ようこそ相棒と青春を送る教室に   作:Mr.不器用

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 ここからしばらくは本編を進めていきます。夏試験まで書き終わったら番外編として中学編だったり休日を書いたものをまとめてあげます。

 本編ということはしばらく私の押しである橘先輩を書けない・・・・。なんならしばらくDクラス以外の人を書けないのでは?



 


水泳授業はやっぱいいな

 なんやかんやあって3人との同棲生活が始まった。週末のうちに荷物を運び込んだ。有栖と帆波は入学してばかりなのでまだ荷物は少ないので主に茜先輩のだ。荷物を俺の家、男子寮の最上階に運び込んだ。

 

 学校の寮で引越しなんて想定されるはずもないので当然引っ越しセンターなんて存在しない。だから俺が人がいない早朝にまとめて運び込んだ。いくらエレベーターがあるとはいえ女子寮から男子寮まで運ぶのには苦労した。ホワイトルームで鍛えてなきゃ情けない姿を見せていただろう。ありがとう、ホワイトルーム。

 

 同棲するのにあたりいくつかのルールをみんなで決めた。一つ、家事は当番制ただし有栖は体の都合上可能な範囲で。2つ、みんななかよく。まぁもともと帆波と茜先輩は喧嘩するような人ではないし、有栖は原作ではなかなかに性格が曲がっていたがかなり穏やかな性格になっているとは思う(多分)。

 

さてさて今日は水泳の授業だ。女子の水着を見れるのは正直男である以上楽しみではある。だが、あそこまで露骨なのはいかがなものかと。

 

 おっぱいのランキングを作るだとか写真で撮るとか流石に引かざるおえない。ついには大きさで賭けをし始めた始末救いようがないとしかいえない。そしてそれに参加させようと清隆も呼ばれた。

 

 何故俺が呼ばれないか。なんとなく想像つく。休日、1日は清隆と過ごしたがもう1日は茜先輩に学校の施設を案内してもらった。仲良く手も繋いでたし。それを見れば普通に恋人同士に見えるだろう。まあ、実際そうなんだけどさ。それを見られて彼らの逆鱗に触れたんだろうな。

 

「なあ、陽人俺も呼ばれたがあれに参加したほうがいいのか?」

 

「悪いことは言わない。マジでやめておけ。あいつらを見る女子の目を見てみろ」

 

 清隆は周りの視線を見渡しすべてを察したようだ。

 

「ありがとう陽人。危うく俺もあの視線を向けられるところだった」

 

「てかお前、俺が止めなかったら行ったのかよ」

 

「・・・・多分行っていた。あれが普通なのかと思ってな」

 

 今思い返してみると、ホワイトルームは常識なんて教えることはなくひたすら問題を解いたり稽古したりの毎日だった。俺は前世の記憶があるからいいのだが、何もない状態でホワイトルームにいると出来上がるのが清隆だ。早いとこ清隆に常識を教え込まないと、能力は高いのに就職できないという一番悲惨な結果を迎えてしまう。そうなるといよいよ俺らの約10年間は無駄となってしまう。それだけは避けたいとこである。

 

「よし、清隆君。今一度常識講座でも開くか。な、堀北さん」

 

「なぜそこで私に振るのかしら。それよりもあなたたちがあれに参加しないのね」

 

「俺も男だから興味はあるが流石に時と場は選ぶからな。なぜ堀北さんに振るのかといったら清隆と仲がいいからか?」

 

「勘違いしないで、改めて言っておくけど私と綾小路君は別に友達ではないわ。だから谷風君の提案に乗る義理はないわ」

 

「安心してくれ、そこは大丈夫だ。俺に友達はいない。いるのは相棒だけだ」

 

「あなた、谷風君がいなくなったらどうするの」

 

「い、いなくならないよな」

 

「安心しろ。いなくなりはしないが、他にも友達を作る努力しような。協力するからさ」

 

「は、陽人」

 

「ま、そんな訳で清隆と友達になってくれないか?堀北さん」

 

「断るわ」

 

「フラられたな、清隆」

 

「堀北の性格を考えたら分かりきったことだろ」

 

「それもそうか」

 

♢♢♢♢

 

 さて、時は少し進んで水泳の時間となった。

 

 更衣室で水着に着替えるときは俺と清隆は目立たないように端っこの方でこそこそ着替えていた。自称事なかれ主義で目立ちたくない綾小路君にアドバイスとしてお前の肉体は普通に過ごしてるだけじゃそうはならないから肉体に関して聞かれたら俺と一緒に鍛えてたってことにしておけといっておいた。

 

 そしてプールサイドにて女子が来るのを待っている。その間池と山内はずっとそわそわしながら誰のおっぱいが一番大きいのかランキングの最終調整をしていた。ランキングをつけるなんて所詮は三流。一流は大きさなんて気にしないのだよ。具体例を挙げれば有栖・・・・これ以上言うと何やらよくないことが起きそうなのでやめておく。

