今回も楽しんでいってください!
「皆は地上のジャマトを頼む!飛べる奴は僕と一緒に!」
カリュブディスに加えて現れた脅威、スラグフォートレスジャマトと彼が率いる大量のポーンジャマト達。
空の脅威と地上に降り立った脅威に対処すべくアウトサイダーは2手に分かれる。
海斗とドラグレッダーを始めとするミラーモンスター、それにバーニアバグスターは空に飛び立ちスラグフォートレスジャマトに向かう。
「さあ、我々は地上に残ろう。」
そして、地上ではゲンムが指揮を執り残った者達と共にポーンジャマトとの戦闘を繰り広げる。
「ようやく祭りらしくなってきたな!いいぞ!もっと来い…」
『サバイブ』
向かってくる多数のポーンジャマトに興奮し、王蛇はサバイブのカードを使い黄金の鎧を纏う王蛇サバイブへと姿を変える。
「フンッ!」
手に持つベノバイザーツヴァイから刃を伸ばし、振り回していけば次々とポーンジャマトを切り伏せていく。
「もっと来い!」
さらにやってくるポーンジャマトの腹部をベノバイザーツヴァイで突き刺し、倒していく。
『アドベント』
更にサバイブの力で進化したベノスネーカーが召喚され、周囲のポーンジャマトを蹴散らしていく。
「さあ、ここから先は行かせないぞ!」
リムル達がいる方向に走っていくポーンジャマトの集団の前に、ゲンムが立つ。
「トウッ!」
ゴッドマキシマムマイティXの強化アーマーからゲンム自身の身体が射出され、身軽な姿となったゲンムがポーンジャマト軍団を相手にガシャコンバグヴァイザーを振るい次々と倒していく。
その姿はゲンムレベル2のものであるが、強さはゴッドマキシマムマイティXの時と変わらず、高いスペックを誇ったまま敵を薙ぎ倒していく。
「…」
さらにゲンムが脱ぎ捨てたゴッドマキシマムマイティXのアーマーも自律行動しており、ゲンムと共にポーンジャマト達を倒していく。
「いくぞ、デザスト。」
「ああ!」
滅は日本刀の滅豪とアタッシュアローを、デザストはグラッジデントをそれぞれ構えてポーンジャマトに向かっていく。各々が刃を振るい、迫り来るポーンジャマト達を次々と切り伏せていく。
「この程度か!」
ハクロウとの修行を経て剣術に磨きのかかった2人にとって、ジャマト達は特に脅威ではなかった。
「剣が遅いな…」
ポーンジャマト達も剣を振るい攻撃を仕掛けてくるが、それらをすべて見切って回避し、滅は2本の剣でジャマト達を切って倒していく。
「さあ来い!私に勝てるかな!?」
ブロンズドライブは、自身に来る反動など知らないと言わんばかりに、2丁のアタッシュショットガンを構えてポーンジャマトに向けて弾丸を放っていく。
「こんなものか!」
近付く敵にもほぼゼロ距離で腹部に弾丸を放ち、遠くの敵もアタッシュショットガンで仕留めていく。
「ライダー毒手~二ヒヒヒヒ!」
ブレンは手に毒を纏わせ、ポーンジャマトを刺し貫く。
「メガネブレード!」
更に緑色のメガネブレードを構えて敵を毒を纏った刃で切り裂いていく。
「さあ、彼らを守るのです!」
ブレンがポーンジャマトらから守っているのは、リボルバグスターとアランブラバグスターである。
彼らはそれぞれ銃撃と魔法弾をスラグフォートレスジャマトに撃っていき、空で戦っている者達を援護している。彼らの邪魔をさせまいと、バグスター達に近付いていくポーンジャマトをブレンは次々と倒して防いでいく。
彼らは地上のジャマトを倒していきつつ、空での戦いが決着を迎えるのを待っていた。
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スラグフォートレスジャマトの存在は中々厄介だ。
触手が伸びてきて僕らを襲おうとするのを回避しつつ、こちらからも攻撃を返していく。
バーニアのミサイルや、ドラグレッダーらの火炎放射で少しずつ敵にダメージを与える。
さらに地上からは2体のバグスターからの援護射撃が放たれている。
「アーク、どう攻めるべきだと思う?結構頑丈そうだけど。」
『解析開始…』
僕も空を飛びながらオーソライズバスターを構えて、砲撃を浴びせていく。
「ハアッ!」
更にこちらに伸びてくる触手を、オーソライズバスターをアックスモードにして切っていく。
『解析完了。対処法としては敵の体内に潜り込んで体内から破壊するのが得策。』
まあ、やっぱりそうだよね。
