【青学三次】百花○○編奮闘ログ Q.○に入る数字を答えよ   作:オロトン

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描写拙いかもという不安残るけど勇気の投稿
あと今さらながらタグに「独自設定」を追加しました
原作キャラにこんな設定付けていいのかと思うときもありますが、その度にpixivやTwitter(旧X)、あにまんなどを見てこれで良いのだと開き直っています

あと『問1-3 しっぽ×しっぽ=何か 答えよ』と『枕:哭雨リコ、あるいはこたろうの場合』の後書きを加筆修正しました
重要な設定や伏線があるようなないようななので見直ししてもらえると幸いです


問EX-1 コクリコが内包する神秘は何か 答えよ

●Side魑魅一座モブA

 

 最初は、ただの軽いこづかい稼ぎのつもりだった。

 

「このっ、この…いてっ、何すんだこのやろう!」

 

 ショバ代の取り立てに出ようと仲間と一緒に裏路地を回っていたところ、迷子になったのか不用心に出歩いているガキと見つけ、鴨がネギ背負って歩いて来たと飛び付いてしまったのがいけなかったのだろうか。

 

「ぎゃーはっはっはっ、ひー、ひっ、せんぱっ、先輩助けあはははははは」

 

 財布どころか銃すら持って来るのを忘れたなんてふざけたことを言っていたので、少し渇を入れてやろう、なんなら道案内をしてやりその()()をたんまりもらうのもいい、だなんてその時の自分は考えていた。

 

「なんなんだよ…お前一体なにしやがったんだよ!?」

 

 …その後どこからともなく現れた女が、全てをぶち壊しにしやがった。

 

「さぁて、お仲間は偉いことなってるみたいやけど、あんたはどうしはるん?しっぽ巻いてさいならするんやったら見逃してやってもええよ?」

 

 コクリコ─本名哭雨リコだったか─怪談師として活動をしている*1百鬼夜行連合学院所属の生徒である…()()()()

 

 表向きは言ったが、彼女が裏で何をしているか、その詳細までは分からない…が、コクリコ関連の話はきな臭いものが多くどうにも不信が打ち消されないのだ。

 

 そもそも、彼女が部長をしているしている部活が異常だった。

 

 花鳥風月部。百鬼夜行が連合を成す前から存在していたとされる、「連合の今の形態を認めない極悪非道の部活」「怪書を操り、人々を惑わす魑魅魍魎」など色々と怪しい噂が立っている謎多き部活──()()()()。彼女が入学するまでは。噂でしかなかった百物語(かいだん)を復活させるその時までは。

 

 表立ってやっていることと言えば怪談を語る講演会を開いたり、風流を極めると詠って他の部や委員会を手伝うといった平和なものだが、そのような活動するためにわざわざ昔存在した胡乱な部活を復活させた意味が分からないし、まず前提として部員が1名しかいないのに陰陽部が見逃していることが謎でしかない。

 

 巷では「陰陽部を裏で操り学園を支配している」だとか「青学が学園を拠点にするために送り込んできた七武生直属の幹部」などと囁かれている得体の知れない女。

 

 そんな奴が自分たちの目の前に現れたのだ、驚きもしたし怖じけそうになるのも無理はなかった。

 

 が、ここでしっぽを巻いて逃げるなど魑魅一座・金捥ぎ(かもねぎ)流の名がすたると言うもの

 

 ここでコクリコからも金品を奪い少しばかり痛い目を見せられれば名を売ることもできるしシノギもかなりやりやすくなるかもしれない。

 

 そう思い仲間に指示を飛ばし襲いかかろうとしたのだが、

 

 

 

「やったはははははぁはははははハハハサイン貰えたハハはははハハハは家宝にしようひひひひひひひひひひひひひひひふへはへへへへへふへへへへへへぇ」

 

 一人は狂ったように笑い転げ

 

「どうだ!どうだ!参ったかこいつめっ!こいつめっ!」

 

 一人は何もいない虚空に向け銃を惜しげもなく撃ちならし、弾薬がなくなった後も見えない敵と戦っているように殴りかかり、蹴りを入れ、マウントの姿勢を取り躊躇なく拳を地面にぶつけていた。

