転生したらアウトサイダーだった件   作:夢野飛羽真

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さあ、いよいよ本格的な戦闘です!
皆さん楽しんでいってください


第12話 豚頭男との戦い

ガビルが来た日の夜。

僕らとリムルさんの幹部陣によって会議が開かれた。

途中ドライアドのトレイニーさんという美人の御方が入ってきて、ポテチの様なお菓子をいっぱい食べていた。ジュラの大森林の管理人であるトレイニーさんのオーク討伐の依頼を、なんやかんやで承諾。

僕らは対オークの作戦を考えていくこととなった。

イケメンのソウエイ曰くオークの大軍20万体は全てリザードマンの領地に進んでいるらしい。

何でも、数百年に一度現れるというオークロードが出現した可能性が高く、彼のユニークスキルによってオークたちは常に飢えているらしい。そして喰らった魔族の力を得てさらに力を付けているらしい。

 

「では、リザードマンと合流し、オークを叩く!」

 

「「「おう!/はい!」」」

 

ソウエイがリザードマンの首領と直接交渉し、共闘の道を歩むという方向性で話は進んでいる。

あのガビルとか言うのはアホそうだけど、仲間は多い方が良い。

 

「決戦はリザードマンの支配領域である湿地帯で決まりだ!これはリザードマンとの共同戦線が前提条件だ。頼んだぞ、ソウエイ!」

 

「かしこまりました。」

 

リザードマンとの交渉の命を受けたソウエイはすぐにその場から消え去る。

まさに忍者だね。

その後すぐにリザードマン達との交渉が為せた。

リザードマン達は彼らの巣窟で籠城することになり、僕らとリムルさん達は数日後に援軍として向かうことになった。

 

「ようやく、俺の出番か。」

 

「血と泥の交じり合う、戦いの匂いだ!」

 

ミラーワールドから浅倉威にも出てきてもらい、アウトサイダーの集団の編成を行う。

僕の変身するアークゼロ、滅、王蛇、ブロンズドライブ、ブレン、そしてデザストの6人でリムルさん達に合力する。リムルさんの主力はベニマル、シオン、ハクロウさん、ランガ、ゴブタらゴブリンライダー達、そして偵察中のソウエイだ。

リムルさん側の戦力は全員牙狼族に乗っており、僕らはライダーマシンに乗って湿地帯に侵攻している。

 

「リムルさん、どうしたんですか?」

 

ランガに跨るリムルさんが少し浮かない表情をしていたので問いかける。

 

「それが、ソウエイによると既に外でリザードマンとオークの戦いが始まっているらしい。今、はぐれて戦っている奴がいたからソウエイが助けに行った。」

 

「なるほど、籠城をしてくれてると思ってたけどまさか…」

 

僕らが来るまでは籠城しているはずが、打って出て戦っている。

嫌な予感がするな…

まさかガビルが何かやらかしたか!?

 

「とりあえず俺達はソウエイのとこに向かおう。」

 

「ええ、そうですね。」

 

一先ず、ソウエイが救援に向かったというリザードマンと合流しよう。

 

「戦闘態勢を取れ、ソウエイの下に向かうぞ!」

 

「「「はっ!」」」

 

僕らはさらに加速してソウエイのいる場に辿り着いたのだが、既にそこには血を流し息絶えたオークが多数地面の上に転がっていた。恐らくソウエイが倒したのだろう。

 

「あれ?もう終わってるッスか?」

 

「少しは残しといてくれよ…」

 

「もう終わりか?早く戦わせろ。」

 

ベニマルと浅倉威は戦えると思っていたのに、敵がいなくなっていることで少しフラストレーションを溜めてしまっている。

 

「深手を負っています。」

 

一方、その下手人であるソウエイは腕の中でリザードマンの女性を抱きかかえていた。

 

「ああ…」

 

「ゴホッ!ゴホッ!」

 

「安心しろ、回復薬だ。」

 

リムルさんが持っていた回復薬をリザードマンの女性に飲ませると、すぐに彼女は回復して起き上がる。

 

「き、傷が!?致命傷だと思ったのに…あなたは?」

 

「俺はリムル・テンペスト。」

 

「…ッ!?」

 

彼女が、リムルさんの名前を聞くとすぐに地面に頭を伏せて土下座をした。

 

「お願いいたします!我が父たるリザードマンの首領と我が兄たるガビルをどうかお救い下さいませ!」

 

「君、あのガビルの妹なのかい?」

 

「はい…!」

 

彼女の言葉を確認するための僕の問いに彼女が応える。

ガビルとは大違いの人物という印象だが、兄妹なら性格が真逆なのはよくあることだ。

 

「何があったんだ?」

 

「兄ガビルが謀反を起こし、首領を幽閉したのです…」

 

え、アイツ何やってるん?