何度も攻撃を加えているけど全然効いている様子もないし、まさに鉄壁の要塞と言えるような防御力を相手は持っている。そうなると外からの攻撃では勝負を決めることは難しい。さらに外にいれば敵が放つレーザーによる攻撃も放たれてしまう。
なので中から攻めていくしかない。
「バーニア!アイツの口をこじ開けろ!」
「了解、爆撃開始!」
バーニアがコンバットゲーマのような姿をした小型ユニットを呼び出すと、それらがスラグフォートレスジャマトに向けてぶつかっていく。複数個の小型ユニットが敵の身体の正面にある口元にぶつかっていく。船首である相手の頭部が爆炎に包まれ、顎にも小型ユニットがぶつかって爆発していけば城ジャマトはその大きな口を開いてしまう。
「いくぞ!」
ダークウィングを背負い空を飛んでいる僕は、その状態で加速して一直線にその巨大な敵の口の中に入っていく。
「これが…ジャマトの中か!」
中に入ると、そこには日本の城の内装のような空間が広がっていた。とは言え、少し歪んでいて平衡感覚を失いそうだが。
『これを使うと良いだろう。』
アークがそう言って、ビームエクイッパーでライズホッパーを生成する。
僕はアックスモードにしたオーソライズバスターを構え、そのマシンに跨る。
「さあ、いこう!」
ライズホッパーのスロットルを捻り、走り始めるとスラグフォートレスジャマトの体内で走り始める。
オーソライズバスターの刃を突き立てて、走りながら城のような空間を切り裂いていく。
「これで!どうだ!」
走りながら体内を切っていき、スラグフォートレスジャマトを弱らせていく。
『プレス!』
『オーソライズ!』
そして、一気にダメージを与えるべくオーソライズバスターにブレイキングマンモスのプログライズキーを翳して読み込ませ、バスターオーソライズをする。
『ファイヤー!』
さらにフレイミングタイガーのプログライズキーをオーソライズバスターに装填する。
『プログライズ!バスターボンバー!!』
2つのプログライズキーを読み込ませ、炎を纏う巨大な牙を生成すると、斧の刀身と共にそれを城の空間の打ち付ける。
『退避しよう、このままだと爆発に巻き込まれる。』
「そうだね、来い!ダークウィング!」
オーソライズバスターによる一撃をきっかけに、ジャマトの体内の至る所で爆発が起こる。
このままここに居れば、僕は爆発に巻き込まれてしまうのでダークウィングを呼び出して背中につける。
その状態で上方向に上昇し、敵の体内からの脱出を図る。
「退避完了ッ…」
城の内部で次々と爆発が起こり、僕がスラグフォートレスジャマトの体外へ飛び出した時にはその爆発は敵の身体の外側にまで伝搬していた。空中でスラグフォートレスジャマトが爆散し、この町に来た脅威を1つ、取り除くことができた。
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「それで、結局頼ることになったんですね。ミリムに…」
「そうなんだ。どうやらアイツ、ミリムに恨みがあるみたいなんだ。俺達が狙いだと思ってたけど、全然違うかったらしい。」
スラグフォートレスジャマトを倒し、このままカリュブディスとも戦おうと空中でリムルさんと合流しようとしたところ、どうやらリムルさんはミリムを呼んでいる最中だった。
自分達がカリュブディスの目的だと思い、ミリムにばかり頼らずリムルさん達だけで対処しようと考えて動いていたが、それがどうやら見当違いらしい。リムルさんのスキルでの解析の結果、カリュブディスの目的はミリムであった。
「ムムッ!アイツはこの前来たフォビオとやらを依り代にしている様だな!」
((アイツか…))
と、丁度僕らのとこにミリムが飛んでやって来た。
彼女の眼、
「でな、俺への客かと思ってたからお前に遠慮してもらってたんだが…」
「もしかして!私が相手しても良いのか!?」
「まあ、そういうことだね。」
多分フォビオはこの前の騒動でミリムに痛い目に遭わされたことに恨みを持ち、カリュブディスの依り代になってしまったと考えられる。まあ、彼の自業自得ではあると思うが…
「お前のお客だったのに、邪魔したみたいで悪いな。」
「いいのだ、気にするななのだ!やるのだ!」
いざ戦えるとなると、すっかりノリノリのミリム。
結果論、最初から一緒に戦っておくべきだったかも知れないな。
「あ、それとフォビオって魔王カリオンの配下なんだろ?生かして助けてやりたいんだが…」
「ワッハッハッハ!造作もない!最近学んだ手加減を見せてやるのだ!」
手加減、本当にできるのかな…?
