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それでは、今回も楽しんでいってください!
「なるほど、回復薬を生産してお金を稼いでいくのか。」
「確かに、素晴らしい商売だ。」
町に来てから数日、僕らはリムルさんの町を見学していた。
元ドワルゴンの大臣であるベスターさんっていう研究者が回復薬の研究をしているらしく、その回復薬の生産でリムルさん達は儲けていくそうだ。
ブレンとブロンズドライブはそのままベスターさんの所で研究の話をしている。一先ず僕と黎斗さんはその商売に関して話しつつ街に戻っていた時だった。
「なんだ!?あの爆発!」
「行ってみよう!」
町の方でいきなり爆発が起こり、何が起きたか確かめるために黎斗さんと共に僕らはその爆心地まで走っていく。
「何があったんだ…?」
そこには町の住民やベニマルさん達が集まっており、リムルさんもやって来た。
その中心にはミリムと、地面に倒れた褐色肌の男、そして地面にうずくまったリグルドさんが居た。
「リグルド!?大丈夫か?」
「こ、これはリムル様!?この程度、どうということはありません!」
「いや、重症じゃねーか!」
リグルドさんの顔の左半分の皮膚が無くなっていて肉が見えてしまっている。まさにホラー状態だが、すぐにリムルさんが回復薬を使ってリグルドさんの顔を治していた。
「アイツにやられたのか?」
「おー!リムルよ!こやつが舐めた真似をしおったから!私がお仕置きしておいたのだ!」
ミリム曰く、魔王カリオンという者の部下を名乗るフォビオという男が生意気な口をきいただけでなくリグルドさんに暴行を働き、その結果ミリムに殴り飛ばされたとのこと。
リムルさんとミリムが何やら言い合っていたが、その後泣き出したミリムが倒れたフォビオを殴る。
魔王の使者に手を出したことで、昼飯抜きを言い渡されてしまったらしい。
一先ずこの倒れたフォビオらの話を聞こう。
「で、何をしにきたんだ?」
ということで、リムルさんの町の議事堂にリムルさん、リグルドさん、ベニマル、シオン、僕、黎斗さんと結局昼ご飯を食べれることになったミリムが集まりカリオンの使者たちの話を聞くことになった。
「フッ、下等なスライム風情にこの俺が応えるとでも?」
コイツ、先程殴られて痛い目を見たのに何も反省していないな。
ベニマルらも既に彼を睨みつけている。彼を使者にするって、魔王カリオンのセンスはどうなっているんだ…
「下等と言うが、お前よりは俺の方が強いぞ。俺は魔王カリオンとやらを知らないし、お前の態度次第でカリオンは俺達と敵対することになるんだぞ。お前の一存で、このジュラの大森林すべてを敵に回すつもりなのか?」
「ハッ、偉そうに!この町はこんな下等な魔物に従うのか?雑魚ばかりだと大変だな。ミリム様に気に入られてるからと調子に乗る…「ほう、神の才能を持つというこの私を雑魚と罵るか!」」
雑魚という言葉に反応して、黎斗さんがフォビオに詰め寄る。
「なんだ?お前は!」
「お、おい!カイト!そいつを止めろ…!」
外交的にこの場面は喧嘩になってしまうのは不味いことだ。カリオンらとの戦争が起こる可能性だってある。
「黎斗さん、その辺で。一応僕らもこの森の住民、彼らに手を出せばそれは敵意を示し戦争を引き起こすことになってしまう。」
と言って黎斗さんを止める。それと当時に腰にアークドライバーゼロを装着する。
「ただ、カリオンさんの使者の皆さん。1つ言っておきますが、こちらの実力を、甘く見ない方が良い…変身。」
『アークライズ!』
『オールゼロ…』
そして、使者たちの前て仮面ライダーアークゼロに変身してみせる。
「おおー!変身したのだ!」
ミリムは僕の変身を見たのが初めてだからか、少し興奮気味だ。
「はっきり言おう。そこの黎斗さんは魔力こそそちらのミリムら程は持っていない。だが、魔王を倒す実力を持っている。それに僕もかなり強い。」
「そう言ってくれるとは中々嬉しいな!だが!私の名前は壇!黎斗!神だ!」
なんてことを言っているが、彼の変身する仮面ライダーゲンムはかなり強く、彼の才能も相まって魔王クラスと言えるかもしれない。
ヒューマギアとバグスターの戦力も加わり、黎斗さんのゴッドマキシマムマイティという強力なガシャットや僕のアークゼロの力によりアウトサイダー勢は一国を滅ぼすほどの戦力を持っていると自負している。まあ最も、黎斗さんが強すぎるのだが…
まあ、こういう振る舞いでもし僕らとカリオンらが戦争となればカリオンが可愛そうなことになってしまう…まあもちろん、リムルさん達も相当強いのでそう言えてしまうのだが。
「まあ、そういうことだからよく考えて返事をするんだな!」
「…謎の魔人たちを配下へとスカウトするように、カリオン様より命じられてやってきたんだ!」
「ほう、俺達のことだな。」
どうやらオークロード討伐の件もあり、リムルさん達は魔王達に目を付けられてしまっている様だ。
「ま、話は分かった。じゃあ、帰っていいぞ。」
「え?」
「リムル様!」
「よろしいのですか?」
