妖精騎士とデク   作:緑谷が強いのが大好き

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ガウェインならこう言って欲しい!を盛り込みました


3話

目まぐるしく生活が変わった昨日、僕はあの後オールマイトに家まで送ってもらい母に怒られていた。なんせかなり遅い時間の帰宅であるからだ。母にどうしてたのかを聞かれるとしどろもどろになってしまった。

 

「お初にお目にかかります、私はガウェインと申します。この度マスター…、緑谷出久様の個性により呼ばれた使い魔でございます。」

 

ガウェインさんが片膝を着きまるで騎士のように自己紹介をしていた。母はいきなり現れた人に驚き倒れそうになったが寸でのところで耐えている。

 

「…出久は超パワーのはずですが……。それに使い魔って…。」

 

「ええ、それとは別に個性が遅咲きに出てきたのです。言い方を変えれば、引き寄せられたとも言います。緑谷引子様の個性を引き継いでいらしたのです。」

 

 

母は泣きながら、良かったねと言ってくれた。あの日、個性が出ないと言われた日、息子の夢を奪ってしまった事を悔やんでいたのだろう。

ガウェインさんには頭が上がらなかった、ガウェインさんの事をどう説明しようか迷っていたからだ。母の個性と上手く噛み合わせてくれて、僕も嬉しくて泣いてしまった。

 

「ガウェインさん…。ありがとう。」

 

「ふっ、そこでごめんなさいと出ないところは評価しよう。そしてお母様、私からお願いがあるのですが…よろしいでしょうか。」

 

 

「はっはい!なんでしょうか?」

 

 

「ガウェインは偽名でございます、本当の名を明かさない無礼をお許しいただきたい。私は真名が明かされればたちまち弱点を晒すことになってしまいます。ですので例えマスターと言えども私の真名は知りません。ですがヒーローとして…、マスターの先を行く者として、このガウェイン命を懸けてマスターをお守りいたします。」

 

 

宣言であった。誓いであった。大きな声をだしていないのにも関わらず、心に響く騎士の誓いであった。

 

「……!?ちゃんと…生きてください…、生きて背中を押してあげてください。この子の先を行くのなら、この子が立派になるまで見ていてあげてください。これが条件なら私は何も言いません。」

 

 

「お母さん…。」

 

 

「…この名に懸けて。」

 

 

 

 

 

 

長い夜が明けた

 

 

 

 

 

 

 

 

その日からというもの僕はガウェインさんに特訓をつけてもらっていた。理由は単純で僕の個性以外の部分での成長を促すためだそうだ。何故ワンフォーオールの特訓をしないのか気になって聞いてみた。

 

「その力はマスターが一から努力し勝ち得たものだ、私が横からとやかく言うのはお門違いだと思ったからだ。」

 

 

でも僕はガウェインさんにワンフォーオールの使い方を一緒に考えていきたかったと言うと優しく、だけれど厳しくこう言ってくれた。

 

「マスター…、ヒーロー分析ノートを見させていただきました。とてもよく観察なされていますね、ならばこそ私はこの言葉を送りましょう。」

 

 

 

 

 

「見て奪え。私を観察し分析し、己の糧としなさい。あなたなら必ずや出来ます。」

 

 

期待されているのだとすぐにわかった。

が、ガウェインさんは剣を使った戦闘を主にしているので僕の方向性とは違う気がした。

 

 

「なにも、剣を使えとは言いません。力の使い方、調節、私の動き、これらを貴方が吸収していけばいい。それこそ、まだワンフォーオールを充分に扱えきれていないのなら、その力をどの場面で使えばいいか、どのくらいの出力であれば自分の体を壊さないのかを私を教材にして考えてみろ。」

 

 

「はっ、はい!」

 

僕は恵まれているのだろう。1人のヒーローをまじかで見られるのだから。僕は泣きそうになるのを堪えながら彼女を見た。

 

「さぁマスター、スタートの笛なぞとうに鳴っているぞ。質問も答えられる範囲でなら答えよう。そこから自分の血肉に出来るかはマスター次第だがな。」

 

そう言うガウェインさんは笑っていた。

僕はスタートから出遅れていたんだ。時間は有限、早速僕は特訓に意識を向けた。

 

 

 

