Lisa: The Chaosful   作:〇〇総統

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アイドルサクラコ様をお迎えしました。ここまで来るとマリーも揃えたくなりますわな。


過去が迫る

カタカタヘルメット団のアジト。ここでは先程の襲撃に失敗して士気が落ちているメンバーが集まっていた。

 

「また...か」

 

「どうする?そろそろアビドスの連中とカタをつけないと...」

 

「ふんっ!だったら奴らごと消せばいいんだよ!」

 

1人のメンバーが、手に爆薬を持ってくつくつ笑う。

 

「補給もウチは暫く来ない...だけどアビドスの連中はシャーレが着いちまった。奴らが寝静まった深夜に一気にこの爆薬で...」

 

と、悪い作戦会議をしているところに足音が聞こえた。

 

何人かが入口の方に視線を向ける。

 

「どうも〜チーム【オレイサ】のテリー・ヒンツだよ〜」

 

と、いかにも軽い感じでテリーと名乗った少女はニコリと笑顔を見せる。無警戒で気を許してしまいそうな犬のように純粋な笑顔に若干絆されかけたが、ヘルメット団は突然の侵入者に全員が臨戦態勢になる。

 

「て、テメェら!シャーレの回しもんか!?」

 

「ありゃ、意外としっかりしてるね。もうちょっと誰だ!?って反応を予想してたんだけども...君達予想に反して頭いいね」

 

テリーの特に気を使わないありのままの評価に何人かが怒りだしたが、テリーはお構いなく喋り始める。

 

「君達ぃ...ちょっとやりすぎだよ?アビドス襲うのはいいんだけどさ?それで先生まで巻き込んじゃったらちょっと擁護のしようがないよねぇ?」

 

「そ、それはウチら関係ねぇよ!アイツが勝手に飛び込んできたんだから!」

 

「でも、その怪我の要因連れてきたのも君達。となると、こんなことにならずにすむにはアビドスが降伏すれば〜って堂々巡りになっちゃうね 」

 

頭をゆらゆらと揺らしながらテリーは舐め回すようにヘルメット団のメンバーを見ていく。

 

「...君達、ほんとにただの不良集団?」

 

「どういう意味だよ」

 

「どうもこうも、こんな弱小チーム1つでここまで物資が潤うかなぁって...協力者とか...いる感じ?」

 

「じゃ...弱っ...!?て、テメッ...!」

 

「僕も、シャーレのチーム【オレイサ】に入る前は、温泉開発部にいたからね。巨大チームになるべくしてなる理由というのは知ってるつもりだよ?だからね、もしここまで揃えたなら是非ご教授願いたいかなーって、ほら、君達でも出来るなら、他だともっとできるじゃん?」

 

テリーの無遠慮な口撃にヘルメット団の1人が足元に射撃する。

 

「黙って聞いてりゃやれ弱小チームだ、なんだ...バカにしに来たなら例え無関係でも一発覚悟はあるだろうなぁ?」

 

「ふーん、あくまで教えるつもりもないと?」

 

「もういい!やっちまえ!!」

 

ヘルメット団が一斉にテリーに向かって銃弾を浴びせ始める。

 

「あーあ。やっちゃったね」

 

テリーはそう言い背中から倒れ込むように崩れ落ちる。

 

すると、テリーの後ろから素早い影が2人走って来た。

 

バケッツとカープだ。

 

「ウハハハハッッ!!ハハァッ!!ハァァァァ!!!!」

 

「.........」

 

カープが笑い声をあげながらナイフを振り回す。刃物の危険性はクリスプで充分理解しているヘルメット団のメンバーは血相を青くして逃げに徹する。

 

ズギュン!とバケッツが持つリボルバーがヘルメット団のメンバーを何人か撃ち抜いていく。だが、体ではなく、腕や足を中心に狙っており、バケッツの精密動作の高さによって顔などに傷は付かないで済んだ。

 

パリンッ!とガラスを突き破って入ってきたのはビーストボーンで、ビーストボーンが指を指すとそこにいたヘルメット団に向かってリスが大量に室内へ入ってきた。

 

