ようこそ相棒と青春を送る教室に   作:Mr.不器用

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キャラ崩壊や少し違和感あるかもしれませんが許してください


一番最初が一番難関な気がする

 皆さんどうも初めまして谷風(たにかぜ)陽人(はると)です。俺はいわゆる転生者というやつだ。よく漫画やアニメで見たあれだ。記憶を取り戻したのはおそらく3歳になってからだと思う。なんで推定なのかと言ったら俺自身が自分の年齢がよくわかっていない。大体このくらいという感覚しかない。それで俺はこの新しい第二の人生が早くも幕を閉じそうだ。別に今いる場所にモンスターがいるとか戦争が起きてるなんてことではない。ならなんで?と思うかもしれない。知っている人は知っているだろう。周りに見えるのは真っ白い空間。こんな異質な場所俺は一つしか思いつかない。

 

 ようこそ実力至上主義の教室へ。という作品で主人公が生まれてから過ごしてきた施設。通称ホワイトルーム。ここはあらゆる天才を作るとか言ってやべーようなカリキュラムをしている。生徒のことは考えずひたすらに前に進んでいく。ついてこれないものはどんどん消えていく。

 

 俺はこんなやばい空間で生きていくためには彼らの満足いく水準に何とか食いつくしかない。それが俺が生き残れる唯一の道だ。ただ、唯一の救いは俺は転生者だ。前世の記憶がある。前世は大学院まで進んでそれなりに勉強はしてきている。その知識が使える分他の人たちよりは有利だ。

 

 さて、これからホワイトルームを抜けだすアイディアでも探しながら頑張っていくか。

 

♢♢♢♢

 記憶を取り戻してから5年が過ぎた。記憶を取り戻したのが3歳だと思うから今年で8歳だ。この5年間最初のころこそは余裕でついていくことができたがやはりと言っていいのかだんだんきつくなってきた。今の感想を言うとしたら案外どうにかなるだ。前世は文系だったから文系科目なら問題ないが、理系科目がしんどい。でも、子供の体というだけあって吸収がすごいのだ。やったことを少し復習するだけでほぼ完璧に理解できる。そんなこんなで日々努力を頑張っている俺だが、友達ができた。

 

「陽人、次の場所に移動するぞ」

 

 今話しかけてきた彼こそがそうだ。

 

「分かってるよ、清隆」

 

 紹介しよう。彼の名前は綾小路清隆。本作品の主人公だ。彼と友達になった経緯は一度武術の授業の時に戦って倒してやった時に目をつけられたからだ。最初対戦相手としてみたときに俺は一目でこいつが綾小路だと分かった。茶髪のような髪に死んだような目。判断するにはこれだけで十分だ。

 

 俺は何としても清隆に勝つ必要があったのだ。ホワイトルームに友達なんてものはいない。作ったとしてもいつ脱落するかわからない以上気軽に作れるものではない。その点、清隆は絶対に脱落することがない。これ以上うってつけの友達がいるだろうか?いや、いない。そのためには清隆にもこっちに興味を持ってもらう必要があった。興味を持ってもらうにはどうしたらいいのか。それは清隆に勝てばいい。あいつは敗北を知りたいらしいから敗北を教えてあげればそれだけで興味を持ってくれるはずだ。

 

 言葉でいうのは簡単だが、実際にはかなり苦労した。前世では武術なんてやったことがなかったからアドバンテージなんてものはない。ここに来てからの俺の努力を信じて闘った。結果はさっきも言ったように勝つことができたが勝ったと同時に気絶して目を覚ましたのは1日後だった。

 

 そこからは思惑通り俺に興味を持ってくれたらしいく俺と話すようになっていまでは下の名前で呼び合うほどの仲だ。俺の計画のうちの一つは清隆に感情を取り戻させること。原作ではどうも人を道具としてしか見てないようなのでどうにかしてあげたい。その努力の甲斐あって昔よりも少し表情が豊かになったと思う。

 

♢♢♢♢

 

