結城友奈は勇者であるゼノバース   作:kaz u

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遅くなりました。
追加だけで約3,000字って


修行開始!!赤嶺友奈気を覚える!?

 

拠点に戻り買って来たものを確認する。

えーと歯ブラシ、それにコップ、後ジャージにその他服諸々。結構買ったな、服とかクローゼットに入るかこれ?

買った物を一通りしまうと道着に着替え外に出た。

まだ時間は14時すぎ、早速トレーニングしようとした時、

 

「あっカシューさん!何してるの?」

 

「今からトレーニングするけど」

 

「え?そんなに強いのに?」

 

ふと不思議そうに尋ねた。

 

「強いか・・・俺なんて全然だ、まだまだ修行が足りない」

 

「えっ?」

 

「それにあの21号とか言うやつ、おそらく全快でも勝てない、かもしてない」

 

「え!?あの人が!?」

 

赤嶺の話曰く、1ヶ月前から赴任した経歴不明の教師らしく、優しい性格で他の教師陣、生徒達からも人気が高いらしい。

だがこちらを品定めしているような捕食者の様な目、思い出すだけで身の毛がよだつ程の気配、もしあの場であいつが戦うつもりだったら・・・って思いたくもない。

いくらなんでも聞く話と全く違う。異変の前兆なのか?もしそうだったとしたらこのままじゃ絶対に勝てない。

 

「さっそくトレーニングを・・・っと、何か用があったのか?」

 

「ねぇ、カシューさん。私にあの空飛んでたやつ、教えて欲しいんだけど」

 

「ふむ・・・」

 

「ダメかな?」

 

「・・・・・」

うーむ、どうしようか、あまりこちらの世界に干渉するわけにはいかない。また変なのが出てくるかもしれない・・

 

「わかった、教えるよ、ただし必ずしも出来るとは限らないから」

 

とりあえず今は、万が一に備えて少しでも戦力が欲しい。

 

「やったー!それでどうすればいいの?」

 

カシューの考えも知らず赤嶺は目を輝かせ、外からでもわかるほど喜んでいた。そんな姿を見てか、カシューもなんだか楽しくなってきていた。

こうして赤嶺友奈は気を覚える修行が始まった。

 

「さっきの空を飛ぶやつ、あれは“気”を操作して飛んでいたんだ」

 

「き?」

 

「あぁ、それじゃ“気”というものの説明から、これは体内にある隠されたエネルギーなんだ、俺のいた世界だと普通に使われていたけど、多分こちらだと普通は感じることもないし、気付くことも基本無いと思う」

 

「ちょっと待って普段気付けないものをどうやって使うの?」

 

「まぁまぁ、落ち着いて」

 

そう言うと両手を広げる。するとバスケットボールくらいの大きさの光の玉が出来上がった。そしてそれを自在に動かしてみせた。

 

「綺麗」

 

「これが気だ、このまま発射すれば攻撃にもなる」

 

「うん?発射?・・・あっこれって!最初に攻撃してきたレーザーみたいなやつ!」

 

はじめて出会った時煙の中から飛び出してきた初めて見る攻撃、その威力は赤嶺自身しっかり覚えていた。

 

「そういえば一回これ打ってたな・・・じゃ、修行を始めるとするか」

 

カシューがそう言うと出来上がった光を消した。

 

「おー!!!」

 

「じゃあさっきのやってみてくれ」

 

「はーい!・・・えっ?」

 

こうして異世界の勇者とタイムパトローラーという奇妙な師弟関係ができあがった。

そして修行を開始して数十分たった頃。

 

「ダメだぁ、全然できない!!」

 

カシューと同じ体勢になり力を込めてみるも何も起こらず、空中に浮くようなイメージをするも、浮く気配すらなかった。

 

「うーん、やっぱり無理かぁ・・・・」

 

カシューは何か考えていると「試してみるか」と言い赤嶺に近づくと手を掴んだ。

 

「え!?な、何!?」

 

赤嶺友奈は驚いていると「目を閉じて」そう言われて目を閉じる。すると何か温かいものが全身に流れてくるのを感る。

 

「温かい」

 

「これが気の流れだ、さぁ今の感覚を忘れないうちに」

 

