はい。活動報告で話した作品です。今回はLiSAシリーズを書きました。んでもってハーメルンにLiSAの二次創作少なすぎて泣いた。いや、この作品知ってるーって人が多いのも問題だろうけども…
はい。あらすじにもある通り、Lisaってゲーム。普通にR-17です。R-18じゃないです。R-17です。
できる人、SteamもEPICもSwitchにもあるらしいからやってみてくれ。気軽に鬱を味わえます。虚無感襲われます。
そうです。この作品、ちょーーーーーー人を選びます。ですが、ハマる人にはハマる作品でもあります。俺はハマりました。このどうしようもない感情。癖になるからね。
全部で三部作あって、話の中心は2作目のpainful。はい、名前からしてやべー雰囲気するっしょ?
こ う い う ゲ ー ム だ よ
この鬱々しい作品、原液で垂れ流すとキヴォトスがただの地獄になるからな。てかなんでブルアカとクロスオーバーさせた俺…(突然の後悔)まぁ…仕方ないが…
真逆の作品だからLiSA特有の世紀末感が思う存分出せないのが少しきがかりだが…そこは仕方ないと妥協しよう。
これ以上ごたごた言いません。ですが言いたいことは1つ。
みんなもLisaやろう。
「なぁ…バディ…」
血溜まりが出来た荒野に2人の人影があった。
1人は、ブラッド・エドウィン・アームストロング。彼は、娘であるバディを取り戻しに、遥々この地までやってきた。時には関係の無い人を、仲間を、自分の腕を犠牲にしてまでも進み続けて来た彼は、バディを追ってここまで来たのだ。
だが、彼を阻む者達によって、体は既に切り傷、撃ち傷、果ては矢達磨になり、既にもう先は長くない事が一目で分かる。
もう1人は、バディ。
この世界最後の、唯一の女性である。
「……なに?」
バディの目がこちらを見る。
ブラッドは少し間を置いて、問いかける。
「俺は正しいことをしたのか?」
バディはその問いかけに答える事はなかった。ブラッドは前に倒れ込む。それ以降、彼が何かを喋る事はなかった。
目も段々閉じてきて、ブラッドは今までの行いを省みた。
(結局、俺は何かを成すことなんか…出来なかったのか…)
今思えば、自分がしてきた事はただ周りを騒がして、バディがいる、バディの元へ行くためという理由で徹底的に潰して回っただけだ。
(あぁ、仲間達にも迷惑をかけた)
今でこそ彼らは自分を仲間だと思わないだろう。そう思ってくれる人は少ない筈だ。ジョイに溺れミュータントと化した奴もいれば、こんな自分の為に命を投げ出す奴もいた。人質を取り無理矢理仲間にした奴もいる。
(アイツら…も、結局…バラバラになっちまった…)
バディと出会う前の幼なじみ達。彼らとも意見が対立し、結局自分で手をかける結果になってしまった。もう少し意見が合えば、最後まで協力できただろう…いや、無理だ。それは自分が一番よく分かる。
(アイツらならこう言うな…お前の頭と同じく考え方も頑固だと…ふっ)
そして、最後に思い出すのは…リサの姿。
(だが、そんな俺でも…約束は…ま、もれ…た筈…)
最後の力を振り絞り、ブラッドしおれた花を取り出す。既に自分の力でバラバラになり、血に浸っているが、生涯後生大切にずっと持っていた約束の証。
虐められ、父親に虐待を受け、それでも尚空手を習い最後まで果たした彼女との約束。
(あぁ…あの時、お前を抱きしめられたら…お前も一緒に連れ出せたら…お前を救えたのだろうか…)
眠くなってきたが、その眠気に逆らう事も出来ずブラッドの意識は闇へと落ちていく。
もし、心残りがあるとすれば…
(_________リ…リサ…た…)
ブラッドの意識はここで途切れた。
『い、___ろ』
遠くから声が聞こえる。
『おい、___きろ』
これは、幻聴か…またジョイの禁断症状か…
「おい、起きろ」
違う、これは本当に聞こえている!