ガウェインさんと特訓して気付いたことが何個かある。

先ず1つ目が、かなりのスパルタであること。筋肉はある程度着くぐらい鍛えたからスタミナはあると思っていたがそんなの関係ないと言われるくらい息が上がっていた。

 

「多少筋肉は着いているがまだまだだ。その分だとワンフォーオールを全力で扱うなぞ死に急ぐのとなんら変わらない。今優先するのは体力の底上げだ。死ぬ気で食らいついて来い!」

 

 

でもただスパルタなだけじゃなくて、ちゃんと休憩のインターバル を設けてくれている。曰く、詰め過ぎると逆に体を壊すからだと少し怒りながら教えてくれた。

 

 

2つ目が、とても頭がいいという事だ。曰く、生前は軍を率いていたから必然的に身についていたらしい。なるほど、と僕は何故軍を率いていたのかと疑問に思うことなく納得していた。

 

 

3つ目が、名前の由来となった円卓の騎士を憧れていることだ。何故と聞けば、私が目指す道と堂々と話していた。

 

入学式までの短い間ではあったがたくさん学んだと自負している。でもやはりワンフォーオールについては進展がなかった。あれからひとりで考えていたがリカバリーガールもいないのに使用してはいたずらに壊すだけだと思い遠ざけていた。

 

 

「良い判断かと、ワンフォーオールは雄英で然るべき施設がある中で練習するのが得策かと。」

 

ワンフォーオールの制御に悩んでる時ガウェインさんが相談に乗ってくれた。あれからオールマイトとも連絡がつかなくて焦っていたからガウェインさんには助けられた。

 

 

 

 

雄英高校入学式の朝

 

 

 

 

僕は母からの忘れ物のチェックをクリアし学校へ向かっていた。そして家を出る時の母からの激励を思い出す。

 

 

「出久…超カッコいいよ!ガウェインさんも息子をよろしくお願いします。」

 

「いってきます!」

 

「心得ております。」

 

 

ガウェインさんは雄英の中では霊体化をして過ごすらしい。呼ばれたら霊体化を解いくみたいだ。

 

 

 

 

教室についた時先ず目に入ってきたのが幼なじみのかっちゃんと入試の時の怖い人が言い争ってる場面で少し入りたくないなと思っていたら怖い人、飯田くんが話しかけて来てくれた。あの時君を過小評価していた、誠にすまない、と謝ってきてくれた。僕にとって飯田くんは怖い人から真面目で優しい人に変わった。

 

「あっ!地味目の!」

 

そう聞こえて後ろを振り向くと、入試の時に助けてくれた女の子がいた。この子も受かったんだ!良かった!

挨拶をしようにも女性への免疫が無いためキョドったのはご愛嬌。ガウェインさんと居て少しは治ったかと思っていたけど現実はそう上手くはいかないようだ。

 

 

「お友達ごっこがしたいなら他所でしろ。」

 

助けてくれた女の子、麗日さんの下で声がした。見れば寝袋に入った人間が見える。

 

 

「はい、静かになるまで8秒。時間は有限にね。じゃ早速で悪いがこれに着替えてもらう。」

 

寝袋の中からクラス20人分の体操服が出てきた。…かなり怖かった。

 

 

 

「ああ、それと俺は相澤消太。ここの担任だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、これから個性把握テストを行います。」

 

 

外に出て聞いた第一声がソレだった。クラスのみんなは戸惑っていた、入学式は?ガイダンスは?と例に漏れず僕も困惑していた。

 

 

「(ふむ、かなり合理的な考え方をするようだなこの担任は。)」

 

 

「(かなり飛ばしてない!?)」

 

 

 

今しているのは念話というマスターとサーヴァントにだけ通じる会話なんだそうだ。

 

 

 

 

個性把握テストは、今まで個性を使わずに行ってきた身体測定を個性を使ってやるというシンプルな物であった。

誰かが楽しそうと漏らした時、相澤先生と目が合った。

 

「楽しそう…か。よし、ならトータル最下位は除籍処分にしよう。この3年間そんな腹積もりでいるのならこの学校にはいらない。」

 

 

除籍処分…。入学式からふるいにかけてくるのかよ。

 

「雄英はこれから君達に大きな壁を幾つも用意する。そのひとつが今からだ。Plus ultraの精神で精々乗り越えて見せろ。」

 

 

オールマイトやガウェインさんの期待に応えるためにも第一の壁…必ず超えてみせる!

