転生した、呪術廻戦の世界だった 作:拙者大学生彼女欲しい
「星漿体天内理子の暗殺阻止の功績を称し、禪院歩に呪術総監部所属安倍由一の名のもとに春秋褒章を授与する、おめでとう。」
「あ...ありがとうございます?」
どうも皆さん禪院歩14歳です、星漿体天内理子の暗殺阻止の功績を称されて受勲されています。
春秋褒章って何?てか受勲ってあれでしょ?
500万円以上寄付したり88歳以上生きたりしたら貰えるって習った覚えあるけど...
えぇ?これどういう状況?
どうしてこうなった...何がどうしてこうなった!?
知ってた...
ていうかさ?どこから天内理子生存の情報が漏れたの?
私と夏油さんと悟と家入さんと一部の五条家の人間しか知らない筈なんだけど、おいどこから天内理子生存の情報が漏れたんだよ。
本日をもって私はウジ虫を卒業する
本日から私は呪術師である
兄弟の絆に結ばれる
私のくたばるその日まで
どこにいようと呪術師は私の兄弟だ
多くは帳の内側へ向かう
ある者は二度と戻らない
だが肝に銘じておけ
呪術師は死ぬ
死ぬために我々は存在する
だが呪術師は永遠である
つまり——私も永遠である!!
馬鹿野郎俺はまだまだ死なんぞ、てかこれじゃぁ私が家の後継ぎ確定じゃん。
ドブカス!!
苦笑いしかできねぇ...
「「さすが歩様です!!」」
「ハハッ...」
誰だこいつら...
「どうも三度目まして皆さん、禪院歩です。」
「おせぇよ来んのがよ」
先輩方に呼ばれました、おいごらそろそろ朝礼だぞ。
「あ、ハイ。」
それっぽく謙る、口答えしても面倒なだけだからな。
「だめだよ悟僕達は対等だ、言葉遣いはちゃんとしないと。
久し振りだね歩くん、改めて僕の名前は夏油傑だ仲良くしよう。」
身長伸びたな...もしかしたら180超えてるんじゃね?
ちなワイ160、硝子さんよりちょい小さいぐらい。
みんなデカすぎるっピ、事実だけど俺だけ異世界転生した感凄いわ。
ん?何か手を離してくれないんだけど...ああ握力勝負って奴か、いいだろう。
ガギャリ
あ、手の甲割れたわ。
一応鍛えてたから握力65kgぐらいあったんだけど...
フィジカル差が...呪力というモノを習得したから忘れてたけど、本来体格差って相当大きなモノだったわ。
夏油も目を引ん剝いてて笑うwお前のフィジカルが強過ぎんだろ...
「うわぁ...」
「ぶらんぶらんじゃん、痛そ治してあげようか?」
硝子さんも悟もドン引きしてるよ、てか硝子さん怖っ俺の手をブランブランさせて遊んでるし...行動と言動が合ってないんだけど。
「サマーオイル先輩握力エグいっすね、多分90超えてますよ。」
「大丈夫かい?少し力を入れすぎた、申し訳ない。」
「お前ら何をやっている」
あ、ヤクザ先生じゃん。
「実は先輩方に虐められてまして...」
拳骨×2発
「イッテェ!!何で俺も殴られんだよ!!」
「当たり前だ、なぜ一人の人間として止めなかった。」
最強が教師相手にこのザマなの爆笑、てか呪術師の倫理観おかしいな禪院家とそんな変わらん、ただまあここは多少マシな倫理観を持っているな。
こうして見るとただの子供だな五条悟も、てか呪術師に倫理を問う事自体が間違えてると思うがね。
...でもいいのか、ここは普通の人間と呪術師の違いを教える場所なんだ。
「まあまあ夜蛾先生、冗談ですよ。」
「...」
拳骨×1発
「痛っ!!」
「ったく、禪院歩お前のクラスは別だ。」
「はいさー、では先輩方クラスに帰らせていただきます。」
「昼には飲み物を奢ってあげよう、歩くん。」
やったぜ先輩らしい人が居るってイイな、ああ前世でも人生を人間関係を上手く立ち回りたかったな。
「来たか、朝礼だ座れ。」
「さーせん」
初めて見る人だ、原作未登場キャラか。
「お前も見なかったか?一年がもう一人いる筈なんだが?」
「知らないです、1年にもう一人居るんですか?」
「ああ」
「へぇ〜」
補助監督になる人か、五条悟と板挟み状態になってた人ね可哀想だったからよく覚えてるわ。
「酒臭いな」
「ん?ああ私のです、先生も飲みますか。」
「ならいいか、なんでもない。」
いいのかよ...
「すみません先生遅刻しました!!」
伊地知だ...
