週末はバタバタしてて遅くなって申し訳ないです。
今回も楽しんでいってください!
「完成したぞ!ミラーワールドのガシャットが!」
あれから数日後、黎斗さんは遂にミラーワールドのガシャットを完成させたとのことで僕らの下に報告にやって来る。
「遂にできたんですね…」
と、黎斗さんに渡されたガシャットを見る。
そのガシャットの色は灰色で、側面にはコアミラーとミラーモンスター達が描かれている。
「ただし、オーディンのデッキを取るために一度クリアする必要がある。アウトサイダーに会うために一度プレイしてみて欲しい。」
「なるほど、じゃあ早速やりましょうか!」
早速このゲームをプレイするために、部屋に皆を集める。
「黎斗さん、これはどういうゲームなんですか?」
「モンスターが彷徨う鏡の世界で仮面ライダーによるバトルロワイアルを勝ち抜くゲームだ。ただし、クリアしやすいように裏技は用意しているけどね。」
他のライダーや敵を全て倒すのは中々難しそうだし、隠しルートがあるのは有難い。
それに例のアウトサイダーとの協調も必要だ。ここで敵対はしたくない。
「それで、このゲームってどうやってプレイするんですか?」
さて、ガシャットは完成したがゲームをするためのハードが無い。
それにバグスターであればバグヴァイザーの中に入ってゲームの世界を体感できるだろうが、僕らはヒューマギアなのでそれはできない。
「このバグヴァイザーを君自身に接続することで、電脳世界でプレイが可能だ。まずは1度ゲームをクリアしてみれくれ。そうすればアウトサイダーをこちらに呼び出したりオーディンのデッキを使えるようになるはずだ。」
と、黎斗さんが説明してくれるが、僕の意識だけゲームの世界に飛ばすみたいだ。
ということは、僕1人だけで行くことに…いや、待てよ。
「なるほど、じゃあ僕とバンノさんで行きましょうか。」
「ゴルドドライブだ!」
ブロンズドライブをバグヴァイザーに移して、ゲームを起動すれば僕と一緒にミラーワールドに行けるはずだ。試してみよう。
『解。その手段は有効だ。ミラーワールドのゲームをクリアできる確率が大幅に上がる。』
ということで早速ゲームの準備をしていく。
僕の右手には黎斗さんが僕用にと作ってくれたガシャコンバグヴァイザーをつけて、その中にブレンさんにタブレットを操作してもらってブロンズドライブの意識を入れておく。
「さあ、ゲームスタートだ!」
『ミラーワールドロワイヤル!』
起動したガシャットをバグヴァイザーに装填すると、僕とブロンズドライブはゲームの世界に意識を移していく。
機械の身体と電子の魂を持つからこそ、こういう芸当ができてしまう。
「眠ったか?」
どうやら外から見れば僕は今寝ているように見えるらしい…
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そんな僕を見つめる滅が映る世界から、目の前の風景が切り替わり見慣れた都会の街へと変わる。
「懐かしいな…」
「ああ…」
僕とブロンズドライブにとっては懐かしい風景だ。
だが、その感傷に浸る間も与えられないのがこのゲームだ。
「キシャア!」
奇声が聞こえたかと思えば、大きな手裏剣の様なものを肩に担いだゲルニュートが現れる。
「さて、久々に暴れさせてもらおうか。」
アークゼロに変身して、早速戦おうかと思ったが、僕の前にブロンズドライブが立つ。
その手には彼が複製したアタッシュカリバーが握られている。
「さあ、来い!」
ブロンズドライブの声に反応するようにゲルニュートが巨大な手裏剣を振り下ろして攻撃を仕掛けてくるが、その刃をアタッシュカリバーで受け止める。
そのままブロンズドライブが敵の腹部目掛けて前蹴りを放ち、バランスを崩した相手に次々と剣を振り下ろす。
「そいつもいただこう!」
ブロンズドライブ、もといゴルドドライブの恐ろしい能力は"ゴルドコンバージョン"という、相手の武器を奪い取る能力だ。その能力を使って、ゲルニュートの巨大な手裏剣を奪ってしまえば、そのままアタッシュカリバーを振り下ろして、刃で切り付けられた怪人の身体からは火花が散る。
『チャージライズ!フルチャージ!』
敵が弱ったタイミングで彼はその手にあるアタッシュカリバーを、ケース型のアタッシュモードに変形させ、エネルギーを充填してからブレードモードに戻す。
『カバンストラッシュ!』
そして、その剣から黄色い斬撃を放ち、切りつけられたゲルニュートはそのダメージで地面に倒れて爆散する。
「流石、強いですね。」
「当たり前だ!」
早速ひと暴れできて満足そうな様子を見せるブロンズドライブ。
このゲーム、彼1人に任せても良かったのでは?