 

 

「じゃあ、デモンストレーションとして入試一位の爆豪、投げてみろ。」

 

 

 

「んじゃまぁ……死ね!」

 

 

 

多分みんなの心がひとつになった瞬間だと思う

 

(死ね?)

 

 

 

 

「……記録は705mか…。諸君も己の個性を使い今できる最高のパフォーマンスをしてくれ。」

 

ワンフォーオールは使えない…。使えば動けなくなってしまう、なら

 

 

「(使うべき場所を考えるんだ!力の使い方…今ここでそれを出来なきゃいけない…。)」

 

 

 

「そして緑谷、お前の個性の使い魔を出しておけ。」

 

 

「あっ、はい!」

 

 

周りが使い魔という単語に疑問を抱いてる中1人だけ違う反応をしていた。

 

 

「おい!デク、個性ってなんだ!テメェは無個性のはずだろ!」

 

 

「む、緑谷くんはあの0ポイントを殴り飛ばしたんだぞ。無個性なはずがないじゃないか!」

 

「テメェには聞いてねぇ!」

 

 

「でも確かに今使い魔と聞こえたよね?私を助けてくれた時とは違う個性なのかな?」

 

 

「ふむ、個性が2つある…。確かに不思議ではあるが無いわけでもあるまい。」

 

お前も…なのか…?

 

 

 

 

「おい爆豪、次妨害するようなら問答無用で除籍処分にするぞ。」

 

 

「チッ」

 

 

「えっと…、相澤先生…それが…。」

 

 

 

ガウェインはと言うと

 

 

「すんげぇ優雅にお茶飲んでる奴いるぅ!」

 

 

そうクラスの後ろで優雅にティータイムをしていた

 

「…おい緑谷……あれか?」

 

 

「……そうです。」

 

 

 

相澤先生は大きくため息を吐き、呆れていた

 

 

 

「すんげぇでかい人だな。」

 

「それだけじゃねぇよ、見ろよあの胸!」

 

「……発育の暴力」

 

「あの人が緑谷くんのもうひとつの個性か…。」

 

 

「クソデクぅ!」

 

爆豪が個性を使いながら緑谷に迫る。俺は緑谷の使い魔がどうするのかを見ておきたかったが…、仕方ない

 

「おい、爆豪。これで最後だ、次はないぞ。」

 

「んなっ!個性が!」

 

俺は爆豪を視た。それだけで個性は使えなくなる。

 

「もしかして、抹消ヒーローのイレイザーヘッド!視ただけで相手の個性が消せる!」

 

俺の正体に気付いたか…。だが緑谷の使い魔は微動だにしていない。見た目の割に薄情なのか?

 

「なぁあんた、緑谷ってやつの相棒なんだろ?なんで助けないんだ?」

 

 

赤髪…切島が疑問を投げかける。

 

「アレを避けれないほど、やわな鍛え方はしていない。マスターにとって特段驚異で無いと判断したから動かなかった、それだけのこと。」

 

「へぇ!緑谷のこと信頼してんだな!」

 

なるほど、主人に薄情なのではなく避けれて当然の攻撃と判断したのか…。信頼というより当たり前なのだと、そう言っているのか。

 

「私に構っていて良いのか、次はお前達の番だぞ。」

 

 

 

それから次々に生徒が己の個性を使い結果を出していく。次は……

 

 

「次、緑谷。ボールを投げれるのは2回だ。」

 

一番の問題児である緑谷出久。こいつは入試の時に敵は倒したのは良いものの動けなくなる程の重症をした。もしまた動けなくなるのであれば即落とす。

 

 

 

 

 

みんなが個性を使って結果を残しているけどまだ僕は使えていない。このままじゃ除籍にさせられてしまう。だったら全力で……

 

 

「相澤先生だったか、少しいいか。」

 

「ああ、お前も緑谷の個性のひとつだ…代わりにするのか。」

 

ガウェインさんが僕の方に歩いてくる。鎧を着ているのもあってか妙に威圧感を感じてしまった。

 

 

 

「緑谷の個性ってあの人なんだよな?これまでの種目じゃ手を貸していなかったけど…。」

 

「いや、緑谷くんは2つある筈だ俺が見た時はとてつもないパワーだったが…」

 