こんな一大事で謀反起こすって…相当なアホなんだな。

 

「兄はオーク軍を自らの力で退けるつもりのようです。ですが、兄はオークロードを甘く見ており、このままではリザードマンは滅亡するでしょう…」

 

どうやらガビルは僕らと違い、オークロードに関する情報を持っていないようだ。

彼女はガビル謀反の件の報告と、籠城するという約束を守れなかったことへの謝罪、そして救援要請のために僕らの下に走ろうとしていたが、その途中でオークに襲われてしまったとのこと。

一先ず、リザードマンの首領の娘でもある彼女を首領代理とし、リムルさん達とリザードマンの同盟が締結した。

 

「ソウエイ、お前首領の所まで影移動できるか?」

 

「もちろんです。」

 

「リザードマンの首領救出を命じる。」

 

命令を受けたソウエイはすぐにその場から去り、リザードマンの首領のもとに向かう。

 

「俺達は進軍を続けるぞ!」

 

そして僕らは、この先の戦場となっている湿地帯に向かう。

 

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オークの大軍とリザードマンの戦いは、序盤こそリザードマン達が湿地帯という土地での優位性を活かしてオークの数を減らしていけていたが、途中でオークがリザードマンの1人を捕食したことで形勢は徐々に逆転した。

鱗ができて、水かきが生えたオークたちは湿地帯でも活動できるようになり数で勝る彼らはリザードマンと彼らに付き従うゴブリン達を包囲していた。

 

「ガビル様ー!」

 

そして、ガビル自身もオークジェネラルの1人との一騎打ちの末、追い詰められてしまっていた。

 

「…ッ!?」

 

「蜥蜴は地面を這いつくばっているのがお似合いだ。死ね!」

 

そして、弱ったガビルに向けてオークジェネラルが大斧を振り下ろそうとしたその時だった。

 

「グッ!」

 

何かが金属を弾く音がしたかと思えば、オークが振るった刃はガビルに達しなかった。

 

「き、貴殿は!あの村の真の主殿ではないか!」

 

(何言ってるスか?この人)

 

オークジェネラルの攻撃を防いだのは、突如この場に現れたゴブタであった。

だが、彼のことをリムルの村の本当の主だと思い込んでいるガビルに少し困惑気味だ。

 

「もしや!我々の助太刀に!?」

 

「あれは、ゴブリンライダーの隊長のゴブタだ。」

 

「牙狼族の!?」

 

「我が名はランガ。リムル様の命により、助太刀に来た。」

 

さらにガビルの横にはランガも現れる。

 

「如何にしてここまで!?」

 

「影移動だ。学ばんのか?貴様。」

 

ゴブタとランガがこの場まで来るのに、影移動というスキルが使われていた。

牙狼族及び、ゴブリンライダー達が取得しているスキルであり、ゴブタが先日ガビルとの一騎打ちでも使ったものだ。

他のゴブリンライダー達も影移動でやってきて、リザードマン達を守るように取り囲む。

 

「リムルだと?どこの馬の骨かは知らんが、邪魔立てするなら容赦は…」

 

オークジェネラルが援軍たちを倒そうと武器を構えたその時、彼の背後で大爆発が起こる。

その爆発は戦場の至る所で起こっていた。ドーム状の空間の中で黒炎が舞い、巻き込まれたオークたちは焼き尽くされて灰も残さない。

 

「退けと言っただろ。」

 

「貴様らは!?」

 

黒炎のドームが多発し、オーク軍の一部が焼き尽くされ、彼らがいた場所に5人の者達が立っていた。

 

「何者だ?」

 

「覚えていないのか?酷いな。里を食い散らかしてくれたじゃないか。」

 

そこに立っていたのはキジンのベニマル、シオン、ハクロウと彼らの援護に来た仮面ライダー滅とデザストである。

 

「その面!まさかオーガか!?」

 

「どうかな?今は少し違うかもな!」

 

ベニマルは掌の上で黒い炎の塊を作り出す。

 

「いよいよじゃな!」

 

「この機会を与えてくださったリムル様に感謝いたします!」

 

「新しい技を試す時だ!」

 

「さあ、楽しもうぜ!」

 

それに続いてハクロウ、シオン、滅、デザストが各々の武器を構える。

ハクロウは仕込み刀の様な日本刀、シオンは大剣、滅は日本刀とアタッシュアロー、デザストはグラッジデントを構えており、ベニマルも腰に日本刀を携えている。

 

「もう一度言う。道を開けろ豚共!灰すら残さず消えたくなければな。」

 

ベニマルが掌の上の黒い炎を放つと、それはオークの大軍の中を駆け抜け、着弾点でドームのような空間を生成。そしてその中を黒炎で満たして中のオーク達を焼き尽くす。

 

「これが俺達の新たなる門出。」

 

ベニマルは更に黒炎の爆発で敵を焼き尽くしていく。

その近くではハクロウが多数のオーク達に突っ込んでいき、目にも止まらむ速さで刀を振るい、次々と敵軍を切っていく。

 

「リムル様の華々しい勝ち戦の…」

 

「まずは最初の1戦目、ですね!」

 

「調子に乗るな!」

 

