ガンダムSEED~オリ主で主要キャラ全員生存ルート爆走記~ え? キラが女の子とか聞いて無いんですけど 作:とーふ@毎日なんか書いてる
(第三者視点)
戦場で四方八方から襲い来る敵と戦っていたムウ・ラ・フラガは、クルーゼの気配を感じ、ストライクでその宙域へと向かった。
ムウが来るのを待っていたクルーゼはジェネシスへと向かう地球軍のMSや艦船を、パトリックより受領した新型MSプロヴィデンスで落としつつ、その砲口をムウにも向ける。
「クルーゼ!!」
『はっ! 来たか! ムウ!』
「これが望みか! 貴様の!」
『私のではない! これが人の夢! 人の望み! 人の業!』
「チィ」
『他者より強く、他者より先へ、他者より上へ!』
「ふざけるな!」
『競い、妬み、憎んで! その身を喰い合う!』
クルーゼの駆るプロヴィデンスはドラグーンという新しいシステムを用いて、ストライクを四方から囲い、ビームを撃っていた。
それは奇しくも、かつてムウの愛機でもあったメビウス・ゼロと似たようなシステムであり、メビウス・ゼロがジンを一方的に倒す事が出来た様に、プロヴィデンスもまたドラグーンシステムによってムウのストライクを確実に追い詰めていた。
少しでも回避するタイミングや位置を失敗すれば、それが武器や機体そのものを破壊してゆく。
あまりにも一方的な戦いである。
しかし、それでもムウは負けじとクルーゼのプロヴィデンスに食らいつき、叫んだ。
「貴様の理屈だ! 思い通りになど!」
『既に遅いさ、ムウ。私は結果だよ。だから知る!!』
クルーゼは叫びと共にドラグーンを乱射させ、核動力で生み出される無尽蔵のエネルギーをストライクへと浴びせる。
『自ら育てた闇に喰われて人は滅ぶとな!!』
「ぐぁあああ!!」
『フ、ハハハハ。だが、安心しろ。貴様も生かしておいてやろう。もはや争う事も出来ぬ。楽園でな』
ストライクはビームの乱射を受けて、半壊状態になってしまい、煙を吐き出しながらプロヴィデンスから逃亡する。
その姿をクルーゼは見送りながら、特にトドメは刺さず別の戦場へと駆けてゆくのだった。
無論それはクルーゼにとって、ムウが殺す対象では無いからだ。
キラがムウに懐いているのはメンデルでの出来事から分かっている事であるし。
自分が死した後に、キラやセナを純粋な目で見守る大人は必要だと考えたからだ。
そして、傷つきながらもアークエンジェルを目指していたムウは、極限状態の中で、何か妙な気配を感じていた。
それはクルーゼの物とは違う。
酷く独善的で、身勝手で、悪意に満ちた何かの気配を。
しかし、今はそんな事よりもアークエンジェルに帰還し、ストライクを何とかしなくてはいけないとスラスターを吹かせ、通信をアークエンジェルに繋げた。
「アークエンジェル……! すまん!」
『ストライク帰投します! 被弾あり!』
『えぇ!?』
「く、クルーゼの新型……も、もう一度」
『報告は後です! 整備班! 緊急着艦用ネットを! 医療班待機!』
「わりぃ」
ムウは少しだけ安心した気持ちで、アークエンジェルを見つめた。
しかし、次の瞬間、アークエンジェルの正面に突如として熱源が現れる。
『れ、レーダーに感! MSです!!』
『え!?』
『どこから!』
『ラミアス艦長!! ミラージュコロイドだ! 狙われているぞ!』
『っ! 回避!!』
『間に合いません!!』
ムウは無意識の内に、ストライクのシールドを構えて、アークエンジェルのブリッジの前に飛び出していた。
謎のMSから放たれたビーム砲はランチャーストライクの武装であるアグニを超える威力であり、おそらくはこの戦場において最も火力が高い物であった。
故に。
それを受け止めたストライクからは激しいアラートが鳴り響く。
「ぐ、くぅう、がぁ!」
それでもムウは、必死に機体を操って、アークエンジェルを沈めさせまいとコックピットの中で戦い続けた。
そんなムウに、どこからか通信が入る。
それは、今まさにムウを死へと向かわせる一撃を放っているMSからであった。
『何か妙な気配を感じると思っていたが、なんだ。お前だったのか』
「っ!? は……は!?」
『随分と久しいな。ムウ。出来損ないの……我が息子』
「……親父!? 生きて」
『やれやれ。こんな所でも私の邪魔をするとは。所詮はあの女の子供という訳か』
「アンタは、死んだはずじゃ」
『では、このまま消え去るが良い。戦艦ともどもな!』
一方的に男はそう言い放つとさらにビームの威力を上げた。
それによりストライクは限界を超え、あらゆる場所から火花が散り、爆発してゆく。
そして、ストライクはその限界を超え……。
「く、そ……だが、へへ。やっぱ俺って……不可能を可能に」
アークエンジェルのブリッジの前で大爆発を起こした。
宇宙空間には僅かに残った残骸が散らばるばかりだ。
しかし、まさに奇跡とでも言おうか。