 

「おいやめろって!そこには誰もいないって言ってんだろ!頼むから正気に戻ってくれよ!?」

 

「この!おりゃ!くらえ!この!この!この!」

 

 どうにか止めようと身体を押さえて声をかけているのだが、こちらを意に介する様子もなく時たま骨の折れる音をさせながら血が滲んできている拳を地面に叩きつけている。

 

「どうやら、お友達は忙しゅうて手が離せないみたいやねえ。仲がよろしいのは何よりやけど、そろそろウチの相手もしてくれへん?」

 

「っ、てんめぇ…!」

 

 いけしゃあしゃあとこちらを嘲るコクリコの言葉に、思わず我を忘れそうになりながらもどうにか気を落ち着けお気に入りの愛銃を突きつける。

 

 コクリコが何をしたのかは全く『分からなかった』がこっちも潜り抜けてきた場数*2が違うのだ。

 

 そもそも向こうは『銃を持たず』棒立ちしているのだ。 すぐに参ったと言わせて二人を元に戻させてやる、怒りを胸にそう決意してコクリコを睨みつけた。

 

「おお怖い。えらい気合い入ってるみたいやけど、『銃の撃ち方も分からん』のに大丈夫なん?」

 

「は?何を言って…」

 

 …いきなり突拍子もないことを言われ、思わす聞き返してしまった。

 

 こいつは何を言っているのだろうか。ここキヴォトスで銃の使い方が分からない人間なんて生まれたばかりの赤ちゃんか、あり得ないレベルのバカくらいしかいないだろう。

 

 わけの分からないことを言われ多少動揺したが、その生意気言う口から撃ってやろうと銃口を向けて、

 

「………」

 

 向けて……

 

 

 

「あ、れ?」

 

()()()()()()()()()使()()()()()()()()()()

 

「え、何で、えあえっ、何で、分か、嘘嘘嘘ウソ、なんで、なんでえ!?」

 

 思い出せない。思い出せない。思い出せない。

 

 いつも使っていたはずの愛銃なのに。キヴォトスでは銃の打ち方なんて知らない方が恥ずかしいくらいの常識なのに。

 

 どこをどうしたら銃弾が出てくるのか、全く分からないのだ。

 

 思わず目の前にコクリコがいるのも忘れ銃をいじってみたが打ち方が全く思い出せない。

 

 持ち手を引っ張ればいいんだっけ?

 グリップを殴ればいいんだっけ?

 銃身を舐めればいいんだっけ?

 ほほをつねればいいんだっけ?

 

 どう試行錯誤してもやり方が理解できず、思わず泣きながら銃をもてあそぶという間抜けな姿を晒してしまう。

 

「あらあら、『ウチは何もしてない』のになんか大変なことなったみたいやねぇ。どうしたん?手でも貸そか?」

 

「ひっ、ひいいっ」

 

 目の前の女は『何もしていない』。

 

 銃を向けることもなく、こちらに攻撃をしかけることもなく、『何もせず』ただ化物の口のような意匠をした銃をこちらに向け、笑っているのだ。

 

「ま、攻撃というか口撃はしてるんやけど…あんたらには『ウチが何をしているかんて分かへん』もんなあ」

 

「ひっ、く、来るなあ!こっちに来るなあ!?悪かった、あたしらが悪かったです!許して、ゆるしてくださいいいいいい!!??」

 

 恐い。怖い。こわい。コワイ

 

 何もできず、何もされず、何も分からず。

 

 できることと言ったらみっともなく泣き喚き、下半身が濡れていることを他人事のように感じながら赦しを乞うことしかなかったのだ。

 

 その懇願を聞き入れたのかは分からないがコクリコは一つため息をすると、

 

「…はあ、しゃあないなあ。『誰も来ない』とはいえこれだけ騒ぎになると色々と面倒やし、あんたらに時間取られる暇もないし…なにより今ウチらとっても気分がええ。特別やで?」

 

 そう言うと再び銃を部下含む自分達に向け

 

「『あんたのあんたのは解いて』やるわ。『ここで何をしたのか忘れてしっぽを巻いて逃げ帰り』。そんで『もう二度とカツアゲなんかしたらあかん』で」

 