 

 俺が久しぶりに恐怖を覚えているうちに女子の方も現着したようだ。最初はランキング上位の長谷部や佐倉の見学により男子諸君は絶望に駆られていたが、櫛田の登場により一気に回復した。

 

 さすがにあからさますぎだろ。それにしても哀だった男子を一気に喜に持って行った櫛田はやはり容姿だけはいいのだと改めて思わされた。実際に俺も容姿だけで見れば櫛田はタイプだったがいかんせん性格がなー何とか今悪魔から天使に変換する方法を探しているが未だに具体的な案は確立されてないんだよな。

 

「やっぱり、陽人も櫛田みたいなのがタイプなのか」

 

「ん?なんでそう思ったんだ?」

 

「さっきからずっと櫛田の方を見ていたからな」

 

「そんなに見ていたか。答えから言うと容姿はかなりタイプだ」

 

「容姿はってことは内面はタイプじゃないのか?明るくて社交的だから特に言うことはないと思うがな」

 

「目に見えることだけが真実とは限らないんだよ。綾小路君」

 

「つまり櫛田には裏があると。俺が見ても櫛田は完璧だと思っていたが陽人が言う以上何かあるだろうし警戒はしておくか」

 

 あら、やだ清隆君の中での私の信頼度がかなり高いみたい。まぁ分かりきってることだが。これはヒロイン綾小路ルートあるか?いや、勘弁してくれ。相棒から恋人には昇格することはない・・・・はず・・・・

 

「ま、警戒しすぎるのも気を張るだけだしこの一年間は気楽に行こうぜ」

 

「それもそうか」

 

 清隆と話していると女子の輪からひょこっと抜けてきた堀北が俺らの方に向かってくる。

 

「堀北さんの水着よく似合ってるな」

 

 紳士たるものここでほめないわけにはいかない。

 

「学校指定の水着なのだけど」

 

「それでも十分に似合ってるよ。今度は堀北さん自身が選んだ水着を見てみたいね」

 

 だがその返答は言葉ではなくチョップで帰ってきた。

 

「痛い・・・・」

 

「あなたは無害な人間かと思っていた考えを改めたほうがよさそうね」

 

「今のに関しては陽人が悪いな。こればかりは擁護できない」

 

「すみませんでした。プール授業でテンション上がってました」

 

 池たちには内心であんなこと思っていたのに俺もあれまでとはいかないが舞い上がっていたのか。

 

「・・・・」

 

 堀北が、俺らの体を見ている。こうも見られるとポージングでもしたくなってくるな。やらないけど。

 

「それにしても、谷風君と綾小路君は何かしていたの?」

 

「趣味で筋トレを少々」

 

「俺は陽人に連れられてやっていたら自然とこうなった」

 

「そう、ここまで鍛え上げるなんてすごいわ」

 

「おい、清隆堀北さんがほめたぞ」

 

「ああ、夕方には大雨が降るかもしれない」

 

「あなたたち、痛みでわからせないといけないみたいね」

 

『暴力反対』

 

 「よーし、全員集合しろ―」

 

 体育教師の号令で俺たちに攻撃が繰り出されることはなかった。いくら鍛えたと言ってもいたいものは痛いのだ。しかも堀北のはじゃれあいとかではなく本気でやってくるのでなおさらたちが悪い。

 

「見学者は16人か。随分と多いようだが、まぁいいだろう」

 

 こんなにも見学が多い理由は単純にさぼりもあるのだろうが、変なランキングを作っていたせいで女子が普通に参加するのをためらった可能性も考えられる。ま、真相なんてわからんが。

 

「早速だが、準備体操をしたら実力が見たい。泳いでもらうぞ」

 

「あの先生、俺あまり泳げないんですけど」

 

 一人の男子生徒が申し訳なさそうに発言した。

 

「俺が担当するからには、必ず夏までには泳げるようにしてやる。安心しろ」

 

 

 そこから軽い準備運動をしてから軽く泳いだ。プールの中の温度も丁度良く快適に泳げた。

 

「では、早速だがこれから競争をする。男女別で50メートル。1位になったやつには俺から5000ポイントを支給する。逆にびりだった奴には補修を受けさせるから覚悟しておけよ」

 

 先に女子から始めることになった。結果は小野寺が1位で堀北が2位。タイムも26秒とかなり早い。プールから上がってきた堀北に声をかけに行く。

 

「お疲れ、堀北さん」

 

「惜しかったな。現役水泳部相手にっていうのは少し厳しかったか」

 

「別に勝ち負けは気にしてないから、それよりあなたたちは自信あるの?」

 

「当たり前だ。1位以外見えないな」

 

「俺もビリにはならない」

 

「綾小路君と谷風君とでまるで逆ね」

 

「俺は事なかれ主義だからな。争いには興味ない」

 

 さて、こんな自称事なかれ主義君は置いておくとしてやるからには1位を取るしかない。それにここで1位を取ることには少し意味がある。

 