「使える場所が決まっているのではないでしょうか?緑谷さんの負担が多い…、そういうデメリットを抱えている、とか。」

 

生徒が考察している中、俺は使い魔に目をやる。長年プロをやってるから分かるがこいつ…、相当の手練だ。短い距離だが歩いてるのを見ると体幹がしっかりしているのかブレていない。

緑谷の前まで来た。

 

 

顔面を叩いた

 

 

 

 

驚いたのは俺だけじゃなくクラス全員が主を叩いた使い魔を見た

 

 

 

「え」

 

 

「貴様、また動けなくなるつもりか。1人を助けただけで動けなくなるつもりか。護った弱者に不安を与えるのか。違うだろマスター。」

 

こいつ見抜いてたのか

 

「マスターが目指すのはそんなヒーローでは無いだろう。今一度考えるんだ。」

 

 

 

 

 

「うおっ、あいつ緑谷のこと叩いたぞ。」

 

「緑谷のことを信じて叩いたのか!漢だなあの人!」

 

「緑谷くんを諭したのか…。すごいな緑谷くんの相棒は!」

 

「結構力業だけどね。」

 

 

 

 

 

 

ガウェインさん…、ありがとう。そうだ僕が目指すのはオールマイトみたいな笑って人を助けてみんなが安心出来るヒーロー。

 

今僕が出来る範囲で

 

「相澤先生、最初は個性無しでやります。」

 

「そうか。早くしろ。」

 

記録は100m

 

 

 

最低限の損失で最大限のパフォーマンスを

 

 

 

投げる瞬間の人差し指だけにインパクトを乗せる

 

 

 

 

SMASH!!

 

 

 

記録703m

 

 

 

これが僕の今出来る全力

 

 

 

 

 

俺は緑谷は今回のテストで見込み無しと判断するつもりだった。が、やめだ。今見せた結果が覆したからだ。それにちゃんと見てくれるやつがいる…。くそ、これからが楽しみじゃねぇか。

 

 

 

「まだ、うごけますよ。相澤先生」

 

「指腫らしながら言われても…だが、良いだろう。」

 

 

 

 

 

 

結果を言えばワンフォーオールを使えたのはこの1種目だけであった。相澤先生の言う通りなら除籍処分は僕だ。

 

「トータルは一度に見せるからな。」

 

 

緑谷出久本人は気付いてないが少ない時間ながらもガウェインの訓練に耐え抜いた。もしガウェインが居なければ最下位なのは必然であっただろう。

 

 

 

緑谷出久10位

 

 

 

「因みに除籍は嘘だ。」

 

 

最下位じゃ無いのに喜んでいると相澤先生から合理的虚偽であったと明かされる。

 

「君らを焚き付けるための嘘だ。」

 

 

クラスのみんなが合理的虚偽に納得いかないと言い合っている。

 

「少し考えれば分かることでしょう?」

 

ポニーテールの女の子は最初から分かっていたみたいだったようだ。

 

 

「マスターの担任は嘘が上手なようだな。」

 

ガウェインさんも合理的虚偽だと知っていたみたいだ。…教えてくれてもいいんじゃと思ったがすぐに首を振った。もし聞いていたらテストを本気でやっていなかったかもしれない。ガウェインさんに感謝しながらこの後の流れを聞いていた。

 

 

「ああ、それと緑谷。帰りにリカバリーガールの所に寄っていけよ。」

 

 

あいつは分かっていたのだろう

 

「相澤くん!エイプリルフールはとっくに過ぎてるぜ!」

 

今年から教師になったオールマイトが話しかけてきたが無視した。

 

「君、去年の受け持ったクラス全員除籍処分にしてるよね。つまり今回のクラスは全員見込ありってことだよね。」

 

 

「はぁ、オールマイトさん。あなた暇なんですか。それに知っていながら教えてないやつも居た。あいつはなんなんですか」

 

そう、緑谷の使い魔は俺の嘘が嘘である事に気付いていた、なのに主人である緑谷に話していなかった…。確かに焚き付けるためなのは本当だ、だが嘘だと教えてもいいはずなのだ。

 

 

「……彼女は身も心も騎士なんだよ。きっと。」

 

「そーですかい。」

 

 

 

 

 

 

あっという間に下校時間となった

普通科目やヒーロー科独自の教材を受け取り少し相澤先生の話を聞いてこの日の学校は終わった

 