ムウが稼いだ僅か数秒で、アークエンジェルは既に回避行動を取っており、突如として現れた謎のMSに対して攻撃を開始していた。
無論それは、ドミニオンや近くの地球軍艦も同じであり、ちょうど周辺宙域で睨み合っていたイザークのデュエルとディアッカのバスター、ニコルのブリッツも同じであった。
彼らはドミニオン艦長のナタルの指示を受けながら、そのMSへと襲い掛かる。
しかし、そのMSはイザーク達の攻撃を紙一重でかわしてゆくと、持っていた通常サイズのビームライフルでその武装を、そして機体そのものを破壊してゆくのだった。
あまりにも圧倒的なその力に、ナタルはさらに戦力を投入し、フォビドゥン、レイダー、カラミティも向かわせるが、それでも敵はその混戦の中で容易く生存し、全てを打ち倒してゆく。
そのあまりにも危険なMSが居る戦場に、ナタルもアズラエルも反対していたが、その反対を押し切ってホープで出撃したセナは、その機体を乗っ取ろうとシステムへと侵入し、全ての火器を使えなくする。
「もう、これ以上! 傷つけないで下さい!」
『なるほど。これが救済の天使の力か』
「通信……?」
セナは突如聞こえた声に、視線をモニターに落としながら呟いた。
しかし、そこに映像は映っておらず、ただ声のみが聞こえるばかりだ。
『ナチュラルもコーディネーターも超える力。最高のコーディネーターか。面白い』
「っ!」
『君には少し興味が出てきた。君ならば完全な私を生み出す事が出来るかもしれん』
「ま、待ってください!」
『次に会う時をまた、楽しみにしているぞ。セナ・ヒビキ。君の姉にも、な』
「あなたは……!」
セナはモニターへと手を伸ばすが、そのMSは一切の支援システムをカットして、ミラージュコロイドを使用すると、そのまま宇宙の暗闇に紛れて何処かへ消えてしまうのだった。
残されたのは、半壊状態のMS達と、ホープこそ無事だが言いようのない恐怖を感じているセナだけだ。
『中佐! セナ中佐!』
『セナちゃん!!』
「あっ、ごめんなさい。少し意識が外れてました」
セナはおそらく敵MSの影響で切られていたドミニオンやアークエンジェルとの通信を戻しつつ、暗闇を静かに睨みつけた。
「あのMSは、あの時、停戦会議の場に居たもの……。狙いはやはり、アークエンジェルですか。マリューさん! 聞こえますか!?」
『えぇ!』
「あのMSは、以前停戦会議の場で現れたMSです。ミラージュコロイドには警戒を。アークエンジェルには決して近づけない様に。狙いはおそらくハルバートン提督達だと思われます」
『分かったわ! ナタル!』
『了解!』
セナは艦長たちの声を聴きつつ、早く戻ってこいと叫んでいるアズラエルの言葉を流し、唇を噛み締めながら戦場を見つめた。
このまま素直にジェネシスを破壊して終わって欲しいと、願いながら。
あーん! ムウ様が死んだ!
ムウさまよいしょ話&ムウさまハーレムつくろー! って思ってたのに……
くすん……美形薄命だ……あーん
うっうっう……ひどいよお……ふえーん!!
この間「今、時代はムウマリュだ!」って脳内でファミチキしたばかりじゃないですか!
どーして、どーして!? ローエングリンでも無いのに、あれで おわり!? 嘘でしょ!?
信じられないよおっ あんなアルフラごときに殺られるなんてっ!!
ラウと差がありすぎるわっ!! 生き還りますよね? ね? ね? ……泣いてやるぅ
私はあの不可能を可能にする彼が(レクイエムに単独で突撃してても! ヘン!)大好きだったんですよおっ!!
ムウさまあっ! 死んじゃ嫌だああああああっ!!
セナのカバッ!! え~ん
SEED編本編終了した辺りで、テンポの関係から排除した話を、DESTINY始まる前に書くかどうか?
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そもそも書かない。本編のみで良い
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ハインラインがストーキングする話
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ユーレンとヴィアがセナを助け出す話
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アスカ一家と出会って同居する話
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セナ、キラ、アスランの月日常回(虚無)
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アスランVSクルーゼ(本人不在)の兄対決
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ユーレンの12人の娘計画