「イライラさせるな…」
なんて考えていたら、次のライダーが来たようだ。
しかも僕らの目当ての…
「浅倉威ッ…!?」
蛇ガラのジャケットに長髪と無精髭というダンディーな出で立ちの男がこちらに近付いてくる。
「俺を呼んだのは…お前か?」
「ええ、あなたには僕らの仲間になってもらおうかと思ってね。」
「断る。俺は祭りができれば、それでいい。」
流石、アウトサイダーの中で一番狂気的な男だ。一筋縄ではいかない。
「祭りなら、いくらでも提供しよう。」
「ほう、そいつは面白い。」
ただ、このミラーワールドがゲームであるという特性を活かせば、彼の求める闘争を永久的に供給し続けることが可能だろう。それを仄めかせば、彼も少し興味を引いている。
「だが、お前自身はどうなんだ?お前がどんなものか、確かめさせてもらおうか…」
浅倉はこちらを見据えながら、カードデッキを取り出す。
恐らく、実際に自分と戦ってみろと言うことだ。
「そう言うことなら…」
『アークライズ!』
ここは僕自身が戦うことにし、アークドライバー・ゼロのスイッチを押す。
「「変身!」」
『オール・ゼロ…!』
僕自身が仮面ライダーアークゼロに、浅倉が仮面ライダー王蛇へと変身する。
『ソードベント』
王蛇は早速ベノサーベルを手にして、こちらに向けて振り下ろしてくる。
『演算開始。』
まずはアークさんによって、王蛇の動きを予測開始。
振るわれるベノサーベルの軌道を予測しながら避けていく。
「ッ…!」
更に、相手の隙を伺ってパンチを繰り出して顔面部に当てる。
「イライラするなぁ…!」
と再び彼がベノサーベルを振るうのを、回避する。
だが、回避後も容赦なく王蛇はその腕を振るい、ベノサーベルの刃が縦横無尽に振るわれていく。
その攻撃を何とか予測して避けていくが…
「グッ…!」
剣により切りつける動きから、王蛇は突きの動きに切り替えた。
ベノサーベルをこちらに向けて突き出し、その刃の先端が僕の胸部装甲に当たり火花を散らす。
「流石ッ…!」
浅倉威の戦闘センスは侮れない。アークの予測演算を超える動きで1撃を喰らわせてきた。
こちらも本気でやるとしよう。ビームエクイッパーによってアタッシュカリバーを2本生成する。
「楽しくなってきたなァ!」
王蛇が振り下ろすベノサーベルを1本のアタッシュカリバーで受け止め、もう一方の剣先で王蛇の胸部装甲を突く。
怯んだ隙にさらに切りつけようかとも思ったが、向こうも怯むことなく剣を振るってくる。
こちらも剣を振るって、王蛇のものとぶつけ合い攻撃を防いでいく。
「「ハアッ…!」」
そして、お互いが剣を振るうと、それぞれが胸部の装甲を切りつけて火花を散らす。
だが僕はアークの強固な装甲で守られているからか、そこまで効かずに体勢を立て直し2本の刃を王蛇に向けて振るう。
「ッ…!?」
2本の剣で切り付けられ、地面を転がる王蛇の首にアタッシュカリバーの剣先を突き付ける。
「アンタ、強かったよ。けど、僕の勝ちだ…!」
「…仕方ねえ。だが、テメエのとの戦いは久々にイライラしなかったなぁ…」
と、彼は僕達の実力を認めてくれたようで静かに頷く。
「じゃあ、仲間になってくれるってこと?」
「勘違いはするな。毎日楽しい祭りを用意しろ…」
普段から闘争を与え続ければ、彼も満足して協力してくれそうだ。
一先ず、このミラーワールドでやるべき任務の1つは終えることができた。
「流石はアークだ!だが、休む暇はないみたいだな…」
ブロンズドライブも僕達の戦いに関心している様子だが、どうやらまだ危険は去っていないらしい。
彼が指さす方を見ると、そこにはベルデ、ゾルダ、ガイと言う3人の仮面ライダーの姿があった。
「祭りはまだまだこれからだな!!」
王蛇が再び立ち上がって彼らの方を見ると、興奮気味にベノサーベルを空に突き上げる。
「それじゃあ、バンノさん。アンタは例のアレを探してくれ…見つかったらアーク経由で僕に連絡お願いします。」
「私のことはゴルドドライブと呼べ!だが、その任務は私に任せてくれ!」
名前の呼び方にはまだまだ不満気な様子だが、頼まれごとを引き受けてくれた。
黎斗さんが用意したというこのゲームの裏技を発動するために、ある物を探してもらうことに。
「さあ、祭りを始めようか!!」
その間に僕と王蛇はライダー達との戦いだ。
いや、ライダーだけではない。
怪人達も次々と現れてこちらに向かっていく。
浅倉威にとっては楽しみな状況だろうし、アークゼロに変身中の僕からすれば難なく攻略できる状況だ。
ブロンズドライブが例のモノを探してくれている間に、僕らは戦いを楽しむとしよう。
ステータス
名前:萩原海斗
種族:ヒューマギア
称号:なし
魔法:なし
技能:『仮面ライダーアウトサイダーズ』
『アーク』
『電気操作』
『収集者』
『不死身』
『自己修復』
耐性:『痛覚耐性』
今回は前後編に分けさせてもらいました。
次回!どうなるかお楽しみに!