「!?」
「やっと起きたか」
目を覚ました場所は、何処かの室内だった。だが、いつもの穴蔵でもない。何処かの建物だった。しかも部屋の隅まで清掃が行き届いている。こんな場所はオレイサでは少ない。
「お前が路地裏で倒れていた時はびっくりしたよ。いつもだったら無視していた所だけど、お前は見捨てたらダメだと思ってさ」
どうやら俺は、夢を見ていた…のか?だが、仲間達が見当たらない。
「なぁ…ここは、ランドー軍の領地の近く…なのか?」
「ランドー?聞いたことがない。ここはD.U.シラトリ区。ゲヘナとかだったら身ぐるみ剥がされてたかもな」
カラカラ笑うその声に俺は聞き覚えがある。聞き覚えしかない。だってその声はずっと俺の耳に残ってる。幻聴としてずっと聞いてきた。
「…な、なぁ…少し聞いていいか…?」
声が震える。人違いかもしれない。だが、聞かなければ。
「お、お前の名前は…
そう聞き、俺は初めてそいつの姿を目にした。
「??私の名前を知ってたのか?確かにリサだけど…」
あぁ…まさか…そんな筈がない…奇跡か?それとも、運命の悪戯か?あの頃と同じまま…
長い髪、服は流石にあの白い布切れだけじゃなくてちゃんとした服を着ているが…見間違える筈がない…彼女は…
「おいおいどうした?急に泣き出して…全くわからんやつだな」
「あぁ…リサ…まさか…幻覚じゃない、本当のお前に会えるなんて…」
「は?何言って…うわっ!?」
俺は構わずリサに抱きつきそのまま抱きしめる。男がどうとかの話ではない。後悔はしないように抱き締めた。
「すまなかった…!あの時…お前も一緒に連れ出していれば…!!」
「急に何言って…!」
「お前に貰ったあの花は最後まで持っていた…!これで誰か分かるか!?」
「は?…もしやお前…ブラッドか…?」
「あぁ…やっぱり…リサだ…」
「おい!なんでこんなとこに…ブラッド?おい!起きろ!ブラッド!!……」
あぁ…なんだろうな…疲れたのか…?
そのまま、俺はまた眠り出した…
カーーーーン
どこからか、鐘の音が鳴り出し、俺はまた起きた。
「おはよう。寝坊助」
「……リサ?」
「あぁそうだよ、ブラッド」
「夢じゃ…」
「ない。現実だ」
「そうか…」
2人は無言になる。
「私と別れた後、何があったか教えてくれる?」
「……長い話になるぞ」
「いいよ、こうやって話すのもいつぶりか…」
ブラッドはぽつぽつと喋り出す。
別れた後の事…
フラッシュが起きた事…
娘ができた事…
「これが、お前と別れてからの出来事だ」
「そうか…」
リサはそれ以上の言葉を話さなかった。
「次は、リサ。お前の番だ」
「私?」
「あぁ…お前が何故ここで生きているのか教えて欲しい」
「…分からない。あの時首吊って…その後なんか知らないけどここに来ていた。それまでの事は…特になんの変哲もない生活だった」
「ここの親は?」
「知らん。どっかから抜け出して1人で生きてたようなもんだ」
また2人は無言になる。
「だけど、お前娘を持ったのか」
リサが話題を見つけたのかブラッドに話しかける。
「ん?そうだ。最初はリック達と育ててた」
「お前が産んだのか?」
「何言ってんだ、俺は男だぞ?産めるわけないだろう」
「いや、お前男らしさなんかない体…というか、整形でもしたのか?…完全に男じゃない…」
「何?」
「ほら、鏡見ろ」
リサが部屋から立ち見鏡を持ってきてブラッドの前に置く。
ブラッドは首を揺らしたり手を上げたりと動いて見せた。鏡も同じように動く。
鏡に写るブラッドは、黒い髪を垂らした無表情の愛想が無い女性だ。何処か近寄り難い雰囲気もある。口を開けたりウィンクをしたりしたが、鏡のブラッドも同じように動く。
「……なんだ…これは…」
「私が最初にブラッドに気が付かなかったのもそれが理由だ。お前、女になってるぞ」
「は?…これ…何が?」
ブラッドは現実を受け入れられないようだ。
「おい、いい加減受け入れろブラッド」
「………」
ブラッドは放心状態になった。
「はぁ…」
リサはため息を吐いた。
「全く…そこにいるなら私は出かけるからな?」
リサがバッグを持って玄関に出る。
「ま、待て…どこに行くんだ…?だったら俺が代わりに…」
リサがあの時より自由に外に出られて嬉しい半面、どこに行くのか不安でもあるブラッド。バディの時がフラッシュバックしてしまい、ついそんな言葉を言ってしまう。
「ブラッド、自由を縛る言葉は好きじゃないぞ?」
「あっ…す、すまん…」
「……買い物だよ。お前も来るか?」
「……行こう」
「よし、じゃあ案内しよう」
ブラッドが準備支度を終えて、リサが玄関の扉を開ける。
「案内しようブラッド。ようこそ、キヴォトスへ」
ここは、超銃器社会のキヴォトス。
元々いたオレイサとは別の意味で、終わっている世界である。
Q.お前本当になんでこの作品作ったん?
A.終末世界のおっさん共をTS化させたかったから。