 須藤が25秒を切り清隆は36秒だった。そして俺の番が回ってくる。

 

 さてまずは、軽く80%だ。80%は軽くじゃないというツッコミは受け付けてない。

 

 先生の笛と同時に飛び込み泳いでいく、すぐにトップには出るがすぐ後ろには平田がいる。なかなか早いとは思ったがその距離は埋まることはなく俺が1位でフィニッシュし、平田は2位という形になった。

 

「谷風のタイムは24秒01だ」

 

 ま、80%だ。こんなものだろうな。

 

「お疲れ、陽人」

 

 プールから上がろうとすると清隆が手を伸ばしてくれていたのでそれにつかまりあがる。

 

「流石だな。あれは8割くらいか?」

 

「よくわかってるな。その通りだ」

 

「次は決勝だが本気を出すつもりなのか?」

 

「ま、せっかくの機会だ出してみるのも悪くない」

 

 そして堀北となぜか櫛田までやってきた。

 

「すごいね谷風君!私びっくりしちゃった」

 

「あなた、昔水泳でもやってたの?」

 

 堀北はいいとして櫛田から話しかけられたことでほかの男どもの視線がもう凄い。まさに呪い殺してやらんという領域だよ。

 

「ま、それも趣味の領域で」

 

「筋肉の発達具合といい、水泳といいとても趣味の領域とは思えないのだけど」

 

「ま、俺はなんでも極めたいタイプだからな。ついつい1つのことに熱中しちゃうんだよ」

 

「驚くのはまだ早いぞ、陽人はまだ本気を出してない」

 

「え!そうなの谷風君!」

 

「ま、そうだな」

 

「ほう、それは面白いことを聞いたねぇ」

 

 声が聞こえてきた方向に振り替えるとすでに泳ぎ終えたブーメランパンツをはいている人物、高円寺がいた。

 

「ヴァリーボーイ、次のレースで私と勝負したまえ。本気でね」

 

 ヴァリー、谷風の谷からとったのか。こんな呼ばれ方をするのは初めてだな。

 

「おい、そのヴァリーボーイって言うのやめてくれないか」

 

「私のつけた名に恥じることはないさ。そうだなぁ、きみがもし私に勝てたのなら考えてあげよう」

 

 そう言い残し高円寺は去っていった。

 

「さっきのタイム彼、23秒だったわよ。勝てるの?」

 

「うーん。応援してくれたら勝てるかも?」

 

「がんばってね!谷風君!」

 

「陽人お前ならやれるぞ」

 

 呑み込みが早い櫛田に続き清隆も応援してくれた。なら後は順番的に

 

「堀北さんからはないの?」

 

「・・・・頑張りなさい」

 

 堀北からも応援してもらえてパワー十分だ。さすがツンデレヒロイン!やるときはやるな。そんなことを考えていたらまたしてもチョップが飛んできた。

 

「痛い」

 

「何か今失礼なことを考えてる気がしたから」

 

「・・・・気のせいだろ」

 

 わき腹をさすりながら、スタート位置に着く。そして先生の笛と共に飛び込む。 

 

 先ほどとは違い、高円寺と俺の差はほとんどない。もちろん今回は相手が高円寺であることから全力を出している。ホワイトルームで鍛え上げた俺にここまで迫れるなんて高円寺はかなりやばいことを実感させられる。

 

 だが、差がほとんどないだけであってその少しの差が埋まることはない。ほんの少しの差ではあるが俺の方が先にゴールした。

 

「谷風のタイムは21秒43 高円寺は22秒02」

 

「私の完敗だ。まさか負けるとは思ってなかったよ。ヴァリーボーイいや、これからはマイフレンドと呼ばせてもらおう」

 

「わかった。高円寺。俺もここまで接戦とは思ってなかった。またやろう」

 

「次は私が勝って見せるさ」

 

「望むところだ」

 

 俺と高円寺は熱い握手を交わして別れた。

 

 計画通りうまくいったな。今回でわざわざ本気を出したのは高円寺と友好関係を作ることだった。高円寺はみんな知っての通り能力は高いがいかんせんコミュニケーション能力、というよりもはや性格が凄い。

 

 そんな高円寺と友好関係を築くのに今回の水泳授業はうってつけだと考えた。高円寺を味方につければこれからの行動パターンはかなり広くなっていく。

 

 こうして水泳授業は幕を閉じた。あの競争の後体育教師から水泳部に入らないかと強く勧められたが既に生徒会に所属しているという理由をつけて断った。

 

 今回の授業ではDクラスの女子の水着しか見れなかったから今度は是非とも茜先輩たちの水着を見たいな




うーん。清隆くんのヒロインどうしよ。原作通り、軽井沢か?アンケート取るほどの選択肢がないから意見あったらコメントでお願いします。

ヒロインについて

  • 増やしていくし、同棲もする
  • 増やすが、同棲はしない
  • 一部は同棲する
  • そもそも増やさない
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