さらに向かってくるオーク達に向けてシオンが大剣を振り下ろす。

大剣が地面に振り下ろされた時に発生した衝撃波は地面を割り、オーク達を次々に吹き飛ばす。

 

「この名誉ある戦いに名を連ねたことを、誇りに思おう!」

 

滅も日本刀とアタッシュアローの二刀流でオーク達を次々と切っていく。

短期間ではあるがハクロウに教えを請い、彼の技をラーニングした滅。

まだ技術の面では不完全ではあるが、2本の刃を用いることで、ハクロウに匹敵するほどの数のオークを切り裂いていく。

 

「八ッ!」

 

さらに左腕にあるサソリの尾を模した伸縮刺突ユニット、アシッドアナライズをまっすぐに伸ばし、複数体のオークの心臓を一気に刺し貫く。

 

「良いねえ!もっと来いよ!」

 

デザストも己の剣で次々とオークを切り伏せる。

背後から迫るオークに対しては、マフラーを複数本に分けて触手の様に操って次々と刺し貫いていく。

 

「カラミティストライク」

 

デザストが戦場を縦横無尽に駆け回り敵を切り裂き、回転しながら複数体のオークを一気に切り倒していく。

湿地帯中央でキジンと滅、デザスト達が敵を殲滅する中、リザードマンの居城である洞窟の入り口付近では海斗達が戦闘を開始していた。

 

「ここを守り切れ!オークを近付けさせるな!」

 

アークゼロに変身した海斗は、以前のミラーワールドの戦いで自分の周りに4丁のショットライザーを浮かせて、自動で射撃をしながら近づく敵をアタッシュカリバーで切り裂くという戦法を学んでいた。この戦いではショットライザーをアタッシュショットガンに変えてより高火力な銃撃を迫り来るオーク達に放っていく。

 

「良いなあ!最高の祭りだ!」

 

浅倉威の変身する仮面ライダー王蛇はこの戦いにかなり乗り気で、オークに突っ込んでいってはベノサーベルで切り裂いていく。さらに彼に続く様にベノスネーカーと海斗がミラーワールドから召喚したミラーモンスター達が彼の周囲のオーク達を襲う。

 

「…!」

 

ベノスネーカーが毒を吐いて、怯んだオークにメタルゲラスやエビルダイバーが突撃して倒していく。

 

「お前ら、力を貸せ。」

 

『ユナイトベント』

 

王蛇が1枚のカードをベノバイザーに挿入すると、ベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーの3体が合体し怪獣のような姿をした1体のミラーモンスター、ジェノサイダーへと変化する。

ジェノサイダーは自身を囲むオーク達にエネルギー波を吐き出して撃退し、爪の生えた両腕で薙ぎ倒していく。

 

「我々はここからやりましょう。」

 

「そうだな!しかしこれは、中々便利だ!」

 

前に出て戦う王蛇とミラーモンスターに対し、ブレンとブロンズドライブはリザードマンの巣窟である湿地内の岩山に陣取っていた。

元々他の戦士の武器を奪ったり、使うことのできるブロンズドライブは海斗からある武器を拝借していた。それはミラーモンスターのマグナギガ由来の武器であるギガキャノンだ。マグナギガの両足を模した2問の大砲ギガキャノンを両肩に担ぎ、地上で戦うオークに向けて砲弾を放っていく。

 

「おっと、こちらには来させませんよ。」

 

上機嫌で砲撃を繰り出しているブロンズドライブの護衛役として、ブレンは近付く敵をブレンメガネブレードで切り裂いていく。猛毒結晶金属クァンタムポイズンでできた刃は、猛毒を含む粒子によってオークの鎧を腐食させ、彼が敵を切っていくのを手助けする。

 

「ライダー…毒手~ウヒヒヒヒ」

 

さらに近くにいた1体のオークの身体を、毒素を纏った手で刺し貫く。

湿地帯ではベニマルや覚醒したランガの広範囲攻撃もあり、オークの数が減ってきていた。

リザードマンの巣窟内でもソウエイの活躍があり、首領らは救出されており、オークによる侵攻はこのまま頓挫するかと思われたが、オーク側の最大戦力が歩みを進めていた。

 

「腹が減った、何でもいい…食いたい!」

 

他のオークに比べて体が大きく、体色も他の者より黒さが増している存在。

オークロードが彼らに近付いていた。

 

(オークロードを見つけた!海斗も来れるか?)

 

(任せてください!)

 

『この場は3人に任せよう。』

 

そのことを察知したリムルはアークゼロにも来てもらうように依頼し、海斗を呼ぶ。

 

「3人共!この場は任せます!僕はオークの首領のとこに行ってくる!」

 

「はい!任せてください!」

 

アークゼロは召喚したギガゼールらレイヨウ型モンスター達を率いて、道を進んでいく。

オーク達を薙ぎ倒してアークゼロ達は突き進んでいく。

そして、この戦いの最終決戦の時が近づいてきていた…

 




体調悪いので次の更新は週明けになるかもです…
申し訳ございません。
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