【青学三次】百花○○編奮闘ログ Q.○に入る数字を答えよ   作:オロトン

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答え合わせの時間

オロトンが改稿した第0話(後編)を持ってきたよ

オロトンはあなたが修正したこの話を見て評価してくれる
(又は低評価を高評価に変えてくれる)か確かめたいんだ


 オロトンにありがとうと言ってくれたらうれしいっす


問0(後編) ──か? 答えよ

「ごめんね…にいと一緒にいれるの久しぶりで舞い上がっちゃった…元気になったと思っていつもみたいに飛びついて本当にごめん…」

 

………

 

「もう、ナグサは相変わらずのわんぱくさんなんやから…前みたいに兄ちゃんに飛びついてく癖直さないとあかんよって何回言えば分かってくれるんかねえ」

 

………………

 

「う、うにゅう…ていうかさっきこう兄もにいのこと気絶させたって言ってたじゃん!そんなこう兄にそんなに言われたくないんだけど!」

 

………………………

 

「ムガ「………………そういえば青学が兄ちゃんにコンタクト取ろうとしてたけどナグサのとこにも青学の奴ら来なかったえ?」

 

………………………………

 

「モガ「いやそんな話で話逸らそうとしても無駄…って青学がにいになんかしようとしてたの!?処す?青学処す?どうするにい?」

 

……………………………………

 

「モンゲ「ちゃんと話誤魔化されてて草やわぁ草超えて青い彼岸花やわぁ」

 

………………………………………

 

「…小声で言ったつもりなんだろうけどちゃんと聞こえてるからねこーに」二人とも、ちょっといいか?」

 

 ナグサの突進&シュロの気絶(本日2度目)というハプニングがあったその後。場が収まったのかコクリコとナグサは話し合いをしていた。本来であればこのような軽いやり取りなど有り得ない関係のはずだが、前世においての兄弟という関係があるためその会話は気の置けない仲での軽いものとなっている。

 

 と、その中に百合に挟まる男のごとくシュロが言葉を挟んできた。原作では相対しているはずの二人がわちゃわちゃと話している様子が中断されたのは残念かもしれないが、これ以上そのままにしておくとシュロとしても都合が悪く、話も展開されないため読者諸君にはご容赦いただきたい。

 

「どしたん?お腹一杯にでもなったのかえ?」

 

「も、もしかしてさっきのなあの突進ダメージで気持ち悪くなっちゃった!?ごめんね…なあが悪いことしちゃったよね?やっぱり責任持って今すぐに青学処した方が良いよね?」

 

「……い、いや。そういうわけじゃないから大丈夫だから。青学の方も処したら面倒くさいことになるからやらなくていいから」

 

「じゃあ」「どうして?」

 

 どうやら二人とも兄がなぜ声をかけていたのか見当もつかないらしく、答えを言うよう長男であったシュロに促す。

 シュロは弟達の心底不思議そうな顔を見て若干呆れながらも聞き逃させないように一度息を吸ってはっきりと理由を口に出した。

 

 

 

 

 「さっきからあーんしてお粥と焼き鳥食べさせてくることが気になるの!兄ちゃんはもう元気になったから一人で食べれるから!あーんとかしてもらわなくてもいいから!」

 

 そう。コクリコとナグサがやり取りしている間シュロはコクリコからお粥を、ナグサはシュロのところに来る途中で買ってきた焼き鳥を食べさせられていたのだ。二人の会話にシュロのセリフがしばらく入っていなかったのも、口を開いた絶妙なタイミングで食べ物を口に運ばれていて言葉が紡げていなかっためだ。

 

 そもそも最初にあーんを拒否していれば良かったのではないかと思うかもしれないが、ナグサの突撃の後からずっとシュロの両脇は二人ががっちりと固めており、シュロが目覚めた後夕飯を食べようとしたタイミングで阿吽の呼吸とも言える流れるような連携であーんが開始されていた。それは親鳥が雛に餌を与えるようであり、まるでシュロに餌付けすることが夏と言えば戦車と同じくらい当然のことだと思っているが如き態度を見せていたため、シュロに有無を言わせる暇が物理的にも精神的にもなかったのだ。

 

「…いや、7日も寝込んでた兄ちゃんがそんなすぐ元気なわけないやろ。ぐだぐだ言ってたらお料理冷めてまうから、大人しくあーんしい」

 

「にい、なあ達の前では強がらなくてもいいんだよ?ここはこの最強美少女のなあ達に任せてにいは天井のシミでも数えててね。はい、あ~ん!」

 

 どうやらシュロの抗議は前話と同様二人には全く響かなかったようで、まるで意に介さずにあーんを続行しようとするコクリコとナグサ。

 何事もなかったかのようなその行為にシュロは先ほどよりも語気を荒げて反抗を再開した。

 

「二人が気にしなくても俺が気にするの!それに昨日今日でしっかり休んだし、いくら7日寝込んでたとしてもそんな過保護にならんでもいいじゃんか…てか天井のシミでも数えてーなんてどこで覚えて来たんだよ」

