Lisa: The Chaosful   作:〇〇総統

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LiSALiSAしてきたぜぇ...

ちなみにこの話作る時に一番最初に最終編の構想を練ったんですけど、あまりの地獄っぷりに笑いが止まりませんでした。

何笑ってんだクズって思いますけど、笑うしかできない状況なんです。

言ったらネタバレになるんで言いませんけど。


当たり前が崩れた社会

「"……ん"」

 

先生が目を覚まして最初に目にしたのは、白い天井だった。

 

「"…知らない天井だ"」

 

「そりゃ初めてきたんだから知るはずがないだろう?」

 

「"!?"」

 

先生は突然話しかけられ隣にいた人物にびっくりして身体を大きく動かした。

 

「"ぶ、ブラッド!?なんでこ…いてて…"」

 

「動くな、全く…呼ぶから安静にしてろ」

 

ブラッドはナースコールを押してから部屋にあった雑誌を手に取り読み始める。

 

「"な、なんでブラッドがここに?どうやって?"」

 

「んなもん、ひとりで来た」

 

先生が気絶した後、急患で運ばれた先生にシッテムの箱から自動でスティッキーに連絡が届いた。スティッキーはその内容を見るやいなや、遠出組に連絡を入れまくった。

 

そしてブラッドが休憩に入り、たまたま時間が合い丁度スティッキーの連絡が届き、先生が重症になったと連絡を聞き、柴店長にその旨を伝えると

 

『そりゃ大変だ!ここはいいから早く行ってやりな!』

 

と、快くOKを出してくれた。一応、店には何人かいるし、ビーストボーンからの連絡によりアビドス校舎に行けば退院してからでも合流出来ると踏んだブラッドは急いで先生が運ばれた所まで民家に捨てられていた自転車でやってきた。

 

「という訳だ。」

 

「"そ、そうなんだ…"」

 

「全く...打たれ弱いのによく前に出れたもんだ。当たり所が悪ければ最悪死んでいたんだぞ?」

 

なのに何故、自分の身を犠牲にするのか?とブラッドは理解出来ない風に答える。

 

「"大人なら、率先して生徒を助けないと"」

 

「それで見ず知らずのクリスプも助けたのか?まだ会って間もない知ったばかりなのに?」

 

「"どんな理由であっても、だよ。大人とは、子供達のため責任を負うものだからね"」

 

 

 

『使えねぇクソガキが』

 

 

 

先生の言葉に、自分にとっての大人の姿が出てくる。二度と思い出したくない、思い出さなくてもよかったのに、自分の根底に染み付いて離れない、トラウマの象徴…

 

「……そうだったら、良かったんだがな」

 

「"何か言った?"」

 

「…いや、なんでもない」

 

「"あ、でも誰も彼も助けるって訳じゃないよ?"」

 

「そうなのか?」

 

「"うん、まぁ…ブラッド達は…"」

 

先生が言いかけた所で外から人が入ってきた。

 

「目覚めましたか?」

 

「"あぁ…はい"」

 

入ってきたのはナース服を着た犬と、ヘイローの子が1人。

 

ピンク髪のサイドテールの子だ。

 

「じゃあ、今回もお願いねセリナちゃん」

 

「はい!」

 

テキパキと2人で作業をこなしながらも、先生はその子に視線を向ける。

 

「どうかされました?」

 

「"いや、病院で働いている子なんて珍しいなって"」

 

「あはは…これも経験って事で学校からも許可を取ってるんです。あぁ!自己紹介がまだでしたね!私、トリニティ総合学園、救護騎士団の鷲見セリナです!」

 

セリナと名乗った少女は頭を下げて挨拶する。

 

「"よろしく、セリナ"」

 

「はい!シャーレの先生ですよね?一目お会いしたかったんです!」

 

セリナが先生と楽しくお喋りを始めたので、ブラッドがわざとらしく咳払いをした。

 

「…話すのは構わないが、業務に手は抜かないでくれよ?」

 

「大丈夫です!健康に関しては手を抜きません!」

 

そう、セリナの顔はブラッドや先生を捉えているのに手の動きは慣れた手つきで動いている。ナース犬を見ても少し眉を下げながら笑うだけなのでいつもの風景なのだろう。

 

「はい、とりあえず安静にお願いします。セリナちゃん、少しここに残る?」

 

「じゃあ、お言葉に甘えて」

 

「"ありがとうございます"」

 

ナース犬が出ていき、部屋は3人だけになった。

 

「さて、とりあえず先生、あんたがここに運ばれてからの話をしよう」

 

ブラッドが口を開く。

 

「まず、あんたの他に運ばれたのは2人。1人はクリスプ。もう1人は…小鳥遊ホシノ。一番の重傷者は…先生、あんただ。あんたについては今は置いとこう。2人について話をしておく」

