ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
てててーてて
てててーてて
てててててー
ててててててててー
てて!
てててててっててってててー
(第三者視点)
地球軍によって占領されたビクトリア基地にて、一台の軍用車両が走っていた。
乗っているのは地球連合軍最高司令部統合作戦室所属ウィリアム・サザーランド大佐と国防産業連合理事であり反コーディネーター組織ブルーコスモスの盟主ムルタ・アズラエルであった。
「いやいや、お見事でした。流石ですな、サザーランド大佐」
「いえ、ストライクダガーは良い出来ですよ。むしろ、こちらの都合でオーブへの侵攻作戦を止めてしまい申し訳ございませんでした」
「いや。あれはサザーランド大佐の責任じゃあない。全てはあの男が原因でしょう? デュエイン・ハルバートンでしたか、いつ大統領に取り入ったんだか。小賢しい者が居ると苦労しますな」
「大局も見えぬ愚か者ですよ。この状況で停戦とは。あの様な者がご迷惑をおかけするとは、恥ずかしい限りです」
「まぁ、どちらにせよ。オーブを落とすことが難しかったのは確かだ。よもや、カラミティ、フォビドゥン、レイダーで、ああまで手こずるとは思わなかった。本当にとんでもない国だね、オーブは。何考えてたんだか」
「上手く立ち回って、甘い汁だけ吸おうと思っていたんでしょう。卑怯な国です。セナ嬢への恩義も忘れ、己が利益ばかりを追い求めるとは……。しかも防衛システムにはセナ嬢の考案した戦闘支援システムが使われていたのでしょう?」
「あぁ、あの動き。間違いないね。ただのナチュラルにあれが出来るとは思えない。おそらくはオーブにアークエンジェルが入った時に盗み出したんだろう」
「おぞましいものですな」
「それと、気掛かりなのはあの二機のМSだ。サザーランド大佐はアレをどう見る?」
「おそらくはザフトの物だと考えております」
「っ、そうか。なるほど。確かにね。言われてみれば、そう思えるね」
「アズラエル様はどう思われましたか?」
「いや、何。あの機体……もしかしたら、核エネルギー、使ってるんじゃないかと思ってさ」
「なんですと!?」
「確証はないけど。でもあれだけのパワー、従来のものでは不可能だ」
「セナ嬢が我ら人類に授けた技術をこの様な形で使うとは……コーディネーターというのは本当に」
「まったく困った化け物だよ。あいつらは。結局特別なのはセナだけだったという話だね」
「左様ですな」
「ま、でも良かった事も一つあるよ」
「と、言いますと?」
「例の二機。その片方、白い方からセナの動画を貰ってね。セナは遺言みたいな風に撮ってたけど、動画に残された位置情報を見るとね。面白い事が分かったんだ。L4コロニー。僕の知る限り、セナがそんな場所へ行ったことは無いのだけれど、いったいいつ行ったんだろうね?」
「ではセナ嬢はそちらに?」
「あぁ、どこのどいつが連れて行ったのかは知らないけど。奪われたものは取り返さないとね。マリーもいい加減限界みたいだし。娘の為に僕が頑張るって話さ」
「承知いたしました。ではこちらも準備は進めさせていただきます」
「あぁ。頼むよ。世界平和の為にね」
アズラエルはそれからサザーランドと別れ、宇宙へと向かった。
その後、月基地を経由して、最新鋭の宇宙艦へと乗り込むのだった。
アズラエルを乗せた地球軍の最新鋭艦ドミニオンはアークエンジェルと同型の宇宙戦闘艦であり、艦長の地位についているのも、元アークエンジェルの副長であるナタル・バジルールである。
そして、搭載МSには地球軍の最新鋭MSであるカラミティ、フォビドゥン、レイダーが搭載されており、真っすぐにL4宙域へと向かって進んでいた。
「クロト・ブエル。強化インプラントステージ3。X-370の生体CPU。個人データは全て削除。オルガ・サブナック。X-131の生体CPU。ステージ2。やはり個人データは無しか。シャニ・アンドラス。ステージ4。X-252の生体CPU。個人データ無し。3人ともパイロットではなく装備なのか……。消耗パーツ扱いとはな」
「後どのくらいですかね、L4は」
「間もなくです。しかし、自分は未だ賛成しかねますが。ドミニオンのみでセナ中佐の奪還に向かうというのは」
「まぁ、言いたいことは分かりますけどね。向こうがどういう連中かも分からないのに、艦隊は動かせないでしょ? こっちの動きがバレて向こうが逃げ出しちゃったらどうするの」
「しかし、であるならば、まずは偵察を! いきなり強硬突撃など、セナ中佐に何かあれば」
「はいはい。分かってますよ。そのくらいの事は。だからこの艦で偵察も一緒にやろうって言ってるじゃないですか。それで制圧できそうなら制圧して、セナを奪還。簡単でしょ?」
「しかし!」
