Devil May Cry Another Trigger   作:究極の闇に焼かれた男

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なんとか書けたので満足。

追記:ラストの展開を変更しました。


MISSION1:SPIDER NEST 前編(改稿)

 

 

 

ベイロンシティ内にひっそりと佇んでいる教会、そこに訪れた人間が姿を消すと言う事件が多発していた。

 

この事態に対魔局が調査を行うも現場である教会は既に人は居らず、今では廃屋同然の状態と化していた。

 

そんな廃屋と化した教会内を調査するも一向に調査の進展はせず、対魔局はやむ無く調査を打ち切りにせざるを得なくなった。

 

そんな行方意不明者が多発している廃教会の前に優也は来ていた。

 

 

「ここが例の廃教会か……あいつが言ってた通り、変な気配がしやがる。 これは当たりだな」

 

 

廃教会の扉の前に立つ優也がそう呟くと静かに扉を開けて中へと入りながら、なぜ自分が此処を訪れる事になったのかを思い出し始める。

 

 

 

 

 

──────────

 

 

 

 

 

ピンポーン!

 

 

「ん? 誰だこんな時間帯に。最近は大して面白い仕事が無いとは言え、再来月まで過ごせる分の貯金は溜まってんだがな〜……まぁ、キサラが帰ってくるまでの間はやる事は特に無いから良かったけど。 とりあえずご馳走様っと!」

 

 

それは今から約数時間前の事、いつも通り自宅で暇を持て余していた優也がキサラが作り置きしていた料理に鼓を打っていると、玄関のチャイムが鳴り響く音に気が付いた。

 

料理を食べ終えた優也は食器を洗面台に丁寧に置くとそのまま玄関へと向い覗き窓から外の様子を伺うと、そこにはシルクハットを被った1人の初老の男の姿があった。

 

 

「……珍しい奴が来たな」

 

 

男の姿を見た優也は少し驚いた表情を見せつつも玄関を開ける。

 

 

「やっと出たか、遅いぞ優也」

 

「そういうお前がここに来るなんて珍しいな。 それで一体何の用だよ【ロバート】」

 

 

ロバートと呼ばれた初老の男は口元に笑みを浮かべると優也に向けてこう答えた。

 

 

「名高きデビルハンターであるお前に悪魔退治の依頼だぜ、優也」

 

「…詳しく聞かせてくれ」

 

 

 

 

 

 

 

「───それで、悪魔退治と言ったが詳しい内容について聞かせてくれ」

 

 

優也はロバートを家の中に招き入れるとリビングへと向い、テーブルを挟み向かい合う形でソファへと腰掛けると依頼について話を聞く事にした。

 

 

「実は最近なんだがベイロンシティ内に今は使われてない廃教会があってだな、ここ最近だが奇妙な事にその廃教会に入った人間たちが次々と失踪するって言う事件が起きてるんだ。 D災害と判断した対魔局の連中が一足先に踏み込んだらしいが、どうやら中には何も無かったらしく調査が行き詰まってるらしい」

 

「ほぉ……確かにそれは奇妙な話だな、対魔局の連中が見落とすなんて事は無いのに見落とすって事は間違い無く俺の出番って訳だ」

 

「ああ、全くだ……それに対魔局の連中はただの家出と判断したらしく調査を打ち切ったようだ。 今回の依頼人は失踪した友人がD災害に巻き込まれたと信じてるようで、頼りにならない対魔局やPMCじゃなくお前に依頼したいとの事だ」

 

 

ロバートの言葉に優也は「フッ」と鼻で笑うと口元に笑みを浮かべながら答える。

 

 

「どうせやる事も無いから暇潰しには丁度良さそうだな──良いぜ、その依頼確かに受けた」

 

「話が早くて助かる。 報酬についてだが……」

 

「お前に譲るから、その報酬金で子供たちに腹一杯美味い飯でも食わせてやれ」

 

「すまん、この借りは…」

 

「その代わり例の物を頼んだ」

 

「わかった。 恩に着るよ……」

 

「さて、それじゃあ今直ぐ行ってくるとしようか」

 

 

そう言いながらソファから立ち上がった優也は近くの壁に立て掛けてある一振の大剣--「リベリオン」を背負うと、机の引き出しから二丁の拳銃--「エボニー&アイボリー」を取り出し、羽織っているコートの内側へ仕舞うとそのまま外へ向かおうとする。

 

 

「あっ! 報酬代わりと言っちゃアレだが、俺が帰るまで留守番を頼めるか?」

 

「それくらいなら構わん、俺の子供たちも家に帰るのは夕方頃だからな」

 

「そんじゃあ、後は頼むんだぜ」

 

「おう! 一応気を付けてな」

 

 

ロバートに見送られながら家を出た優也は話にあった廃教会へと向かう事になったのだった。

 

 

 

──────────

 

 

 

それがつい先程までの事であり、優也が件の廃教会に来ていた理由だった。

 

 

「さて……とっとと片付けて早く帰るとするかな!」

 

 

気合を入れた優也が廃教会の扉を開けようとした其の時だった。

 

 

 

 

「そこの貴方、止まりなさい!」

 

 

 

 

後ろから銃を突き付けられる音と共に背後から女性の声が聞こえてきた事により反射的に着ていたコートの内側から銀色の拳銃…「エボニー」を素早く引き抜き突き付け返すと、其処には1人の女性が銃を突きつけながら立っていた。

 

 

「まさか、こんな所で『AAA DefenderCo.(トリプルエーディフェンダー)』の社長令嬢である『夕桐アヤノ』嬢と出くわす羽目になるとはな……」

 

「どうしてアンタが此処に居るのよ、黒咲優也!」

 

 

水色のキャリアスーツを着た、青いロングの髪の1人の女性…「夕桐アヤノ」が黒い拳銃を優也に向けて構えていた。

 

2人の間には唯ならぬ空気が立ち込めており、今にも一触即発の空気が漂っていた。

 

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