【青学三次】百花○○編奮闘ログ Q.○に入る数字を答えよ   作:オロトン

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よく分からない時期に投稿して読者を驚かせましょう!










作者としてはこのミームがもう廃れてる事実が一番恐いです


問1-2 Sさんが地図を見ながら道なりのコースを歩くとき、道に迷う確率を求めよ

「お、覚えてろよ~??!!」

 

「ひっ、ひぃ~!!??」

 

「せ、先輩おいてかないでくださいよぉ~!??!」

 

「はいはい、おとつい来なはれやぁ」

 

 逃げていく不良どもを追い払い、コクリコはふぅと一息つき、不良に絡まれていた少女を見やる。

 

「た、助けてくれてありがとうございます…」

 

 

 どう見繕っても130程しかないであろう小柄な体格。

 

「助けてもらって申し訳ないんですが何もお礼としてできることがなく…飴ちゃんならあるんですけど」

 

 小学生かと考えた自分を否定するように着込んでいる中学校の制服。

 

「エメラルドスプラッシュ味とかクロちゃん味みたいな変な名前ですけど味は美味しいと思います…あの、聞いてます?」

 

 薄色の髪、白い肌、真っ赤な瞳、頭に浮かんだヘイロー、そして───

 

「もしもし、もしも~し?大丈夫です?ノックしてもしも~し!?」

 

 容姿が、年齢が、性別が、あらゆる面において()()()()()()その少女が持つ何もかもが前世のコクリコの大切な人と異なっていた。*1

 

「あの!悪いんですけどお、あたしも行きたいとこあるのでお先に失礼させてもらいますよ!」

 

 しかし、今少女が言っていたとある作品のキャラが言っていた独特な言葉(ノックしてもしも~し)、このキヴォトスという物騒な世界で()()()()()()()()()()()()()()、そして───

 

「飴ちゃんはそこに置いておきますからね!本当に助けてくださりありがとうございまあ痛ぁ!?

 

 ───そしてこの壊滅的な方向音痴。間違いなくこの少女は前世の自分の兄だ。

 

 躊躇うことなく行き止まりへと歩を進めそのまま激突した少女を見て、そうコクリコは確信したのだった。

 

 

 


少女迷走中…


 

 その後、コクリコとシュロの二人はコクリコの家に向かうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

「ぬおおおおおおおHA☆NA☆SEええええええええ」

 

「はいはい、わかったから大人しゅうしといてなあ」

 

「絶対分かってないですよねえ!?」

 

 …訂正。シュロはコクリコに抱えられ、コクリコの家へ連れ去られようとしていた。

 

「いやこれ拉致ですよね!?流石に恩人だとしても誘拐犯はアウトですからね!?」

 

「しっかし相当軽いさねあんた。ちゃんとおまんま食うとる?」

 

「ちゃんと1日3食食べてます…じゃ!な!く!て!一人でも帰れますから!頼むから離してください!」

 

「目的地と真反対のとこ歩いて変なのに絡まれてたのによう言うわ」

 

 「がっでむ!」

 

 どうにか脱しようとシュロはあの手この手を使っているが、コクリコはどこ吹く風といった様子で歩を止める気配は全くない。

 

 というかこれだけ騒いでいると言うのに『なぜか』誰もこちらに注意を払っていない。

 

 それどころかお昼時だと言うのに抱えられてから『なぜか』誰も道を通りすぎることすらもなく、まるで世界にこの二人以外いなくなってしまったかのように静かだった。

 

 残念ながらその事にシュロが気がつくことは全くなく*2、コクリコはコクリコで気づいているのかいないのか、人の気配のない道を淡々と進んでいる。

 

「本当にもう大丈夫なんです!怪我とかも…新しいのはないですから」

 

 どうやら絡まれていた時にしただろうケガの手当てをするためにお持ち帰りされてるのではないかと考えたのか、シュロは手当ては必要ないと説得する。しかし、

「そんなん言われても詳しく見いひんとそれがほんまかは分からへん」

 

「…じゃあ今下ろして確認すれば良いじゃないですか」

 