身体もよじ登ってくるリスを振り払おうと身体を動かすが、リスによって身体を埋め尽くされ、そのまま四肢を拘束されてしまった。

 

「く、くそ!こんな所で...!」

 

何人か抵抗の意志を見せるが、そんな1人に背後からヤザンが迫る。

 

「...大人しくしてくれたまえ」

 

「......うっ」

 

ヤザンは首元に刀を当ててヤザンに睨まれているメンバーはゆっくりと両手を上げる。

 

「うーん...もうちょっと過激さが欲しいな...カープそれ貸して」

 

「あっ!?テメッ...オイ!!」

 

「ごめんなすって〜ちょっと服切るだけだからね〜」

 

「ひゃっ...!?」

 

ガースが動けなくなったヘルメット団のメンバーを1人、服を適度に切り裂いてまるで暴漢に襲われたような姿にさせた。

 

「ひぃっ...や、やめ...!」

 

「ふぉぉ...!これはこれは...恥じらいながらも肌を少しでも隠そうという抵抗!そこにヘルメット団のヘルメットを被り表情がわからないという想像の余地を残すこの構図!堪ら___」

 

暴走しているのか鼻息を荒くしながら語り始めたガースの後頭部にスコーーン!と矢が突き刺さる。

 

ガースはそのまま前に倒れ込んだ。

 

「全く...」

 

「ん?何かあったのか?」

 

「いーや、バカが騒いでただけだ。ほら、あっちで遊んでこい。不審者がいたら大声で逃げろよ」

 

「はぁい」

 

ガースを射抜いたオランは呆れてため息を吐きながらリサのお守りを務めていた。

 

「ン゛ン...まぁ、とにかく...」

 

場は少し混沌としていたが、テリーがわざとらしく咳払いをして仕切り直す。

 

そのまま目の前で座り、今までの顔はなんだったのか無の表情に変わりこちらを見つめる。奇しくもTS前のテリーと似たような顔で、笑いもせずに丸く黒い目がじっと見つめているだけだった。

 

「それじゃあ、今度は教えてくれる?次は...この程度じゃすまないよ?」

 


「はぁ?とある依頼主に雇われてただぁ?」

 

『うん、どうやらアビドス高を制圧するのもそこからの依頼だとか』

 

「だとしたら...いや、そうかぁ...」

 

シャーレの部室内で山積みの書類をさばきながら電話をしているのはスティッキーだ。今いるメンバーの中で最も多忙を極めるスティッキーが更に頭を酷使し指で眉間を揉む。

 

『どうする?先生にも報告しとく?』

 

「.........いや、しなくていい」

 

『えぇ?なんでさ?情報は多く回しといた方がいいんじゃないの?』

 

「いいか、テリー。俺はアイツを詳しく知った訳では無いが、少なくとも今までの行動から言えるのは、アイツは生徒の為なら自身の身体を壊すのも躊躇わないバカだ」

 

『そうかな?そうかも...』

 

「そこでこの情報を言ってみろ?安静にせにゃならん状況で伝えたら十中八九無茶をするだろうよ。もし相手が誰か分かったら身体に鞭打って少しでも有利に進められるよう立ち回るだろうさ」

『確かに...』

 

「だから俺はアイツがいい意味で信用ならない。そこまで心配してくれるのは有難いが、少なくとも今ではない。もう少し、落ち着いてからにしよう」

 

その後、テリーと複数回話をした後にスティッキーは席を離れ1人になる。

 

「...ここからは、俺1人がお前にだけ言っておきたいことがある。少し1人になれるか?」

 

『?わかった...』

 

スティッキーは少し室内から離れて誰もいない部屋にやってきた。

 

その後電話から微かに足音が聞こえ、少ししてからテリーの声が聞こえた。

 

『それで、どうしたの?』

 

「......ブラッドの事だ」

 

『ブラッド?』

 

「正直、あまり考えたくはないんだがな...この世界にもジョイによる被害はある。現に今回アビドスでもそれがブラッドに露見してしまったからな」

 

『...そう、だね』

 

