『青春にいちゃいけないやつがいる』   作:上条@そぉい!

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準備回。次回が本番。上手く描ける自信はないです。


『フィールドワーク』

 リアルドーテー!好きなライダーはRX。どうもクロウです。私は今、アビトスの砂漠へと足を運んでいます。この流れ前も見たな……ま、それは置いておこう。

 というのも、生塩ノアに「休みって何すれば良いん?」と軽く聞いてみたところ『フィールドワークでもすりゃいいんじゃね?』的な返答があったので、思い当たったのがアビドスだったのだ。前は工廠に篭りっきりで砂漠をちゃんと見てなかったからちょうど良かった。

 

 そして、こうして訪れたからには収穫が欲しいので私はある目的を持って砂漠を歩いている。

 前の戦いでの傷が完全に癒えていない今の私に王女が挑んできたら間違いなく負けるのでその対策を、と考えた時に閃くものがあった。というか前回なんでそれ思いつかなかったの?と前の私に言いたくなったほどに名案があった。

 

 アビドスの砂漠には宝が眠っている。カイザーにはそんな噂がある。実際カイザーはアビドス自治区の土地を買い取ってる理由の大半はそれが目的だし、マジで宝……もとい兵器がある。この兵器の由来がなんと私。と言うより、私の同類によるものだったりするのだ。

 だから当然『無名の司祭』対策盛り盛りの兵器だったりするのだが、王女に対する防御機構……というよりアンチシステム?が積まれているのだ。流石に戦艦サイズの兵器を丸ごとを持っていく事は難しいのでそのシステムだけでも貰っていこう。

 カイザー?知らん。そもそも元を辿れば私に所有権があるんだから知らせる義務はない。

 

『さてさて……動いてくれよ?』

 

 そんなこんなで思った通り、すんなりと見つかったので船内に潜り込んで機械を弄る。

 

──承認 お帰りなさい『ロード』

 

 ほう?同類の中でも随分と高位の仲間だったらしい。こちらを認識してすんなり通してくれた。

 システムは……あった。これだ。データの移行先は……うちのギターケースでいいか。よし、思ったよりすんなり終わった。これを後で自分の好きな形に改造するとしよう。次は完膚なきまでに勝つ。あの時は勝利宣言したが、薄氷の上を歩くような綱渡りだった。正直次やったら勝てる気がしないから絶対メタ張ってやる。

 と、その時。戦艦が激しく横揺れする。ズズズ……と戦艦の全容を隠す砂がサラサラとその形を変えていく。

 

『……流石に気づかれたか』

 

 壊されても困る。私は戦艦を出て、砂の隙間を潜り抜けて砂上へと出る。砂に照り返す日差しはまるで熱線のよう。地平線が陽炎に揺れる。既に相手の射程圏内。

 この揺れの正体は分かっている。アビドスの砂漠を牛耳る機械の天使。地面から飛び出すだけで砂が波を打ち、まるで津波の如くこちらに押し寄せる。

 

『ビナー……いい加減デカい顔させておくのも面倒だ』

 

 戦闘は避けられない。どうせやるなら勝ちを狙う。

 砂のカーテンの先、機械の目がこちらを捉える。けたたましい咆哮がこちらの身体を打つ。

 神の信奉者(神話生物)神を騙る哲学者(デカグラマトン)の戦闘はのちにアビドスの惨劇と呼ばれる事件となる。




クロウ
未だ後遺症が残るが、それでもポンコツAIくらい返り討ちにしてやる。くらいの気持ち。後で後悔する。

ビナー
人の縄張りで何好き勝手してんじゃゴルァ!どこのモンじゃワレェ!?した。後で痛い目にあう。

生塩ノア
なんて言えばいいのか悩んだ末になんとなくで言った。回り回ってアビドスが酷いことになってる。まあ知る由もないだろうからセーフ!

アビドスの惨劇
砂漠の3分の1がガラス化した事件。発見前になにやら爆発音と大きな揺れがあったらしいが……?この件に関してカイザーは黙秘を貫いている。
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