 

 「7日『しか』じゃなくて、7日『も』寝込んでたんよ。こうして普通におまんまが食べられるだけでも十分回復してるし、諦めて大人しいくうちらに看病されとき」

 

 「それに、にいにあーんするの前世ではできなかったし、こっちでも最近させてくれなかったよね。こうやって兄弟水入らずでいれるのも久しぶりじゃん。第一にいのお世話するってなあ達にとってはご褒美なんだから、このくらいのご褒美があっても罰は当たらないと思うけど?」

 

 「ねぇなあ?」「ねーこー兄!」 

 

「いやねーじゃないんだが!?二人でそんなねーってしてもかわいいだけなんだが!?」

 

 シュロがいやだと言えば、コクリコが鋭く、ナグサがやんわりとそれに異を唱える。

女が三人揃えば姦しいとは言うが、その女三人の前世の性別が男であったとしてもそれは例外ではなかったらしい。わあわあ、きゃいきゃいとされるその言い合いは、傍から見ればとても微笑ましいものとなっていた。

 

「と、ともかく!兄ちゃんはもう十分元気になったから!

 

こうちゃんもずっと看病してくれたし、なあちゃんだってさっきまで委員会の仕事で忙しかっただろうし、もう何もしてもらわなくてもいいから!

 

そもそも、こんな俺なんかに、時間も、手間も、かけなくていいんだからさ。あと残りのご飯兄ちゃんが自分で食べるから…」

 

 が、少なくともシュロにとってはいつまでも平行線が続く状況はもどかしいものであったようで、会話に終止符をつけるために強く二人の提案を拒否した。

 

 

 

 

「兄ちゃん」「にい」

 

 ……それが二人の怒りを、悲しみを、そして執着心を焚き付けることになるとはつゆとも知らずに。

 

「うちは兄ちゃんと一緒にいれるだけでも嬉しいし、(前世)と違ってちゃんと兄ちゃんのお世話できることがうちの幸せなんよ。これ以上兄ちゃんが無理してるとこ黙って見てるのはもう我慢の限界なんやわ」

 

 目に漆黒の意志をたたえ、まるで深淵から響いてくるような、まるで蜘蛛の糸のように絡みついてくるようなじっとりとした声でシュロを押さえつけようとするコクリコが。

 

「なあだって、もう(前世)とは比べるまでもないくらい強くなったし、守られてきた(前世)と違ってにいのことを守れるようになったんだよ?青学のことが心配だったら、さっき帰ってくる時になあのこと見て襲い掛かってきたけどぼこぼこにできたし、にいに悪さしようとしてくる奴らはみんな、みんなみんななあがこてんぱんにしてあげるから」

 

 涙を潤ませ、今にも泣きそうになりながらも聞いた人間が底冷えするような擦れた声を発しシュロを逃がすまいとするナグサが。

 

()()()()があった後に兄ちゃんが倒れてしまって、また兄ちゃんを失ってしまうんじゃなくて恐くて、怖くて…今だってこわくてしょうがないんよ」

 

「なあ達の我儘になっちゃうけど、もう二度とにいに何もできないまま終わりにしたくないし、もう二度とにいには傷ついてほしくないんだ」

 

「ムラちゃんもキクも、アンコだって兄ちゃんが無理しないためにできることはなんだってするって言うとるし。せやから、」

 

「アヤメやキキョウ、レンゲ、そして…とにかく委員会のみんなもにいが今まで頑張ってきたんだから今度はこっちが恩を返す番だって張り切ってくれてる。だから、」

 

「兄ちゃんお願い、もう離れたりしないで」

 

「お願いにい、もういなくならないで」

 

 「「うち/なあ 達の、弟の我儘、聞いてくれへん?/ないかな?」」

 

 

 兄をひしと抱きしめながら、その身に立ち入ったら最後戻ってこれないような深い、深い闇を纏いながら懇願する二人の弟だけが、シュロの目には映っていた。

その圧力に押されシュロは二の句が継ぐことができず、なすすべなくコクリコ、ナグサの二人に覆いかぶされ────

 

 

 ──その後、シュロがどうなったか、ナグサとコクリコがどうしたのかはここで語ることははばからせていただく。

 ただ、シュロのために用意されたお粥やつくねは一切味を感じる暇もなく彼女の胃に収まり、せっかく拭いた身体は汚される再度お湯を沸かす必要ができた、とだけ述べさせてもらうことにしよう。

 

 

 

 


  

 

 

 「兄ちゃん…兄ちゃん……うちからもう離れていかんといて…」

 

 「にい…ずっと、ずうっとなあと一緒だよ…」

 

 

 「……はあ~あ」

 

 己の不甲斐なさがこもったため息を漏らしながら、シュロは両脇で自分のことを呼びながら眠っている二人の弟を一瞥する。

 

 あの後、結局シュロは何か抵抗できる暇もなく二人に布団のところへ運ばれ、添い寝されることになっていた。

 