「だが、俺はいつも最善の行動について考えてる。今の俺は信じたくないが...既に材料が揃ってる以上、俺はこの考えを言わないといけなくなった...」

 

スティッキーは、一呼吸置いてから話す。

 

「...もし、もしもだがな...ブラッドが、何かしらの理由で...この世界のジョイを使ってでもしたら...俺はアイツの敵に回る。アイツを殺すつもりだ」

 

『......!』

 

電話の奥でテリーが息を呑んだ。

 

「分かってる、分かってるさ。アイツのジョイを使わせた負い目(過去)はアイツ自身で考えた末に決着をつけた事は...でもな、生まれてからずっっと全体を考え生きてきた俺は、どうしても長年の性から考えてしまうんだ...!」

 

『.........』

 

「同じ道を、歩んでしまうのではないかと...同じものが、この世界にあるのなら、やはりブラッドは何かあれば使ってしまうんじゃないかと、常に最悪を考えてしまう」

 

『うん...』

 

「そして、また俺達はすれ違うんだ。あの時の鎮静剤のように...」

 

スティッキーにとっても苦い思い出である鎮静剤。あの時強引にでも行動を起こしていれば、少しは結果が変わったのだろうか...

 

「......すまん、これはリサやブラッド本人や他の奴らには話さないでくれ。リサは言わずもがな、アイツらには関係ない話だ」

 

そのまま電話を切ろうとしたスティッキーに、テリーは話し出す。

 

『......スティッキー、いいかい?』

 

「......なんだよ」

 

『ヒントの王...いや、女王かな?ヒントの女王から、こんな時のためのヒントを教えてあげよう』

 

『人が一番立派な行動は、なんだと思う?』

 

 

『その人の為に行動出来るなら、立派なことなんだよ』

 

 

「...はぁ?」

 

『何を当たり前なことを、人間として当然な事だと思うだろう?これって、できるようで当たり前にできないんだよ?』

 

『僕はオレイサでも、ここでも、ブラッドと会うまで孤独だった。ありのままの自分を打ち明けられなかったからね』

 

「あぁ、それは知っている」

 

今のブラッド達のチームの始まりも、腹を割って話し合い、誰にも縛られずに生きる為に結成した4人から始まった。

 

『でも、オレイサでブラッドは僕を頼ってくれた。...これは心の内にしまっといてほしいけど、ブラッドもブラッドで女の子を追いかける事に悩んでたらしいからね、僕にその事を相談してくれたりもした。ほんとに内緒だよ?』

 

意外だった、あのブラッドが娘を追いかけることに疑問を抱いていたのが。

 

『たとえ理由がどうであれ、ブラッドにとっては大切な子だった。その子を想ってた。だからオレイサでもブラッドは優しいって思ったんだ。それに、スティッキーも』

 

「......俺が?」

 

『スティッキーは、ブラッドがジョイでこれ以上苦しまないように考えてたんでしょ?あとは...簡単に言うなら僕達にも被害を出さない為かな?』

 

「...そう、だな。まぁブラッドについてはそこまで気が回らなかったが」

 

『今はその答えでも充分。ほら、君だって人を想って行動してるじゃないか。立派だよ』

 

「...お前は、俺がブラッドを害することに何も思わないのか?」

 

『そりゃ、思うところはあるよ?ブラッドがまたいなくなるのは悲しいし。でも、人が行動する時、それが大きな行動であるなら、その分傷つく人も増える。そうでしょ?』

 

「.........」

 

『だから、君の考えは必要なんだよ。絶対合ってるとも言えないけどね。まぁ、そんな未来が来ないように僕も頑張るけど!』

 

朗らかに笑うテリーに、スティッキーは幾分か重かった心が軽くなった。

 

「あぁ、そうだな。俺もまた親友と仲違いはしたくないしな」

 

『えぇ〜?僕は?』

 

「バカが、お前もだよ」

 

『嘘!?今日はなんていい日なんだ!また僕に親友が1人!』

 

「早くアイツらの所に戻れよ。怪しまれるぞ」

 

『はいはーい!』

 

テリーからの電話が切れ、スティッキーは持ち場に戻る。

 

横からヌルリ...と、ネルンがやってきた。

 

