それと投稿方法についてはドラゴンボールの方で説明しましたが、1ヶ月置きにシリーズ物は交互にやっていくということにしました。つまりまた会えるのは1ヶ月後です。
とりあえず9月入るまで死ぬ気で投稿は間に合わせたので本当にすみません。
あと機種変しました。正直言って、前のスマホの方が良かったです。
シッテムの箱
それは、普通のタブレットに見えて、一切が謎に包まれた代物。
それがこの建物内に置かれていて、私がそれを使用できて、タワーの制御権を回復させられると言われても、心の準備は出来ていない。
外で起こっている出来事も気になる。早くこれを起動し、様子を見に行かなければ。
焦る気持ちを抑え、シッテムの箱を起動する。
【システム接続パスワードをご入力下さい。】
ふと、脳裏に浮かんできた言葉を入力する。
《……我々は望む、七つの嘆きを。
……我々は覚えている、ジェリコの古則を。》
【接続パスワード承認。】
【ようこそ。】
そう浮かびあがり、映し出されたのは崩壊した教室。
「くううぅぅ……Zzzz」
そこで気持ちよさそうに寝言を言いながら眠る1人の少女がいた。
「カステラにはぁ……いちごミルクより……バナナミルクのほうが……」
タブレットに予め入っていた育成アプリの子だろうか?だがそれだけの為にそんな物を入れるはずが無いだろう。
いや、そもそも
「むにゃ……んもう……ありゃ?」
女の子は寝言をやめて体を起こす。目を擦りぼやけているであろう視界が徐々に定かになっていく。
「え?あれ?あれれ?」
その視界が私を捉え、赤面していき狼狽えた。
「この空間に入ってきたということは、ま、ま、まさか先生……?!」
ワタワタと忙しなく動きながら話すその子に先生は「"そうだよ"」と返す。
「うわあぁ!?そ、そうですよね!?って、もうこんな時間!?」
そう言ってその子は________
「……先生、なんだそれは?」
「"あぁ、リサちゃん"」
ふと、リサがその場にいた事に気が付き、シッテムの箱から目を逸らす。
「リサでいい。それで何が映ってるんだ?」
リサが飛びかかり、先生の肩に掴まり肩越しからシッテムの箱を覗く。
「???」
だが、画面を覗いたリサが首を傾げる。
見えていない?そんな筈は無いだろう。現にこうやって画面はアロナが動いている。
「なぁ先生、それ壊れてないか?私には何にも見えないんだが?」
どうやらリサには画面が見えないらしい。
("どういう…ことだ?")
何故、自分にだけこの画面が見えて、リサには見えていないのか分からないが、もし、この画面に向かって1人で喋っているという認識なら自分はとてつもなく痛い人物だということになってしまう。
「"…ごめんね、ちょっと終わるまで待ってて"」
そう言ってリサから少し離れた場所でシッテムの箱を起動した。
「……………」
目の前でむくれている女の子がこちらを見ている。
「"…おーい?"」
「先生、私は怒ってます」
ぷくぷくとほっぺを膨らませていかにも怒っているという雰囲気を醸し出してこちらを指さした。
「突然やってきて、かと思ったらすぐにそこからいなくて、少しはマナーというものが無いんですか!?」
「"いや、そもそも初めてなのに状況を確認出来るものが無いせいだよね?"」
「……………では、自己紹介します!私はアロナ!」
("………誤魔化したなぁ。")
「このシッテムの箱に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」
そのままこちらに近づき、抱きつくような姿勢になる。
「やっと会うことが出来ました!私はここで先生をずーっと待っていました!」
ぎゅーっとこちらを抱きしめてアロナは機嫌がいいのかそのまま雑談混じりに自身のことについて、登録手続きを行ったりした。
途中、最新機器の指紋認証を知らなかったり対抗心を燃やしたりと色々あったが順調に目的であったサンクトゥムタワーのアクセス権を復旧することが出来た。
そしてそのままサンクトゥムタワーの制御権も連邦生徒会に移管し、無事に作業を終えたのだった。
「お疲れ様でした、先生。キヴォトスの混乱を防いでくれたことに、連邦生徒会を代表して深く感謝いたします」
明るくなった室内でリンが頭を下げる。
「ここを攻撃した不良達と停学中の生徒達は、こちらから追跡して討伐しますので、ご心配なく」
「"あ!そうだ!"」
リンのその言葉に先生は頭の片隅に置いておいたトラックから現れた化け物についてリンに説明を求めた。
「人の姿を残した獣…ですか?」
「"うん、ここに来たばかりだし、知らないことは聞いておいた方がいいかなって"」
だが、リンは顔を顰めて俯いているだけだった。
「"どうしたの?"」
