【青学三次】百花○○編奮闘ログ Q.○に入る数字を答えよ   作:オロトン

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コクリコ(マジカル)実装記念です。

正直ここまで書くのにこんなに時間かかるとは思いませんでした。
第1話投稿からもう1年半ですよ1年半。
多分なんかのスタンド使いを受けてますそうだと言ってください。













それはそれとして、この話を読むときは『覚悟』の準備をしてください。色々な意味でやばいので。


問1-3 しっぽ×しっぽ=何か 答えよ

 花鳥風月部が拠点として使っている屋敷、いぬやしき*1

 

 そこは怪談会の公演や、動画チャンネルに投稿する怪談の動画編集といった部活動を行う部室のみならず、部員が生活を送る住居としての役割も有している。

 

 ゆえにキッチン、風呂場、寝室もあるのだが、前述した怪談会の後恐くて夜道を歩けないという利用者が寝泊まりできるよう、旅館とまでは言わないがそれらの設備はそれなりに大きなものとなっている。

 

 …さて、ここまで長々とお宅紹介をしてきたわけだが、まあ要するに何が言いたいかというと、

 

 

 

 

 

「俺のそばに近寄るなああ────────ッ!!!!!!」

 

「よいではないかよいではないか」

 

 こういうことである。

 

 あの後ぐしょ濡れになりながらもなんとかいぬやしきにたどり着いたシュロとコクリコの二人は、絶賛風呂場でプチ鬼ごっこを繰り広げていた。*2

 

 無論今日初めて知り合った*3恩人*4にそこまで世話になるのは申し訳ないとお暇しようとしていたがシュロだったのだが、いいからいいからコクリコに脱衣所に連れ込まれ、だとしても一緒に入るのは流石にダメだしお先入っててくださいと懇願するもいいからいいからと服を脱がされ、自分で洗えますからと陳述したのも虚しくいいちこいいちこと体を洗わされそうになり、それだけはなるものかと逃げ出した──端的に説明するとこういうわけなのだ。

 

 しかし、いくら広めとはいえ所詮は風呂場。生前男だった立場があり自分を捕まえようとしているコクリコの身体*5を見まいとしながらちょこまかと逃げるシュロと、前世の兄に対して恥じらいなんてあるものかと惜しげもなく身体を見せつけながらじりじりと追い詰めているコクリコでは勝負にすらならなかった。*6

 

 そしてとうとう角の方に追いつめられ、怯える目で見上げるシュロの眼には、片手にシャワー、もう片方に石鹼を持ち、じわりじわりと距離を詰めていくコクリコの姿があり、

 

「大丈夫大丈夫、ちょっとくすぐったいだけさね♡」

 

「いやっ、ちょまっ、ひあっ♡」

 

 …その先に何があったのかは、とても全年齢対象の健全なハーメルンでは語ることができるものではなく、残念ながら描写できるのはここまでとなっている。

 

 そのためどうしても確認したいという紳士淑女諸君には、どうか有料限定サイトの方を確認していただきたい*7

 

 

 

 


ただ今画像が乱れています。画面が戻るまでフウカに襲われる副部長をご覧ください。


 

 

 

「あ゛あ゛~いい湯さね」

 

「………」

 

紆余曲折あったがどうにか汚れを落とし、二人は4.5人が入っても問題ないくらい広い湯船に浸かっていた。

 

「どしたん?のぼせたんなら一緒にあがろか?」

 

「…さっきのあれのダメージでなんか言う気力もないんすよ言わせんな恥ずかしい」

 

「せやけど、めんこいお顔が真っ赤になっとるし…のぼせとるんと違う?やっぱりあがろか?」

 

 

 

「今のこの状況のせいに決まってんでしょ言わせんな恥ずかしい!!」

 

 

 

「何の、ことを、言ってん、やろ、ねえ…んっ」

 

 

 

 

「とぼけながら胸押し付けてくんのやめてくれますかねぇ!?」

 

 

 

 …ハーメルンに寝食も忘れて入り浸っているであろう読者諸君ならわざわざ描写するまでもなくこの二人がどんな距離感にあるかなど自明の理であるかもしれないが、ここは敢えて書かせていただく。

 

 

 シュロは、コクリコの膝の上に抱かれた状態で入浴をしていた。

 

 

 4().()5()()()()()()()()()()()()()()()()()()に、コクリコは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。

 

 まるで池に浮かぶ水鳥のように静かに何も起きてないように傍目からは見えるが、これでもシュロはコクリコの手から逃れようともがいていた。池の下で水鳥が必死にバタ足をしているかのように全身全霊をもってもがいていた。

 

 しかし、コクリコは我が子を抱き上げるかのように優しくそれでいて万力の如く強く抱きしめており、シュロどうあがいても脱出することはできなかった。

 

