雪が積もり始め、急激に冷え込んできた12月。アリアドネの見つけた『必要の部屋』──彼女が直感で名付けた──の暖炉が大いに役に立ってくれた。
あれ以来、放課後はもっぱらこの部屋に入り浸っていた。いつものように三人で、ふかふかのソファに埋もれていたとき、定位置となったひとりがけのソファから身を乗り出し、レギュラスが切り出した。
「君たちに提案なんだけど、今年のクリスマスは僕の家で過ごさないかい?」
「わっ! いいねぇ!」
アリアドネが嬉しそうに指を鳴らす。しかし、ヴィヴィアンはそれに続くことはできない。
「……私は無理ね。お父様が許さないわ」
今まで、友だちの家に行くだなんて、言ったことはないし、家族の前で友だちの話をしたこともない。ただでさえヴィヴィアンは、父から普通の親よりも過度な期待を寄せられている上に、一族で初めてレイブンクローへ組み分けされたのだ。娘の将来、ひいてはウィングス家の将来のために、父は娘の交友関係を案じていた。4年生までは当たり障りなく過ごし、とくに親しい友だちもいなかったから、大して干渉はされなかったが、いざ友だちができても話す気にはなれなかった。
それが急に友だちの──それも男の子の──家に行くと言えば、驚かせることにはなるだろう。最悪の場合、ホグワーツへ帰る日まで家から出してもらえないことも考えられる。もしかすると、レギュラスがブラック家の次男であることを言えば、心が傾くかもしれないが、そんなことを期待して話したくはない。
「そうか……まあ、そんな予感はしていたさ」
「ごめんなさい。お父様は、少し……過保護なの」
ヴィヴィアンが大切に扱われる理由に夢魔の血が関わっていることを、レギュラスは勘づいているのだろうか。予感はしていたと言うが、やっぱりどこか残念そうに見えた。
すると、アリアドネが何かをひらめいた様子で、ぽんと手を叩いた。
「あっ! じゃあ、ヴィヴィアンの家に行くっていうのは?」
魅力的な響きである。確かに二人が家に訪ねてきてくれたなら、さすがの父も良識ある大人として邪険には扱えないだろう。だが、今度は別の問題が発生する。
「それも駄目ね、きっとお母様がいい顔をしないわ……これ以上嫌われてしまったら目も当てられない」
正直にそう告げると、アリアドネは気遣わしげな顔をして引き下がった。しばし沈黙が訪れる。二人とも深くは追求しなかった。
「まぁ、僕が言うのも何だが……親や兄弟と折り合いが悪いなんて、よくあることだ」
だから気にする程のことでもない、と励ましてくれているのだろうか。レギュラスとシリウスが対峙したときのことを思い出す。確かに彼らの仲はうちの兄妹と同じくらい……いや、間違いなくそれ以上に険悪そうだった。見たこともないくらい敵意をむき出しにしていたレギュラス。彼も苦労しているだろうに、そんな自分の弱点を口にしてまで、ヴィヴィアンを慰めてくれている。
「ええ、そうね」
ふっと笑みがこぼれた。レギュラスが恥ずかしそうに咳払いをする。
「とにかく、何かあったら相談に乗るよ。君さえ良ければ、だけど」
「あたしもあたしもー!」
「ふふ、頼りにしているわ」
結局、今年のクリスマスもヴィヴィアンは家へ帰らないことにした。アリアドネも、ヴィヴィアンが残るのなら、とホグワーツに残ってくれるそうだ。家族はいいのかと聞くと、「友だちを大事にしろって言われてるから!」と、下手っぴな笑顔を浮かべた。
レギュラスが帰ってくるまでは、アリアドネと、いつもは居られない広い談話室で、のんびり過ごすとしよう。
そう考えていた、矢先のことであった──。
*
