それでは、どうぞ!
「…どうしよう」
足元に転がる気絶したフランを見下ろしながら、パピルスは呟いていた。
「このままにしておくのも申し訳ないし…あっ!」
そこでパピルスは何かを思い付いた顔をし、フランを背中に背負った。
いわゆるおんぶ、というやつである。
「これなら、フランを一人にせずに兄ちゃんを探しに行けるね!さっすが俺様!頭イイ!」
と、自画自賛しながら再びパピルスは自分の兄を探して、再び歩き出すのであった。
ドゴオオォォォォォォン!!!
(…またか。)
先ほどから何度も爆発の音がし、そのたびに館が揺れる。
そこに行けばまた別の人間に会えるかと思い、音の方向のする方向に向かうサンズだった。
「しかし、ホントにこの屋敷広いな…いつまで歩けば着くんだ?オイラ体力ないのになあ…お?」
そうボヤきつつも全く疲れてないように見えるサンズは、ようやく閉まった大きな扉を見つけた、
「お邪魔するぜ」
そう言って扉を開けたサンズの目に映り込んだものは、大量の本と本棚であった。
「こいつは…すげえな。」
サンズは、何階にもわたって天井まで敷き詰められた本棚と本に感嘆の声を零した。
「なんだってこんなに本が…お?」
本に気を取られていたが、図書館の中心に椅子に座って机に向かう紫色の人が見えた。
「おーい、そこの嬢ちゃん、ちょいと道を聞きたいんだが。」
「………」
「おーい?」
「……あら?」
目の前で手を振ってようやく女性はサンズの存在に気付いたようだ。
「ごめんなさい。ちょっと研究に没頭してて気付かなかったわ。あなたは敵…ではなさそうね。」
「おお、アンタは話が早くて助かるぜ。オイラはサンズ。ただの骨さ。」
「私はパチュリー・ノーレッジ。魔法使いよ。よろしく、サンズ。」
「よろしくな。」
そういい、サンズはパチュリーに向けて右手を差し出す。
ブウウウウウウ~~
「~~~~ッ!!」
「へへ、ブーブークッションさ。引っかかってくれてありがとよ。」
「…コホン。で、サンズ。あなたはなぜここに居るのかしら?」
「オイラは道を聞きたかったんだが…寝てたりナイフ投げてきたりして全く聞けなかったんだよ。音のする方向になら人が居ると思ってきたんだが。」
「ああ…確かにあの子たちならやりかねないわね。ごめんなさい。今度言い聞かせておくわ。」
「ありがとよ。助かるぜ。」
ガチャ
「あ!兄ちゃん!もうっ!どこ行ってたの!」
「おお、パピルス。ごめんよ。なんでかは分からないが、いつの間にか地上に出てたみたいでよ。
…ん?お前、ソイツは誰だ?」
「こいつはフランって言って、俺様のお友達なのっ!」
「の、割には随分と戦ってたみたいだが?」
「違うよっ!俺様たちは遊んでただけなのっ!」
「…ああ。そうだな。」
課題はまだまだ山積みのようだ。
遅くなってすいません…