【青学三次】百花○○編奮闘ログ Q.○に入る数字を答えよ 作:オロトン
そしてまたまた長くなりすぎたのでQの答え合わせは次回に持ち越しです。
学習しねえなこのオロトンって野郎は
その代わり、今回とあるタグの仕事がめちゃくちゃ酷使されています
どのタグが頑張っているかみんなも考えてみよう!
すみませんでした(フライング謝罪)
旧:そして、舞台の幕は上がる──
「…あっ、ちょっと待っ…!ちょっと!?」
「はぁい、今日はこれでおしまい」
先ほどまで静寂が保たれていた、和室の中に二人声が染み渡る。
片方は続けざまに「返して!タブレットもうちょっと使わないとダメなの!!」と抗議を行い、もう片方はそれを難なくかわしながら部屋に持ってきた物品を置き整理する。
和室にいる人物はこの二人だけだが、もし第三者がいるとするならどちらが立場が上なのか、といったことは考えなくても分かるような絵面であり、それを自覚している立場としても情けない限りだ。
が、ここで引き下がっては男(今は女だが)廃ると言うものである。
「ちょっとだけ!あと3分、いや2分使ったら終わりにするからぁ!お~ね~が~い~!!!」
そう考えながら、男らしさの欠片もない懇願を必死にしている人物こそこの俺、どこに出しても恥ずかしい百鬼夜行連合学院所属の2年、花鳥風月部副部長の箭吹シュロであり、そして
「だぁめ。そうやって何時間もやり続けることが分かってるのに渡すわけないやろ?うちは兄ちゃんがそういうことするの分かってるのに止めない女やあらへんよ?」
こうやって俺の言い分をすげなく却下し、ついさっき作ったのであろう料理の入った鍋の脇に先程まで俺が使っていたタブレット置いた彼女こそ、花鳥風月部部長、そして生前の俺の弟の一人だったコクリコなのだ。
「本当に2分で終わりになるようなことだからお願い!俺が今すぐ答えないと相手方に迷惑かかっちゃうようなことなの!!」
「少し前まで寝たきりだった兄ちゃんにそんな大事なことさせるような奴なら、いくらでも迷惑かけて構わへん。いくらでも待たしとけばええよ」
言っていることは間違いなく向こうが正しいのは分かっているし、大好きな弟であり敬愛する部長でもある彼女の意見を拒否したくはない。
だが今回はこの世界が、ブルーアーカイブの原作が壊れるようなことになりかねない非常時であるため、負けじと粘ってはみたものの返答はこの通り全く納得する様子はない。こちらの意を通すつもりは毛頭ないようで何を言ってもすぐに言い負かされてしまう。
生前ならこのような弁論で弟に負けたことはない…というか弁論できなかったのに、この世界に来てからどうしてこんな差が出てしまったのだろうと思わず頭を抱えそうになる。
「…はぁ。しゃーないなぁ。ちょっと待っとき」
そのような俺の心情を組んでくれたのかは分からないがそう言われ、やっと分かってくれたのかと一瞬女になっても無い胸が躍りそうになった。
「…もしもし?キク?今大丈夫?…いやだから、お兄ちゃんとは呼ばんって。うちの兄ちゃんは兄ちゃんだけだって何回言えば気が済むん?