 清隆と友達になってからまた4年が過ぎた。この4年は死ぬ気で頑張った。内容もかなり難しくなってくるし、勉強以外の面でもかなり苦労させられた。でも努力の甲斐あって、俺と清隆はカリキュラムを乗り越えることができた。

 

 そして、ここから俺の計画が動き始める。まずはカリキュラムを終えたことのいわゆるご褒美としてこの施設の創設者である、清隆パパと話せるように要求した。なかなか難しかったが何とか粘り勝ちした。廊下で何日も泣き叫び続けた結果だ。自分でもどうかと思ったのだが、何かを変えることができるには何かを捨てなきゃいけない。ちなみにあとで清隆と普通に話していたらこの話題になりドン引きしていたと言われちょっと傷ついた。

 

 そして今日はようやく清隆パパと会える日だ。案内された部屋に行きノックをして許可が出たので部屋に入る。

 

「私も時間がないのでね。手短に用件を頼むよ」

 

「綾小路先生。質問です。身長180センチの人が無人島に行ったとしましょう。彼は身長が高いと言えますか?」

 

「そんなくだらない質問をしに来たのか。答えはわからないだ。島にそいつしかいない以上比較できないからな」

 

「そうです。そしてこれをホワイトルームに当てはめてみます。綾小路さんがこのホワイトルームで天才を作り上げていますがそれは本当に世間に通用するのでしょうか?」

 

「なに?」

 

 よし!食いついた。ひとまず話も聞いてもらえずに追い出されることはないみたいだ。

 

「俺と清隆はこのホワイトルームでは高い数値を出したようですがそれは本当に世間に通用するのでしょうか?」

 

「くだらないことを。それこそ、お前たちの出した数字をお前らと同年代と比べればそれで済む話だ」

 

「でもそれはあくまでも数字、実際にはどうかが分からない。我々が人工の天才だとしたら天然の天才もいるでしょう。果たして我々は天然に勝てるのでしょうか?それにこんな言葉があります。宝の持ち腐れ、豚に真珠、猫に小判など様々ありますが今の状況はそれに似てませんか?結局は使わない限り意味がない」

 

「何が言いたい」

 

「それでは簡潔に俺と清隆の自由をかけてゲームをしましょう。ルールはまず俺は今年で13歳になります。中学校に通わせてください。そこで1番の成績を取り続けます。サンプルを増やすために1年ごとに転校して。そこで俺がもし1位を取り続けることができなかったのならまだ未熟ということでここにもどってきます」

 

「続けろ」

 

「中学校で1位を取り続けることができたなら周りの大人たちが言っていた高度育成高等学校そこに俺と清隆を通わせてください。話を聞くとそこは実力で決まる学校らしいじゃないですか。1年目は特に何もしないでください。社会においてコミュニケーションは大切です。最近では学歴よりも優先されることがあるようですよ。そこで俺らはコミュニティを作ります」

 

 そしてここからが本番だ相手を説得するために今こそホワイトルームで培った技術で戦う。

 

「そしてゲームはここから始まります。2年になったら俺たちを退学にするようにルールにのっとり刺客を送ってきてください。それで俺か清隆のどちらかが退学になったらゲームオーバーその時点でまだ未熟ということでもう一度ホワイトルームに戻ってきます。ただ、3年間俺と清隆が生き残ったら、その時は綾小路さんの満足のいく水準ということを証明できたはずです。その時は自由にしてください。どうですか?悪くないと思うのですが」

 

「ここまでのカリキュラムを乗り越えた実力と情報収集力を見込んで乗ってやろう。ただし、いつでも条件を満たせなかった時は」

 

「わかってます。潔く戻ってきます」

 

「いいだろう。手配はこちらで進めておく」

 

 よし!これで一番の壁は消えたとなった。思ったよりもあっさりいけたな。これもホワイトルームのおかげとでも思っておくか。

 

 これで一時的にも自由になれる。ひとまず遊ぶか!




評価が多いとやる気が上がるのでお願いします。

ヒロインについて

  • 増やしていくし、同棲もする
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  • 一部は同棲する
  • そもそも増やさない
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