カオル3歳のころ
「カオル、さあ行ってきなさい」
「やだ」
「もう!、私の後ろに隠れてないで行くの!」
「こわい」
「他の子たちだってみんな良い子だから」
「それでもこわい」
「まったく誰に似たんだか……」
いや違うんですお母さんこれは自前の性格なんです、昔から人と接するのが苦手なんです。
さてどうしてこんなことになっているのか説明すると、嫌な乳幼児を終えて死ぬ気で運動と言語習得したのにも関わらず、友達の居ない自分に他の子供たちと一緒に遊んでこいと命令されたのである。昔から内気な性格だった俺には酷な事なんです。それにまた虐められるかもしれないし……
というか他の子供たちを見て気づいたがこの世界は俺の知っている世界ではないらしい。なんか他の人たちに動物の耳がついているし………
そんなことを考えている内に子供の一人がやってきた
「(バカおいやめろ)」
「あそぼ!」
「……うん」
子供には逆らえなかったよ……
母親は少し不服そうにしていたが及第点のようだ
その後子供たちの輪に入って一緒に遊んだ
カオル10歳のころのとある日
「お母さんゼフのやつがもう遊びたくないって」
「!…なんでそんなことを言われたの?」
「おまえみたいな女みたいな奴とは遊びたくないってさ」
そう俺の容姿は前世と変わらず母親によく似ていたため女に見えるのだ。この容姿が原因でいじめの要因にもなった。…まあ主な原因は違うのだが
「なんだそんなことでケンカになったの、そんなの気にせずに「そんなことなんかじゃない!!!」っ!」
「こっちは本気で悩んで傷ついてるんだ!…だから友達なんて作りたくなかったのに」
「カオル」
母さんが両肩を掴んで諭すように言った
「お母さんはね、そんなことを言う子に育てたつもりはないよ。それにね、カオルが傷付けたわけじゃないんでしょう?」
「…うん」
「ゼファー君のご両親に言っておくから今日は家の手伝いをしてちょうだい。」
「…もういいよお母さん、俺何もしたくない。」
「あっコラカオル!なんでそうなるの!」
俺は逃げるように自分の部屋に行った
その日の夜、親父は俺の所にきてこう言った
「カオル聞いたぞ、母さんとケンカしたってな」
いや、ケンカしたのはゼフとなんだけど
「カオル、母さんはな、お前のために十分頑張ってくれているんだ」
そんなことくらいわかってる。でも俺はもうアイツとは仲良くしたくないんだ。
「カオル、ゼファー君のことなら気にするな。だって友達でもなんでもないんだからな」
は?
そんな驚きと共に俺は親父の方に振り向いてしまった
「ど、どうして」
「だって、カオルのことを傷つけたんだろう?友達ならそんなことはしないはずだ。ならゼファー君もお前にとっての本当の友達じゃないってことさ。」
「……」
「大丈夫、ちゃんとカオルの本当の友達ができるさ」
そして親父は部屋から出て行った
なお、前世で虐められた主な原因は小6のときの運動会でバックれたように参加していたため。バックれた理由は毒母親の教育で疲れたため。人生灰色ッスネー