 

「…なんですか」

 

「ん~?」

 

「何でこんなことしてくるんですかって言ってるんですよ。助けられたと思ったら捕まって拉致られて風呂に入れられて…正直何でこんなことされるのか理由がわからなくて色々と限界なんですよ!」

 

 物理的に脱することを諦めたのか、シュロはコクリコに今回の出来事を起こした原因を究明することを試み、返答に応じて説得をすることに舵を切り始めた。

 

 もしかしたら他にももっと良い方法があったのかもしれないが、もうこのくらいしか解決策を思いつけないほど彼女は精神的にいっぱいいっぱいになっていた。

 

 そしてついでに、シュロの背中に押し付けられているであろう2つの物が、ナニがとは言えないがおっぱいおっぱいになっていた。

 

 ともかくこれからの行動はこの誘拐犯がどんな返答をするのか、聞いてから考えようとシュロはコクリコの方を緊張した面持ちで見つめた。*8

 

 

 …と、コクリコが言葉を切り始めた。

 

「…夢だったんよねぇ」

 

「……は?」

 

 夢だった。思ってもみなかったその言葉に、シュロは思わず困惑の言葉を漏らした。

 

 夢だった?夢だったと言ったのかこの少女は?

 

 この状況が、風呂に浸かっているこの状況が夢だったとでも言うつもりなのだろうか?

 

 喧嘩に巻き込まれた自分なんかをわざわざ助け、捕まるリスクも承知で連れ去ってまで凶行に走った理由が?

 

 この女は正気なのだろうか?それとも変態なのだろうか?こんな──()()()()()()好むロリコンさんなのだろうか?

 

 そんな疑問で頭がいっぱいになっているシュロを見ながら、絶賛ロリコン疑惑をかけられているコクリコが言葉を続ける。

 

「そういえば、あの日もこんな風に雨が降っていたなぁ」

 

「……はあ?」

 

 唐突始まった回想のようなものは何の脈絡のないもので、さらに頭に(はてなまーく)が浮かんだその直後、シュロの疑問は全て吹き飛ぶことになる。

 

 

 

「うちが兄ちゃんに──新弥兄ちゃんに拾われたのは」

 

 

 

「……はあ!?」

 

 他ならぬ、実の弟の、前世の愛犬の言葉によって。

 

 

伏見新弥(ふしみにいや)。○月◎日生まれで1人の妹と2匹の弟がいる長男。〇〇県△▼町大字○■ ○▼○番地●○-◎在住。□□会社で勤務。趣味は読書と動画鑑賞と落語。ホラーは苦手だけど妹の趣味であるホラー動画試聴回に強制的に付き合わされるため、その際はぬいぐるみや愛犬を抱えながら見るようにしている。押しに弱く、1.2時間愛犬に舐められても断れない。噓やろって思うくらいの方向音痴で進行方向を逆走するのは当たり前。散歩に行く時は迷わないようコースを予め申告した上でGPSを付けてからでないと行かせられないほど家族から心配されている程の方向音痴。面倒見が良く、犬がおもちゃを渡して来たりご飯を食べさせろと要求されたらどんなに疲れていても遊んでくれるしあーんもしてくれる。同衾もほぼ毎日したし……こうやってお風呂に入ったりも何回もしたなぁ」

 

「は、ぇあ、うぇ……へあぁ?」

 

 唐突にされる息もつかない長文詠唱に理解が追いつかず、感情が追いつかないのか声にならない声しか発することしかできず唖然茫然となっているシュロ。

 

 それを知ってか知らずかシュロを抱き上げてざぱりと湯舟から上がり、互いに向き合うように持ち変えると、

 

「そして帰って来た時にうちがお出迎えに来た時はこうやって……」

 

 

 

 

 

 

 

「ん゛んぅ!?!?」

 

 そのまま顔を近づけ、口付けをした。

 

 深く、甘く、濃密な口付けだった。

 

 そのままシュロのことを丸吞みしてしまいそうだと勘違いしてしまうほど、息をするのを忘れてしまったのではないかと思ってしまうほど、まるで今まで会えなかった時間を取り戻そうとするかのように深く、深く、深く、コクリコは口付けをした。

 

 1分か。10分か。1時間か。

 

 「ぷはぁ♡」

 

 永遠にも続くかに思われた思われたそれは終わりを告げ、コクリコは余韻に浸るようにちろりと唇を舐め、恍惚とした表情を浮かべた。

 

「こうやって毎回ちゅうをした、大事な弟のこと、忘れたとは言わせへんよ?に・い・ちゃん♡」

 

「ふぇ♡あ…うえ゛え゛!?こうちゃん4!?本当にこたろうなの!?」

 