クリスマス休暇の近づく放課後。授業が終わった直後に、スリザリンの女の子たちから目配せをされた。目を星のようにきらきらとさせて、何かを訴えかけるように見つめてきたのである。レギュラスに“様”をつけて慕う彼女たちだ。今週分のレギュラスの予定は伝えたはずだが、何か用があるのだろうか。こちらに向かってくるレギュラスと適当な理由をつけて別れ、アリアドネとともにいつもの女子トイレに向かった。すぐに彼女たちもやってきた。
「何の用かしら?」
「ふふ、わたくしたちがお二人に用があるって、よくお分かりになりましたわね!」
何だかとても嬉しそうだ。
「あんなに“見て見て”オーラを出されたら、あたしじゃなくても見逃さないよ」
普段から察しのいいアリアドネが、呆れたように肩をすくめる。確かにヴィヴィアンにも気づけたことだ。
スリザリン三人娘の筆頭、エリザベートは、真剣な顔をして本題に入る。
「お二人に頼みたいことがありますの。レギュラス様のクリスマスのご予定はご存知ですわよね?」
「いつも通り、家に帰るはずよ」
「やはり……それはわたくしも存じておりますわ。本題はここからです。お二人には、レギュラス様を引き止めていただきたいの」
「……というと?」
エリザベートの意図がわからずヴィヴィアンは首を傾げた。対して、アリアドネはハッとして声を上げた。
「ハッ! ダンスパーティー!」
「その通りですわ!」
アリアドネが言うのに合わせて、パチパチと手を叩くと、スリザリン三人娘はきらきらを通り越し、目の中にギラギラと炎を燃やした。
「何?」
ヴィヴィアンは話についていけない。
「知らないの?」
「今年はクリスマスにダンスパーティーが開かれるんですのよ!」
エリザベートが声高に言い、左右の双子がうんうんと頷いた。ぽかんとしたヴィヴィアンにアリアドネが続ける。
「なんでも、グリフィンドールのとある生徒が、ホグワーツの大広間を貸切ってパーティーを開きたいって、先生たちに直談判しに行ったんだって。そしたら、先生たちも乗り気になっちゃって、学校をあげてクリスマスパーティーを開くことになったんだよ!」
「へぇ……知らなかったわ。詳しいのね」
「アリアドネさんは情報通なんだぁ〜! ふふふ」
自慢げに笑って胸をそらす。おおかた、クィディッチチームの誰かにでも聞いたのだろう。事情を把握し、ヴィヴィアンはエリザベートに向き直った。
「つまり、レギュラスをダンスパーティーに誘いたいのね」
「誘いたいだなんて! そ、そんなハレンチな……」
「じゃ、誘われたいんだ?」
アリアドネがあっけらかんと言うと、彼女たちは顔を赤らめ色めき立つ。こうなるともう、甘い匂いからは逃れられない。誘われることを想像したのか、三人娘はキャーキャーと悲鳴を上げながら、手を取り合ってぴょこぴょこと小さく足踏みをする。その度にヴィヴィアンの鼻を目掛けて薔薇の花びらが舞うのだった。
一通り恥じらいを発散させて落ち着くと、エリザベートはコホン、と咳払いをした。
「誘っていただけるなど……わたくしたちは、そんな大それたことは望みません。ただ、一度でいいからレギュラス様とクリスマスを過ごしたいだけですの。たとえ遠くから見ているだけでも」
「エリザベート……」
思いがけず純粋な言葉に、胸が暖かくなった。心なしか、甘ったるい薔薇の匂いが、少しマイルドになり、ベリーの実のような甘酸っぱい匂いに変わった気がした。
「で、ですが! もし! この中の誰かが、レギュラス様に誘われても、恨みっこなしですわ!」
エリザベートは照れ隠しのように付け加えた。微笑ましくなり、ヴィヴィアンは手助けをする気が湧いてきた。
「そのためには、まずレギュラスをホグワーツに引き止めなきゃいけないのね」
「その大役! 任された!」
