東京旅行を楽しんで参りました。
さて、いよいよ大きな戦いが始まります!お楽しみに!
「それじゃあ、リムルさん。お願いします。」
「おう!頼んだぜ、カイト!」
迎えた決戦の日、昼間の内にベニマルが誇るテンペストの本隊と、三獣士率いるユーラザニアの獣王戦士団は獣王国ユーラザニアに転送された。
ユーラザニアは既にリムルさんの手で民がテンペストへの避難を済ませている。
「絶対無事に帰って来いよ。」
「ええ!もちろんです。」
そして僕らも、リムルさんによって目的の地まで転移することになっている。
そこで見送りに来てくれたヨウムさんと握手を交わし、戦場への旅立ちの挨拶をする。
「それじゃあ、行ってきます!」
「おう!行ってら!」
そして僕らは、リムルさんの転移魔法によってユーラザニアの平野部まで移動する。
さて、テンペスト勢は主に4つに分かれて行動することになっている。1つはベニマル率いる本隊でユーラザニア勢だけでなくゴブリン、オーク、ドラゴニュートの軍団が属しており、彼らはクレイマン本隊とぶつかり合う。次にシュナ、ソウエイ、ハクロウさんで彼らはクレイマン領地に乗り込むようだ。リムルさん、ラミリス、滅らはワルプルギスに参加しクレイマンらと対峙する予定だ。
そして僕らは…
「見つけた、ハンドレッド!」
そして僕らアウトサイダーズはクレイマンらの別動隊である、ハンドレッドの軍勢と向かい合う。
僕らは崖の上から平原を歩く1万近い数のカッシーン軍団を見下ろしていた。
「総大将はあの中央にいる男だな。」
「鎧を着ていない者達は恐らく…」
ブロンズドライブが上から見下ろしつつ、そこに敵の総大将がいるか探し、ブレンもカッシーンの鎧を纏っていない者を複数名見つけた様子だ。タソガレのエターナルの様に、彼らももしかすると仮面ライダーに変身する可能性がある。
「まあいい、さっさと始めようぜ。」
「ああ、祭りだ…」
こちらの面子は僕、黎斗さん、アークオルフェノク、浅倉威、デザスト、ブロンズドライブ、ブレン、そしてエボルトの8人だ。さて、この8人であの1万を倒すか…
(ねえ、アーク。あの1万倒せば僕って…)
『ああ、魔王に覚醒する条件を満たすことができるな。』
僕は既に魔王の種子を持っており、養分さえ得ることできれば僕も魔王になってしまう。
(けど、カッシーンってロボットだから魂は無いのかな。)
『その場合は、魔王への覚醒は不可能だな。だが、まずは彼らを倒すことに集中しよう。』
(そうだね。)
敵が1万体いるから、彼らを倒せば僕も魔王になるかと思ったが、まあ、あまりなりたいとは思わない。
と言うのも、ラミリスの話とかを聞いていると、新参で魔王になるのは少し面倒くさそうと感じてしまった。ここではただ僕らの役割を果たすだけにしておこう。
「じゃあ皆、いくよ!」
「「「おう!」」」
崖下の平原にいる大軍を見据えて、僕ら8人が並び立つ。
『START・YOUR・ENGINE!』
『ゴッドマキシマムマイティX!』
『コブラ!ライダーシステム!エボリューション!』
『Are you ready?』
そして各々がベルトを腰に巻き、アイテムを構える。
「「「「「変身!」」」」」
『BRAIN・THE・KAMEN RIDER!』
『マキシマムガシャット!ガッチャ―ン!フーメーツー!』
『最上級の神の才能!クロトダーン!クロトダーン!ゴッドマキシマームX!』
『コブラ! コブラ! エボルコブラ!フッハッハッハッハッハッハ!』
『アークライズ!オールゼロ…』
仮面ライダー王蛇、アークオルフェノク、ブロンズドライブ、仮面ライダーブレン、仮面ライダーゲンム・ゴッドマキシマムゲーマー、仮面ライダーエボル・コブラフォーム、デザスト、そしてこの僕仮面ライダーアークゼロが並び立つ。
「さあ、始めようか!」
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「まだ見つからないか…」