おお、前世の私に優るとも劣らないクソ陰キャだ。
「早く席につけ伊地知潔高、初めまして俺は一年担当一級術師井伊理玖だ。
これから一年、長いか短いかは分からんがお前達を受け持つ事になった。」
「は〜い先生、術式は何ですか。」
「それは追々な、お前らも互いに自己紹介しろ。」
そう言われた、なら私から自己紹介しましょうかね。
「初めまして禪院歩です、趣味は色々自分がやりたいと思った事を色々とやってる。」
「禪院歩さんですね、私は伊地知潔高しがない人間ですが仲良くしてくれると嬉しいです。」
物腰柔らかいな、解釈一致だ。
てか陰キャっていうか真面目人間か、心の中で罵倒してごめんよ伊地知。
「自己紹介は済んだな、しばらくは座学を学びつつ訓練だ、一ヶ月を目処に実戦を経験してもらう。」
かくして、私の真の意味での呪術師としての生活が始まった。
高専入学から2ヶ月が経ちました、どうも勉強が簡単過ぎてヤバいです。
禪院家で英才教育を受けまくってた俺は高校生のテストぐらいじゃ余裕で満点取れるガリ勉だったらしい、前世でも何とか大学で単位とれるぐらいのクソみたいな知能しか持たなかった俺もよく頑張ったものだ。
案外勉強も役に立つモノだと割りかし感心してる、特に数学はきちんとやってきてよかったと思っている。
しかも同じガリ勉仲間の伊地知が居るから勉強も捗る捗る、いやぁお前は体力つけろよ。
俺とか悟とか傑は100m8秒出るが伊地知潔高は12秒と一般人である、一般人なら運動できる方だが呪術師としてはただのポンコツである。
いやまあ小さい頃から肉体改造を続けてた俺や才能の塊の悟や趣味が格闘技の変態の傑と違って常人なんだからな、やっぱ呪術師向いてないわコイツ。
「つくづく呪術師として食っていく為の才能ないねぇ、運動能力指数が低いのがダメだな、術式がない分は身体能力で一応埋められるんだが伊地知貧弱だしね。」
「言葉を濁す事なく言いますね...」
「そりゃ当然よ中途半端なのはよくない、お前の命がかかっているんだもう少し自分を大事にしろ。
俺は前世で中途半端な生き様をしててな、まあ結果は知らんが社会に出ても碌な事にならなかったのは確信できている。
俺は不真面目だったから何もしなかった、だけど伊地知は真面目過ぎるんだよ色々とやり過ぎ、お前ジェンガやる時真ん中からしか取らないだろ。」
「うっ...」
あれもやってこれもやって何でも習得後に完璧に出力できる訳ないやろがい、一定のレベルに達しなくていい、最低限できたら次に進むべきなんだよ。
程度はどうであれ習得したら新しい技術の習得を目指すべきなんだ、新しい技術を習得する内に前習得した技術はプロ並みだ。
伊地知は習った方程式とか漢字とか全部覚えている、そして忘れないようにする努力も惜しまない、それに1日30分から1時間程かけているんだろうな。
「だが何事にも無駄はないんだ、伊地知の基礎を怠らない姿勢は自分の力になっている、安心しろお前にも才能がない訳じゃないんだ。
一応俺が伝授した形になるがお前が習得したシン・陰流簡易領域、あれは習得難易度バカ高で2年の七海と灰原は未だ帳で躓いている、お前は習ってから2ヶ月で使用可能になったんだぞ自信持てよ。」
「ありがとうございます...」
コミュ障陰キャ仲間同士気が合うな、悟や傑と遊園地行くのも楽しいんだが何だかんだ合わないのよねぇ、精神的に疲れて呪力ダダ漏れになっちゃう。
だけど伊地知と脳死で将棋やるの気が楽だ、こいつの応援はしたいし人生を無駄にさせたくないな、人生の先輩としてアドバイスとか諸々は厭わない。
それに人間性もいいしな、人間性云々で人を測るのはよくないが伊地知は度胸もあるしやる時はやる男の中の男だから個人的にカッコいいと思うし。
「まあ気が済むまでやるといい、いつか無駄と言ってもいいその過剰な復習を止められる日が来るからな、俺は死んで生まれ変わった後に勉強ができる様になったが伊地知は生前でそれを為せるよ。」
「歩くん重いです...」
まあ...だろうな?
「安心せい前世の俺より伊地知は優秀だ、前世の俺は月並みだったけど伊地知は人並み以上にやれる。
比較対象が悪いのよ人生二週目名家の跡取りで万能チート術式持ちの俺や特級確定の3年の2人に術式なしで反転術式のアウトプットができる硝子さん...まあどれだけ努力したらいいか分かんないけど伊地知も死ぬ程正しい努力をすれば1級にはなれる。
未来の強くなった自分の姿を想像してみよう、七海や灰原との3人のチームで特級相手の領域内で唯一必中効果を打ち消して呪霊相手に肉薄を果たす事ができるだろう。
その為の努力をすべきだ、無論俺も手伝ってやる。」
褒められて喜んだな今、そうだ強くなった自分を想像できた今行動に移すぞ。
「...つまり?」
「筋肉だよ、筋肉は全てを解決する。」
ゴリラ廻戦だもの、伊地知に10kgのダンベルを2個手渡しする。
「ヒィィィィイ!!」
そうだ頑張れ未来ある若者よ、君の未来は明るいぞ。
俺ももう精神年齢は30オーバーだからね、彼らの輪に馴染めずとも毎日を拙く頑張る少年少女を眺めるのは感慨深くて嫌いじゃない。