Lisa: The Chaosful   作:〇〇総統

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今年の春頃に新たに始めたLiSAとブルアカのクロス小説。周りの人気なゲームよりはマニアックな部類に入ると思うLiSAを知ってる人が多くて嬉しく、毎話読んで感想をくれる人も出て、モチベが高く続けられています。本当にありがとうございます。

来年度もよろしくお願いします!


【番外編】ブラッドと大晦日

「「大晦日??」」

 

「"うん、2人ともこの後予定がないならどうかなって"」

 

先生はシャーレ内でブラッドとリサの2人に声をかけ、この後の予定で大晦日を一緒に過ごさないかと提案を出した。

 

リサとブラッドは2人で顔を見合わせ、少し考えるふりをしてから先生に言った。

 

「いや、先生俺たちはな…」

 

「大晦日って、何?」

 

「というか、スティッキーもあんまり知らんと思うぞ」

 

「"えぇ?"」

 

先生が困惑した声を出し、その会話が聞こえたのかスティッキーはパソコンから顔を覗かせる。

 

「大晦日?先生が言ってるのとは違うと思うが、花火とか華やかなパーティをするんだろ?」

 

「"それも過ごし方の1つだけど、私が言ってるのは年越しそばを食べる方だね"」

 

「スティッキー、知ってるか?」

 

「知識程度には、確か東洋の大晦日の過ごし方だそうだ」

 

「へぇ〜知らないそれ」

 

スティッキーの知識にリサが感嘆の声をあげる。

 

「"厳密には日本って言われる国の過ごし方だね。良かったらスティッキーもどうだい?"」

 

先生の言葉にスティッキーがスマホとパソコンを交互に見る。

 

「…あー、すまんな。俺は俺で他と過ごす予定がある。というかここにいる奴らは全員ここを出払っているな」

 

「"そうなの?"」

 

「あぁ、お前ら3人今日はここで過ごしていいぞ。書類とか散らばらすなよ。じゃあな」

 

スティッキーは荷物を全てしまいそそくさと出ていった。

 

「先生、先生。大晦日ってどう過ごすんだ?」

 

リサが目を輝かせて先生に抱きつく。先生はリサの頭を撫でて落ち着かせてから調理場に向かう。

 

「"簡単なものしか出来ないけど、期待に応えられるよう頑張るよ。ほら、ブラッドも"」

 

「……あぁ」

 

先生が手をこまねいて、ブラッドは後をついて行く。リサが上機嫌にブラッドと先生に両手を掴んでもらい3人は調理場へ向かった。

 


「"さて、じゃあ最初は…蕎麦を作ろうか"」

 

「蕎麦?」

 

「私、ラーメンなら作れるよ?」

 

「"はは、まぁ今回は私に任せてね。2人とも椅子にすわっててね"」

 

先生に促されテーブルについた2人。先生は素早く…とは言えないが少し慣れた手つきで年越しそばの準備を進める。

 

鍋に水を入れて沸かしている間に先生は冷蔵庫の中を見る。

 

「"2人は、油揚げと揚げ物、トッピングは何がいいかな?揚げ物はかき揚げや各種天ぷらできるよ?"」

 

「油揚げ」

 

「かき揚げと天ぷらはエビで」

 

リサが油揚げ、ブラッドがかき揚げと天ぷらを注文する。当たり前のように揚げ物を注文するとは、随分と生温くなってしまったなと少し反省した。

 

「"今年はどうだったかい?"」

 

「今年?」

 

「"そう、今年にやり残したこととかないかい?もしくは、1年通してどんな年だったか、思い出してごらん?"」

 

「やり残したこと…か」

 

ブラッドの脳裏には様々な思い出が浮かぶ。確かに危険なことはあったが、オレイサにいた頃より何万倍もいい思い出の方が多い。

 

やり残したこと、最も気になることは…オレイサで死に別れてしまったバディについてだ。あの後どうなっているのか知りたいが、これも親が子を想うような1人で大丈夫なのかという心配から来るものだ。

 

だが、ブラッドはどこかバディについては大丈夫だという確信とは違う考えがあった。バディは物知らずだがバカでは無い。どうにか1人でも過ごせるように頑張っているはずだ。

 

そんな風に考えていると、自分の前に暖かい蕎麦が置かれていた。湯気が顔に当たり思わず手で湯気を払って霧散させた。

 

「はは!ブラッド油断してる〜」

 

「"できたよ、ブラッド"」

 

「あ、あぁ……」

 

3人でいただきますと言って蕎麦に口をつける。

 

「ん〜!ラーメンとは違う!!」

 

「"でしょ?これでもかけてみる?"」

 

先生から手渡されたのは一味唐辛子。リサは一味の容器をまじまじとみながら中身を蕎麦に振りかけ、ズズ…と啜る。

 

「!か、辛!」

 

「警戒を怠ったな?リサ」

 

水をクピクピと飲み、先生とブラッドは笑う。

 

蕎麦を食べ終わった3人は先生が容器を片付け、リサは眠くなったので自分の部屋に戻って寝た。

 

「"…それで、どうだった?今年1年は"」

 

「そうだな…俺が思う中で、悪くないと思ってしまった1年だったよ」

 

ブラッドがちょっと答えに困ったように答えた。

 

「"来年は、その1番良い年よりいい年になると思うかい?"」

 

「……さぁな」

 

ブラッドは席を立ち先生の傍による。

 

「手伝うよ」

 

「"有難いけど急にどうしたんだい?"」

 

「気まぐれだ。ちょっとだけいい事をしたい気分だったんだ」

 

夜が深まり、新たな1年が始まろうとしていた。




それでは、良いお年を。

今回はほんへぺインフル仲間解説(独自)はないです。

































【※注意※】
ここから先は、これからの本作におけるネタバレを多く含む予告……というかこうする、という楔みたいなやつです。ネタバレを見たくない方はここからは見ないようお願いします。























OK?





































《いつもの音楽》
















元のゲーム Lisaシリーズ ブルーアーカイブ
















《殴られる音》



























「正直言うとな、俺はアンタと仲良くなれるとは思ってたんだ」

「うへ〜……ブラッドちゃん。ちなみに聞くけど、なんで?」

「お前は俺と同じだからだ」




突如キヴォトスに現れた





「お姉ちゃん!!」

「ゲームが好きなんだろう?なら、俺たちと楽しいゲームをしよう……」

「……わ、私がやる……」

「ユズちゃん!?」






オレイサから現れたならず者達














「いやぁぁぁぁぁ!!!男の人!いや゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」

「"!?"」

「ノア!?しっかり!!」













蔓延するジョイ










「便利屋だけでは心もとないな、お前も行くか?」

「冗談を理事、私は今あなたのボディーガードで雇われているので」

「そうだったなぁ、バッファロー・ヴァン・ダイク??」









増える痛み















「はぁぁぁあなぁぁぁぁせぇぇぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!!」

「皆!ホシノ先輩を抑えて!」













罅入る関係













「便利屋はあくまで依頼としてお前たちを襲っている。不義理はあっても、仕事は果たしている。何も責める要素がない。そうだろ?セリカ」

「でも……それは!」









抗えるか、この混沌溢れるキヴォトスで。


Lisa The Chaosful

次回更新2月。

to be continued
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