転生した、呪術廻戦の世界だった   作:拙者大学生彼女欲しい

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直哉が死んだ!!

現在禪院家の訓練場に来ています、禪院歩です。

竹刀で打ち合いしたり、凄い迫力を生で感じています。

 

 

挨拶回りでもしていこうか、どんな人間でも、どんなカスでも善性やプライドがあるからね、逆撫でしない様に、将来この魑魅魍魎が跋扈するこの家で生き残る為に、顔見せはしておこう。

それに偉大な先人だからね、何か学べる事もあるだろう。

 

 

ただ問題がある、迷ってしまった、明らかに目的じゃない方の訓練場に来てしまった。

 

 

「初めまして!!訓練中のところごめんなさい!!」

 

 

「何だガキ、迷い込んだか?」

 

 

「おじさんと迷ってしまったんですけど頑張って訓練場見つけました!!みなさん何してるんですか?!」

 

 

子供の演技、完璧だろう?将来アカデミー賞間違いなしだ。

 

 

「そうかそうか、お前も()()()()()()か、オレは躯倶留隊所属、名前は信朗、いいだろう少し訓練をつけてやる。」

 

 

私は持ってる側だがな、しかもあのジジイ曰く次期当主らしい。

...という事はやはり場所が違う?うん、知ってた。

 

 

「いいんですか?!お願いします!!」

 

 

少し暇を潰していこうか、あのジジイは今頃24fpsで屋敷中を駆け回ってるだろう、その行動を嘲笑いながら私は談笑だ。

 

 

「おいおい余計な事して、克佳さんに怒られんぞ。」

 

 

ストレッチして、呪力の循環を確認して、よしよし。

 

 

「少しだけだ惣一、見た感じ最低限の技術と経験はあるみたいだしな。

普通は型を教えてからだが、オレは型を覚えるより先に打ち合いをする方が上達が早いと思っている、一戦だけだ小僧。

竹刀使うか?それとも素手か?」

 

 

最低限の技術って呪力操作の事かな?最低限の経験ってステゴロの事かな?

よく分かんないが、まあ人生の黄金期を使ったんだ、それくらいできてないと困る。

 

 

「よく知らないので素手で!!」

 

 

「よし分かった、全力で来い。」

 

 

まあ子供だしね、本気出しても大丈夫だろう。

 

 

一発下から、ズドンと。

 

 

「快心の一撃だな、小僧にはセンスがある、これからも頑張るといい。」

 

 

「ありがとうございました!!」

 

 

「礼儀正しい子供は嫌いじゃない」

 

 

こんな感性の人がこの家にも居るんだな...

さてはゲスいの、ほとんどが女絡んでる?直哉とか真希とか、甚壱さんは比較的普通だったしね有り得そう。

 

 

「ようやく見つけたぞ、場所が違う、この大馬鹿者め。」

 

 

「24fps毎秒でどこかに行っちゃうからでしょうが、こちとら5歳児だぞもっと優しくしろや。」

 

 

この場に居る全員の顔が引き攣る。そりゃそうだ、御当主様が贔屓にしている子だって事誰も知らなかったもん。

御当主様も顔を引き攣らせた理由は、俺がいい子を演じていたからだろう、知らんけど。

 

 

「紹介する、次期当主の歩だ。」

 

 

「禪院歩です、以後お見知りおきを。」

 

 

そういや直哉に限らず術式なしの子でも顔見せしてたのに、何で私の顔見せは一度もなかったんだろ。

...私がそういう事に興味なかったからか、誰かが担ぎ上げなければ周りも近付いてはいけないみたいなルールがあるんかね。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「なあ、さっきのは何だったんだ?」

 

 

「私は大人だ、こんな陰謀渦巻く場所で1人で生きられると思ってない。良きコミュニケーションというヤツだ、将来当主様にするんでしょ?なら予め、自分で派閥作ろうかな?ってさ。」

 

 

「用意周到だな、やっとその気になったか。」

 

 

「逃げられねぇからだよ、いつか絶対にボコボコにしてこの家から逃げてやるからな。」

 

 

「ブッハッハ!!貴様は老体を労われ青二才め!!」

 

 

汚ねぇ、ヨダレ飛んだ。

まだ60にもなってないだろジジイ、何が老体だ。

 

 