一足先にアリアドネが胸をとんと叩いて誇ってみせた。人の感情を察するのが得意な彼女は、人一倍人情に厚くもある。
「ちょっとアリアドネ、そんな安請け合いして……」
エリザベートたちに聞こえないように耳打ちする。どうやってレギュラスを引き止めるか、ヴィヴィアンには何も考えが浮かんでいないが、アリアドネは違うのだろうか。
「大丈夫だって! このアリアドネさんに任せなさい! あたしたちが行くって言ったら、あんがい興味を持ってくれるかもよ?」
「そんなこと言って……パーティーに行くにも、ドレスなんて持っているの? 私は持っていないわよ」
「あ……」
アリアドネは案の定、苦笑いをした。
「……ま、何とかなるって!」
からりとした声で言い、バシバシとヴィヴィアンの肩を叩く。そう言われると何とかなる気がしてくるのだから不思議だ。ドレスの問題はまだあるが、ヴィヴィアンたちが友だちとして誘えば、案外来てくれるかもしれない。一緒にクリスマスを過ごしたがっていたのだから。
*
そんな話をした翌日のことだった。アリアドネ宛に荷物が届いた。ふくろうが一羽で運ぶには大きく、しかし重くはなさそうな荷物だった。
「……本当に、何もしていないのよね?」
「ほんとだよ! だって昨日の話だよ!?」
アリアドネが荷物を開けると、中には一着のドレスが入っていた。アリアドネに似合いそうな明るい暖色の、パンツスタイルのドレスだ。同封されていた手紙には『そろそろ必要な時期かと思って』と書かれていた。
「あなたの察しの良さは遺伝だったのね。こんなの、もはや予知能力よ」
「先祖にケンタウロスでもいたのかなぁ?」
首を傾げつつ、ドレスを広げて身体に当てている。満更でもなさそうである。たまにはこういうのも良いのかもしれない。軽い食事会ですら初めてだったヴィヴィアンには、縁のない事だと思っていた。アリアドネが喜んでいるのなら、エリザベートたちに感謝しなければ──。
「まさか……」
ヴィヴィアンはまた放課後に、スリザリンの三人娘を呼び止めた。アリアドネの元にドレスが送られてきたことを伝えると、彼女たちは嬉しそうにした。
「まぁ! ではアリアドネさんはダンスパーティーに来られるのですわね!」
「まぁ〜せっかくだし、そうなるねぇ」
「ならレギュラス様も来てくださるかも……」
「あなたたちが何か、アリアドネの家に手を回したわけじゃないわよね?」
ずいっと顔を近づけて問い詰める。
「わ、わたくしたちではなくってよ! もしわたくしでしたら、ちゃんとあなたの家にも……」
エリザベートがハッと目を見開く。その顔を見た途端、彼女が何を思いついたのか、ヴィヴィアンにもはっきりとわかった。嫌な予感がする。
「ねぇ、待って」
「こうしちゃいられませんわ!」
「あ、こら、待ちなさい! って……」
「行っちゃったねぇ」
エリザベートがどこへ向かったのかはわかっている。ふくろう小屋だ。すぐにでも手紙を書く気だろう。まだ止められるかもしれないが、諦めの気持ちが勝った。彼女ならそれなりに良識のある手紙を書いてくれるだろう。そこは安心している。加えて、期待している気持ちもある。「ヴィヴィアンにドレスを送ってやってほしい」などといった手紙を受け取って、両親がどういう反応をするのか。流石に腹を立てることは無いだろう。届いた手紙が読まれるかはわからないが。
その結果は、数日後、大きな包みとなってヴィヴィアンの元に届いたのである。
「うそ……」
少し早いクリスマスプレゼントのように自室に届いたそれを、恐る恐る開けた。中には一着の青いドレスが入っていた。派手すぎないシンプルな形と装飾で、ところどころに銀色の刺繍が入っている。
「わぁ! きみの瞳と髪の色だね!」
