Lisa: The Chaosful   作:〇〇総統

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ユメパイセン、アニメで遂に声ついちゃってまぁ……ね。
6月だから曇り空いっぱいだわ。


オレイサじゃ常識なんだよ

「ホホッ!大事無いかい?ブラッド」

 

「あぁ、頭の傷くらいだな」

 

「わぁ…僕達だけだった時の旅に付いた場所と同じだ…」

 

「この世界なら病院くらいはある筈だ。跡にならないうちに行くさ」

 

ブラッドはリサを背負って走る。ネルンとテリーも後に続いて走り出す。

 

「急ぐぞ、アイツらと合流だ」

 


扉を開けたスティッキーはすぐさま手に持つマシンガンを構える。

 

ジョイミュータントはとても危険だ。その気になれば、無慈悲に首を噛みちぎる事も力任せに背を折ることも出来る。早く何とかしなければ被害が出る、もしこの生き物が街に出てしまえばどれ程の被害が出るのか火を見るより明らかだ。

 

「待って!」

 

ギースが射線に立った。

 

「そこを退け…ソイツは倒さなきゃいけないんだ」

 

「それは無理!説明どおり!この子は無害なミュータントだ!」

 

ぼうぼうと伸び放題の髪に隠れて顔が見えないが、幸せそうな笑顔で笑っているが、時折悲しそうな顔をする。今まで見てきたジョイミュータントと殆ど同じで違う点なのは少し表情が違うだけだった。

 

「……悪いが、前例もないんだよ…だから信じられん。お前らがコイツの自由を叫んでも俺は反対だぞ」

 

それでも撃つというスティッキーをギースとカープは抑え、フライはどうすればいいのか分からず狼狽える。オリーは蚊帳の外。

 

突然、騒ぎを聞いて駆けつけたのかオートマター兵士が大勢やってきた。盾を構え地下からの脱出を拒もうとする。

 

『大人しくしろ!大人しく牢に戻るなら手荒な真似はしないで済ませてやる!』

 

「あぁ!クソッ!こんな時に!」

 

「ど、どうするんだい!?せっかく大成したのにまたどん底じゃないか!」

 

「お前はまず戦う準備をしろ」

 

ここに来るまで銃を幾つか拾ってあったスティッキーとフライは各々に銃を投げ渡す。

 

「俺、ナイフの方がいい」

 

「僕銃いらない。狙えない」

 

「はぁ!?こんな時に!」

 

カープとギースから銃を投げ返されたので代わりに拾った護身用のナイフを渡す。

 

「へへ、サイコウだ……!」

 

「帰りはあちら、帰りはあちら!死にたくないなら帰りなさいや!」

 

2人は獲物を見つけたように狭い空間を走り出す。

 

「あ、おい待て!」

 

「まぁ待て」

 

フライがスティッキーの制止を止める。

 

「おい止めるな、遠距離に勝てるわけないだろ。狂ってるのか?」

 

「いや、案外大丈夫かもしれない」

 

フライが出口に向かって走っていく2人を眺めながら言う。

 

「いいか、アイツらは…殺し屋とシリアルキラーだ。だから…あ?」

 

「お、おお!?ちょっ…ジョイミュータントが動いたぞ!」

 

オリーが腰を抜かしてジョイミュータントを指さす。

 

ジョイミュータントは出口だけを見ており、その曇った目が出口の光を見て輝いているように見える。

 

「ぁ……あ…行…かな………きゃ…………」

 

ジョイミュータントが動き出す。だが、身体は鎖で繋がれており上手く身動きが取れないらしい。鎖を口で噛みちぎろうとするが、上手くいかず、次第に自身の腕や足を齧り始めた。

 

「……仕方がないから、じっとしてるんだぞ?」

 

オリーが鎖を銃で撃ち抜く。

 

「オオオオオオオオオァァァァァァァァ!!!!!!」

 

だが銃声が反響して怯えてしまったのか暴れ回る。

 

「おい、やめておけ…この状態でも食われるかもしれないんだぞ?」

 

スティッキーがオリーを止めるように言う。だが、オリーはやめはしなかった。

 

「はは、事業ってのはね。手を出さなきゃ始まらないのよ。これも同じさ、どんな結果になろうとも俺は選んだ道に後悔はない!」

 

そう言いながらオリーは残りの繋がれた鎖をジョイミュータントの抵抗を避けながら外していく。

 

「いや、まず借金の計算を出来るようになれよ…」

 