 

ブラッドは一息ついてから話し始める。

 

「先ずはクリスプ。俺と合流する前にもう既にどういうことか理解はしているだろ?」

 

「"ブラッドの元仲間、だよね?"」

 

「そうだ、あいつもオレイサからやってきた。って言っても、あいつは新参も新参だから特に深い仲という訳でもないがな。刀を使うから、このキヴォトスでは珍しい部類に入ると思う」

 

「びっくりしましたよ?銃痕はよく見ますが、まさか体を大きく裂きそうなくらいの切り傷を見ることになるなんて!彼女の持ち物じゃなきゃ怪事件入りですね!」

 

そんなクリスプ、やはりヘイロー持ちは伊達じゃないのか、銃痕幾つかの怪我のみで特に異常はなかった。

 

「あいつとは、軽く顔を合わせたよ。出会いと別れがアレだからだいぶ恨まれてはいるけどな」

 

実際にブラッドと分かるや否や睨みつけるだけだったが、倫理観はある方なので病院で暴れるなんてことはせず、もし自由に動けたらブラッドを殺しにかかるまで行っていたかもしれない。

 

「それで問題は…小鳥遊ホシノの方だ」

 

「"ホシノがどうかしたの?"」

 

ブラッドは雑誌を丸めてトントンと手を叩く。

 

「まず、小鳥遊ホシノは病院側から直々に拒否された」

 

「"え!?"」

 

「理由は簡単だ。ジョイ中毒者だからだよ」

 

ブラッドが淡々と言っていく内容に先生は否定したかった。

 

「"だからって、中毒者でも、多少の怪我はしてた筈だ!尚更病院側が受け入れないのは…!"」

 

「先生」

 

セリナが先生の言葉を遮る。

 

「落ち着いてください。ジョイ中毒者を病院が受け入れない理由、それは単純なただ一つの理由があるんです…それは…」

 

セリナは目を閉じてゆっくりと話す。

 

「患者がジョイミュータントになることを、恐れている」

 

先生の目を見て、しっかりと言い、続いてその現実を口にしていく。

 

「1人、その1人を病院側が受け入れたとしましょう。もし、その人がジョイミュータントとなれば、この場は終わりです。いつ変貌するかもわからないジョイミュータントというリスク…爆弾を、医療側は背負いたくない、そんな理由で、救護を受ける人達に差別が入ってしまっている…!」

 

言葉を発する毎に、視線が下を向いていく。セリナの膝の上で握りしめられた拳に、水滴が落ちていく。

 

「おかしい、ですよね。皆が当たり前のように受けていた救護が、たった一つの症状で、受けれなくなるなんて…」

 

セリナは顔をあげずに、震えている。ブラッドは口には出さないが肩をポンポンと叩いた。

 

目を擦って涙を拭ったセリナは覚悟を決めた表情になって先生を見る。

 

「だから、私自身がそんな人達を助けられるように、少しでも色々な所で勉強させて貰ってるんです」

 

「"…君は立派だよ、セリナ"」

 

先生の関心の声に、セリナはありがとうございますとお礼を言った。

 

「話を戻すが、小鳥遊ホシノはまだアビドス校にいるらしい。先生の付き添いでシロコとノノミという奴らが来ているが、今は控えて貰っている」

 

「"わかった…ありがとうブラッド"」

 

ブラッドは手を振り大丈夫だという意を示す。

 

「では、そろそろお暇させて頂きますね」

 

「"ありがとう、セリナ。何かあったらシャーレに来てね"」

 

「じゃあな」

 

「はい、では!」

 

そう言うとセリナはいつの間にか消えていた。

 

「"いつの間に…"」

 

「…それで、どうするんだ?」

 

ブラッドが誰も居なくなった部屋を確認し、声のトーンを少し落として話す。

 

「"…ホシノの、ジョイ中毒の件?"」

 

「あぁ、言っておくが、このままにしておくのは非常に危険だぞ?多分だがあと少し、何かがハマると取り返しがつかん事になる」

 

「"例えば?"」

 

ブラッドは少し言い淀むが、すぐに返事をする。

 

「ジョイミュータントになるトリガーってのがな…多分なんだが、"痛み"と"幸せ"。これがトリガーになってると思うんだ」

 

「"痛みと、幸せ?"」

 

「あぁ、詳しくは言えんが、心身共の痛みと、心のどこかで過去、今、どれかの幸せを感じると、変貌すると俺は思う」

 

「"じゃあ、ホシノが変貌しないのは…"」

 

「まだ、満たされてないという事だろう」

 

「"ほんとに、どうしてそんなに詳しいんだい?まさか君の仲間の内にもなってしまった子がいるとか?"」

 

「………」

 

「"ごめん、デリカシーがなかった"」

 