ここまでの非礼を考えれば、フォビオという男はカリオンの下に首だけになって戻ることになってもおかしくはない。
シオン達が彼に殺意を向けているのもよく分かる。
「だって、殺すわけにはいかないだろ。魔王カリオンに伝えろ!俺達と交渉したいなら日時を改めて連絡を寄越すようにと!」
あくまでも平和的に物事を進めたいリムルさんの判断により、今回は交渉が白紙となり後日話し合うことになった。目的を達成できなかったフォビオはこの部屋を出ていく。
「きっと後悔させてやる…」
彼がそう言い放ったのを僕達は聞き逃さなかった。
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「こっちの方から色んな匂いがするぜ!特に旨そうな匂いが1つ!」
「先に行くぞ!ゴブタ!」
「は、ハイっス!」
デザストと滅はゴブタ達ゴブリンライダー達と共に、狩りに参加していた。
滅は仮面ライダーに変身している状態であり、牙狼族達よりも速度を出して駆けていく。
「アイツだ!アイツが今日の獲物だ!」
「了解!」
デザストと滅が森の中を駆けていくと、そこにいたのは数10人程の人間と、カニと蜘蛛を掛け合わせたような大きいサイズの魔物だった。
多数の人々はこちらの魔物に遭遇し、臨戦体制を整えているところだった。
そこに割って入るようにデザストと滅が現れる。
「ハアッ!」
自身に向けて1直線に向かってくるデザストに対処すべく、魔物が前腕を振り上げるが、その関節部を滅がアタッシュアローで放った一撃が撃ち抜き、腕が地面に落ちる。
「今だ!」
完全に隙ができた魔物の頭部を縦に割るように、デザストが愛剣グラッジデントを振るい魔物の命を刈り取る。
「あれ、カバルさんじゃないっすか?」
「ゴブタ君!それにあれは…思い出した!滅さんだ!」
狩られた魔物と対峙していたパーディーの中にカバル、ギド、エレンがいることに、後からやって来たゴブタが気付いた。その後ゴブタ達は狩った魔物を町の方まで持っていきつつ、ここにいた人々も町の方まで連れて行く。
エレン達3人は自分達の所属する自由組合のブルムンド王国支部のギルドマスターであるフューズという男をこの町まで連れて来ていた。
また、彼らと共にいた多数の人々はファルムス王国という国から来たオークロードの調査隊だという。
ヨウムという男が率いており、彼らは金で雇われた国の荒くれ者達であった。
国の騎士をオークロードのよって失いたくないという国の思いから、この任務に前科者の集団が使われることになった。
一先ず彼らはリムル達と謁見することになる。
「俺がこの町というか国というか、ジュラ・テンペスト連邦国の代表をしているリムル・テンペストだ。」
「本当にスライムか!?」
スライムの姿で会議室の椅子の上に鎮座するリムルの姿に、フューズは驚いた様子を見せている。
一方でヨウムは机の上に足を乗せて話を聞いている。
「ところで、リムルの旦那にカイトの旦那、以前には見かけなかった方が多いようですが。」
会議室にはキジン達やブロンズドライブとブレンの姿もあり、初めて会うメンバーにカバルが興味を示している。
「彼はブロンズドライブとブレンです。」
「私のことはゴルドドライブと呼べ!」
「で、こっちがシオン、シュナ、ソウエイ、ベニマル、それにミリムだ!」
海斗とリムルが仲間達を紹介している最中に、部屋にミリムが入ってきて、リムルが彼女のことも紹介する。
「…!?」
「で、ブルムンド王国とファルムス王国からそれぞれ調査に来たと。」
フューズが魔王ミリムの存在に驚き固まっていると、リムルが彼らの目的について問いかける。
「我々は「ていうかよお、なんでスライムがそんなに偉そうにしてるんだよ!おかしいだろ!何なんだいったい?なんでお前らは納得してるんだ!」」
フューズの言葉を遮り、ヨウムはスライムであるリムルが仕切っていることへの文句を言い始める。
スライムは本来下等な種族であり、ランクもFと最も低い。そんなスライムがゴブリンライダーやキジンより上というのは違和感を感じる人もいる。
「リムル様に無礼ですよ。」
「うるさい黙ってろおっぱい!…!?」
リムルだけでなく、シオン自身にも失礼なことを言ったヨウムの頭部に彼女の大剣が振り下ろされる。
鞘に収まっているとは言え、打撃力はあり殴られたヨウムの頭部には大きなたんこぶができる。
「か、頭ー!」
「お、おい…」
「つ、つい!」
ヨウムを殴ってしまった事を申し訳ないとシオンはリムルに頭を下げ、リムルの回復薬でヨウムの頭部のたんこぶを治す。
(ていうか、なんで使者とか調査隊ってこんなに態度悪い人が多いんだろう。)
海斗はフォビオやヨウムと言った他国からの訪問者達の態度にため息が出そうになっていた。
外交という面では明らかにまずい態度で、戦争が起きてもおかしくないようなふるまいの彼らに呆れつつ海斗はヨウムの方をまた見る。
「ウチのシオンがすまんな。ちょっと我慢が足りないところがあるんだ。許してやって欲しい。」
「ひどいです!これでも忍耐力には定評があるのですよ!」
(((いや、絶対にそれはない!)))