「あのねぇ。出来ない出来ないと、そればかり言っていても事態は改善しないんですよ? 無理を無理と言うことくらい誰にでも出来る。それでもやり遂げるのが優秀な人物。これ、ビジネス界じゃ常識なんですけど?」
「我らが向かうのは戦場です! 失敗は死を意味します!」
「ビジネス界だって同じですよ。貴方ってもしかして、確実に勝てる戦いしかしないタイプ?」
「っ」
「それもいいですけどねぇ。ここぞって時には頑張らないと。全てを失ってしまいますよ。貴女だってセナと同じ艦に乗っていたんだから知っているでしょう? あの子が一度でも勝てない、無理だ。って言って逃げ出しましたか?」
「……いえ」
「ならそれが答えだ。頑張ってくださいよ。艦長サン」
「分かりました」
ナタルはアズラエルの言葉に頷くと、L4のコロニー群へと近づき、向こうから探られない場所で索敵を行った。
そして、衝撃の事実を耳にする事になる。
「コロニーメンデル。港内に戦艦の艦影3です。うち1隻をアークエンジェルと確認!」
「何!?」
「おや。まさかここに居たとは。やはり偶然では無いのかな。あの白い機体。セナの行方を知っている可能性が高そうですね」
「……」
「では艦長さん。予定とは少し違いますが、攻撃開始といきましょう。船は沈めちゃって構いません。どうせ裏切り者の船だしね。僕が欲しいのはセナの情報を持ってそうな例の白いMSです。こっちも発進準備だ。今日こそちゃんと仕事をさせないと」
「待ってください! ここで戦闘を行ったらセナ中佐は!」
「あぁ、当然コロニーには攻撃しない様に気を付けてくださいね? あの中に居る可能性はある」
「そうではなく! もしアークエンジェルにセナ中佐が乗っていた場合は!」
「それなら心配いりませんよ。貴女は知らないかもしれませんが、あの子はハッキングが得意でね。僕の情報もとっくに掴んでいる事でしょう。あの三機の事もね。だから三機が出撃した時点で、あの子が乗っているのなら、何かしらアクションを取ってきますよ。戦闘を止めてくださいってね」
「……」
「さ。納得されたら仕事をして下さい」
「分かりました……本艦はこれより、戦闘を開始する。イーゲルシュテルン、バリアント起動。ミサイル発射管全門スレッジハマー装填。ローエングリン照準。目標、アークエンジェル級1番艦……アークエンジェル」
そして開幕の一撃を撃ち込んだドミニオンはそのまま戦闘へと移行する前に、艦長の指示により通信が開かれる事となった。
「こちらは地球連合軍、宇宙戦闘艦ドミニオン。アークエンジェル聞こえるか?」
「ん?」
「本艦は反乱艦である貴艦に対し、即時の無条件降伏を要求する。この命令に従わない場合は貴艦を撃破する」
それから通信は開かれ、ナタルとマリューは久しぶりの再会を果たすのであった。
「お久しぶりです、ラミアス艦長」
『えぇ』
「このような形でお会いすることになって、残念です」
『そうね』
「アラスカでのことは自分も聞いています。ですが、どうかこのまま降伏し、軍上層部ともう一度話を。私も及ばずながら弁護致します。本艦の性能は、よく御存知のはずです」
『ナタル……ありがとう。でもそれは出来ないわ!』
「っ」
『アラスカのことだけではないの。私達は、現在の地球軍そのものに対して疑念があるのよ。よって降伏、復隊はありません!』
「ラミアス艦長……」
「あっはっはっは。どうするものかと聞いていたが、呆れますね艦長さん。言って解ればこの世に争いなんて無くなります。平和を訴えた少女に返ってきたのは無慈悲な銃弾だ。それが現実でしょう? 分かり合えなければ敵となる。そして敵は……討たねば」
「アズラエル理事!」
「フォビドゥン、レイダー、カラミティ発進です。不沈艦アークエンジェル、今日こそ沈めて差し上げる」
かくしてアズラエルの言葉を合図として戦闘は開始されるのだった。
はい。
という訳で地球軍サイドの話ですね。
別にセナの動画見たから、帰った訳じゃ無いよ回。
まぁ別にアズラエルはロマンチストじゃないので。
動画見ても、涙を流しながら帰ったりはしないし。
何ならこの動画どこで手に入れたんだよって逆にオーブを焼こうとするタイプ。
でもまぁ、戦争は一人じゃ出来ませんからね、上から戦うなって言われたらそら無理よっていう。
正直、この辺りアニメで見てた時、オーブボロッカスに言われてて、酷すぎ。
とか思ってましたが、劇場版見終わった後だと、まぁ、そうよね。としか。
力を持ちすぎるなよって言ってたウズミ様のお言葉は何処かへ消えた模様。
とまぁ、色々ありましたが、無事L4で感動の再会!
そして、次回は遂にキラとセナの秘密(第一話で読者は全員知ってる)のお披露目だッ!
ほなまた!
あ、今日はもう1話更新します。
多分、いつもの時間……より遅れるかな。
まぁ、よろしくです。
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