが、隙を突いて単機で向かえば何とかなるかもしれない。
そうしてクルーゼはアラスカ侵攻作戦の中、自分が行わなければいけない事をまとめ始めた。
そして、いざアラスカへの侵攻作戦が始まってから、クルーゼは調べ上げたアラスカ基地の情報から内部へと入り込む場所へと単機で突撃し、潜入した。
しかし、様子がおかしい。
「……これはどういう事だ? 防衛が余りにも薄すぎる。パナマへ戦力を割いているにしても、これは異常だ」
呟きながら、アラスカ基地の内部をディンで飛行し、人気が無い場所にMSを隠したクルーゼはそのまま基地の内部を進み、メインコンピューターにアクセスできる場所までたどり着いた。
が、そこで知った情報はクルーゼの予想した最悪の物であった。
「……サイクロプスか。セナがニュートロンジャマーキャンセラーを開発してからは、それなりにまともになってきたかと思っていたが、ここまで腐っていたか……地球軍」
しかし、重要な情報はそこではない。
クルーゼはそのまま地球軍のコンピューターを使って、セナについて調べていたのだが、どうやら地球軍もセナについては探しているらしく、何度も、セナが消息を絶ったと思われる小島に調査隊を送っている事から、本当は発見しているという様な事も無いようだった。
「……であれば、どこに……?」
考え込むクルーゼは扉から伺う影に気づいて銃を抜きながら、障害物の陰に隠れた。
「ラウ・ル・クルーゼ!」
「っ!? ムウ・ラ・フラガか! せっかく会えたのに残念だが、今は貴様に付き合っている時間がなくてね。ここに居ると言うことは、貴様も地球軍では既に用済みか。堕ちたものだな、エンディミオンの鷹も」
「なんだと!?」
「フン。逃げるのなら、急いだ方が良いぞ。貴様もサイクロプスで焼かれたくはあるまい」
「サイクロプスだと!」
「セナ・ヤマトを守れなかった貴様だが、あの子の護りたかったものくらいは守って見せろ。ムウ・ラ・フラガ」
「っ! 貴様! 何でセナの嬢ちゃんの事を!」
クルーゼは銃を数発撃った後、コンピュータールームから逃げ出し、隠しておいたディンの場所へと向かった。
そして、セナの情報を纏めながら、アラスカ基地から脱出し、ザフトの侵攻部隊の指揮官へと通信を繋げる。
「全軍撤退だ!! アラスカ基地の深部にはサイクロプスが仕掛けられている!」
『なっ!? なん……』
「急げ! 全軍に! ……なに!?」
クルーゼの通信は何者かに妨害されているのか、ノイズだらけになってしまい、クルーゼは舌打ちをしながら母艦を目指した。
この通信妨害は明らかに地球軍のものであり、より多くのザフト兵をサイクロプスで殺したいという意思のあらわれでもあった。
セナとの事があってもなお、こんな事をしようとする地球軍に苛立ちながら、クルーゼはとにかく兵を一人でも多く救うべく駆けるのだった。
やってきましたアラスカ。
はい。
今回はクルーゼ隊長が情報漏らしてないですけど、自爆します。
この辺りの話に関しては、むしろアニメのパトリックパッパの言い分に違和感があって。
別に情報流出無くても、普通に起こり得た事じゃないかな、と。
・なんか地球軍パナマに集まってるわ。
・手薄になってるアラスカ攻めるね。
・なんか罠で味方ごと自爆したわ。
・突撃した部隊が壊滅しました。
という流れは別におかしな事無いですし。
味方ごとって言うのは、コズミック・イラではおかしな事でも無いので。
作戦は至って普通な訳ですね。
実際、味方ごと攻撃、自爆は全ての陣営が行っているので、考慮するのは当然なのです。
まぁ、劣ったナチュラルの罠にハマったという事実に精神が耐えられず、せめて自分を嵌められそうな人間!! って探した結果シーゲルだったという事なら納得ですが。
これはこれで何というか、コズミック・イラ。
という訳で、また週末が来たので、終末まで走ろうかと思ったのですが。
六月の中頃から始まる新作(オリジナル)の打ち合わせをカナタ君とやったり、
七月から始まる短編新作(オリジナル)の打ち合わせをカナタ君とやったり、
七月から始まる長編新作(オリジナル)の打ち合わせをカナタ君とやったりするので、今週は時間が取れるか分かりません。
私の書く速度が早ければ良かったんですけどねぇ。
書くのが遅くてすまぬぇ。
ま。一話は最低でも書けるので、後は空き時間次第ですかね。
ほな! また明日。
……というか、気になってたんですけど。
土日のいっぱい更新ってやっても良いんですかね?
更新連絡いっぱい来るとウザったい?
イマイチ感覚が分からなくて……。
教えてくれたら嬉しいです(ボソッ