元会計士のフライがツッコミを入れ、遂にジョイミュータントは解放された。

 

「!!!」

 

自身を繋ぐ物が無くなったのを確認したのか、ドシドシとその巨体を動かし外に出ていくジョイミュータント。

 

「どうなっても知らんぞ」

 

「はは!それもまた失敗よ」

 

スティッキー達も後に続いて地下から出ていった。

 

 

 

 

 

 

「ブリブリブリブリブリィィィィィ!!!!」

 

カープが謎の声を発しながら盾役を踏みつけ飛び出す。廊下にいたオートマタ兵士達の中心に飛び込み、そこからナイフ1本の虐殺が始まった。

 

『わぁぁぁぁ!!』

 

『に、逃げ……!』

 

『助……ッッ___』

 

「へへへへーー!!」

 

カープが手に持つ短いナイフを振り回して道を作る。どんどん後退していくオートマタ兵士の最後尾で逃げ遅れた兵士が突如頭を潰された。

 

「あら脆い。こりゃ惨い」

 

いつの間にそこにいたのか、ギースが近くに逃げてくる兵士達の頭をそのクチバシで貫く。カープが追い立て、離れた兵士はギースが処理をする。もう既に士気はガタガタだった。

 

『コイツら!銃なんか使わねぇ癖して強ぇ!』

 

『どうすんだよ!俺達銃持ちしかろくに相手したことねぇのに!ナイフ持ちとかどうや______』

 

『ちくしょう!今は兎に角逃げろ!増援が来るまでここに留めるんだ!』

 

何度か相手をして勝てないと判断したのか残りは全員外か廊下の奥へ逃げ出した。

 

「終わったな」

 

「完了、戦場、ただいま占領」

 

2人が勝利に酔いしれていると、クリアリングした地下室入口からのそりと巨体をねじ込みながらジョイミュータントが出てきた。

 

「……ひぃ〜〜〜ん…」

 

そんな情けない声を上げで身体を丸まらせてしまった。どうやら久しぶりの陽の光が眩しかったらしい。

 

「終わったのか?」

 

「今終わった。ここは我々のものだ」

 

全員が地下室から出て来て、地下室を拠点に一応入口の様子を見ることにした。外は砂が舞っている為、アビドスの何処かだろう。

 

「………厳重だな」

 

警備は地下室に行く前より厳重になっており、遂に戦車とヘリも用意されていた。

 

完全に囲まれている。

 

ここから抜け出すには地下道等見つからない場所が必要になると考えたスティッキーは、1度ブラッド達と合流する事にした。

 

「おい!無事か!」

 

「ホホッ!そちらは元気で結構!いやー朝のジョギング程手軽に憂鬱になれるものは_________」

 

「あれ?人が増えてるね…ってカープとギース!?」

 

「無事か言うのは俺達の方だブラッド!!」

 

こうして、入口前にブラッド達現チームが集結した。

 

お互いに手に入れた情報を元に作戦を立てる。

 

「…なるほどな、ジョイミュータントがいたのか」

 

ブラッドは地下室入口にいるジョイミュータントを見る。未だ陽の光から目が治ってないのかプルプル丸まっている。

 

「オラン…元気か…」

 

「そう悲観するなカープよ!奴もここに来ている可能性が大きいのだから!」

 

「だが本当にどうする?入口があそこしかないのならもうどうしようもないぞ?」

 

全員で頭を悩ますが、どう考えても詰みでしかないの状況にブラッド達は頭を抱える。

 

「………くはあぁぁぁ〜〜」

 

眠っていたのかジョイミュータントが欠伸をしながら起きている。あれを見てブラッドはなにかを閃いた。

 

「これなら行けるかもしれないな」

 

そうしてブラッド、スティッキー、テリー、ネルン、フライ、オリー、カープ、ギースのメンバーでここを乗り切る作戦が決行された。

 


『来るんでしょうか?奴ら』

 

『警戒を怠るな。ここの存在が知られるだけでも不味い状況になるのは理解しているだろう?だからここに奴らを留めておく必要がある』

 

外で今か今かと待ち構えている多くのオートマタ兵のうちの2人は、いつまでも来ないブラッド達に痺れを切らし雑談を始めた。

 

『えぇ…でも、正直信じらんないですよ。理事は怪物を施設に引き入れるのは馬鹿げてると言いながらこんな所に閉じ込めて…』

 

『さぁな、どうやらクライアントからの要望らしい。あと何体かサンプルを増やしたいとか』

 

