誤字報告ありがとうございます!一之瀬の漢字を間違っていたことに気づきました。本当に申し訳ありませんでした。
「クラス見てきたよ」
「ありがとうございます。同じクラスでしたか?」
「残念ながら。有栖がAで俺がDだった」
「同じクラスがよかったです」
「ま、クラスが違うだけでいつでも会えるから。さ、行こうか」
早速門を潜り学校の敷地内に入る。この学校は全寮制で3年間基本的には外に出られない。学校に入って思ったがやっぱり監視カメラの数が多い。周りを見渡せば最低でも1個は視界に入る。
「気づきますか?陽人君」
「こんな光景いやでも気づく。まるで独房だな。監視カメラが多すぎる」
「これは何かあると思ってよさそうですね」
有栖をAクラスに送ってから、おれはDクラスに向かった。座席表を確認すると窓側の列で後ろから2番目まぁまぁ当たりの席だ。それに後ろの名簿を見たら原作通りあいつだった。俺は教室の後ろのドアから入り隣の女子と話している清隆の背中をたたいた。
「久しぶりだな。清隆」
「・・・・」
「どうしたよ鳩が豆鉄砲を食ったような顔して。感動の再会に声が出ないのか?」
「お、お前陽人なのか?」
「逆に誰に見える」
「こっちに来い」
清隆に連れられ廊下に連れ出される
綾小路side
俺には友達いや親友と呼べる存在がいた。そいつと出会ったのは武術のカリキュラムの時だ。当時の俺は敗北というものを知らなかった。勝って当然そんなふうに思っていた。だが、俺はこの時初めてあいつに敗北した。俺が気絶したあとあいつも気絶したようだが見方によっては相打ちに見えるだろう。でも俺の方が先に倒れた以上俺の負けだ。その時からおれはあいつに興味を持った。周りの大人たちも俺らを競わせた方が能力が上がると考えたのかよくカリキュラムで一緒になることが多くなっていった。そうなると自然と話す機会も多くなり徐々に親しくなっていった。
俺はホワイトルームには生まれたときからいて、言われたカリキュラムを淡々とこなす日々そんな環境にいるんだ。当然喜びや悲しみなどといった感情はなかった。そんな俺にあいつは感情というものを教えてくれた。あいつはよく俺を笑わせようとギャグを言ってくれたりしたのだが、最初のころは全く意味が分からずそのギャグの意味を丁寧に確認したりしていた。そしたら泣きながらギャグの解説をされるほどつらいことはないと言われた。俺はあいつと一緒にいる時を楽しいと思ったしあいつとなら何でもできる気がしていた。
陽人はよくここを抜けだしたいと言っていた。当初はそんなことは無理だと言っていた俺だが、あいつと過ごすうちに抜け出せることができるのかもと思い始めた。
だが、陽人はある日突然姿を消した。あいつは俺と同じ、もしくは俺より優秀なはずなのだから処分されるはずがないと思っていた。だからこそなんであいつが消えたのか全く理解できなかった。あいつがどこに行ったのか周りの大人たちに聞いて回った。このとき俺は初めて感情的になっていた。だが答えは決まって答えられないだった。あいつがいなくなってから改めてあいつは俺の中で大きな存在なんだと実感させられた。
そこから3年間は何もかもどうでもよかった。ある日あの男に呼び出され俺に高校に通うように言ってきた。詳しい話は学校にいるやつに聞けと。今更学校に通うことに何の意味があると思ったが、もしかしたら陽人のような親友と呼べる存在に会えることを期待して学校に通うことにした。
入試の点数は50点に調整して平凡な学生として過ごすことにした。
教室につきこれからどうしたものかと考えていると背中をたたかれると同時に懐かしい声が聞こえた。
「久しぶりだな清隆」
何が起きたのかわからなかった。いつの間にか消えていた親友が自分の前にいる。これが現実なのかわからなかった。ひとまず話を聞きたかったから、陽人を廊下に連れ出す。
「教えろ、今までどこに行っていた」
陽人ははず最初に何も言わずにいなくなったことを謝罪した。そこから3年前にあの男に話を持ち掛けそのために今まで行動していたことを。
「そんなわけで俺たちの自由のために力かせよ相棒」
「もちろんだ。それにしてもよくあの男がその話を了承したな」
「そこに関しては本当にそう思うけど、要は優秀な人材を作れればそれでいいんじゃないか?」
「そういうもんか」
「俺がこの3年間で見つけた面白いこと後でたっぷり教えてやるよ」
「それはたのしみだな」
side out
谷風 side
清隆に廊下に連れられていきなり迫られた。あそこまで感情的になった清隆を見たのは初めてだった。これも俺の努力のかいだと思うと嬉しさがこみあげてくる。
「そろそろ教室に戻るぞ」
俺と清隆が教室に戻ると清隆が最初に話していた女子に話しかけられる。
「驚いたわ。あなたに友達がいたなんて」
その人物こそ、この作品のヒロイン?の堀北だ。
「友達じゃない。たった今相棒になった」
「清隆、お前にもう友達ができていたとは。しかも女子。俺は今感動してるよ」
「変な勘違いしないでくれる。彼とはここに来るまでのバスが同じなだけで別に友達ではないわ」
「そうなのか。まぁいいや俺は谷風陽人。よろしく」