ハンドレッドのサイゲツはカッシーンの大軍を率いて、ミリム領忘れられた竜の都を通って、獣王国ユーラザニア領に入っていた。彼らの目的はユーラザニアの住民を虐殺し、その魂を回収することであった。だがしかし、彼らも、そしてクレイマン軍の本隊も未だに住民を見つけることができず、慎重に行軍しつつ人影を探していた。
『コズミッククロニクル!』
その時だった。
突如として空から多数の石の塊が降り注いできた。
石の塊、否隕石と言うべきそれは行軍しているカッシーン達に向けて落ちてくる。
隕石が地に落ちるとともに、対処できず逃げきれなかったカッシーン達は潰されて、近くにいたカッシーン達もその余波で吹き飛ばされる。
「何が起こっている!?」
カッシーン達の隊長格である角の生えた大隊長カッシーンの1人が、その様子に驚愕しつつも槍を構えるが…
「始まりだよ。俺達の聖戦の…」
「いつの間に!?」
その時彼の背後にエボルがワープして現れており、咄嗟に対処しようとした彼と周囲のカッシーンをエネルギー波で吹き飛ばす。
「さて、どれほどのものか…確かめさせてもらうとしようか。」
エボルとカッシーン軍団の戦闘が繰り広げられる中、他の地では隕石による攻撃が続いていた。
「神からのギフトをありがたく受け取れ!」
それは、仮面ライダーゲンムが作り出したゲームによるものだった。
宙に浮きつつ、両手を広げて彼は隕石を生成し地面に落とし続ける。
「祭りだ!」
「狂乱と闘争の入り混じる、最高に興奮する匂いだ!!」
一方で地上では、カッシーンの大軍の先頭集団に向けて、王蛇とデザストが正面からぶつかっていく。
「か、構えろ!」
既にゲンムの攻撃で混乱に陥っているカッシーン達は、狼狽しつつも槍を構えて対処を試みる。
「遅いな…」
だが、カッシーン達の攻撃をトリッキーに避けつつ、デザストは敵兵を次々と切り裂いていく。
「そんなものか?」
一方、王蛇は自身に迫って来る敵兵を正面から次々とベノサーベルで切り伏せていく。
『アドベント』
さらに、召喚されたベノスネーカーが地面を這い、周囲のカッシーン達を吹き飛ばしつつ、手当たり次第に近くに居る者から丸呑みしていく。
「いくぞ、ブレン!」
「またあなたと共闘ですか…仕方ありませんね。ただ、悪くはないです。」
混乱に陥るカッシーン軍からは続々と離脱者が現れていた。しかし、彼らのいる平原は崖や山に囲われた地域でもあり、逃げ道は彼らの軍の右側面であった。そちらに向けて走り出すカッシーン兵達であったが、そこにはブロンズドライブとブレンの姿があった。
「さて、カイトから貰った武器を試してみるとしよう。ブレン、お前も使うか?」
「いえ、私はこれと…己の毒のみで十分です。」
ブロンズドライブは意気揚々とオーソライズバスターを掲げ、ブレンはメガネブレードに毒液を纏わせて構えている。
「ハアッ!」
カッシーンの兵士達の鎧を、ブロンズドライブはオーソライズバスターの力に任せてカッシーンの鎧を破って敵の肉を切り、ブレンは鎧を毒で溶かして敵を切っていく。
「フッフッフッフ、さあ、まだまだ行きますよ!」
ブレンが手を翳すと、そこから毒液を発射していき、カッシーン達に毒の雨を降らせる。カッシーン達は毒によって鎧を溶かされ、毒によって身を蝕まれて次々と倒れていく。
「さて、私の出番ですね…」
上空、前方、右側面から襲撃を受けて混乱に陥るカッシーン達は来た道を戻って退こうとする。だが、その前に空を飛んで移動してきたアークオルフェノクが立ちはだかる。
「何だアイツは!?」
「それを知ることもないでしょう…」
アークオルフェノクは背中に触手を数本展開し、青白い火球を浮かび上がらせば、火球を次々と敵に放っていく。
「うわああッ…!!」
火球を喰らったカッシーン達は、次々と灰化していく。
「誰かオルフェノクになれるものは…」
さらに、カッシーン達をアークオルフェノクの触手が刺し貫いていく。
「いなさそうですね。」