 どうにか動こうとしてはみたものの両脇からがっちりとしがみつかれており動けず、無理矢理抜け出せたとしても二人の前世の習性を考えるとすぐに起きて布団に戻されることになることは火を見るよりも明らかだったため、大人しく横になっているのが現状である。

 

 (にしても…こうちゃんとなあちゃん、そして俺が原作キャラ、かぁ……)

 

 こう独りごちてはいるが、実はシュロ本人には未だにその実感は湧いていない。

 彼女としては正直言えば今でも信じることができておらず、自分が酷い目を見ることならまだいいのだが、なぜそれに弟達まで巻き込まれる必要があるのか?という悶々とした思いがとめどなく湧きぐるぐる、ぐるぐるとシュロの胸中で渦巻く。

 

 このキヴォトスという青春の皮を被ったディストピアでこれから弟達が平穏に生きれるようにするためにはどうすればいいのか。既に壊れてしまった百花繚乱編に七武生は自分たちをどう関わらせようとするのか。どうすれば。どうすれば。どうすれば……

 決して答え合わせのできないQ(どうすれば)がいくつもの浮かんでは消え、浮かんでは消えを繰り返すなか、横で寝ている二人に当てられたのかシュロも眠気を覚え、いつしか意識が遠のいていく。

 

 

 (ま、まずは青学の面々にまだ伝えてないあれこれをどう伝えるか考えなきゃ、だよなぁ……)

 

 

 (しっかし、こんなことどう説明してたとしてもスレは荒れるだろうなぁ…)

 

 

 (まさか、原作キャラに俺の弟が、それも…)

 

 

 (俺が弟のように可愛がっていた『犬』が転生していた、なんて……)

 

 (ほんとうに、どうやって、せつめい、しよ、う、か…な…)

 

 

 そう考えたのを最後に彼女は、箭吹シュロの偽物は、どうしようもない爆弾をいくつも抱えたまま、愛する(わんこ)と共に眠りについたのであった……。

 




はい、『百花○○編奮闘ログ Q.○に入る数字を答えよ』の正解は…『1(わん)』!本当のタイトルは、『百花わんわん編奮闘ログ』でした~!
正解者には、海底都市SAGAの旅行券を抽選でプレゼントいたします!
それでは、また来週~!




はい、噓です。すみませんでした

【コクリコ】
わんこ系女子(ガチ)その1。前世は♂のヨークシャーテリア。
前世の時と違い兄ちゃんのお世話ができることが嬉しくて、ついつい何でもやってしまう。兄ちゃんのことが好き。
なんやかんやあって目のハイライトがお亡くなりになってしまっただけのおちゃめなかわいい子。
当たり前のように原作を壊している。



【御稜ナグサ】
わんこ系女子(ガチ)その2.前世は♂のマルチーズ。
普段はクールにできてる(本人談)が、にいといるときは小型犬だった頃の勢いでにいに甘えてしまう。にいもっとなでなでして!褒めて!かわいいかわいいして!
かくかくしかじかこしたんたんでおめめのハイライトがないないしちゃったかわわな子。
当然のように原作をぶち壊している。



【箭吹シュロ(偽)】
二人(匹)の弟に愛されている罪深き人。
お察しの通りこいつも原作を崩壊させている。お前のわんこで原作がヤヴァイ。
なお、力関係は完全に弟二人の方が上でありどうあがいても勝てる可能性はゼロである
ど う し て こ う な っ た()
さてさて、これからどのような風流を騙っていきましょうかねぇ…


【5月13日】
愛犬の日
(追記:8月8日は「世界猫の日」だったらしく、どうせならその日に投稿できりゃ良かったと再び後悔している。いい加減学習してもらいたいものだ。)



【ネギ】
犬には毒だから決して食べさせてはいけないぞ!おじさんとの約束だぞ!
ブドウや玉ねぎなどもNGだ!



【作者】(2024/07/07時点)
今更ながらこんなクイズ形式のタイトルつけるんじゃなかったと後悔している。
ほとぼり冷めたら『百花わんわん編奮闘ログ』に変えようかな…
(追記:タイトルは開き直ってこのままにしようと思っている)


【作者】(2025/08/10時点)
黒歴史に真っ正面から向き合い血反吐吐きながら頑張った。
これで評価上がってくれたらめっちゃ嬉しい。
どくいも氏の掲示板で投稿報告したいけどなんか「ERROR:アクセス規制中です!!(ipoe.ipoe.ocn.ne.jp)」という表示がでてレスできない。
団長と753どっちが戦犯か?みたいな荒らしコメした覚えは多分ないのでどくいも氏からブロックされてるわけではないといいなと思っている。

【?????】
シュロ(偽)を貶した奴らをお呪い中。
殺るやつが…殺るやつが多い…!(殺してはない)


感想、評価、お気に入り並びにここ好きを頂けると作者が狂犬乱舞します
何卒宜しくお願いします
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