「そんなんしたらにい、あんた逃げるに決まってるやないの」

 

「……ソンナワケナイジャナイデスカ」

 

「棒読みなってんで」

 

 コクリコに論破され、ぐうの音も出ないと言った様子で黙りこむ。

 

 沈黙が続く中、これ以上無駄な議論が起きないようにと思ったのかコクリコが口火を切った。

 

「とにかく、何でそんな逃げたがるのかは知らんけどあのままにしとったらあんたずっと迷ったまんまやったし、それはうちとしても寝覚めのええもんちゃうから大人しゅう抱かれといておくんなし。それに──」

 

「それになんなん──つめたっ」

 

 妙な所で口を閉じたコクリコに疑問を覚えたシュロが、色々と言いたいことを飲み込んで聞き返そうとしたその瞬間、何かが首筋に当たったような気がして思わず空を見上げる。

 

 「こない雨降ってるとこにあんた置いて歩かせてたらうちまで風邪ひいてまうわ」

 

 さっきまで雲一つない快晴だったの言うのに、いつの間にか空はどんよりと曇り、雨が降り始めた。

 

「雨…天気予報は晴れっていってたのに…って雨つよっ!?」

 

 雨はぽつり、ぽつりから間もなく、さっきまで晴れていたのが嘘のようなざんざか降りへと変貌を遂げる。

 

 銃を持ってくるのを忘れるようなシュロは勿論、コクリコも『たまたま』傘を持っていないため二人が雨から身を守る術は何もない。

 

お天道さんもうちにやれ言うてくれるんやねぇ…ちょっと大変かもしれへんけど、我慢してぇな?」

 

 いや、どうやらたった一つだけ残されていたらしい。

 

「…え、何する気なんすか。って何で抱えかた調整してるんですか。何やろうとしてるんですかこわいんですk「口閉じとかんと舌ぁ噛むで」「はい黙ります!」

 

 それは…

 

 

 

 

 

 

 

 

「いちについて、よーい…どん!」*3

 

 

全力ダッシュである。

 

四本足の犬も二本足の人間のどちらも行える、種も仕掛けもひねりトリックもトリートもないただのフィジカルである。

 

 「やはりフィジカル‥‥!!フィジカルは全てを解決する‥‥!!」

 

 「なんか色々と違う気がががががががが」

 

 かくして、走れメロスも真っ青な走行を見せるコクリコと、はちゃめちゃに揺られまくってるシュロの二人は、豪雨に晒されながら目的地であるコクリコの屋敷へと向かうのであった…

 

 

 

 

 バシャッ!「わふっ」「んぶぅ!」

 

 なお、途中で思い切り水溜まりに突っ込んだせいで二人とも普通に帰るより汚れたものとする。

 

 

さもあらん

*1
種族も変わっている自分が言えた立場ではないが

*2
脱出しようとするのに夢中なのか、そもそも鈍感なのか…どちらにしても兄ちゃんらしいとコクリコは考えている

*3
別に言わなくても走れるけど、なんとなく速く走れる気がしたからやった。後悔はないbyコクリコ




【コクリコ/哭雨リコ】
シュロを絶賛テイクアウト中な元わんこ系女子
まだ直感云々で得た情報を暴露できてない奥ゆかしさと直感に身を任せて行動するアグレッシブさを併せ持つ♠️
フィジカルはそれほど強くはないのでシュロを抱えられることが若干複雑だったりする



【箭吹シュロ(偽)】
道に迷うわ不良に絡まれるわお持ち帰りされるわで色々と散々な目にあってる
なおこの後比じゃないレベルの物が待ち受けてる模様
今日こそはって思ってたのにな



【不良】
コクリコにめためたにされて退散した
なお戦闘にコクリコの神秘が関わっている
詳細はまたいつか


【同居人】
起きた
ウワーッ!リコちゃんが女児をお持ち帰りしてきたーっ!?
【?????】
起こした
きゃーっ今晩はお赤飯ですよーっ!?

【作者】
きかがくてきな ボディーから
うちゅうせいぶつ ではないかと
じもとでは うたがわれている。
このまえ じっかのいぬに しりをほられた。


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