特殊性癖の戦国転生   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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1545年 鬼畜外道よりも恐ろしき者

 武断派の面々は歴史書では寺に幽閉の後に自害とあるが、実際には義植の兵が再度拘束し、深い眠りにつく薬品を飲ませた。

 

 今回、石見侵攻に参加していた武断派の将及びその親族は二百名近くおり、寺で出された薬品入りのお茶を私が毒を盛り毒殺すると思ってはいても、飲むことで少しでも私の風評を落とそうと集団で飲んだが、眠ることになる。

 

 その後私は本格量産していた女の人造人間の身体に眠った男共の脳を移植。

 

 そして残った体の方は脳が無いので死んでいるが、自害に見せかけて殺害し、首は親族に返還された。

 

 ただ親族達も今回の一揆により居城を追われたり、山口の町に逃げたりと散々な目にあい、かつ一揆発生理由が主君への命令違反かつ、私利私欲による増税という酷すぎる行いな為、一部は首の返還に応じなかった。

 

 特に陶一族的には養子入りして陶家の家督相続した陶隆房に納得していない者もおり、隆房の首は運気を下げると受取拒否された挙げ句に陶隆房が石見侵攻の首謀者とわかると、墓を掘り返され晒し首にもされてしまった。

 

 そんな肉体を変えられた男共は起きると発狂もしくは困惑していた。

 

「これはどういうことだ?」

 

「やぁお目覚めかな隆房」

 

「義植!! ぐう!? 身体が言う事をきかない!」

 

「無駄だよ。その身体は私が用意した器だ。君達が一週間以上寝ている間に全てが終わった。元の身体は首を落とした上で身体は既に燃やしてある。残念だったねぇ。もう武士として生きていくことも男として生きていくこともできなくなったねぇ」

 

「···それがお前の本性か。義植ぇぇ!!」

 

「本性? 私はただこの国の為になることをしているだけだよ。ああ、君達にはまだまだ働いてもらうよ。どうしても魂が無い器で繁殖させると子供も自我の芽生えが怪しくてねぇ。兵にはできても将にできないんだよねぇ。だから」

 

「あぁぁぁぁ」

 

「あぅぅぅああ」

 

「な、なんだその男共は」

 

「ああ、薬物漬けにした君達に最後まで忠義を持っていた兵達だけど、私の言う事を全く聞いてくれないから壊したのさ。まぁ壊したけどせっかくなので改造をしたんだ。短命になる代わりに繁殖能力は常人の五百倍だ。さて、君達が忠義を持っていた主を凌辱すると良い」

 

「あぁぁぁぁ」

 

「く、来るなぁ! やめろぉぉぉおお!!」

 

 寺の各所から悲鳴があがる。

 

 元男達が家臣達に凌辱される···尊厳も何も無い。

 

 鬼畜外道の行いである。

 

 数日後に寺を見に行くと虚ろな目をしている元男共と精根尽き果てて死んでいる薬物中毒者だらけになっていた。

 

「はぁはぁ···」

 

 そんな中、陶隆房だけは気が狂わずに正気を保ち続けていた。

 

「驚いた。流石西国一の侍大将だ」

 

「この程度で正気を失うことは無い···残念だったな義植!!」

 

「ん? これは前座だが?」

 

「は?」

 

「本当の地獄はこれからだぞ」

 

 私は兵を使い、凌辱された女の体を運び出し、僻地村(僻村)に送った。

 

 僻地村の農民達は私が人体実験を繰り返した事で、私に絶対に忠誠を誓っている。

 

 私が例え凄まじい外道な行為をしても、それを好意的に受け取るように意識を改変している。

 

 しかも僻地の村だ。

 

 周りは森で他の村へ続く道は一本しかない。

 

 陸の孤島というべき場所で、私はここ数年行ってきた錬金術の集大成となる術を行う。

 

「生命の泉」

 

 未来のドイツが実際に行い戦争に負けた事多大な社会的弱者を生み出した禁断とも言える生命···人口を増やす政策。

 

 これを錬金術に組み込むとどうなるか

 

「ぎぁぁぁぁがががが」

 

「痛い痛いあが!」

 

「裂ける嫌だぁぁ! 股が裂ける!!」

 

 拘束具で手足を固定された元男達は急成長した胎児を産み続ける。

 