「堀北鈴音よ」
自己紹介をしてからすぐに始業のチャイムが鳴りスーツを着たポニーテールの女性が入ってくる。
「えー新入生諸君。私はDクラスを担当することとなった茶柱佐枝だ。普段は日本史を担当している。この学校にはクラス替えが存在しない。卒業までの3年間私が担任としてお前たち全員と学ぶことになると思う。よろしく。これから1時間後に入学式が行われるがその前にこの学校のシステムについて書かれている資料を配る」
そこからこの学校についてのシステムについて聞かされた。Sシステムと言いこれを利用することで学校内ではあらゆるものを購入できる。そして毎月1日にポイントが振り込まれる。今は既に10万円分が振り込まれている。毎月10万円が振り込まれるはずはなく原作通りだと来月には0になっている。なんともつらいことだ。まぁ、特に何も動いたりはしないが。
「質問はないようだな。ではよい学生ライフを送ってくれたまえ」
そう言って先生は教室を去っていく。周りの人たちは10万円という金額に驚いたり、早速遊びにに行こうなどど様々な反応がある。
そんな中、一人の男子生徒が声を上げる。
「皆、少し話を聞いてもらってもいいかな?僕らは今日から同じクラスで過ごすことになる。だから今から自発的に自己紹介をして、一日でも早くみんなが友達になれればいいと思うんだ。入学式まで時間もあるしどうかな?」
声を上げたのはいかにも好青年といった感じの平田であり、そんな彼に続いて自己紹介をした方がいいと思っていたがなかなか声を上げられなかった人たちが続く。
俺はほとんど知っているが、今一度みんなの自己紹介を聞いていた。櫛田の自己紹介の時は正直驚いた。猫を被っていると分かりながらも聞いていたが何の違和感もなかった。知っている人でこれなのに全く知らない人が櫛田の本性に気づける奴なんているのだろうか?そんな疑問を頭に浮かべていたらこれまた原作通り須藤が声を上げ、それに続いて数名の生徒が教室から出ていった。その中には堀北もいて一瞬こちらを見たが俺も清隆も動かないことを知るとそのまま去っていった。
「次は君だね」
そんなこんなで俺の番が回ってきた。
「谷風 陽人です。勉強、スポーツ、音楽、基本的にいろいろなことができるので困ったときに頼ってくれれば力になれると思います。3年間よろしくお願いします」
まぁオールラウンダーな人って感じで受け入れてもらえればひとまずはそれでいい。
そして次は清隆の番だ
「えー・・・・・えっと、綾小路清隆です。その、えー・・・・・・特異なことは特にはありませんが、みんなと仲良くなれるよう頑張りたいと思いますので、えー、よろしくお願いします」
自己紹介が終わるとすぐに捨てられた子犬のような目で訴えかけたのでフォローしてやる。
「あー清隆は人見知りで人と話すことに慣れてないんだ。悪い奴じゃないから仲良くしてくれるとありがたい」
「谷風君と綾小路君は知り合いなのかい?」
「ああ、幼馴染だ」
平田の質問に答えてから席に座る。
「陽人助かった。やっぱ持つべきものは相棒だな」
「自己紹介くらいで大げさだな。俺はちょっと行きたいところがあるからちょっと行ってくる。先に体育館に行っててくれ」
清隆にそう言い残して俺は教室を出て校内を探索する。校内を探索するのは監視カメラの位置をより詳しく把握しておくためだ。これを知っているか知らないかでこれからの立ち回りに大きく影響してくるからな。そして今は特別棟にいる。
「やっぱり、ここには監視カメラが置いてないんだな。1個もないなんて。悪いことするならここでと言わんばかりの光景だな」
「そこのお前何をしている」
おや、この声は堀北兄ではないですか。別にやましいことは何もないので正直に答える。
「監視カメラの位置を把握してました」
一瞬目を見開いて驚愕の表情を浮かべる。クールな堀北兄がここまで驚くとは逆にこっちが驚きである。
「お前、Sシステムについてどこまで知っている?」
「どこまでっと言われましてもあくまで憶測にすぎませんが」
ここで全部知ってます!なんて言えるわけがない。
「話してみろ」
「わかりました。まずこの学校には監視カメラが多すぎます。防犯のためとはいえここまで多いのはさすがに不自然です。つまり、何か別の目的がある。でも監視カメラというだけあるので使用目的は何かを監視することなのでしょう。では何を監視するのかそれは我々生徒です。生徒を監視することに何のメリットがあるのか」
「続けろ」
「それはおそらくポイントに影響すると思われます。毎月10万一人当たり貰えるとしてそれを全学年に適応されるとすると年間で約4億。いくら我々が期待されているからと言いここまでするのはさすがに異常です。先生はこの学校は実力で決まるとおっしゃっていました。つまり、10万は今の期待値であって今後の行動次第で10万円分の価値がないと思われたらどんどん下がっていく。そしてクラス分けですがこれにも意味があるように思えます。うちのDクラスは協調性のないメンバーが多かったりします。おそらくその実力がAがたかくDが一番低いのではないですか?そして進学率就職率が100%これにも違和感があります。おそらくこれを勝ち取れるのは実力がある生徒のみ。わかりやすくAクラスだけといったところでしょうか。以上が俺の憶測です」