とは言えやってもらうしかないので、味方全員に被害が及ばないように引き下がってもらい、ミリムがカリュブディスと向き合う。
「ミ、ミリムー!!」
と、カリュブディスはミリムの姿を見ると激高して身体中の鱗を彼女に向けて飛ばしていく。
「その技はもう見たのだ!次は私が見せてやろう!」
と、ミリムが手を上げると彼女の周囲を飛んでいたカリュブディスの鱗が停止する。
「これが!手加減というものだー!!」
そして、両手の中で青いエネルギーを生成し凝縮するとその光が少し離れたところにいる僕らの眼にも入って来る。
「
そして、凝縮された魔法弾が拡散し、カリュブディスの身体中に当たっていくと、一瞬にしてカリュブディスの肉体が爆散する。
「手加減っていったい…」
「フォビオ、死んでないよね…?」
結構な規模の爆発が起こってるし、フォビオは死んでしまっててもおかしくない。
「あれだ!」
と思ったが、黒焦げになったフォビオが落ちていくのが見えて、リムルさんが咄嗟にキャッチする。
とてつもない威力の技を放ちつつも、こうやって依り代自体の命は救っているあたり、ミリムはかなり器用だ。
流石、魔王と言ったところか。
その後はリムルさんの部下たちと合流し、リムルさんがフォビオに付いたカリュブディスの核という肉塊を取り除く様子をじっと見守る。
「ふう…」
そして、その作業は少しの時をかけて完了し、終わった後はフォビオに回復薬をかけてやる。
「よ、目覚めたか?」
「ここは…どこだ…俺は…俺はいったい…?」
しばらくして、目覚めたフォビオに対して僕らは警戒して身構える。
「自分が何をしたか、覚えているか?」
「…ッ!すみませんでした!俺は!ミリム様にとんでもないことを!あなた方にも迷惑をかけてしまったようで…」
リムルさんの一言で意識がはっきりして、自分の罪を自覚したのかフォビオは僕らに向けて土下座をする。
「何故カリュブディスの封印場所を知っていたのですか?」
「偶然見つけた、などとは言わせませんよ。」
詫びるフォビオにトレイニーさん達ドライアドが問いかける。
「ああ、はい…それは…」
フォビオ曰く、ティアとフットマンという仮面の道化師に教えられたそうだ。
ティアは涙を流したような表情が描かれた仮面を付けた女で、フットマンは怒りの表情が描かれた仮面を付けた太った男だそうだ。
話を聞くところ、ミリムに対しての怒りを彼らに利用されてカリュブディスの居場所を教えられてそこで依り代となってしまったらしい。
更にトレイニーさん曰く、オークロード騒動の時に笑ったような表情の仮面の男が暗躍していたらしい。
「その、ラプラス殿も…」
「ラプラス!?」
「ラプラス殿はゲルミュッドの使いとして吾輩の前に現れた者なのですが…今トレイニー殿が仰っていた仮面を被っておりましたぞ。」
トレイニーが見たという仮面の男のことを、ガビルは知っていたようだ。どうやらその者の名はラプラスというそうだ。オークロード騒動の時も、何やら仮面を被った者達が暗躍していたのだろう。
恐らくガビルに謀反を起こすようにそそのかしたりもしてたのではないだろうか?