『えぇ?あんなのがさらに増えるのはちょっと嫌だなぁ…』

 

『軍事目的にも民間にもいかないとなると本当になんでいるんだろうな…まぁキヴォトスにあんな気味悪い生物何体もいても困るがな』

 

『あんな生物が増える事態になるとか?アハハ(ズドンッ!!グシャァッ!!)_______』

 

『おい、どうし________』

 

最後に兵士が見たのは、自分の目の前に迫ってくる巨大な口だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どうやら上手くいったようだな」

 

「よし!俺達も暴れるぞ!!」

 

そう言い、ブラッド達は施設の()()から飛び降りた。

 

ブラッド達はこの施設にいたジョイミュータントを屋上まで移動させ、強襲させたのだ。

 

屋上に行くまでに本当に今までのジョイミュータントと違うのか、背中に乗り命令をさせてみたところ、意味を理解してるのかきちんと命令通りに動いてくれるのだ。

 

人の言葉もわかり、命令も受けてくれるのならそれはもう戦力としては申し分ない。

 

ジョイミュータントを屋上から兵士達のど真ん中に落とし、あとは好き勝手に暴れさせる。

 

入口しか注意してなかったのか、低空飛行するヘリが多く屋上から来てることに気が付かれなかった事が幸をそうした。

 

あとの残りは全員で狩りに行く。

 

「……ふっ!!」

 

ブラッドは硬い頭を体格がいいオートマタ兵士に頭突きを食らわせる。屋上からの頭突きだった為オートマタ兵士の耐久が受けきれずに頭が砕け散る。

 

「ホワワワワワ!!!!」

 

テリーが腕を思い切り上げ下げしながら落下する。落下地点は戦車が密集している場所だ。

 

その瞬間、テリーを中心に部屋にいた時よりも比べ物にならない大爆発が発生した。テリー最強の技であるホッテスト・ダンスだ。

 

「ホホッ!これだこれ!この蹂躙する制圧感!旅を思い出すよ!!」

 

屋上から飛び降りていないネルンは高らかに笑いながら時折飛ぼうとしているヘリをフィンガービーム6で撃ち落としている。拘束を破った時よりも極太のレーザー砲がヘリを飲み込んでいく。

 

「よっと、おい。後ろ来てるぞ」

 

スティッキーは軽やかにジョイミュータントの背中に飛び乗り、そこからジョイミュータントに指示を出す。後ろと言えば、その発達し過ぎた足で蹴り飛ばし、前と言えば噛みつき殴り、とやりたい放題していた。

 

「なぁ、あ〜…そうか、名前が無いか…」

 

今まで、オレイサでジョイミュータントと化した人達は本名もしくは愛称で名付けられていた。だが、このジョイミュータントの元の名前が分からないのである。

 

「おい、お前元の名前とか知らないのか?」

 

ガリガリと機械の身体を齧るのに夢中なジョイミュータントに尋ねてみるが、答えは帰って来ない。

 

「まぁ、そうだよなぁ」

 

スティッキーがやれやれと肩を竦めていると、ジョイミュータントがコチラを見て鳴き始めた。

 

「ュ………………メ……ェ……」

 

「何?」

 

「く…………チな……し……ユ……メ………」

 

「それがお前の名前か?」

 

「ホ…………ほ……し……ノち……ちゃ……」

 

「……………」

 

「ご……ゴごゴ……ゴメ……メ………………ン……ネェェ……………イ……まか……ェル…ョ………」

 

そこまで言いジョイミュータントは興味が無くなったように顔を背けまた機械の身体を齧り始めた。

 

「……コイツは」

 

スティッキーは空を仰ぐ。戦闘の後による黒い煙が辺りに立ち込めていた。

 

「バディ並にヤバいもん引いたかもしれないなぁ……」

 

 

 

「僕は飛べない鳥」

 

ギースがそう言い、ヘリのプロペラに向かって落ちていく。このままでは細切れになって死ぬ未来しか見えない。

 

だが、ギースはそのままプロペラを切り裂き、ヘリも貫通して地面に刺さる。貫かれたヘリはそのまま飛べる筈もなくそのまま爆発した。

 

「カープ、出番。非番じゃない」

 

2人は見事着地すると1台の戦車に向かって走り出す。2人はそのまま戦車に入り戦車を鹵獲した。

 

「オラオラオラオラァァァ!!!」

 

「ひれ伏せ愚民。流民の本気」

 