「こっちは合った瞬間に気づいたのに、うちが話すまで気づいてくれんなんて…いつ気づいてくれるかって思ってたのに酷いわあ」

 

「いや俺だけじゃなくこうちゃんまで転生してたなんて思わないじゃん!?ていうかヨークシャーテリアがこんなべっぴんさんになってるなんて思うわけないじゃん!?その辺は俺が言える立場じゃないけど!」

 

「結婚したいほどべっぴんさんなんて照れるわあ♡*9

 

「いやそこまでは言ってないが!?」

 

 

 自分が飼っていた犬が同じ世界で転生していた。しかも性別どころか種族まで変わっていたという月までぶっ飛ぶほどの衝撃にキスされたことも忘れるくらい驚いていたシュロだったものの、少しずつ突き付けられた事実を向き合い、現実へと向き合うことにした。

 

「分かった。こうちゃんが転生してたってことは理解した。喧嘩から助けてくれたりお持ち帰りしたのも会えた嬉しさからだってことで…うん、何とか飲み込むことにする。とりあえず飲み込むことにするからさ…

 

 

 

 

 

1回おろしてくれない?…あの、何で抱きしめたまま座ってるの?何で離してくれないの?もしもーし?」

 

「本当に、兄ちゃんはにぶちんさんやねえ」

 

「にぶちんさん?何言いたいのかがいまいち分かんないというか、とにかく一旦おろし」

 

 

「うちが兄ちゃんのこと好きなこと、まあだ気づいてくれないんやもんねえ」

 

「いやこうちゃんがこんな俺のこと好いてくれるのは昔から知って」

 

 

「犬だった頃からずううっと、交尾しようって言うてたのに」

 

 

 

 

「…へあっ!?」

 

 

「こんなとこで初めてするのはちょおっとあれやけど、もううちは限界やさかい。ごめんなあ

 

 

「待て待て待て待て待って待ってまってまって待ってぇ!?」

 

 

「兄ちゃんと出会ってから約20年。うちは待ったんよ。もう待つことはできひんわ」

 

 

 

「それじゃあ…いただきます♡」

 

 

 

 風呂の洗い場に座らされ壁際に追いつめられるシュロ。じわりじわりと蛇のように追い詰めるコクリコ。

 

 構図は冒頭の追いかけっこと全く同じもの。ただし今度はお遊びのような空気は全くなく、追い詰めるコクリコの表情は妖艶な、それでいて捕食者を思わせるものとなっている。

 

 元々なかったような2人の距離は徐々に縮まっていき、ついには…

 

 …現実に向き合おうとしたシュロだったが、どうやら思っていた以上に現実というものは無常だったようだ。

 

 この後二人がどうなったのかは申し訳ないがここが全年齢版の清く正しいハーメルンなため、記述した場合コハル裁判長に私刑宣告されてしまう。

 

 そのためこの続きは僭越ながらDVD特典の方を片付けていただきたい*10

 

 

 どっとはらい

 

*1
流石にそのネーミングはどうかと同居人に言われたがコクリコが強引に押しきった

*2
危険なのでよゐこ及びよゐ犬は真似しないように

*3
と思っている

*4
兼誘拐犯

*5
原作開始一年前とはいえお前本当に高校生かという成熟した身体持ち

*6
なんなら必死に濡れまいと兄の手から逃げようとしてしていた前世の風呂のことを思い出しちょっと楽しくなっていた。

*7
そんなものはない

*8
なおコクリコに抱擁されながらのため見上げながらのものとなっておりお世辞にも格好がついたものではない

*9
(〃▽〃)

*10
ないったらない




【コクリコ/哭雨リコ】
再開した兄を家に連れ込み風呂場で襲ってしまった欲求不満系わんこ
出会った場で即○らなかっただけ自制した方などと本人は申しており
どうしてこうなったかというと…(次回へ続く)



【箭吹シュロ(偽)】
生前飼ってたわんこに襲われちゃった系ガール(元ボーイ)
三刀流レベルで方向音痴なせいで物理的にも人生的にも迷った経験は数知れず
すぐ襲われるのはやはり青学生の宿命か
愛される資格なんて、お前にはないくせに


【同居人】
コクリコに頼まれ事前にお風呂を沸かした人
実は脱衣所でコッショリ二人の○○を聞いていた
やるんだな!?今…!こ↑こ↓で!
【?????】
本当にお赤飯案件なるとは思わずこの後真っ赤になりながら小豆をとぎ始めた
はわわわショキショキはわわわショキショキ
【作者ス】
季節の節目となる日ス
1・3・5・7・9月にあるス
怠け者の作者働きなんて言葉もあるス
なに言ってるか分からない人は「作者」を言い換えるとわかるス
この前実家の犬に顔に乗られたス

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