「嫌だ、こんな元気な老体が居て堪るか。

でもまあ私は事実若輩者だからね、先人への尊敬の念は絶えんよ。」

 

 

何で才能って平等じゃないんだろうね、前世で天才に生まれて馬鹿とされる人達を嘲笑いたかった人生だった。

 

 

「謙虚じゃなお主は」

 

 

「自分は自分、人は人、みんな違ってみんないい、傲る相手は選ばないとね。痛い目に遭うんだ。」

 

 

いやはや本当に、自分より体格のいい人に喧嘩を買うもんじゃないよ。今世は格下いじめしていこうと思う。

 

 

「皆に紹介したい、次期当主をワシは決めた、名は禪院歩だ。

術式は十種影法術、以上。」

 

 

「よろしくお願いします、禪院歩です。」

 

 

ワァ...すごい奇怪な目で見られてる、何だこれ不思議だ。

 

 

「へぇ君が噂の、仲良くして下さい、今度ご飯でもどうですか。」

 

 

今私のこと初めて知っただろ、適当言いやがって。

 

 

「茂信と申します、私にも子供が居ます、よい友になってくれるでしょう、ぜひ仲良くしてあげて下さい。」

 

 

あら素敵、利用させてもらおう。

 

 

そのまま20分ほど揉みくちゃにされた。疲れた、私ってやっぱり人と話すの向いてないんだろうね。でも相打ちを打っているだけでいいのは楽だったわ。

 

 

「次期御当主様はどの程度訓練を積んでいますか?」

 

 

「いや、本日外れの訓練場で少しお兄さんに相手してもらったぐらいです。

若輩者故に手加減して頂ければ嬉しいです、兄様方ともこれから未来に希望の溢れた弟達とも仲良くしたいです。」

 

 

「そうか、直哉と一度手合わせをさせよう、術式あり、急所への攻撃はなしだ。」

 

 

え、嫌なんだけど?何でドブカスとこの世界で初の喧嘩しないといけないんだよ、性悪じゃんアイツ変な事してきそう。

 

 

「君が歩君か、聞いてるで次期当主なんやってな?」

 

 

「はい兄様、手加減してくれると嬉しいです。」

 

 

「最初はあげるで、好きにしぃ。」

 

 

とか言いながらソッチから仕掛けてくるの何なの、いきなり本番って鬼畜じゃない?

...前世での虐めの経験を上手く活かせるかだな、恥はかきたくないし本気でやろう。

 

 

「玉犬白・黒」

 

 

とりま様子見、格闘技はある程度使えるっぽい、速度はあるけど攻撃は軽いね。

呪力強化込みでも中学生から高校生ぐらいの腕力だね、コッチも呪力で強化すれば問題なく受けられると見た。

 

 

ただ私は性格が悪いんだ。

腹を殴られたら股間を殴る、顔を殴られたら首を突く、悪いなドブカス勝たせてもらうぞ。

 

 

投射呪法

自らの視界を画角として『1秒間の動きを24に分割したイメージ』を予め頭の中で作り、その後それを実際に、自身の肉体で後追いする術。

だが今の直哉は1秒に6分割といったところだ、十分対応できる。

 

 

あのジジイも性格が悪い、直哉に逆光を当てるとは、私に勝てと言っている様なモノじゃないか。

 

 

このまま私半径2m以内の範囲に来たら、足を影に落として、そのまま殴る。

 

 

引き付けろ、体格差もあるし何より私は殺し合いにおいて初心者だ、ただしステゴロに関してだけは負けてないと思うが。

自分のペースで狡賢く、フィールドを有効活用し、勝利しようじゃないか。

 

 

直哉は距離1.6mの場所で1秒フリーズした、その1秒の隙を突き、直哉の腹に一撃。

 

 

だがヤバい事になった、直哉を殴った瞬間に黒閃が出た。

 

 

「うわなんか出た」

 

 

直哉が内側から凄い音を出して吹っ飛ぶ

 

 

「歩の勝利だ、皆も歩を見習うといい。」

 

 

直哉が動かないんだけど?!衛生兵ー!

 

 

ダメだ!

 

 

直哉が俺に向かって指を差す

 

 

次は負けへん...次期当主はオレや...

 

 

そうして直哉の全身から力が抜けた

 

 

直哉が死んだ!!

 

 

この人で無し!!

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