 彼ら···いや、彼女らの胎児は三日で赤ん坊にまで成長し、お産となる。

 

 私は畜生腹の刑と命名したお産による地獄の苦しみが死ぬまで続く最悪の刑罰である。

 

 しかもこの体は女王蜂の様に体内に精液を蓄え続ける。

 

 つまり死ぬまで精液が切れる事は無いし、薬物兵達の大量の精液を体内に取り込んだことで理論上五十年は子供が産まれ続ける計算になる。

 

 三日で一人産まれるので一年で一人あたり百二十名もの子供が産まれる···まぁだいたい十人も産めずに気が狂うか出血多量か脱水により死ぬがな。

 

「男の精神ではお産の痛みに耐えることができないとされている。さて、どうなのかなぁ」

 

「よ、義植···」

 

「おや? 陶隆房、まだ喋る元気があるのか」

 

「絶対に呪ってやる。死して私は貴様を呪う呪いとなろうぞ!!」

 

「あ、そういうの無理なんで」

 

「は?」

 

「これなーんだ」

 

 私は赤い宝石を取り出した。

 

「賢者の石···生命の魂を錬金することにより新たな魂を創ることができる人体錬成の最終形態。魂の錬成。それには人の魂を素材にする必要があるんだ」

 

「ぁ···」

 

「呪い? 結構なことだねぇ。私はそれすらも国力に変換させてもらうけどねぇ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 二百名の素材から千名の赤ん坊を産み出すことができ、更に絶望という強い負の感情を持った魂を錬成し、様々な錬金を行うことができる賢者の石を複数個生成することにも成功した。

 

「いやぁ十分、十分。産まれた子供も強化済みだから病気で死ににくいし、将来私を支えてくれることだろう」

 

 赤ん坊達は兵達(肉人形達)と彼らに下賜した人造人間達に育てさせている。

 

 私は産み出した真っ赤な賢者の石をネックレスにして首から下げることにした。

 

「いやぁ流石陶隆房だ。彼の魂一つだけで賢者の石ができるとは···歴史を大きく変えた人物なだけある」

 

 勝山城の執務室で陶隆房の魂から作られた賢者の石を手のひらで転がしながら今後の事を考えていく。

 

「神からやるべきように言われたのは大航海時代に日本も本格参戦し、諸外国とバチバチにやりあえる国を創ること。その為には」

 

 紙を広げる

 

「農業を普及させることにより日本の人口を大幅に増やす。私の農法が広まれば北海道を除いても四千万人は支えられる食料供給基盤を作ることができるだろう」

 

「日本の適性人口が三千万人だから過剰の一千万人は海外へ植民することができる。最有力は台湾。台湾を開拓できれば八百万人は養える。北海道も開拓できれば千五百万人は支えられるだろう」

 

「まぁこれは後々の話だ」

 

 私は別の紙を取り出し、新たにこう書いた

 

「山口遷都計画···」

 

 公家達や大内義隆は本気で考えており、朝廷側が陶隆房に勅命として反乱を起こさせこの計画を潰したとする説があるほどの爆弾である。

 

 ただ京にいる公家達の暗躍により史実では防がれたが、武断派を粛清したことにより現実味が帯びてきた。

 

 ただ権威は上がり、大内家は武家から公家へと地位が変化するであろうが、公家は成り上がり者をとにかく毛嫌いする。

 

 自分の地位が脅かされるからだ。

 

 秀吉が関白になったときに凄まじい反発と不満が蓄積し、関ヶ原後の徳川家康の征夷大将軍の就任がスムーズだった理由もこの反発が原因である。

 

 出る杭は打たれる。

 

 朝廷は権威だけあればよく、国政は私が基礎を固める必要がある。

 

 それをしなければ神に言われたことを完遂できないし、武家社会を公家社会に戻したとして生じた不満を解消するよりも、室町から継承できるところは継承し、領土拡張と植民地経営をしてアジア二位の地位(中華に勝つのは不可能な為)を確固たるものにしなければならない。

 

「とにかく太宰府再建から全ては始まる。来年には完成する。父上の太宰大弐の地位により九州において戦の調停をしなければ」

 

 私は更に武断派の粛清をもって大内直轄領を増やし、中央集権化を推し進めることに邁進するのであった。

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