あ、ムラちゃんもおるんね。キクでもムラちゃんのどっちかでええんやけど、なんか青学の奴らがネット使って兄ちゃんちょっかいかけてるみたいなんよ
…そうそう。多分うちが言ったとしても何ともならんことっぽいし、だから止めてもらうようお願い…できる?ありがとうなぁ あと、ちょーっとおいたが過ぎる子らいるみたいやから、いつものも頼むわ
じゃまたなんかあったらお願いするな。うん、そっち落ち着いたら気を付けて帰ってきてな。じゃあ切るから、ん、また後でなぁ…っと
ほら、二人にちゃあんと対応してくれるようにお願いしといたから、もう心配することなんてなあんもあらへん。せやから諦めて大人しゅうしとき?」
…が、現実はいつだって残酷なようで、こうちゃ、じゃなくてコクリコがうちの頼れる部員に電話をかけてしまい、完全に望みは絶たれてしまった…というか
「待って、なんで俺がやり取りしてたの青学だって分かったの?ま、まさか…」
見た?という言葉を発するのが怖くなってしまい、それ以上を口に出すことができなくなってしまった。
もし、今回の事件がばれてしまったとしたら、この後に青学が何かすることに感づいていたとしたら、俺の隠し事が、噓が、何もかもがばれてしまったとしたら……たくさんの「もしも」がぐるぐると頭の中を駆け巡り、気が遠くなり意識が遠くなりそうになり――
「……ちゃん!兄ちゃん!?しっかりして!?」
必死にこちらに呼びかける声に呼び戻される。どうやら心配させてしまったようで、抱きつかれていることに気づく。相当焦ったらしく先程まで俺の体を拭くために用意していた濡れタオルが手に握られたままだ。
俺が平静を取り戻したことにも気づかず、タオルから滴るお湯で濡れてしまっていることにも気づけない程に激しく取り乱しながらコクリコは兄ちゃん兄ちゃんと俺のことを呼び続けている。
「ちょ、ちょっと待って…落ち着いて
「…ッ、フーッ、スーッ…フーッ、スーッ…ふぅ、はぁ、はぁ…大丈夫?本当に大丈夫なの?倒れたりしない?もうしんどくなったりとかはない?大丈夫なんだよね?」
こんな俺なんかのために愛する弟のことをここまで心配させてしまった自分に対しての罪悪感がこみ上げてきたが、なにはともあれ一先ず落ち着けなければときつく抱きしめられていた体をなんとか動かす。
背中をさすりながら深呼吸を促し、なんとかこうちゃんのことを落ち着かせる…が、まだ完全に平静を取り戻せてはいないようで、心配される資格もないこちらの容態を矢継ぎ早に聞いてくるこうちゃん。
「大丈夫だから、な?青学の奴らと交流してたの当てられてちょっとびっくりしただけだから…ごめんな?そんなに取り乱させると思ってなくて」
「…分かった。こっちこそごめんなぁ。兄ちゃんがまた倒れてしまったのかと思ってパニックになってしもうて…本当に無理だけはせんといてな?」
たかが5日寝込んだだけでここまで心配されてしまうなんてと申し訳なさで情けない限りだが、またそれが顔に出て傷つかせてしまうかもしれないため慌てて取り繕い声を掛ける。
こうちゃん…改めコクリコも落ち着いてくれたようで少し安心した。
「分かった。無理しないようにするから、一先ず離してもらってもいい?せっかく用意してくれたお湯が冷めないうちに体拭いておきたいから、そのタオルを渡してもらえると兄ちゃん嬉しいな」
とりあえず危機が去ったことにホッと一息つきつつ、コクリコの手に握り絞められたタオルを受け取るためお願いをする。
体調は平時と変わらない状態まで戻ったので風呂に入ってもいいと個人的に思うのだが、部の全員から即座却下されてしまったので若干不満はあるもののこちらを案じてくれていることは痛い程伝わってきたので渋々受け入れた。
いづれにしても今の状態では手足についた包帯も外すことができないため、未だ俺を抱きしめたままのコクリコに離してもらえるようにお願いをして…
「…兄ちゃんは本当に自分が悪かったって思ってるの?」
「…思ってるけど?」
「本当に?」
「本当の本当に。……あの、そろそろ離してもらわないと服脱げn」
「じゃあうちが兄ちゃんの服脱がせても、うちが兄ちゃんの体拭いても別に構わんよな?」
「…え?」
……ゑ?
「いやいやいやそれとこれとは別問題というか兄ちゃんにも兄ちゃんのプライドがあるっていうかそのくらいちゃんとできる「そんなんで傷つくようなプライドならうちが食うたるから、安心してうちの任せとけばええの!」
「ええの!じゃなくてさ!?ねえまだ怒ってる感じなの!?おこなの!?こうちゃんおこなの!?」
「……むぅ」
「いやむぅじゃなくてさ!?そんなほっぺた膨れっ面にされてもかわいいだけだよ!?」
「……じゃあかわいい子に拭いてもらえるならそれはそれでご褒美になるし、兄ちゃんのご褒美として拭いたげるから」
「そういう問題じゃないよ!?服くらい自分で脱げるし拭けるから…!」
「うるさい。うちの裸だって昔に何回も兄ちゃんに見られてるんだし、拭いてもらったこともあるんだからそのお返しとして大人しく拭かれよし……優しくしたげるから、な♡」
「昔ってそれ生前のはなしだし…んあっ」
…………どうやら、危機が去ったと思ったのは全くよ勘違いだったようだ。
◆◇◆◇◆◇
「……ううっ。もうお婿に行けない……」
「お嫁の間違いやろ。それに、お嫁にいけなくてもうちらがもらうからそんな心配せんでもええの」
「…仮にも生前兄弟だったのに結婚は無理あるくない?」
「その辺は前世も今世も
自分の中の何か大変なものが壊れた気がする…とショックを受けている俺を意に介さず、コクリコはそんな冗談を言いながらタオルや湯の入った桶を片付ける。心なしか少し嬉しそうだ。……それ本当に冗談だよね?…ね?