そのまま戦車を自爆特攻で消費したりとやりたい放題。次はヘリだ!とまた屋上に登りに行く。

 

「全く…俺の戦闘スタイルじゃコイツらは相手出来んってのに…」

 

オリーはそう言いながら辺りに散乱している銃を拾い弾が無くなるまでブラインドファイアを続けた。元よりオリーの戦闘スタイルはめくら撃ちと謎の粉を巻くのが主流なので周りに銃がある限りオリーは延々と撃ち続けるステージギミックのようになっていた。

 

「あぁ、汗が乾いちまう…」

 

『今だ!狙えー!』

 

「どきやがれってんだーー!」

 

全員が屋上から飛び降りて奇襲を仕掛けた訳ではない。入口からも戦闘をしかけてフライがショッピングカートではないが、台車に乗ってやってきた。

 

オリーが狙われた所を一網打尽にする為にカートスラムで突っ込んだのだ。

 

「おい!汗拭いてないでさっさと撃て!」

 

「これだけは譲れねぇ!俺のアイデンティティさ!」

 

「カッコつけてんじゃねぇ!痛ったぁ!?」

 

『こ、コイツらイカれてやがる!?』

 

『まともに戦ってるやつがいねぇ!』

 

フライが急発進して大群に突っ込み多くの兵士を転ばし、オリーのめくら撃ちで処理とフライへフレンドリーファイアをかましながらその場は徐々に制圧されていく。

 

『ま……待て!早まるな!!』

 

「先に手出した方が悪いんだぞ。じゃあ元をたどれば悪いのはオリーか」

 

ブラッドがファイヤーボールを放って残りを溶かし、ようやく全てが終わった。

 

「終わったな」

 

「これからどうするんだ?」

 

スティッキーが純粋にこれからどうするかを聞いてくる。今後の予定を聞いたのは次はどこに遊びに行くかなんて可愛い理由だけじゃない。

 

「仮にも1会社を相手取った訳だ。調査されて俺達が指名手配されるのも時間の問題だぞ?」

 

「全員で移動なんてオレイサでは可能でもキヴォトスじゃ滅多に無理だろうしね…」

 

「何か後ろ盾が必要だ」

 

「待て」

 

好きに意見を述べるがブラッドは一旦それを止める。少ししてネルンと、目を覚ましたリサがやってきた。

 

「ブラッドー楽しそうな事してたじゃないか」

 

「リサ、お前大丈夫か?痛いところとかないか?」

 

「うん?どこも痛くないしいつも通りだぞ?」

 

いつも通りのリサで安心するが、あの時の底知れない感じはどこに行ったのかそれがブラッドは気がかりだった。

 

(何も無いのが1番だ…だが、あれにいつなるのか分からないのがな…)

 

そして現段階の全メンバーが揃い、改めて話し合う。話の内容は割愛するが、1番わかりやすい意見が3つ出た。

 

・どこかの学校に匿って貰う。だが基本的に自分達はお尋ね者になる可能性があるのでそうなれば可能性は低い。

・個人で対処する。それこそこの社会では当然無理だし、いつかは捕まってしまえば無駄になるだろう。

・自首する。バカが。

 

すると、テリーが言った。

 

「なら、ゲヘナ流の方法で行こうよ。ブラッドがチーム作ってるからいつも通りチームメンバー集めてさ?無視できない組織になって手を出せないようにする!もしくは逃げれるようになる!それこそ、ゲヘナだったら便利屋68みたいな?」

 

「悪いがテリー、俺はそう易々ともう仲間を引き入れたりしないぞ?あの時のメンバーだったら気心が知れてるから別にいいが…」

 

テリーは照れた。

 

「あ……………ぁ……」

 

どこへ向かうのか、ジョイミュータントがフラフラとどこかへ向かおうとする。

 

「あ、おい!」

 

「止めるな、たまたま俺達が暴れた所から逃げ出した生物ってことでいいだろ」

 

スティッキーがそう言うが、カープが言った。

 

「いや、そろそろ砂嵐が来るからここは危ないしアイツも…」

 

「なんでもっと早く言わねぇんだ!!」

 

スティッキーが急いでジョイミュータントを止めて一旦一緒に連れて行き、ブラッド達も急いでその場から離れた。




最近な、二次創作を漁ってた所ほんへとは違うところだけど限りなくほんへに近いクオリティを持ってるであろう作品を見つけたので共有しておく。Lisa:The Foolと言うんですけども
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