アウトサイダー勢の心は1つであった。
戦いの面での耐久力はあるだろうが、シオンはあまり我慢が得意でないというのは彼ら…というよりテンペストの住民たちの共通認識であった。
「あはははは!我慢が足りぬとはまだまだだな!シオン!私のように心を持たぬからそんな短気なのだぞ!」
(いや、ミリムが言えることじゃ…)
ミリムもシオンのことを言えないと、海斗は心の中で静かにツッコミを入れている。
「俺は、人間とも仲良くしたいと考えている。その内貿易とかして交流できたら良いなと思ってるしさ!」
「貿易?」
「うん!実はドワーフ王国とも国交を開いている!」
「ドワルゴンと!?」
リムルの口から出る話の規模間の大きさと、今現在の発展具合にフューズは驚きを隠せない。
「この地を経由すれば、商人達の利便性も向上すると思うけどどうかな?」
これまで通ることのできなかっらジュラの大森林が通行可能になることは、商業の利便性向上に繋がる。
それこそ、フューズらの暮らすブルムンド王国と武装国家ドワルゴンのアクセスが良くなる。
「そういうことでしたら我々としても、協力はやぶさかではありません。ただし、あなたが本当に人間の味方なのかどうか、しっかりと確かめさせてもらいますが構いませんね?」
「ん、ああ、それで当然だろう。構わないよ。滞在を許可する。」
その後部屋にやって来たベスターによってジュラ・テンペスト連邦国と武装国家ドワルゴンの国交が結ばれたことが証明され、フューズらは納得した一方で、見極めのためにこの国にしばし滞在することになった。
「ところで、フューズさんとやら。オークロードが倒されたという情報は既に広まっているのかな?」
「いやあ、この情報を知っているのは国王やごく一部の人だけですよ。」
その後、リムルはふと何かを考え付いたようで、フューズにオークロードに関する情報を問う。
「ならば、ヨウム君。俺と契約しない?」
「はあ?一体何を言って…何を言っておられるんですか?」
その話に対し、ヨウムは内容も聞かずに否定しようとしたが、シオンからの威圧に気付いたようで姿勢を正して話を聞こうとする。
「ファルムス王国には金で雇われたって言ってたろ?だったら雇い主が変わるだけのことだ。簡単に説明するとだな、君達にオークロードを倒した英雄となって欲しいのだよ!」
「はぁ!?」
その提案とは、オークロードを討伐したというリムル達の功績をヨウムのものにしてしまうというものであった。
「俺達はヨウムに協力しただけで、実際にはヨウムがオークロードを倒したという噂を流してもらえればいい!そうすれば、英雄を助けた信用できる魔物という立ち位置を確立できるのではないかな~って。」
リムルの提案した自分達のイメージアップ戦略に、ベニマルらも同意を表すように首を縦に振る。
「そういうことなら、僕達の武器も御貸ししたい。今後ブルムンド王国やファルムス王国に売っていくのによいPRになるかもしれないし。」
海斗もこの時ふと、ヒューマギアを彼らの国に派遣するだけでなく、武器としてレイドライザーを売っていくことを考えた。オークロードを倒したヨウムが自分達の武器を使っていたとなると、良いPRになると海斗は考え、その意見に壇黎斗・神は静かに頷く。
その後ヨウムは彼らとの契約に同意し、英雄としての道を歩んでいくのであった。
アウトサイダー勢の出番ももっと増やしていきたいです。
そう言えばヨウムの声優さんの細谷さんと言えば風都探偵ですね。
デザストの内山さんもいるのであのコンビが揃いましたね。