カシューが手を離すと赤嶺友奈は先ほどのように気を込めると「ポァァ」と小さな気弾ができていた。

 

「やったぁ!!できた」

 

赤嶺友奈は初めてできた事を喜んでいると

 

「!!」

 

『やったぁできましたぁ、カシューさんのおかげです』

 

 

 

「・カ・ュー・ん・・・カシューさん!!」

 

「!!あぁ、どうしたんだ?」

 

「どうしたの?」

 

「昔のことを思い出してな、俺にも相棒を組んでいた時期があったんだ」

 

「相棒?」

 

「そうだいわゆる後進育成って感じだがな」

 

「ふーん」

 

そう言うと赤嶺友奈は全身に気を巡らせた。力を込めると自分の周りに少しずつ風が吹き始めた。すると少しだけ体が浮いていた。

 

「もう浮けるようになったのかすごいじゃないか」

 

そう言うとカシューは赤嶺の頭を撫でたのだった。急に撫でられて驚いた様子だったのでカシューは

 

「すまない」

 

「いいですよ、ただちょっとビックリしただけで」

 

赤嶺は少し顔を赤らめて言うと

 

「それより、これが気の使い方かぁ」

 

「浮けるならもう少し頑張れば飛べるようになれるよ」

 

「本当!?よーし頑張るぞ!」

 

そう言うと赤嶺は気の練習を始めた。

 

「さて俺もやるか」

 

その隣でカシューも同じく修行を始めようと気を集中した時

何処からか危険を伝えるような大きな音が聞こえてきた。

 

「なんだ?」

 

「あーあせっかくいいところなのに、お役目の時間だって」

 

赤嶺は残念そうに話していた。

 

「お役目・・・」

 

確か天の神に対抗するために勇者達と戦闘するんだっけ。まだ年端もいかない少女が戦うなんてな、良い気分ではないな。

 

「カシューさんはどうする?一緒に行く?」

 

「あまり接触はしたくないかな」

 

「わかった、なら遠くから見てる?」

 

「あぁそうするよ」

 

「よーし早速行こう!」

 

「まったその格好で行くのか?」

 

「大丈夫!」

そう言うと赤嶺は「ふふふ」と何か板の様なものを操作し始めた。

そして「へ〜んしん!」と何か操作すると体が光始め気づけば服が勇者服に変わっていた。

 

「これが勇者服か、なるほど初めて会った時着てたやつだな」

 

「行こう!」

 

星屑を従え、勇者達の元に向かって行った。

そして勇者達との戦いが始まった。こちらは大型のバーテックス2体と大量の星屑戦力差は十分だが、既に所々で星屑を撃破した様な光が見える。

 

「・・・ふむ」

 

一方カシューは離れた位置の神樹の根っこの上から双眼鏡で姿を確認しながら何とも言えない表情で戦闘を観察していた。

 

「連携は取れている、だが個人技の詰め合わせみたいだ、よくあのバーテックスってやつと渡り合えたもんだ。全員気が感じない。勇者服を着ると感じなくなるのは確定だな」

 

この世界の住人たちは、気が小さく読みにくい。買い物に行った時、この街にいる全員が普通より気が小さかった。おそらく精神だけがこの世界に呼ばれたことが原因だろうな。だから1人だけ目立つ存在がいた。俺の背後にいるこの世界の住人じゃないやつがな。

 

「また会いましたね」

 

「人造人間21号・・・・」

 

「あなたに頼みたいこと・・・が」

 

背後に気配を感じ、後ろを向くとそこには21号が立っていた。

さっき会った時とは違い、優しい目をしていた。だが

 

「うっ・・・!うぅ・・・やっぱり・・・我慢できない!」

 

「っ!!どうしたんだ!」

 

突如苦しみだしたかと思うと目の色が変わり、全身から赤黒い気が溢れ出した。さっきまでとは別人の様な気配になっていた。

 

「何のお菓子にするかな」

 

「お菓子だと?まさか」

 

「決めた!やっぱりケーキにしよう」

 

そう言うと指先から光線がこちらに放たれた。カシューは知っていたのか一瞬早く横に飛び難を逃れていた。

 

「チッ、外したか。だが次こそは!」

 

「くそっやるしかない!・・・っ!!」

 