「で、なんで俺が青学と連絡とってると思ったの?内容でも見た?」
誰かさんのせいで随分と脇道にそれてしまったが、気を取り直して当初から気になっていることを聞いてみる。
正直内容がバレたのではないかという不安はまだあるが、そこで顔に出しすぎたら次は何をされるか分からないので表面でも平静を装って聞かなければならないのが少しきついがここは我慢である。
「まあ、そう焦らなくても兄ちゃんと違ってうちは逃げないから落ち着き。そろそろお粥も丁度いい塩梅になったみたいだし…おっと」
「…さりげなく痛いとこつくのは勘弁してもらいたいかなぁ……ん?どした?」
せっかくこちらが覚悟できたのに後回しにされたことに肩透かし感を感じていると、せっかく用意していたお粥を遠くに離しているコクリコ。何か変なものでも入ってしまったのだろうか?
余程のものじゃなければ自分の腹に入れるものなら構わないのだが…?
「いや。ちょっとこのままだとお粥が大変なことになりそうな気がしてな…そろそろ来るみたいだから兄ちゃんは大人しく衝撃に備えとき」
「来る?衝撃?一体何がグフゥ!?…」
「に!い!!!た!だ!!い!!ま!!!!」
何が何だか把握できないうちにこちらに飛び込んでくる何か…こ、この声、この俺にも負けないくらい胸の成長性:Eの感触は…
「お、おかえり……ナグサ。おかえりはいいんだけどちょっと離し…」
「えへへ、ただいま!ずっとにいと会えなくて、
「ナグサ!ストップ!一旦落ち着きよしナグサ!!」
「あっ
……きゅう。
「に、兄ぃーーーーーー!!!???」
こうして、百鬼夜行連合学院のとある一角に百花繚乱紛争調停委員会副委員長、そして前世での俺のもう一人の弟である御稜ナグサの悲鳴が響き渡ったのであった…
…風流だなあ(白目)
タ グ : キ ャ ラ 崩 壊
…すみませんでした。お詫びに不知火カヤが腹を切ってお詫び致します……
【シュロ(偽)】
この後めちゃくちゃ介抱された。
焼き鳥は砂肝と軟骨が好き。
加害者のくせに被害者に介抱されるなんて随分手前も偉くなったものですねえ?
【コクリコ】
弟その1。シュロ(偽)のことずっと勘弁してたし、このくらいの役得があってもええよな?
焼き鳥は軟骨とつくねが好き。ねぎまは嫌い。
公式で喋ってる場面少ないし方言エアプになってもそういう話しかたするってことにしとけばええやろ(京ことばエアプなので色々と言葉遣い変だったら申し訳ないです……)
なお掲示板の内容はしっかり見ていたりする。お前ら絶対許さんからな…
【御稜ナグサ】
弟その2。タグが大忙しになった原因。なにがどうなったらこうなるんですかねえ(すっとぼけ)。
一応外面をそれなりにあるのでいつもこんなことなっているわけではない ヨシッ!
焼き鳥は大体好き。ただしねぎま、てめーは駄目だ
【キク】
兄ですよろしくお願いします。
今後登場するオリキャラその1。いつ出てくるんやろなぁ……
【ムラちゃん】
今後登場するオリキャラその2。本当にいつ出せるんやろ…(遠い目)
【作者】
つい先日どくいも様がやる夫スレでも青学の執筆をしていることを知り、自分が大海を知った井戸の中の蛙化現象してたことをしって頭を抱えた。
その後、スレでたくさんのスレ民の方々にお世話になった。あったけえ…掲示板あったけえよお…
【?????】
コクリコちゃんにお願いされてやる気フルマックス状態
青学だかなんだか知らんけど、我の幽霊魂なめたらあかんでぇ!
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