「すべて正しい。お前の憶測通りだ。毎月配られるポイントは上下し、望む進学先、就職先につけるのはAクラスのみだ。説明を受けてから数時間でたどり着いたのは歴代でもお前が初めてだ。誇ると良い」
「ありがとうございます。えっと、名前を伺っても?」
「そうだったな。堀北学だ。この学校で生徒会長をやっている。お前は」
「谷風陽人です」
「お前が谷風か」
「俺のこと知ってるんですか?」
「うちの書記がお前のことを話していたからな。すごい1年が入ると。谷風端末を貸せ」
言われたように端末を貸すと何やら操作しているみたいで帰ってきた時に見てみるとポイントが110万になっていた。
「これは?」
「これからのお前の活躍に期待してだ。生徒会はお前をいつでも歓迎する。興味があるならいつでも門を叩きに来い。そろそろ入学式が始まる。遅れないように行け」
堀北兄、これからは生徒会長と呼ぶか。生徒会長と別れて俺は体育館に向かう。それにしても思わぬ収穫だった。ここで100万も手に入るなんて。しかも生徒会長とコネクションが取れた今かなり有利に働くだろう。
入学式も無事に終わりここからは自由行動となる。
「陽人お前、これからどうする?俺は買い物に行こうと思うのだが」
「俺は少し金を稼いでくる。今日は宴だぞ。楽しみにしとけ。夜俺の部屋に集合な」
「金を稼ぐ?何をするつもりだ?俺もついていって良いか?」
「いや、今回は俺1人で行く」
「そうか。分かった」
清貴と別れ俺は金を稼ぐために職員室に向かう。
「失礼します。茶柱先生に用があってきました」
早速茶柱先生の元に向かう。今からやるのは二次創作の定番だ。
「何だ谷風」
「お願いがあってきました。この学校はポイントで何でも買えるんですよね」
「ああ、基本的にはその解釈で合ってるぞ」
「では、放送室を使う権利を売ってください」
「何に使うつもりだ」
「俺は生徒会長になるのを目指してましてそれで認知してもらうには早い方がいいかなと思いまして」
「なるほどな。そんな要求をしてきたのはお前が初めてだ。1万でその権利をやろう」
「ちょっと高くないですか?」
「仕方ないだろ。私もこんなことは初めてだ。相場がわからんのだ。どうする買うか買わないか」
「わかりました。買わせていただきます」
茶柱先生に早速1万ポイントを払う
「分かった。放送室を使えるように手配しておこう。話は以上か?」
「あと、おまけでSシステムの答え合わせに来ました」
「ほう。言ってみろ」
そこからは生徒会長に説明した時と同じように説明した。
「少しそこで待っていろ」
しばらくすると茶柱先生が契約書を持ってきたので目を通す。
1 谷風陽人(以下甲とする)は学校(以下乙)から100万pptを受け取る。甲はSシステムについての一切を5月1日まで、口外しないこと。
2 甲が破った場合、甲を退学処分とする。
「なるほど」
「断ります」
「何だと?」
「安すぎます。2000万pptで了承します。この前に俺が何を買ったか忘れましたか?」
「お前まさか」
「全校にこの情報を流します。もちろん今録音してある音声と共に。DクラスのメンバーはわかりませんがおそらくA,B.C クラスのメンバーは変わるでしょう。これでもともとどのくらいの差を想定していたのかはわかりませんが、差はほとんどなくなるでしょう。そんなことになったら学校としても困るのでは?」
「教師を脅すのか」
「まさか、これは交渉ですよ」
「この案件は私の一存では決められない。会議を開いて審議をする必要がある。会議は緊急で今日行うから明日また来い。それまでこのことについては口外を禁止する。放送室の使用もな」
「わかりました。明日また来ます」
とりあえず審議にまで持ち込めたことに喜ぶべきか今日決着つけられなかったことを嘆くべきか。ま、今日のところは帰るしかないな。
家に帰って早速清隆に連絡する。
「陽人来たぞ」
「いらっしゃい。ご飯まだだよな。作ったし一緒に食べながら話そう」
「それで金は稼げたのか?」
「残念ながらそう簡単にはいかないな。明日まで待つ必要がある」
「そうなのか。今日はどうする?」
「アニメ鑑賞だろ」
夜はあまり遅くならないうちまでアニメ鑑賞し清隆が帰った後にスマホを見ると有栖からとんでもない量の着信が来ていてよく日に全力で謝ることになった。
ヒロインについて
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増やしていくし、同棲もする
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増やすが、同棲はしない
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一部は同棲する
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そもそも増やさない