貫かれたカッシーン達の肉体も次々と灰と化していく。
「さて、皆順調そうだ。」
『ああ、スキル収集者によって次々と魂が集められていっている。』
「てことは、あのカッシーン達は鎧を着た人間ってとこかな?倒しすぎたら僕も魔王になってしまいそうだけど、躊躇は要らない。彼らを倒してクレイマンの野望を止める!」
飛行するアークゼロは敵軍の中央部に向けて急降下し、カッシーン達に襲い掛かる。
既に、彼のスキルによってアウトサイダー達が葬った者達の魂がカイトのもとに集まり、収集されていく。カッシーンは本来ロボットではあるが、ハンドレッドが率いる者達は人がその鎧を纏ったものであった。
「アーク、今回も頼むよ。」
『ああ、任せろ。』
海斗自身がアタッシュカリバーを振るい、アークは周囲に生成して浮かせてあるアタッシュショットガンから弾丸を放って海斗自身を援護する。
「総員!敵に備えよ!」
カッシーン達の大隊長の1人であるアルファという男が、槍を振るいアークゼロに突撃していく。
「そんなんじゃ僕は、倒せないよ。」
アークゼロに向かっていく大隊長カッシーンの両太腿がアークゼロの両掌から放たれた荷電粒子砲に撃ち抜かれる。
「ガッ…バカな!」
「悪いけど、君と戦っている時間はあまりないんだ。」
『オールエクスティングション!』
動けなくなった大隊長カッシーンの身体を、悪意のオーラを纏う足で蹴り飛ばせば、余波で周囲の兵隊も吹き飛ばされてしまう。
「貴様がタソガレを倒した者達か!」
「そういうあなたは…」
「俺はサイゲツ、お前達をスクラップにするものだ!」
アルファらを葬った後に、アークゼロの前に黒いストールを巻いた黒いジャケットを羽織った男がやって来る。その男の左目の付近に紋様が付いている。
「変身!」
そして彼は、キバットバットⅡ世というコウモリ型の機械に自身の首を嚙ませると、その顔面部にステンドグラスのような模様が浮かび上がる。
キバットバットⅡ世をそのまま、腰に巻き付く赤いベルトに付けるとサイゲツは黒き皇の鎧の戦士、仮面ライダーダークキバへと姿を変える。
「仮面ライダーダークキバ…アンタがハンドレッドのリーダーか?」
「まあ、そんなところだ…さあ、スクラップにしてやろう!」
戦場の中央部で、ダークキバとアークゼロの戦いが始まった頃であった。
「ほう…また新しい奴らの匂いだ。」
「面白い…新手か。」
一方で、戦場で多くの敵を屠ってきた王蛇とデザストの前に2人の戦士が歩み寄って来る。
「楽しむとするか!」
「ああ…」
その戦士2人とは、仮面ライダーリュウガと仮面ライダーファルシオンであった。
2人の敵が迫ってこようと、臆することなく王蛇とデザストは彼らと向き合い、戦いを始めようとお互いの剣を構える。
「Start our mission.」
「ほう、新しいドライブですか…」
「関係はあるまい、我々の前に立ちはだかるのであれば、ここで倒すだけだ!」
一方で、ブレンとブロンズドライブも仮面ライダーダークドライブと対峙していた。
「その鎧、本来は私を守るためのものですか…まあいいでしょう。」
さらに、後方ではアークオルフェノクと仮面ライダーオーガが向かい合っていた。
「お前のことは、あまり見たくなかったがな…まあいい、うっぷんを晴らさせてもらおうか。」
エボルは、自身の前に現れた仮面ライダーキルバスと拳を交える。
「何故ここに壇正宗!貴様がいるのだ…?」
「いいや、私は壇正宗ではない。」
「ほほう、偽物か…ならば、遠慮なく潰させてもらおう!」
地上に降り立ったゲンムは、仮面ライダークロノスと対峙するが、その変身者は黎斗の父親である壇正宗本人ではなくハンドレッドの人間であった。
アウトサイダーズと対峙するライダー達は皆、ハンドレッドの技術によって再現されたベルトで変身したハンドレッドの者達であった。
こうして、戦場の各地でアウトサイダーズとハンドレッドの仮面ライダー達の戦いが始まったのであった。