日光・鬼怒川殺人ルート   作:新庄雄太郎

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その女が、鬼怒川の心中と関係しているのだろうか。


第7章 青いクーペに乗った2人

南と高山は、東北新幹線「やまびこ258号」に乗って16時56分着に乗って東京へ戻ってきた。

 

「そうさ、やはり4年前の自動車事故と鬼怒川の心中と関係しているのか。」

 

と、高杉は言った。

 

「はい、その可能性が高いと思われます。」

 

「なるほどね。」

 

「友人の話だと、彼女は自殺するような子じゃないって言うんだよ。」

 

「今回の事件では、つまり心中に見せかけて殺害したって事になるな。」

 

松本は、南と高山に言った。

 

「それで、何かわかったのか。」

 

「ああ、それは歩夢と侑の話だと日光へ行く時に乗っていたと証言しています。」

 

「何、彼女は特急に乗っていたのか。」

 

と、高杉は高山に言った。

 

「はい。」

 

「彼女は、新宿から特急に乗って日光へ行ったと思われます。」

 

早速、時刻表で調べてみると。

 

新宿発7時30分 特急「日光1号」に乗車

 

東武日光着9時29分 下車

 

「ええ、足取りは分かっています。」

 

「ほう、新宿から特急に乗って日光へ行ったのか。」

 

「はい、新宿から沼津へは特急「あさぎり」と同じように相互直通するんです。」

 

「ほう、JRから私鉄路線に乗り入れるって事か。」

 

「ええ。」

 

「しかし、便利になったもんだな。」

 

「大宮から特急に乗り換えて日光へ行く方法があるとはな。」

 

「ところで、4年前の自動車事故の事で何かわかったか。」

 

「ええ、通報者の話によると青色のスポーツカーが白いスポーツカーと競争していたところ、後方から来たステーションワゴンと青いスポーツカーが体当たりして白いスポーツカーと追突したことが分かりました。」

 

「という事は、青のシルエイティが事故の原因って事か。」

 

「はい、可能性があります。」

 

「ほう。」

 

「という事は、この2人が事件の容疑者の可能性があるって事か。」

 

「ほう、それも考えられるな。」

 

11時19分、1人の女が函館から特急「白鳥28号」に乗って新青森へ向かった。

 

ファーン!

 

特急「白鳥28号」は警笛を鳴らして函館駅を発車した。

 

女は、窓を眺めながら日本海を見ていた。函館名物の「北の家族弁当」を食べながら特急「白鳥」の旅をした。

 

13時28分、特急「白鳥28号」は新青森に到着した。

 

「えーと、次の東京行は新幹線「はやて128号」は13時42分か。」

 

と、電光掲示板を見た。

 

そして、女は13時42分発の八戸新幹線「はやて128号」に乗って東京へ向かった。

 

「誰も見ていないわ。」

 

と、身を隠すためにサングラスをかけた。

 

18時08分、八戸新幹線「はやて128号」は定刻通りに東京に到着した。




この女が犯人なのか?
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