光線を打つよりも早く21号に近づくと腕を蹴り上げた。打たれた光線は空中に霧散した。

 

「クソォ!」

 

今度は捕まえようと伸ばした腕をはらい、肩を掴むと地面に押し倒した。

 

「ワタシに触るな!!離せ!!」

 

「落ちつけ!自分を見失うんんじゃない!」

 

「ウルサイ!!」

 

「まだ間に合う!心を捨てるな!」

 

暴れる21号をなんとか押さえつける。だが一向に正気に戻る気配がない。

 

「正気に戻りやがれ!」

 

カシューは頭をそらし勢いをつけ頭突きをする。互いの額がぶつかり合い、ゴン!と大きな音が響いた。

気づくとカシューのあたりから光が消え、真っ暗な空間にいることに気づいた。

遠くで女性が苦しんでいるのが見え、近づいて行った。

 

「くっ、うう・・・」

 

「早く体をあけ渡せばいいのに。そうすれば苦しまなくて済むのに」

 

「いや!」

 

「ここにはダレもこないわ、以前のように機械もない。さぁ」

 

21号に何か黒い影がまとわりついていた。必死に抵抗しているが呑まれるのも時間の問題だろう。そう思うとあの影に向かって気弾を放つ。

影に気弾が命中すると「チッ!また邪魔が!まぁいいわ」そう言い残し闇の中に消えていった。

 

「今のは?」

 

あたりが白くなり始め気づけば先程までいた場所に戻っていた。

 

「確かに記憶はある。なんだったんだ?21号は気絶しているだけか。」

 

21号を担ぐと急いでその場から離れた。

あの時、戦闘態勢になったカシューの脳内に造反神の声が聞こえた。一瞬迷ったが結果的に賭けには勝利した。

そして恐らくあの空間は精神世界と言ったところだろうか?まさか頭突きで他人の精神に入れるとは。まぁおかげでこの21号の記憶も少し見えた。

 

「後は安全な所まで脱出ってここどこだ?」

 

「あっ!いました!!」

 

そんなことを思っていると、声が聞こえた。声のする方を見ると、青い勇者服の勇者と白色の勇者服の勇者、オレンジ色の勇者服の勇者、黒い勇者服の勇者そして赤嶺と同じ顔の桜色の勇者服の勇者がこちらに近づいていた。

 

「よかった」

 

「飛び出して行ったって聞いたから心配したぞ」

 

「もしかしてこの方の知り合いか?」

 

各々勇者達が安心したのか話し合っている。

あまり関わりたくないな、という事であくまで気づいたらいたってことにしよう。

 

「はい、私達の顧問です。あの貴方は?」

 

「いつの間にかここに、そしたらバケモノが!この人が」

 

「そうだったのか」

 

「だったら一緒に行きましょう」

 

「そうだねここは危ないから」

 

とりあえず21号を近くに休ませて勇者達話をしていると辺りが白くなり始めた。

 

「うっ、ここは?」

 

「あっ気がついたんですね」

 

「あれ?あの人は?」

 

勇者達と21号は勇者部に戻っていた。だがさっきまで話していた人の影も形もなくなっていた。

 

「若葉ちゃん!」

 

「あれひなたさん男の人いませんでしたか?」

 

「え?若葉ちゃん達で最後ですよ」

 

「そんなはず」

 

他の勇者達にも聞くもやはりあの人を見たと言う人は一人もいなかった・・・

 

 

 

 

場所は変わり、造反神の拠点

白い光に包まれた直後、カシューはいつの間にか拠点に移動していた。

 

「もう!カシューさん!接触しないって話じゃなかったの!」

 

「すまん赤嶺、21号と話していたんだ」

 

カシューは21号と話したこと、そして何があったのか事細かに話した。

 

「なるほどそんなことが」

 

「あぁ思ったより急を要するようだ、さっそく修行を始めたいんだが、手伝ってくれるか?」

 

「うん!私も空飛びたいし!」

 

「よし、始めよう」

 

「まずなにするの?」

 

「そうだな」

 

少し考え込み、「そうだ」と言うとカシューは全身に力を込めた。すると髪の色が金色に染まった。

 

「すごい!」

 

「うん、やっぱりな」

 