「ホッホ!テリーからの電話はどうだったかな?」

 

「当たり障りもない会話だったよ」

 

「照れるなよ、俺は知ってるぞ?テリーと話をするなんて物好きかテリーとの人付き合いがいいやつだけだ!」

 

そこまで言い、ネルンはスティッキーをしっかりと目で捉える。

 

「いや、凡そ予想はついている。ブラッドがジョイを使うか使わないか。だろ?」

 

「お前...」

 

「ホホッ!これでもオレイサでは古参なのでな!まぁぶっちゃけて言うと、自主的に使う可能性はほぼ無い、と言った感じだろうな!何せブラッドには身内であるリサのお嬢ちゃんがいるだろう?俺が推測するにあのお嬢ちゃんはブラッドにとって大きな存在であることには間違いない。フラッシュで居なくなってしまい絶望してブラッドはジョイを使用したのが俺の予想だが、まぁこの予想に関しては今は関係ない。とにかく今はブラッドがジョイを今後使うのかどうかだ。もし我々が男であったならブラッドは我々を信用しなかったが、生憎我々は全員女性体。これが、ブラッドが心にある不信感を和らげていると思うぞ!だから、もしリサの嬢ちゃんが死んでしまうなんてことがなければ、自分から使うなんて事は無いはずだ」

 

「そ、そうか......」

 

ネルンの長話にスティッキーは引き気味になるが、ネルンはそれでも話し足りないのかまだ話す。

 

「だが、それは自主的な話だ。もし、強要されてもブラッドは使うだろう。それが大切な者の危機であればな」

 

「...!」

 

「知らない筈がないし、我々の身内にもいるから分かるだろう?」

 

ネルンが1枚の新聞記事をスティッキーに見せる。

 

そこには、ヘイローがない人物が最近増えてきているという記事が書かれていた。

 

「ヘルナンデス兄弟がここに来た、というのを知ってから薄々勘づいてはいたが...」

 

「やっぱり、オレイサの奴ら...だよな」

 

新聞に写ってる写真はぼやけて分かりずらいが、ポンチョを付けたやけに禿げ上がった中背の男性がぼやけて見える。

 

「絶望しか無かったオレイサ。それがこんな、インフラが整い、若く美しい女性達がいるこの場に来るということは、奴らの欲望はキヴォトスに向けられる。欲望が溢れてしまうな」

 

ネルンが険しい顔で述べる。

 

「...急いで終わらせるぞ。このままだと大変な事になる。例えば...」

 

キヴォトスでも弱い身体を持つ先生が、徐々に侵食されていくオレイサの狂気の行動に巻き込まれれば...

 

あっさりと、その命を終わらせることだってできるのだから。




とある学園での愚痴

「突然開始された抜き打ち検査どうだった?」

「私のところは大丈夫だったかな。あなたは?」

「はぁ...2人、いたよ」

「...うわぁ、お気の毒様」

「私はいいよ、まだ仲がいいって子じゃなかったし。でも...」

「うん、1番可哀想だったのはユウカちゃんね...」

「まさか、ノアちゃんがね...」

「......どうにか出来る問題じゃないけど、ユウカちゃんには早く元気になって貰わないと...」












ファーディ

鬱状態を常時持ってるので攻撃とかのステータスが諸々落ちている。が、そんなの気になることじゃない。というか序盤で仲間にしていい性能じゃないんですコイツは。トラックで突撃するので、大ダメージ期待できます。更には無償スキルの泣くが実装されてるので自分でいつまでもトラックをブンブン回せます。ただし、泣くと命中率は下がるので注意。……だったのだが、ジョイを使ってしまえば話は変わる。ジョイって命中率も上げるんですよね。会心も上がるんすよ。後は分かりますね?蹂躙です。バカです。薬漬け運ちゃん最高!!因みに裏裏ボストラックで殴ると素の攻撃力で最大ダメ出せるという事で裏裏ボス無犠牲討伐の功労者の1人。討伐適正あるのでもし挑戦するならどこかに落ちてる眼鏡を見つけてきちんと付けさせましょう。あれ命中率上がるので。
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