 と言い、赤黒く光る光弾を放ってきた

 

「あっははは…あれ、私は一体何を何、っていてててててなんか腹いったあ!?」

 

「いてえ、いてえよお…何であたしの手がこんなボロボロになってんだよお…」

 

 

 突然部下の様子が戻り、思い出したかのように痛みに苦しみだした。

 

「お、お前えら…良かった、良かったあ…じゃなくてさっさとずらかるぞお前ら!」

 

 仲間が元に戻ったことに安堵するが、すぐさま切り替えて撤退の指示を飛ばす。

 

 奴が『何をしたのかは分からない』が、もう恫喝する体力気力も度胸もない。

 

最早自分達にできることは『しっぽを巻いて逃げ帰る』くらいだ。

 

「お、覚えてろよ~??!!」

 

 そのような捨て台詞を吐き手の痛みで動けない奴を抱えると、これ以上何もされないよう必死でその場を逃げ去ったのであった。

 

*1
同行させていた後輩がファンらしくサインをもらっていた カツアゲ中にサインなんかせがむな そんで向こうも向こうでカツアゲしてる奴に書くな

*2
カツアゲとか食い逃げとか




すまんね またしても後で書きます略して後書きなんすわ
今回はちゃんと全部書いてからにしやうと思ったんですけど、どうしても戌の日に間に合わせたくて…
こんな修正必須後書きで出来上がりを名乗るなんて各方面に失礼だよね 三次投稿するなら投稿したいなりの格好をしろ! オラッ謝罪!謝罪解除!謝罪!

とりあえず追記修正あるまでコクリコの神秘は何か予想してもらえるとありがたやなのでよろしくおねがいします
   
追記修正の時間だぞオラァ!
                    
【コクリコの神秘】
その神秘の形は『暗示』
暗闇の中迷い人の道を示す送り狼に相手の精神を誘導させる
言葉を聞かせるだけで相手を術中に嵌めれるが、後述する銃を用いることで効果の射程距離を伸ばすことができる
この神秘を利用してコクリコは百鬼夜行連合学園で好き勝手やっているとか、いないとか



【一声呼び U-one】
コクリコの所持する銃
見た目は仮面ライダーガヴに登場する武器『ベイクマグナム』を黒くした感じ
コクリコの神秘を込めることで命中した相手を暗示にかけることができる神秘の内容はベイクマグナムが出る前に決めていたからうってつけの銃が登場したことで大喜びしながら後付け採用した
名前の由来は山中で声に誘われ迷ったり災難に遭う怪奇現象を指す『一声呼び』と「うわん」という声で驚かせる妖怪『うわん』から
兄のネーミングセンスを受け継いたからか服だけでなく名前が絶妙にダサい



【コクリコ】
前世の兄と会えて気分はホクホク状態
一刻も早く【書けないよ!】するため邪魔してくる奴らをめっためたにした
それはそれとしてファンにはサインをする
今日大切な人に出会えるかもという直感から何気に原作並みに化粧も着物もこだわり着飾っていた


【魑魅一座・金捥ぎ組】
金品を奪い取ることに己の青春をかけている一派
この後一連の記憶を失いなんか分からんけど怪我していることに対しかなりビビっている
その後景気付けにカツアゲしようとしたがなぜか恐れを抱いてしまいうまくいっていない



【箭吹シュロ(偽)】
今回かなり蚊帳の外
ネタバレになるがこの後コクリコに喰われる



【実家の犬】
いつみても赤ちゃんみたいなツラをしている
人間換算だと四桁歳になるはずなのになんぼのもんじゃいとエケチェン顔をしている
多分催眠とか洗脳とか使えるんだと思う



【作者】
お気に入りが減る度に波乗りをくらったサイドンみたいな声をあげている
貪欲に高評価や感想、イラストを欲しがる承認欲求モンスター
ある意味どんな怪異よりも救えない存在

感想、評価、お気に入り並びにここ好きを頂けると作者がチョアヨーします。
皆様の1票1感想1お気に入り1ここ好きがガチで作者のモチベーションにつながるので本年も何卒宜しくお願い申し上げまスピキヲイジメヌンデ…
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