何かわかったのか、カシューが更に気を上げる。すると周囲からパチパチと弾ける音が聞こえ金色の髪がさらに逆立った。

 

「これって!?」

 

「これが超サイヤ人を更に超えた超サイヤ人2」

 

「超サイヤ人2」

 

通常の状態では感じ取れないほどの荒々しいプレッシャーを放っていた。

だが変身して数分で解いてしまった。どうかしたのかと思いカシューの顔を覗くと額には汗が出ていた。

 

「大丈夫?」

 

「あぁこの空間、場所か、気を上げすぎると動けなくなるらしくてな、無理に動こうとするとどっと疲れる。今じゃ超サイヤ人で精一杯だ」

 

「じゃああの時も?」

 

最初に戦った時、私は変身したカシューさんに一瞬で追い詰められていた。だが直前にカシューさんが気絶したことで結果的には勝利できた。あのまま戦っていたら地面に倒れていたのは私だった。

 

「まずは体を慣らして、戦いのカンも取り戻さないと、後はそうだ、赤嶺に言っておくことがあった」

 

「何?」

 

「この世界で気を使う条件の合うを決める」

 

「条件?うん!任せて」

 

そしてやる気になっている赤嶺に気を使う以下の条件を教えた。

緊急時以外の気弾の人や物に発射しない。

他の勇者達との戦いでの気の使用の禁止。

この空間以外での舞空術の使用の制限。

 

「これだけ?」

 

「基本的には緊急時を除いて気を使わないで欲しいってだけだ」

 

「この舞空術は?」

 

「空を飛ぶ技の名前だ、一応慣れるまで使わないようにな」

 

「でもせっかく覚えたのに、戦いで使えないなんて」

 

少し不満そうにしていたが、この場所が少し特殊だとしても歴史にどんな影響があるのかわからない。という話をすると渋々承諾してくれた。

 

こうして、本格的に修行が始まった。

基本は赤嶺に気のコントロールを教えながら、組み手、そして赤嶺用の学習というスケジュールで修行を続けていった。

 

そしてあっという間に5日が経過していた。

この間で赤嶺は通常時そして勇者服を着ている時でもある程度空を飛べるようになっていた。そして今日は休みの日だ。

赤嶺はやる気になっていたが、「休息は必要だ。俺の習った流派ではよく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休むってあるくらいだ」って言うと納得してくれて明日の襲撃の調整を始めた。

 

そして俺はと言うと。造反神から結界を抜ける許可をもらい走って商店街の方まで来ていた。ある人物と会うために。

 

「ここが指定された喫茶店か?」

 

レトロな喫茶店に着くと扉を開け中に入る。数人の客の中に見慣れた顔がいた。

 

「カシューさん」

 

「よう21号」

 

人造人間21号が座っていた。同じ席に座ると「コーヒー1つ」とスタッフに頼む。

 

「来てくれたんですね」

 

「世間話しようって訳じゃなさそうだからな」

 

「ふふ・・・そうですね」

 

二人の間の空気が重くなる。「あの!」っと21号が口を開いた。

 

「お願いがあるんです」

 

「無理だぞお前を殺すってのは」

 

「えっ!・・・どうして」

 

図星を突かれて驚いている21号を横に話を続ける。

 

「暴走した今のお前との勝率はざっと一割、よくて三割ってところだ」

 

「でもあの時は!」

 

「抑えこんだ時は、まだ逆らっていたんだろう?だからまだなんとかなった。だが完全に呑まれてしまえば・・・お手上げだ」

 

「そんな!」

 

カシューは21号の記憶を覗いていた。だからこそ自分の力不足は十分理解していた。

二人の間に再び沈黙が訪れた。

 

「・・・わかりました」

 

そう言うと21号はお店を後にした。その後コーヒーがきて急いで飲み干し、会計をする。21号の分も払おうとしたが彼女は何も頼んでいなかった。

拠点に戻ると造反神に声をかけられた。

こうしてなんとも言えない1日が過ぎていった。

 

そして次の日物語が動き出す。

 

 

続く・・・・。




高評価、コメント、よろしくお願いします。

Q、なぜ21号を?

A、可愛いから!あとDBキャラで無理なく入れられるのは彼女だけだから!
賛否あると思いますがよろしくお願いします
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