「もう終わった事だ、気にしてない」

 

先生とブラッドの間に微妙な空気が流れる。

 

「…もう話し合いは終わった?」

 

「うぉ!?」

 

「"し、シロコ!?"」

 

「すみません先生!シロコちゃんったら待ちきれずに窓から侵入してしまって!!」

 


先生が、目を覚ます前、ブラッドが病院に着いた頃…

 

「それで、どういうこと?スティッキー」

 

テリーがスマホをスピーカーモードにして全員に聞こえるようにしていた。

 

柴関ラーメンでの今日の分の仕事が終わり、先生探索組のメンバーは全員が集まっている。

 

『先生が病院に行っているが、その怪我の元はクリスプの武器のせいだ。だが、そもそもこの状況を引き起こしたのはカタカタヘルメット団という奴らのせいらしくてな』

 

「僕たちがバイトしてる間に大変なことになってるねぇ…」

 

『言っておくが、お前たちきちんと働いて返せよ?今回だけだからな?』

 

「わかってるよ〜」

 

『それでだな、一応喧嘩は売ってきたのは向こうだし、先生も動けない状態だ。そこで________』

 

「そいつらにお灸を据えてやれって、ことだね?」

 

テリーの顔がやる気に満ち溢れた顔になる。それと同時に血気盛んなメンバーも雄叫びをあげる。主にカープ、ビーストボーン、オラン、ガースだ。

 

『厳密には、しばらく動けない状態にしてやれって事だ。殺し、尊厳破壊系の行動以外ならなんでもやっていい。だがそうだな、リサ、そこにいるか?』

 

「いるよ、スティッキー」

 

『OK、少し締めるか。リサの情操教育に悪いことはするな』

 

「別にいいのに。股に棒突っ込んで機能させ無くするくらいしても」

 

『リサ、冗談でも言うなそんな事。冗談抜きで』

 

「ごめん」

 

『という訳だ、終わったら連絡してくれ』

 

「わかったよ、じゃあ後で」

 

電話を切り、全員が立ち上がり目的地まで歩いて向かう。

 

「いやー、ブラッド抜きの戦闘か〜…今まであったかなぁ」

 

テリーが呑気にそんなことを言う。

 

「オラン、ブラッドっていつも戦ってたのか?」

 

リサが純粋な疑問をオランにぶつけた。

 

「あぁ、あいつはいつも俺たちより前に出て敵をなぎ倒してたぞ」

 

そんなリサの疑問にオランは答える。

 

「ハァッ...ハァッ...我慢出来ねぇ...」

 

魚の口から多分汗(汗であってほしい)をヨダレのように垂らすカープ。

 

「カット、爪を研いでおくんだ。久しぶりの戦闘だぞ?」

 

「なおーん」

 

ヤザンがカットと戯れながら爪の手入れをしている。

 

「尊厳破壊系がダメか...じゃあ今回はスタンダードに露出系にしよう!」

 

ガースはカタカタヘルメット団のメンバーを使ったデッサンの計画を立てていた。

 

「「.........」」

 

ビーストボーンとバケッツは無言だった。

 

それぞれの濃すぎるメンツが、アビドスを練り歩く。

 

向かう先はカタカタヘルメット団のアジト。

 

キヴォトスの不良集団と、オレイサを騒がした集団がぶつかり会おうとしていた。




どこかで流れたかもしれない噂話

「最近、ヘイローがないやつが増えた気がする」

「やっぱり?あれ気のせいじゃなかったんだ...」

「前は、路地裏でコソコソ隠れてたのを見たんだ。怖くて近づかなかったけど」

「でも知ってる?この前裏路地に連れ去られた子がいるって!」

「あぁ、知ってる知ってる。その後5分くらいして仲間が見に行ったら...」

「「普通にその子が血まみれで立ってた」」

「ほんとに笑えるよなw」

「なwまさか誘拐犯を逆にのしてるとか、どんだけ弱いんかって話www」

「死体とか無かったってw」

「あったら逆に困るだろwww」

「そりゃそうか!きっとギャグみたいにぴゅーん!って飛んでったんでしょ!!」

「...でも、結局誘拐犯は何者なんだろうな?」

「わからない、けど...」

「うん、無視しちゃいけないと思う...」

「.........」

「...............」

「...早く、帰ろっか」

「うん...」













ショックロード

タンク兼範囲アタッカー。体力は多分SPキャラの中では1位なんじゃないかという程体力が多い。だが、この男を語るには通常攻撃について話をしなければならない。そう、コイツ技が1つしかないキャラなのだ。範囲攻撃しか出来ないのである。芸当が1つしかないが、素でダメージは余裕で1,000越えるので、次に紹介するファーディとどちらがいいか比べるのもいいだろう。ジョイなしだと安定感はショックロードが上。
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