ブルアカ×EDFイベント予告PV風   作:宇迦之たま猫

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EDF6予告PV風

───Yostar

 

───戦いは終わった

 

───総人口の9割が亡くなり、精鋭中の精鋭と呼ばれたストームチームは、私を除いて壊滅した。

 

───私を導いてくれたストーム2…軍曹達

 

───不死身のフェンサー、ストーム3…死神部隊グリムリーパー

 

───空を舞う美しき赤いウイングダイバー、ストーム4…妖精部隊スプリガン

 

───余りにも多過ぎる犠牲の果ての勝利、残っていたのは荒廃した土地と極僅かな人類、そして地球に置き去りにされたプライマー達

 

───戦争に勝っても、私達は残されたプライマーとの生存競争が待っていた

 

───そんな中、私はある基地からの兵力補充の要請を受けた

 

───向かった先は、BASE251基地

 

───そこで、私の事を一方的に知っていて、やけに親しげに話しかけて来る男と出会った

 

───彼こそが…共に苦難を乗り越えて、後に生涯の友となる男だった。

 

 

「待ったぞ。 心配させないでくれ。」

「今着いたばかりか。まあいい。 時間には間に合った。」

「まさか覚えてないのか?」

「私だ。 プロフェッサーだ。」

「生きて会えたな。どれだけほっとしたか、わかるか?」

「ずっと最前線か。 よく無事でいたな。」

 

 

───彼は言う、戦いは終わっていないと。

 

「プライマーが家に帰った? 誰もわかってない。 そんなに簡単な相手じゃないんだ。

波のように……打ち寄せては引き、打ち寄せては引き……

やがてすべてを押し流す。 それがやつらのスタイルだ。」

 

───彼は嘆く、例え勝利しても…奴等は再び現れる。明日生きているかすら分からないと

 

 

「始まる。」

「どうすることもできない。 祈るだけだ。」

「明日私たちは死んでいるか? それとも……。」

 

───彼は告げる、ここが旅路の始まりだと。

 

 

「戻ってきたぞ! ここが始まりだ!」

「成功だ! やったぞ!」

「いいぞ! 始まる!」

 

 

───そして私は繰り返す。

 

「似合っているぞ、戦友。」

「馬子にも衣装ってやつだな。」

「お前になら背中を預けられる。」

「新入り。 レーションの味には慣れたか?」

 

───永き戦いの旅路を

 

 

「BASE251にようこそ!」

 

「3年前、文明は崩壊寸前だった。 復興する世界で我々が治安を守る。 その使命を心に刻め!」

 

「覚悟はいいか!」

 

「「「サー!イエッサー!」」」

 

 

 

『レーダーに異常あり! どうなってるんだ!?』

『おい! 空を見ろ!』

『バカな!バカな!!バカな!!!』

「なんだあれは?」

「宇宙船だ。 プライマーが戻ってきた。」

「プライマーめ。 まだ諦めていなかったか。」

「待て待て待て! もう戦う力なんかないぞ! いまさら戻ってくるな!」

「やつら、また始める気か。」

「今日を生きるだけで精いっぱいなんだ。 もうやめてくれ…」

『やつらだ。 戻ってきた。 また戦争が始まる。』

『嫌だ! もう嫌だ!』

『人類に何ができる? もうおしまいだ!』

「人類は戦う! 何度でもだ!」

 

(画面にノイズが走り暗転)

 

「いつもの相手だ。 いくぞ!」

「不法侵入者を排除する! 命を捨ててかかれ!」

「おしまいだ。」

 

「来たぞ!!」

「アンドロイドだ!」

「やばいぞ!」

「駄目だ! 逃げよう!」

「ひるむな! 不法侵入者を食い止めろ!」

 

 

『戦闘は無茶です。 アンドロイドの数は我々を圧倒しています。』

「それがどうした!」

 

『不法侵入者は我々の方です。 地球はすでに彼らの星なのです。』

「それがどうした! EDFは戦い続ける! 最後の1人までな!」

 

「確かに人類は負けた。 だが、忘れるな。 EDFは最後まで戦う。」

『戻ってください。 我々は負けたのです。』

「敗北主義者どもめ! 俺の戦いをみていろ!」

『現実を見てください! EDFは3年も前に壊滅しました。 マザーシップ10隻の砲撃で…ッ』

「戦争には負けた。 だが、この街は人間のものだ。やつらは不法侵入者にすぎない。 俺たちがここにいる限り。」

 

 

(再び画面にノイズが走り暗転)

 

 

「ここにいるのは俺たちだけか。」

「みんなやられちまった。 くそアンドロイドどもに。」

「敵は大軍だ。 とても無理だ!」

「地球が滅ぶのをただ見ているわけにはいくまい。」

「今ここに我々がそろっている。」

「これが運命だ。」

「援護はない。 行くぞ。」

 

 

「そうだ。 俺は不死身ではない。」

「潮時だな。」

 

「フライト記録の更新は終わりだな。」

「翼が折れた。」

 

『ぐあぁぁぁっ!/うあぁぁぁっ!』

 

『皆やられたか……』

 

『ストーム隊が攻撃を受けています! なんとか、なんとかしないと!』

『残念ながら、援護に向かえる部隊は……』

 

「最後だな。 俺より先に死ぬなよ。」

 

『軍曹が…倒れました…』

 

(三度画面にノイズが走り暗転)

 

「新人ってのは君か? さあ始めよう。」

 

『成功だな。 記憶はある。』

『積み重なっていく悲惨な記憶。 それが私を突き動かしている。』

 

 

───何度も何度も繰り返す

───だって、私はバッドエンドなんで認めない

───チープでありふれたハッピーエンドを…

───例えどれだけ繰り返そうとも、この手に手繰り寄せる為に…

 

 

ブルーアーカイブ

The Earth Defense Force VI

旅路の果てのパラドックス

 

 

 

『やつらに一発くらわせる。 そうだろ?』

『えぇ、例えどんなに卑劣な手を使おうとも…必ず。』

 

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