アリアドネがドレスを褒めるようにそう表現した。確かに青と銀はヴィヴィアンにちなんだ色だ。だが、青はレイブンクロー寮の色でもある。いまだ組み分けに納得していない父がこんな色のドレスを送ってくるなんて……。
にわかには信じられず、包みに貼り付いていた送り主の名前を確認した。ウィングス家からとなっている。ドレスを広げて身体の前にあててみた。サイズもピッタリだ。きっと屋敷しもべ妖精のメープルがサイズを教えたのだろう。
「ん? なにか落ちたよ?」
ドレスを広げた拍子に、小さな紙が床に落ちていた。拾い上げて、表を向ける。そこには、
『お父様には口外しないこと』
と、細く綺麗な字で書かれていた。そして、その下に母の署名が記されていた。
「うそ……お母様からだわ……」
父には内緒にするように、ということは、このドレスは母からの独断の贈り物だということだ。エリザベートからの手紙を受け取って、父は送らないと決めたのか、それとも、手紙を先に受け取った母がそのことを父には知らせなかったのか。どちらにしても当主である父に黙って送ってきたことになる。ヴィヴィアンはドレスを手にしながら、驚きを隠せないでいた。
「こんなの初めてよ。お母様がお父様に黙って私に何かをするなんて……」
皺がつかないようドレスを撫でてから、丁寧にハンガーにかけて吊るした。母が選んだクリスマスプレゼントを貰うのも、ホグワーツに入ってからは初めてだ。もう、母にとってのヴィヴィアンが子どもじゃなくなったから、二度と貰えないのかと思っていたのに。
「……よかったね」
「……ええ」
アリアドネがコツンと肩をぶつけながら言った。ヴィヴィアンは少しだけ母への認識を改めた。
*
次の日の朝。朝食が終わり、人の少なくなったあとのスリザリンのテーブルに寄って、エリザベートたちにドレスのことを話した。
「上手くいきましたわね! お手紙を書いた甲斐がありましたわ!」
彼女は小さく拍手をして喜んだ。エリザベートの向かいに座るクララとクレアも、同じように喜んでくれた。彼女たちの行動はレギュラスとクリスマスを過ごすためだとわかってはいるが、こうも喜ばれると嬉しくなってしまうのである。
「ふふ、ありがとう。あとはレギュラスに話すだけね」
ヴィヴィアンが言うと、エリザベートの勢いがしぼんで消えた。さらには、
「僕がどうしたんだ?」
彼女の後ろからレギュラスがひょこりと現れてしまった。
「あ……」
「レ、レギュラス様……! お、おはようございます!」
「おはようございます!」
クララとクレアも揃って挨拶をする。レギュラスは笑みを浮かべて応える。
「あぁ、おはよう。君たち、最近仲がいいようだね」
その言葉はヴィヴィアンとアリアドネにも向けられた。そうして、彼は何気なくエリザベートの隣に座る。その瞬間、弾かれたようにエリザベートは立ち上がった。
「わ、わたくしたちはこれで失礼いたしますわ! それではご機嫌よう!」
「あ、エリザベート様! お待ちくださいませ〜!」
「ご、ご機嫌よう〜!」
エリザベートが、ぴゅんと足早に逃げた。それをクララとクレアが追いかける。三人は嵐が去るようにわらわらと大広間から出ていった。
「……邪魔をしてしまったかな?」
「う〜ん……ちょうど良かったというか、悪かったというか……」
ヴィヴィアンはアリアドネの脇腹をつつく。レギュラスに聞こえないように反対を向き、ひそひそ話をする。
「ねぇ、この際だからレギュラスに言ったほうがいいんじゃない? 怪しまれるわよ」
「そうだよねぇ。でも……あたしたち、一番大きな問題から目を逸らしていた気がするんだ」
「何? まだ何かあったかしら?」
