カゲチヨ(中身転生者)のヒーローアカデミア 作:ベビーカステラ食べたい焼き
いやぁ、体は幼稚園児とはいえ、心はおっさん(多分)の俺としては中々キツイものがありますなぁ。一応フリは頑張ってるけど、所々素が出ちまうんだよな。そのおかげか友達から「兄貴!。」って言われてたり、先生に荷物運びとか頼み事されるし···。
それで昨日話した幼馴染こと、緑谷出久は人生終わったって顔しながら登校してきた。いや、そんなハズレの個性だったのか?、嫌、イズ君なら余程のやばいやつじゃ無い限り泣いて喜びそうだけど···。と思い遊びの時間に他の子達が個性について質問攻めにしてたのを注意しようとした時だった。
出久「む、無個性···だった···よ。」
···oh···majika。
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緑谷side
医者「諦めた方が良いね。」
検査の後、聞かされた言葉に僕は驚いて固まってしまった。
医者「この世代じゃ珍しい何の個性も宿っていない型だよ。」
そして僕は絶望を叩きつけられた。個性が無い···、それってつまり僕はヒーローになれないの?。その後もお医者さんがお母さんと話してたけど何一つ入ってこなかった。家に帰った後、僕は動画を見ていた。僕の大好きで憧れのナンバー1ヒーロー、オールマイトが炎の中、人を助けてる動画だ。僕はそれを見ていても涙が止まらなかった。それでお母さんに聞いたんだ。
緑谷「···お母さん。どんなに困ってる人でも笑顔で救けちゃうんだよ。超カッコいいヒーローさ、僕も···なれるかなあ。」
お母さんはそれを聞くと僕を抱きしめながら謝って来た。
引子「···ごめんね、出久ごめんね···!。」ガバッ
違うんだ、違うんだよお母さん。僕が欲しかったのは···。僕が言ってほしかったのは···。
そんな事を思い出しながら幼稚園に入った。
カゲチヨ「ん?、おはようイズ君。どうかした?。」
先生の書類を運ぶ手伝いをしているカゲ君と会った。
カゲ君は初めて会った時は少し目が怖かったけど、過ごしていく内に仲良くなったんだ。同い年だけど僕はお兄ちゃんだって思ってる。今だって先生の手伝いをやってるし他の子とも仲良いし。それに個性だってすごい。カゲ君は血を操る個性なんだけど、時々みんなの前で血を犬や猫の形にしたりしてるんだ。みんなもカゲ君はすごいヒーローになれるって言ってる。···僕なんかとは違って。
そしてとうとう僕が恐れていた時が休み時間に起きてしまった。
「なあなあ、出久!。それでどうだったんだ!。」
何人かが僕の所に寄って来て個性の事を聞いてきた。僕がこの前病院で個性を調べてくる事を言ってしまったからだ。
「どんな個性だったの?。」
「早く言えよ〜。」
言いたくない、だけど言うしかない。そして僕は
出久「む、無個性···だった···よ。」
自分が無個性だと言った。その瞬間、時間が止まったかの様に静かになった。カゲ君も目を見開いていた。
「えっ、個性無いの。」
「うわー、ダッセー。」
「ちょっとこっちに近づかないでよ。」
やっぱりこうなった。もしかしたらって思ったけど、やっぱり無個性の僕と仲良くしてくれる人なんて
カゲチヨ「おい、イズ君。」
いないんだ、と思ったその時カゲ君が来た。僕は逃げたかった。だって君まで僕と友達じゃ無くなったら、僕は、僕はっ!。
カゲチヨ「とりあえずちょっと来い。」
拒絶の言葉が来ると思ってたら急に手を引かれて僕の頭は更に混乱した。そのまま建物の裏まで来ると。
カゲチヨ「イズ君。嫌、緑谷出久。お前はヒーローになりたいか?。」
そんな事を聞いてきた。
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カゲチヨside
カゲチヨ「イズ君。嫌、緑谷出久。お前はヒーローになりたいか?。」
あのままにしとくわけにはいかないし、とりあえず俺達以外いない状況を作り出したが···、さてどうする出久。
出久「えっ?、···えっとその。さっきも言ったけど僕無個性だから···。」
カゲチヨ「個性有る無し関係なく出久自身の答えを聞いてるんだけど?。」
少し高圧的に言ったからか、出久は体をビクッと震わせた。だけどこれは必要だと思う。個性がないからヒーローになれないとは言わない。だけど、個性がない分、敵との戦いで死ぬ確率は上がる。生半可な覚悟じゃやっていけない。だからこの程度の威圧で何も出来ないならアニメとかであるそこまでだったていうやつだ。
カゲチヨ「もう一度聞くぞ。緑谷出久、お前はヒーローになりたいか?。」
出久「···たい。」
出久「どんな困ってる人だって笑顔にする、オールマイトみたいなヒーローに、僕はなりたいっ!!。」
震えながらも自分の夢を吐いた出久。その言葉に俺は口角を上げた。
カゲチヨ「フッ、よく言ったな。」
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緑谷side
カゲ君に自分の思いを吐き出した後。
カゲチヨ「じゃあまず体を鍛えないとな。一応道場がないか調べてるからイズ君も一応調べておいて。」
その言葉に本気で僕の夢を応援してくれるんだと言う感謝の気持ちと少しの疑問がうまれた。
出久「えっと道場?。」
そう、僕はてっきりカゲ君と一緒に走ったりして体を鍛えると思ったからだ。
カゲチヨ「そう道場。専門の人から教えてもらった方がいいからな。後、道場だったら武術も身につけて手札が増えるし。」
緑谷「なるほど。」
確かにその通りだ。個性が効かない相手だったらあとは自身の、個性抜きの力で戦わなきゃいけないもんね。···」ブツブツ
カゲチヨ「あー、イズ君?。心の声が駄々漏れだぞ。俺が言うのもあれだけど少し怖い。」
声に出てたんだ。恥ずかしい///。
その後、教室に戻ったら、カゲ君が僕に色々言ってきた子達に説教をしてた。何人かが涙目になったぐらいに流石に先生が止めに入ったけど、あれは怖い。元々怖かった目が更に怖くなって相手に何も話させずに畳み込んだのは誰だって泣くと思う。