「それに、中庸道化連という何でも屋の副会長だと名乗っておりましたな。」
「謎の何でも屋、中庸道化連か…協力する風を装い、自分の手を汚さずに相手を利用して目的を果たす。厄介そうな相手だな…」
ラプラス、フットマン、ティア、彼ら中庸道化連がこの森で様々な騒動を起こしていたらしい。
僕らも、警戒しないといけないね。
「ムム、私は何も知らないのだ!むしろそんな面白そうなやつらがいるなら是非とも会ってみたかったのだ!」
と、リムルさん達がミリムの方を見ると、彼女は中庸道化連のことを知らないと主張する。
魔王である彼女とは、あまり関係が無い連中なのだろうか。
「もしかすると、ゲルミュッドではなく、クレイマンの奴が何か企んでいるのかもしれないな!内緒で…」
「クレイマン?」
というと確か、魔王の1人でミリムらと協力関係にあるとかそんな感じの奴だったはずだ。
「奴はそういう企みが大好きなのだ!」
中庸道化連とつるんでいる魔王か…
少し厄介な相手になりそうだ。
「魔王クレイマン、か…」
「誰の企みに乗せられたとは言えど…今回の一件は俺の責任だ!魔王カリオン様は関係ない!だから、俺の命1つで許して欲しい!」
と、フォビオはまた頭を下げる。
自分の罪の大きさを知り、責任を感じているのだろう。
「次からはもっと用心して、騙されないようにしろよ。」
「は…?」
「もう動けるだろ?帰っていいぞ。」
だが、リムルさん達の判断は、ここで彼を許してカリオンの下に返すというものだった。
僕もその判断で間違いは無いと思う。それに殺すつもりならミリムに手加減なんて頼んでいないはずだ。
カリオンの配下なら、尚更ここで殺すわけにはいかない。
他国の者を殺してしまえば外交的なトラブルに発展してもおかしくない。
「いや…俺は許されないだろ!」
「別にお前の命は要らないって、なあ?ミリム。」
「ウム!当然なのだ!軽く一発ぐらい殴ってやろうかと思っていたが、私も大人になったものだな!」
((殴るつもりだったのかよ…))
「全然腹が立っていないから許してやるのだ!」
標的にされていたミリムも許しているわけだし、ここは彼をこれ以上痛めつけたりする必要はない。
「カリオンもそれでいいだろ?」
「…!!」
とミリムが言うと、1人の男がこちらに向けて歩いて来る。
その男は筋骨隆々で金髪に釣り目が特徴的であった。
「カリオン様!?」
「気付いていたのか、ミリム…」
彼が、魔王カリオンか。
見た目だけで言えばミリムよりも強そうに見える。
まさに魔王と言った見た目とオーラだ。
「当然なのだ!」
「よ!そいつを殺さずに助けてくれたこと、礼を言うぜ!お前が、ゲルミュッドを破った仮面の魔人なんだろ?」
「ああ、その通りだ。」
と、リムルさんはスライムの姿から人間の姿に戻る。
「仕返しにでも来たのか?」
フォビオを倒したことで、カリオンから報復を受ける可能性がある。
そこでベニマルらも再び武器を構え、僕もアークドライバーゼロを腰に出現させる。
「ふ、いや…立て!」
「はい!」
と、カリオンはフォビオを立たせると、その頭を掴み顔を地面に叩き付けた。
「悪かったな、部下が暴走しちまったようだ。俺の監督不行き届きってことで許してやって欲しい。」
「お、おう…」
彼がここにやって来た目的は、フォビオが起こした騒動に対する謝罪であった。
どうやらフォビオの部下から彼の暴走を聞き、ここに謝罪に来たようだ。
「今回の件、借りにしておく。何かあれば俺様を頼ってくれてもいい。」
「それなら!俺達の国との不可侵協定を結んでくれると嬉しいのだが…」
「そんなことで良いのか?よかろう!魔王の!いや、獣王国ユーラザニアビーストマスターカリオンの名に懸けて!貴様らに刃を向けぬと誓ってやる!」
「ああ!」
僕らの国テンペストと、魔王カリオンの国が国交を結び不可侵協定まで結べるのは嬉しいことだ。
彼らと敵対せずに済むのは、国の安全が保障されるということだ。
なんやかんやで、この国と新たにカリオンの国で交流するキッカケが生まれたのだから、この一件は結果オーライと言えるかもしれない。
「よし、行くぞ!」
「いっぱい血出てますけど!」
と、カリオンがフォビオを担いで帰ろうとするが、彼の額からは大量に血が流れ出ている。
「では、また会おう!リムル!」
と、転移魔法を使ってカリオンの一行はこの場から去っていった。
魔王カリオン、中々気持ちのいい男だ。
「さてと、終わったな…」
一先ず、この一件は解決したが、1つ謎は残っている。
だが、問題は1つ残っている。
突然現れたあのジャマトの正体だ。この世界にまでジャマトが現れるとは想定外だった…
色々と調べていく必要がありそうだ…
高評価や感想もいつもいっぱいいただけて嬉しいです。
改めてありがとうございます!
さて、今後ですが少しオリジナルの展開が続きます。
というのも、リムルが自由学園に行ってる間に、海斗達には違うことをしてもらおうかなと思います。
そろそろアニメ2期の話に入っていくと思いますのでお楽しみに!