「あたしたち、誰に誘われなくても、パーティーに行くつもりでしょ?」
「ええ、せっかくエリザベートのおかげでドレスを贈ってもらえたのだし」
「うん。あたしも、パーティーのお菓子が待ってるはずだから、行くしかない!」
「あなたが妙に乗り気なのってそのためだったのね」
「えへへ。ともかく、あたしたちはそれでいいけど、レギュラスはどうだろう? ちゃんとしたパートナーがいないと来てくれないかもしれない」
「確かに……」
ダンスパーティーはパートナーと男女一組で参加するのが基本だ。そして、エリザベートがハレンチだと拒否していたように、誘うのは男の子から、と考える女の子も少なくはない。もちろん、逆であっても問題は無いし、今回は格式高いパーティーというわけではないので、パートナーがいなくとも参加はできるらしい。ただ、男の子側としては、パートナーがいないと格好がつかないだとか、気にするのかもしれない。名家の出身であるレギュラスであればなおさら、その可能性は高い。
「それじゃあやっぱり、エリザベートたち三人の誰かに覚悟を決めてもらうのが──」
──コホン。
二人の話を遮るように、後ろでわざとらしい咳払いが聞こえた。振り向くと、レギュラスが優雅に紅茶を飲んでいた。
「君たちが何かを企んでいることはわかっている。全てを話せとは言わない。けれど、仲間外れにされるのは少し寂しいな……」
カップの持ち手をなぞりながら、レギュラスは俯いた。ヴィヴィアンとアリアドネは顔を見合わせ、互いに頷いた。
「……あのね、あたしたち、クリスマスのダンスパーティーに行こうと思うんだ」
「ダンスパーティー?」
レギュラスも知らなかったようだ。ヴィヴィアンにもしたようにアリアドネが説明する。
「……なるほど。どうりで寮の皆が浮ついていたわけだ。君たちも、クリスマスには家に帰ってしまう僕に、話しづらかったんだね」
話せなかった理由はそれだけではないが、さっきのエリザベートたちと関連があることには気づいていないようなので黙っておく。
「教えてくれてありがとう。僕に遠慮なんてせず、二人で楽しんでおいで」
レギュラスは当たり前のように他人事のつもりだった。ならば、ここからが本題だ。少し緊張してきた。
「私たちね、あなたも来てくれたら、もっと楽しめるんじゃないかって思っているのだけれど……どうかしら?」
「え?」
珍しく頓狂な声を上げる。
「もしパートナー役が必要なら、どちらかを選んでくれたらいいわ」
ヴィヴィアンはアリアドネと自分とを交互に指さす。
「あ、他の子を誘ってもいいよ! 例えばさっきまでいたエリザベートとか!」
ヴィヴィアンはぎょっとしてアリアドネを見た。大胆なことを言うものだ。エリザベートが聞いたら卒倒してしまうかもしれない。
レギュラスは少し考え込んで、
「……ひとつ、聞いてもいいかな? そのパーティーの発案者はグリフィンドールの生徒だと言ったね」
質問の意図がつかめずヴィヴィアンは首を傾げる。隣でアリアドネが、あ、と声を漏らした。
「うん……それが誰かは聞いてないけど……まさか、って思ってる?」
その問いに、レギュラスが一瞬、苦々しい顔をした。それを見てヴィヴィアンにも察しがついた。兄の話題が出ると、彼はいつもこんな顔をする。
詰めの段階になって一番大きな問題に直面してしまった。この壁はさすがに越えられないかもしれない。エリザベートにどう説明しよう。そう思いを巡らせていると、レギュラスがトンと机を軽く叩き、決意を固めたように宣言した。
「決めた。僕も行くよ。今年はホグワーツに残る」
「えっ!」
「ほんとにぃ!?」
「あぁ。もし予想通り
悪巧みでもしているかのように言うと、彼は不敵な笑顔を見せるのだった。