「………やはり、そろそろ通達するべきでしょうか。この件については先生、ひいては連邦生徒会では解決できない案件です」
そう言って外に出ようとするリン。部屋の隅にいたリサが移動した先生の後ろをついてまわる。
「ちょうど協力者である彼女らにも、学園に連絡してもらうために聞いてもらいましょう。今のキヴォトスの惨状を」
一方外では大暴れしたジョイミュータントをどうするかについて言い争いが発生していた。
「駄目!」
「いいえ!今すぐその化け物は一刻も早く排除するべきです!」
「それは…無理」
「無理も何も、トリニティではそれに似た怪物が何体も出ているので危険なんです!」
「ゲヘナでも、確認されています」
「早急に対処しないと危険なの!あなた達自分の命が惜しくないの!?」
ユウカが注意するが、それくらいではブラッド達は止められなかった。
「その時はその時だ」
「他所様がこちらのやり方に口出ししてんじゃねぇ」
ブラッド達チームはこのジョイミュータントを殺すのは待って欲しいと擁護しているが、ユウカ達は今すぐ排除した方がいいと宣言。両者どっちも譲らない言い争いになっていた。
「そもそも、お尋ね者になった経緯も施設を荒らすなどの荒くれ者、そこにいるゲヘナの生徒に唆されたのでは?」
そうゲヘナ生のテリーを指さして言い放つハスミ。テリーは言い返すことなどせず黙っているが、今は仲間を大切にするブラッド的にはいただけない言葉だったのかブラッドは冷たい視線を向ける。
羽川ハスミは頭に血がのぼりやすいタイプだ。それもゲヘナがからむのなら更に拍車をかける。
スズミがどうどうとハスミを落ち着かせにかかり、両者睨み合いに留まることになった。
もし、このまま悪化すれば、オレイサの頃のように殺しも躊躇わないブラッド一味が暴れ更に被害が拡大するところだっただろう。
「集団メンチ中に失礼します」
そんな一団に七神リンが乱入した。後ろには先生とリサがいる。
「リサ」
「ブラッド、もう終わったのか?」
リサがブラッドに駆け寄り、ブラッドはリサの頭を撫でながらやってきたリンの顔を捉える。
「あんたは、何者だ?」
「失礼、私は連邦生徒会の七神リンです」
簡単に挨拶を済ませ、ジョイミュータントに物怖じせず近づき、その身体を触る。
ジョイミュータントは少し動き出し、リンを見たが興味が無いのかそのまま眠りについた。
リンは少し眉を寄せたが、表情の変化はそれだけですぐにいつもの表情に戻った。
「……このままにしておけば無害でしょう。ここら一帯は封鎖しますので、誰も近づかなければ大丈夫です」
「え!?こ、こんな危ない奴放っといていいんですか!?」
ユウカがリンに詰め寄るが、リンは相手をする訳でもなくまたシャーレのビル内へと足を運ぶ。
「ここにいる皆さんは着いてきてください。興味が無いならそのままお帰りになられても大丈夫です」
そう言われ、帰る人物など1人もいなかった。
こうして、ユウカ、ハスミ、チナツ、スズミ、ブラッド一味がシャーレの中に入っていった。
ビル群の狭い路地のゴミ箱の中に、ある人物が隠れていた。
人の気配が消えたのを確認し、ゴミ箱の中から魚のヘアピンをつけたショートの小柄な女の子が中から出てきた。
「くそー…これだから人間は…こんなん魚の俺だったら余裕だったのになぁ…」
少女…ハービー・アリバスターは人間体であることの愚痴を呟きながら血と煙で充満した道路のど真ん中を歩く。
「ま…待ってくれって…」
すると、ハービーが隠れていたゴミ箱から更に人が出てきた。
結びを3つに分けて髪を縛った少女だ。
「トビー、君ぃ体力無いなぁ。動いてないんじゃないか?せっかく助けたのに」
「長い間…人質…だったから…動けなかったんだ…ふぅ…」
トビーとハービーが会ったのはついさっきだ。今回の騒動で、たらい回しにされていたトビーを知らずに助けてしまったハービーがブラッドを待つまで成り行きで行動していたのだ。
シャーレのビル前に立ったハービーが入口前に座り込む。
「さて、待つか」
「えぇ!?入らなくてもいいのか!?」
「お取り込み中の邪魔はするもんじゃないぞ?順番は守るべきさ」
それに…と付け足したハービーはジョイミュータントを見る。
「誰かが見てないと、危ないからね。こういうのは」
ブルアカを透き通る世界観と申すなら、俺が描くブルアカは血と欲望と痛みが溢れる世界も交わらせるので、濁り通る世界観になります。なのでトリカスが過ごしやすい空気が増えると思うよ。んなの許されてたまるか。
ルースター
全体攻撃持ち、スタンも使える。そして素早さもかなり早い切り込み隊長のような存在。体力もかなり高いのである程度育てばそこそこ強くなるだろう。…もう少しS.ATKとかコックブラストの威力を上げてくれたら個人的には嬉しかった。