「俺はこれが最高峰!と思ってしまったよ。」

 

僕は飯田くんと今日の事について話し合っている。中学生の時には出来なかった友達との下校に心を踊らせながら歩いている。

 

「おーい、お二人さーん駅まで!」

 

「む、君は無限女子!」

 

無限女子こと麗日さん…、テストの時に無限を叩き出したからだ。

 

「無限女子って、えーと飯田くんと緑谷デクくん?」

 

無限女子がツボに入ったのか笑いながら名前を聞いてきた。

 

「デクってのは蔑称で…。」

 

「そうだったのか…。緑谷くんにとって…」

 

「でも、私は」

 

そう、僕にとって嫌な思い出しかない名である。出久はデクとも読めるから…

 

 

「頑張れっ!て感じで好きだ私!」

 

 

僕にとって嫌な思い出しかない名だったのに…、たった一言で、その一言でとても嬉しくなった。

 

 

「デクです!」

 

「良いのか緑谷くん!蔑称なんだろ!」

 

 

飯田くんありがとう。蔑称なのに…、それがどうでも良くなるくらいの驚きと感謝が込み上げてきた。

 

「麗日お茶子さん…、でしたわよね。ありがとうこざいますマスターを救っていただいて。」

 

 

「いやいや、そんなぁ…、今の誰?」

 

今、上から声が聞こえたような…いやいや飯田くんもデクくんも目の前に居るのに上からなんて。

恐る恐る上を見ればテストの時にデクくんを叩いた人がいた。

 

 

ガウェインの姿の話をしよう

 

ガウェインは今緑谷出久の家に住んでいる。身長が高く肩幅が広い彼女は住みずらく無いのかという疑問は実は問題ない。なぜならこの個性社会バリアフリーでない方がおかしいレベル、異形型の個性持ちのために建築段階でかなり広く作られている。それはつまり服もそうだと言うこと。

 

「便利ですわね、大きいサイズが簡単に手に入るなんて。」

 

雄英の制服に身を包んだガウェインがそこにいた

 

「君は確か…緑谷くんの使い魔か!」

 

 

「あら、私としたことが名乗っていませんでしたわね。私は妖精騎士ガウェインと申します。」

 

すごく丁寧に自己紹介された!

 

「テストの時と雰囲気ちゃうね…。ガウェインさんって外国の方ですか?」

 

「メリハリをつけているのですわ。それにこちらの方が喋りやすいでしょう?」

 

ガウェインさん、すんごい…モデルさんみたいや

 

 

「妖精騎士ガウェインとはなんだかヒーロー名みたいだな。」

 

「ええ、その通りですわ。私は本名を知られると力が弱まってしまうのでこのようにしておりますの、気を悪くしてしまったのなら謝りますわ。」

 

ガウェインさんってお嬢様なのかな、口調が全然ちゃうし。

 

「全然全然!教えてもらって逆に嬉しい!」

 

「ああ、そうだな。それにもうヒーロー名を付けているのか!俺達も負けていられないな。」

 

飯田くんも同じ考えみたいで良かった!

 

 

 

 

「おっと、もう駅か…。やはり言葉を交わせる友がいると時間が早く感じてしまうな。」

 

「そうやなぁ。飯田くん、デクくん、ガウェインさん私こっちやから!」

 

「うむ、俺は向こうだからここでお暇させてもらう!明日から本格的に授業も始まるからな!気を引き締めて望まなくては。」

 

「僕も頑張らなくちゃ…。2人ともまた明日!」

 

「……良いお友達ですわね。」

 

 

明日から雄英での生活が本格的に始まる。3人は高まる気持ちを抑えつつ家路を辿る。

ガウェインはもちろん緑谷出久と一緒に帰っている。ひとつ書き足すなら実は緑谷出久は電車を使わない。ガウェインからの訓練メニューの中に家まで走ることが書いてあるからだ。ガウェイン自身は反対したのだが緑谷からやりたいと言ってきたためである。

最初は歩いて慣らすそれを2ヶ月行い次の段階へ、これがガウェインからの条件であった。

 

 

帰りが遅くなったのは当然であった




ガウェインは指導者としてとても良いのではと思いこの位置に…え?オールマイトが空気?……ワンフォーオール訓練で頑張る…多分
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