まだ見てくれる人居るかな?
「よう。」
「あ!兄ちゃんおかえり!」
「おう。ただいま。」
サンズが大図書館に戻ると、パチュリー、フラン、パピルスの三人に囲まれたテーブルの上にはトランプが散らばっていた。
「お前さんら、まだトランプやってたのか?」
「む~!何回やってもパチュリーに勝てないー!」
「フランは顔に出すぎなのよ。それだとどれがジョーカーか教えているようなものじゃないの…」
どうやらいい加減パチュリーも疲れてきたようだ。
「そうだよ!ボクでも分かっちゃうよ!ポーカーフェイスを心掛けなきゃ!」
「あなたもね?」
「え?」
「…はあ。」
パチュリーはパピルスのあまりにも弱いおつむと純粋な心に呆れっぱなしである。
「まあまあ、今度はオイラも混ぜてくれよ。今度はババ抜きじゃなく別の事しようぜ?」
「そうね…じゃあウノはどうかしら?」
「賛成!」
「えっと…ボク、それ知らない…」
「オイラも知らないな。」
地底世界にトランプはかろうじて存在しており、グリルビーズで主な遊び道具として使われていたが、ウノなんていうものを彼らは知らない。
「…なるほど。そっちの世界にウノは無かったのね?」
「ああ。」
「ならまずはルール説明から始めまs「はいはーい!フランがせつめいするー!」…お願いしようかしらね。」
「えっとねーえっとねー?まずは一人七枚ずつカードを配って…」
「うんうん!」
少女ルール説明中…
「…大体分かったな。」
「何にもわかんない!」
「フランの説明分かりにくかったかな…?」
フランは不安そうに目に涙をため、今にも泣きだしそうな目でこちらを見ている。
「そんなことないと思うよっ!ボクの頭が悪いだけだと思う…多分?」
「あー…少なくともオイラは何となくでもわかったけどな。パピルスの頭が弱いだけだろ。」
「なんだとっ!クロスワードごときが難しいなんて言ってる癖にっ!」
「いやいや、お子様パズルのほうが簡単だろ?」
「ええーい!うるさいうるさーい!」
地団太を踏み、声を荒げるパピルス。
自分でも頭が悪いと感じているからこそこの挑発はパピルスに刺さるようだ。
「まあまあ落ち着けって。そんなに怒ると
「うるさい!またつまんないギャグなんて言ってっ!誰のせいだっ!」
「あれ?そうだったかな。ま、そんな事どうでも良いんだ。」
「…頭痛くなってきた…」
幻想郷内において比較的真面目であるパチュリーと怠け者のサンズの相性は大分悪いようだ。
「オイラとパピルスが一緒にやればいいんじゃないかい?」
「あー…兄ちゃんとかあ…」
(ちょっとやりすぎちまったかな?まあ、オイラとやりたくないんのなら…)
「なあフラン。」
「なあに?」
「おまえさんはルール分かってるんだろ?ならさ、パピルスと二人で一緒にやってくれないかい?アイツはオイラとやりたくないみたいだしな。」
「いいの?じゃあ一緒にやろ、パピルス!」
「やったっ!一緒に頑張ろうね、フラン!」
「…」
先ほどからパチュリーが一切喋らず、ほぼ空気と化しているが、その表情は真剣そのものである。
「さて、じゃあ始めるか。」
「順番はパピルス達からパチュリー、オイラで良いな?」
「「いいよ!」」
「別に良いわよ。」
カードを配り終わり、準備が整ったところでサンズが三人に声を掛ける。
「それじゃあいくぜ?」
「「「「せーの!」」」」
「最初は赤の6からね。」
「やったー!+4が2枚もあるっ!」
「ちょ、パピルスそれ言っちゃダメ…」
「あっ」
「ふふっ、それは不味いわね~」
「おいおい、オイラなんて普通のカードしかないんだぜ?」
ちなみにサンズの手札は赤の3、8、青の0、3,4、黄の6,9、緑の2 である。
「じゃあ最初は青の1だっ!」
「スキップ。ごめんなさいね、サンズ。」
「ありゃりゃ」
「青の9!」
「緑の9ね。」
「緑の2だぜ。」
「だ、出せない…」
「じゃあ一枚引いて〜」
「いや!ここでドローフォーだっ!」
「え?」
「じゃあ私も。」
「一枚引いて…あ、オイラもドローフォーだ」
「ムムムム…もう一枚!」
「これ大丈夫かな…」
「もう無いわね…20枚引くわ。」
「色は青にした方がいいんじゃない?」
「わかった!じゃあ色は青っ!」
「じゃあシャッフル使うぜ。」
「あっ」
「え?なにそれ?」
「えーっと…全員の手札を混ぜて全員の手札がほぼ同じ枚数になるようにカードを配るヤツ…」
「ぬああああああああああ!!!!」
結果はパチュリー、パピルスチーム、サンズの順番である。
このゲームの後も何回かウノをして遊んだ。
ようやく投稿できました。
シャッフル知ってる人居るのかな?
一話ごとの文字数をもっと増やしていきたい所存。